単一階層 LUNs の QoS プロパティーでは、Oracle FS System 上の LUN にデータを保存するときに使用するストレージクラスと各種のパフォーマンスパラメータを指定できます。
単一階層 LUN の QoS プロパティーは管理者が変更しないかぎり変更されません。自動階層 LUN では、データアクティビティーがモニターされ、システムパフォーマンスとデータアクティビティーに基づいて QoS プロパティーが自動的に調整されます。一部のアプリケーションでは、Oracle FS System による QoS プロパティーの変更が望ましくない場合があります。そのような場合は単一階層を選択します。
アプリケーションがすべての I/O で低い待機時間を要求します。単一階層 I/O ではパフォーマンス SSD などのストレージクラスを指定できます。ストレージクラスを指定すると、アプリケーションのアクセス頻度とは無関係にこのクラスが使用されます。
アプリケーションへのアクセスが頻繁にありますが特別なパフォーマンス要件はありません。単一階層では通常のパフォーマンス特性の大容量ドライブに長期データを分離できます。
アプリケーションを既存のシステムから Oracle FS System に移行する場合で、既存のシステムにはそのアプリケーション固有のパフォーマンス要件に対応する LUNs が構成されています。
必要であれば、LUN の作成後にこの階層タイプを自動階層に変更できます。