FDMEEのアーキテクチャ

Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionは、Enterprise Resource Planning (ERP)システムをOracleのHyperion EPMアプリケーションと統合するための主要アプリケーションです。FDMEEはOracle Hyperion Enterprise Performance Management Workspaceを介してアクセスされ、Oracle Hyperion Shared Servicesを使用してユーザーが認証されます。統合の鍵は、基礎となるエンジンであるOracle Data Integratorにあります。

FDMEEは、Oracle Data Integratorの上位にあり、EPMアプリケーションに対するメタデータおよびデータの移動を調整します。アプリケーション・サーバーは複数のプラットフォームにデプロイでき(Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemの動作保証マトリックスを参照)、Oracle Hyperion Financial Management、Oracle Hyperion Planning、Profitability、Account Reconciliation ManagerおよびOracle EssbaseなどのEPMアプリケーションに接続します。

FDMEEによってインストールおよび使用されるODIエージェントは、FDMEEユーザー・インタフェース、FDMEEバッチ、WindowsまたはLynxバッチを使用して実行されるFDMEEジョブなど、FDMEE処理の一部として起動されるプロセス専用です。FDMEEリポジトリは製品に含まれるFDMEEオブジェクトが排他的に使用するため、またはこれらのオブジェクトに対して顧客が訂正するためのものです。FDMEEで使用されるODIエージェントまたはリポジトリを顧客が他の用途に使用することはできません。他のODIの処理には別のエージェントとリポジトリを使用する必要があります。

次の図に、FDMEEの技術アーキテクチャの構造を示します:

次の図は、FDMEEのデータの流れを示しています。

次の図は、FDMEEの高可用性を示しています: