フリーフォーム・グリッド

フリーフォーム・グリッドは、1つのデータ・オブジェクトに関するOLAPデータ、リレーショナル・データ、および手動で入力したデータを表し、統合された動的計算でこれらのデータ・ソースを利用できるようにします。

フリーフォーム・グリックは行と列のみで構成されます。セルの交差に関係するページ・ディメンションの視覚表現はありません。ページの軸に割り当てられたディメンションのメンバーを持つOLAPデータベース接続は使用できますが、追加の要素コントロールを作成しなければ、これらのページ・ディメンションにより移動することはできません。つまり、マルチディメンショナル・キューブの最初のページのみが表示されます。

フリーフォーム・グリッドの必要条件:

  • フリーフォーム・グリッドはカスタム・ドキュメントのみで作成できます。

  • リレーショナル・データ・ソースにアクセスするには、SQLクエリーの構成方法を理解している必要があります。

  • サポート対象のJDBCドライバを使用してリレーショナル・データ・ソースに接続できる必要があります。

Web Analysis Studioでは、4つの方法を使用してリレーショナル・データにアクセスできます:

  • 通常のスプレッドシート、チャートおよびピンボードで使用できるようリレーショナル・データベース接続を作成できます。リレーショナル・データベース接続の作成を参照してください。

  • SQLスプレッドシートのデータ・オブジェクトを使用してリレーショナル・データ・ソースをクエリーし、戻されたデータ値をカスタム・ドキュメントに表示します。SQLスプレッドシートの作成を参照してください

  • OLAPデータベース接続からリレーショナル・データ・ソースへのリレーショナル・ドリルスルー接続を作成できます。リレーショナル・ドリルスルーの作成を参照してください。

  • 「関連コンテンツ」ダイアログ・ボックスを使用して、事前定義された統合サービス・ドリルスルーを活用できます。統合サービス・ドリルスルーを参照してください。

フリーフォーム・グリッドを作成するには、次のものを指定する必要があります。

  • データ値を取得するデータ・ソース

  • 取得したデータ値を表示するための、フリーフォーム・グリッドのデータ・オブジェクト

  • データ値を取得するためのクエリー。

フリーフォーム・グリッドの作成プロセスでは、データ・ソースとログオン情報を知っているものとします。フリーフォーム・グリッドのクエリー方法は1つだけではありません。その他のデータ・オブジェクトに設定されたデータベース接続を使用できます。