インタフェース表の定義

Performance Management Architectのインタフェース表は、システム表およびユーザー定義表という2つのカテゴリにグループ化されます。

システム表は、インタフェース表の構成時に作成されます。システム表にはプロファイルの作成および実行時にインポート・モジュールによって使用される情報が含まれます。

システム表説明

IM_Load_Info

この表の使用はオプションです。IM_表内のレコードのサブセットをグループ化できます。たとえば、異なるソースのメタデータを、同じインタフェース表インスタンスに分類できますが、各ソースをソース独自のLoad_IDを使用して識別できます。IM_Load_Info表を使用すると、異なるLoad_IDとその対応するソースを追跡できます。

注意:

インポート実行中は、特定のLoad_IDのセットでタグ付けされたメタデータのみをインポートするよう選択できます。ディメンションのインポート時のロードID情報の入力を参照してください。

列は次のとおりです:

  • i_Load_ID - Load_IDを表す番号。

  • c_Source_System - このLoad_IDが表すソース・システム。このフィールドはオプションです。

  • c_User_Last_Updated - このフィールドはオプションです。

  • c_Date_Last_Updated - このフィールドはオプションです。

  • c_Last_Update_Login - このフィールドはオプションです。

IM_Dimension

処理されるディメンションについての情報、タイプ、それらのディメンションのメタデータを含むすべての表およびビューへの参照が含まれます。

注意:

この表には、サンプル・ディメンションの名前、サンプル・ディメンション・クラス、およびHS_サンプル表(c_Dimension_Nameごとに1行)が事前に移入されます。

列は次のとおりです:

  • i_Load_ID - このディメンションのLoad_IDタグ。

  • c_Dimension_Name - ディメンションの名前。

  • c_Dimension_Class_Name - ディメンション・タイプ。

  • c_Member_Table_Name - このディメンションのメンバー情報を含む表またはビューの名前。メンバー・セクションを参照してください。この表およびビューの移入および指定はオプションです。

  • c_Hierarchy_Table_Name - このディメンションの階層情報を含む表またはビューの名前。階層セクションを参照してください。置換モードのインポートの実行時には、この表およびビューを指定し、定義する必要があります。

  • c_Property_Array_Table_Name - このディメンションのPropertyArray情報を含む表またはビューの名前。プロパティ配列セクションを参照してください。この表およびビューの移入および指定はオプションです。

  • c_Dim_Property_Table_Name - この表は、ここでディメンション・プロパティが定義されない場合を除き、フラット・ファイルの!Dimensionsセクションに部分的に対応しています。ディメンション・セクションを参照してください。

IM_Dimension_Association

この表はフラット・ファイルの!DimensionAssociationセクションに直接対応しています。ディメンションの関連付けセクションを参照してください。

注意:

サンプル表にはデータは事前に移入されません。

列は次のとおりです:

  • i_Load_ID - このディメンションのLoad_IDタグ。

  • c_Base_Dimension - メンバー・プロパティが別のディメンションに関連付けられている基本ディメンションの名前。これは必須列です。

  • c_Property - 関連プロパティの名前(別名など)。これは必須列です。

  • c_Target_Dimension - 関連プロパティが関連付けられているディメンションの名前。これは必須列です。

ユーザー定義の表またはビューを使用して、ディメンションのメンバー、階層、PropertyArray、およびディメンション・プロパティ・コンテンツを表せます。IM_Dimension表で適切に参照されているかぎり、表およびビューのいずれも使用できます。サンプル表は、命名規則HS_Dimension_Sectionを使用します。ここでDimensionは、HS_Accounts_Hierarchyなどのディメンション名を表します。

注意:

次の表の表名はサンプルです。ユーザー定義の表またはビューには任意の名前を使用できます。

システム表説明

HS_Dimension_Member

この表はフラット・ファイルの!Memberセクションに直接対応しています。メンバー・セクションを参照してください。

HS_Dimension_Hierarchy

この表はフラット・ファイルの!Hierarchiesセクションに直接対応しています。階層セクションを参照してください。

オプションの「SortOrder」列を指定できます。Performance Management Architectでは、親の子を取得する際に、行の順序を決定するために定義された値があればそれを使用します。

AliasおよびUDAプロパティは、サンプル表にこれらのプロパティの列がない場合でも、HS_Dimension_Hierarchy表で指定できます。必要に応じて、サンプル表内にAliasおよびUDAプロパティの列を追加できます。

例:

Oracle Database用:

ALTER TABLE HS_Account_Hierarchy
  ADD "Alias=English"  NVARCHAR2(255);/
ALTER TABLE HS_Account_Hierarchy
  ADD "Alias=French"  NVARCHAR2(255);/

SQL Serverデータベース用:

ALTER TABLE HS_Account_Hierarchy
  ADD "Alias=English"  nvarchar(255)GO
ALTER TABLE HS_Account_Hierarchy
  ADD "Alias=French"  nvarchar(255)GO

IBM DB2データベース用:

ALTER TABLE HS_Account_Hierarchy
  ADD "Alias=English"  VARCHAR(255);
ALTER TABLE HS_Account_Hierarchy
  ADD "Alias=French"  VARCHAR(255);

等号[=]列名を使用すると、各別名ディメンション・メンバーを別々の列として表せます。

HS_Dimension_PropertyArray

この表はフラット・ファイルの!PropertyArrayセクションに直接対応しています。プロパティ配列セクションを参照してください。

HS_Dimension_Property

この表はフラット・ファイルの!Dimensionセクションに直接対応しています。ディメンション・セクションを参照してください。

注意:

次のサンプル表は、インタフェース表インスタンスの作成時に作成されます。これらの表は、ユーザーが作成した表で置換できます。また、これらの表に実際のデータは事前に移入されません。

インポート・インタフェース・データ表(ディメンション、階層、メンバーまたはプロパティ・アレイ・データ)でSortOrder列のある表があれば、その表内のデータが、インポート・エンジンにその順序でロードされます。「SortOrder」列は整数データ型で、データは昇順でロードされます。「SortOrder」列のデータ型が整数でない場合、インポート・エンジンではその列を無視し、ORDER BY句を問合せに追加せずに、インポート結果に警告を生成します。

サンプル表

HS_Account_Member

HS_Account_Hierarchy

HS_Account_Property

HS_Account_PropertyArray

HS_Alias_Hierarchy

HS_Alias_Member

HS_Alias_Property

HS_Attribute_Hierarchy

HS_Attribute_Member

HS_Attribute_Property

HS_Attribute_PropertyArray

HS_ConsolidationMethod_Hierarchy

HS_ConsolidationMethod_Member

HS_ConsolidationMethod_Property

HS_ConsolidationMethod_PropertyArray

HS_Country_Hierarchy

HS_Country_Member

HS_Country_Property

HS_Country_PropertyArray

HS_Currency_Hierarchy

HS_Currency_Member

HS_Currency_Property

HS_Currency_PropertyArray

HS_Data_CapExTemplate

HS_Data_Consolidation

HS_Data_Sales

HS_Entity_Hierarchy

HS_Entity_Member

HS_Entity_Property

HS_Entity_PropertyArray

HS_Generic_Hierarchy

HS_Generic_Member

HS_Generic_Property

HS_Generic_PropertyArray

HS_ICP_Hierarchy

HS_ICP_Member

HS_ICP_Property

HS_ICP_PropertyArray

HS_Period_Hierarchy

HS_Period_Member

HS_Period_Property

HS_Period_PropertyArray

HS_Scenario_Hierarchy

HS_Scenario_Member

HS_Scenario_Property

HS_Scenario_PropertyArray

HS_SecurityClass_Hierarchy

HS_SecurityClass_Member

HS_SecurityClass_Property

HS_SecurityClass_PropertyArray

HS_SmartList_Hierarchy

HS_SmartList_Member

HS_SmartList_Property

HS_SmartList_PropertyArray

HS_Time_Hierarchy

HS_Time_Member

HS_Time_Property

HS_Time_PropertyArray

HS_UDA_Hierarchy

HS_UDA_Member

HS_UDA_Property

HS_Value_Hierarchy

HS_Value_Member

HS_Value_Property

HS_Value_PropertyArray

HS_Version_Hierarchy

HS_Version_Member

HS_Version_Property

HS_Version_PropertyArray

HS_View_Hierarchy

HS_View_Member

HS_View_Property

HS_View_PropertyArray

HS_Year_Hierarchy

HS_Year_Member

HS_Year_Property

HS_Year_PropertyArray

テンプレート・スクリプトによって作成されたディメンション・インタフェース表に加え、その他のディメンションのインタフェース表を追加できます。テンプレート・スクリプトにエンティティ・ディメンションの表のセットが含まれる場合などです。エンティティ・ディメンションは必要に応じて追加できます。また、インタフェース表に追加されたディメンションごとに、プロファイル作成中に使用可能にするために、IM_Dimensionシステム表にそのディメンションを含める必要があります。サンプル表の作成用スクリプトは、<EPM_ORACLE_INSTANCE>\Products\Foundation\BPMA\Server\Confにあります。スクリプトは、Oracle_Create_Interface_Tables.sqlDB2_Create_Interface_Tables.sqlSQL_Server_Create_Interface_Tables.sqlのように、データベース・タイプごとに名前が付けられています。