ストア構成を実行するには、コマンドライン・インタフェース(CLI)を備えたrunadmin
ユーティリティを使用します。runadmin
ユーティリティは、様々な目的に使用できます。この章では、ストア内のノードの管理に使用するため、ストアへの接続に使用するノードとレジストリ・ポートをrunadmin
に指定する必要があります。
この本では、レジストリ・ポートとして5000
を使用しています。この例では、文字列node01
を使用して、runadmin
の接続先のノードのネットワーク名を表します。
runadminの接続先のノードの名前には考慮が必要です。ストアの初期構成に使用されるノードは、ストアの作成中に変更できません。
このノードについて最も重要な点は、ストレージ・ノード・エージェントが実行されている必要があるということです。この時点で、すべてのノードでSNAが実行されている必要があります。そうではない場合、この章に示す手順を進める前に、「Oracle NoSQL Databaseのインストール」の手順に従う必要があります。
また、これが、CLIを使用してストアに接続した最初のノードの場合、管理データベースのマスター・コピーが配置されるノードになります。その機能を果たすノードを把握するには、この段階でそのノードを必ず使用します。
管理目的でrunadmin
を起動するには、次のようにします。
> java -Xmx256m -Xms256m \ -jar KVHOME/lib/kvstore.jar runadmin \ -port 5000 -host node01
CLIを一度起動すると、そのhelp
コマンドを使用して、使用できる管理コマンドをすべて表示できることに注意してください。
また、この章で説明する構成手順をスクリプト・ファイルに収集し、そのファイルを-script
コマンドライン・オプションを使用してユーティリティに渡すことができることに注意してください。詳細は、「ストアを構成するためのスクリプトの使用」を参照してください。
この章で説明する一部の手順では、CLIのplan
コマンドを多用します。このコマンドでは、ストアで実行する構成作業を識別します。その作業をすぐに実行することも、または-noexecute
フラグで一連のプランを作成してからplan execute
コマンドを使用して後で実行することもできます。
引数を指定せずにplan
コマンドを使用すると、使用可能なすべてのプランをリスト表示できます。
プランの概要については、「プラン」を参照してください。