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Oracle® Enterprise Manager Plug-in for Oracle Database Applianceユーザーズ・ガイド
リリース12.1.0.1
E64884-02
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4 検出後の構成

Oracle Enterprise Manager Plug-in for Oracle Database ApplianceがデプロイされOracle Database Applianceターゲットが検出されたら、Oracle Database Applianceシステム・ターゲットの監視および管理を開始できます。オプションで、アラートやインシデントの通知を設定し、システム・メンテナンス・アクティビティ中のブラックアウト期間を作成できます。

4.1 メトリックしきい値の変更

SLAを満たすために要件に基づいて、Oracle Database Applianceシステムの様々なメトリックのデフォルトしきい値を変更できます。複数のOracle Database Applianceシステムに適用する、標準しきい値のセットを作成することもできます。本番、テスト、開発など様々なタイプのシステム用に様々なしきい値制限を指定することもできます。

表4-1 ホストのデフォルトしきい値

メトリック 警告のしきい値 クリティカルのしきい値

ディスク・デバイス・ビジー(%)

80

95

使用可能なファイルシステム領域(%)

20

5

CPU使用率(%)

80

95

メモリー使用率(%)

80

95

スワップ使用率(%)

80

95


しきい値を表示および変更するには、Oracle Database Applianceホストのドロップダウン・メニューから「Monitoring」および「Metric and Collection Settings」を選択します(図4-1を参照)。

図4-1 メトリックおよび収集の設定の表示および変更

図4-1の説明が続きます
「図4-1 メトリックおよび収集の設定の表示および変更」の説明

4.2 通知の構成

他のターゲットと同様、Oracle Database Applianceでインシデントが発生したときにOracle Enterprise Manager Cloud Controlから電子メール通知を受信するように設定できます。たとえば、Oracle Database Applianceホストで特定のイベントまたはインシデントが発生したときに、管理者の電子メールに通知を送信するように構成できます。

通知を設定するには、Enterprise Managerの「Setup」メニューに移動して「Notifications」および「Notification Methods」を選択します(図4-2を参照)。

図4-2 通知メソッドの設定

図4-2の説明が続きます
「図4-2 通知メソッドの設定」の説明

通知メソッドを使用すると、通知を送信するための様々なメカニズムをグローバルに定義できます。これには、電子メール、SNMPトラップ、PL/SQLプロシージャおよびカスタマイズ・スクリプトの実行が含まれます。定義すると、イベント、インシデントまたは問題に関する通知を管理者に送信するために、インシデント・ルールで通知メソッドが使用されます。


関連項目:

通知の設定の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド12c』を参照してください。

4.3 ブラックアウトの作成

ブラックアウトは、メンテナンス操作を実行するために1つのターゲットまたはターゲットのグループで監視を一時停止するための手段です。たとえば、Oracle Database Applianceのパッチ適用イベント中、ターゲットOracle Database Applianceシステムにブラックアウトを設定して、監視および通知を一時停止することを決定できます。Oracle Database Applianceで実行中のいくつかのデータベースのうち1つのみをメンテナンスのために停止する場合、データベース・レベルなどのファイングレイン・レベルでブラックアウトを作成することもできます。


注意:

ターゲットをブラックアウトするには、ターゲットでブラックアウト・ターゲット権限を持っている必要があります。

Oracle Database Applianceシステムにブラックアウトを作成するには、Oracle Database Applianceシステムを選択して、図4-3に示すようにOracle Database Appliance Systemのドロップダウン・メニューをクリックします。「Control」をクリックして「Create Blackout」を選択します。Create Blackoutページが表示されます。


注意:

Oracle Database Applianceターゲットがブラックアウト状態の場合、そのすべてのメンバーおよびホスト・ターゲットがブラックアウト状態になります。

図4-3 Oracle Database Applianceのブラックアウトの作成

図4-3の説明が続きます
「図4-3 Oracle Database Applianceのブラックアウトの作成」の説明

複数のOracle Database Applianceシステムにブラックアウトを作成するには、「Enterprise」メニューから「Monitoring」「Blackouts」の順に選択します。


関連項目:

ブラックアウトの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド12c』を参照してください