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Oracle® Enterprise Manager Plug-in for Oracle Database Applianceユーザーズ・ガイド
リリース12.1.0.1
E64884-02
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3 Oracle Database Applianceの検出

この章では、Enterprise Manager Cloud Control 12cを介してOracle Database Applianceを検出する手順について説明します。

次の項では、Oracle Database Applianceおよびサポートされているその他のターゲットを検出する方法について説明します。


関連項目:

ターゲットの検出および昇格の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください

3.1 Oracle Database Applianceの検出の要件

検出プロセスを開始する前に、スムーズに検出できるように次の項目を確認します。

  • Oracle Database Applianceにエージェントがインストールされていること。

    • ベア・メタル・デプロイメントでは、各ノードにエージェントがデプロイされている必要があります。

    • 仮想化プラットフォーム・デプロイメントでは、ODA_BASEの各ノードにエージェントがデプロイされている必要があります。

  • エージェントにOracle Database Applianceプラグインがデプロイされていること。

  • 仮想化プラットフォームを使用している場合、Oracle Virtualized Infrastructureプラグインをデプロイし、実行中の仮想マシンを監視してハイパーバーザの統計を表示できます。

  • 各Oracle Database Applianceのサーバー・ノードのホスト名は、エンタープライズ内で一意の名前を持つ必要があります。


関連項目:

ハイパーバイザおよびdom0のモニタリングの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud管理ガイド』を参照してください

3.2 Oracle Database Applianceの検出プロセス

Oracle Database Applianceターゲットを検出するには、次の手順に従います。

  1. Enterprise Managerホームページで「Setup」メニュー(右上隅)を選択し、「Add Target」「Add Targets Manually」の順に選択します。

  2. 「Add Targets Using Guided Process」オプションを選択します。「Target Types」ドロップダウンから「Oracle Database Appliance」を選択します。「ガイド付きプロセスを使用した追加」をクリックします。

    Oracle Database Appliance Discoveryページが表示されます。

  3. 「Discover Now」をクリックします。

  4. Agent URLページで次の情報を入力して、「Next」をクリックします。

    • Agent URL: 「Browse」アイコンをクリックして、選択対象のOracle Database Applianceエージェントのリストを開きます。いずれかを選択して、「Select」をクリックします。

    • Credential: 「New」を選択し、Oracle Database Applianceの検出のルート資格証明を構成します。「Save As」ボックスを選択して、今後の使用のためにこの資格証明に名前をつけます。

    Discovered Targetsページが開き、システムの詳細が表示されます

  5. Discovered Targetsページでオプションでフィールドを編集し、「Next」をクリックします。

  6. Credentialsページで、構成したまたは手順4で使用した資格証明を使用します。各ノードでパスワードが異なる場合、「Same as the first one」チェック・ボックスを選択解除して「Next」をクリックします。

  7. オプションで、Tag Cloudページで既存のタグを選択するか新たに作成して、検出されたシステムに関連付けることができます。Oracle Database Applianceホームページでもタグを構成できます。

    ページ下部の使用可能なタグのリストの下に「Add Tag」ボタンがあります。タグの作成手順については、「Oracle Database Applianceグループの作成」を参照してください。

  8. Reviewページで、各セクションが正しいことを確認します。「Back」をクリックして前にページに戻ります。

  9. Reviewページの情報が正しい場合は、「Submit」をクリックします。

  10. Target Creation Summaryページで「OK」をクリックします。

3.3 仮想プラットフォームの検出

Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームがデプロイされている場合は、次の手順に従ってハイパービジョンおよび仮想サーバーを検出します。

  1. Enterprise Managerの「Setup」メニューで、「Add Target」「Add Targets Manually」の順に選択します。

  2. Add Targets Manuallyページで、「Add Targets Using Guided Process」を選択して「Oracle Virtual Platform」ターゲット・タイプを選択します。

    virtual_platform_a.gifの説明が続きます
    図virtual_platform_a.gifの説明

  3. 「ガイド付きプロセスを使用した追加」をクリックします。

  4. Discover Oracle Virtual Platformsページで、「Monitoring Agent」フィールドの横の検索アイコン(拡大鏡)をクリックします。

  5. 「Search and Select: Agent Targets」ダイアログで、ノード0のODA_BASEドメインにデプロイされたエージェントで「Select」をクリックします。

    フェイルオーバー・モニタリング・エージェントをノード1のODA_BASEエージェントとして選択できます。

  6. Oracle Database ApplianceサーバーのDOM0のホスト資格証明を入力し、ページの「Hostname and IP Address」セクションで「Add」ボタンをクリックします(下図を参照)。

    virtual_platform_b.gifの説明が続きます
    図virtual_platform_b.gifの説明

  7. 「Discover Virtual Servers」ダイアログにDom0ノードの名前を入力して、「Add」をクリックします。

  8. ページの右上の「Submit」をクリックします。

    virtual_platform_c.gifの説明が続きます
    図virtual_platform_c.gifの説明

    ジョブが完了すると、数分後にOracle Database Applianceターゲットの下にターゲットが表示されます。


関連項目:

Oracle Virtual Infrastructureプラグインの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud管理ガイド』を参照してください

3.4 グリッド・インフラストラクチャおよびOracle RACの検出

次の項では、グリッド・インフラストラクチャおよびOracle Real Application Clustersターゲットの検出の手順について説明します。


関連項目:

ターゲットの検出および昇格の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください

3.4.1 グリッド・インフラストラクチャ(クラスタ)ターゲットの検出

グリッド・インフラストラクチャ・ターゲットを検出する手順:

  1. 「Setup」メニューから、「Add Target」「Add Targets Manually」の順にクリックします。

  2. Add Targets Manuallyページで、「Add Targets Using Guided Process」「Target Type as Oracle Cluster and High Availability Service」の順に選択します。

  3. 「Add Using Guided Process」をクリックして、ウィザードの手順に従います。

  4. Add Cluster Target: Specify Hostページで、最初のデータベース・ノードを選択して「Discover Target」をクリックします。

  5. クラスタ・ホームの詳細が表示されます。「Cluster Host and High Availability Services Targets」セクションにすべてのデータベース・ノードが表示されていることを確認します。

  6. 「Save」をクリックします。


関連項目:

データベース・ターゲットの検出の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください

3.4.2 Oracle Real Application Clustersターゲットの検出

Oracle RACターゲットを検出する手順:

  1. 「設定」メニューから、「ターゲットの追加」「ターゲットの手動追加」の順にクリックします。

  2. Add Targets Manuallyページで、「Add Targets Using Guided Process」「Target Type as Oracle Database, Listener and Automatic Storage Management」の順に選択します。

  3. 「Add Using Guided Process」をクリックして、ウィザードの手順に従います。

  4. ウィザードのページで、クラスタ・データベース(dbsnmpパスワードは必須)およびクラスタASM(asmsnmpパスワードは必須)を構成します。


関連項目:

ターゲットの検出および昇格の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください

3.5 Oracle Database Applianceターゲットの削除

Oracle Database Applianceターゲットを削除する必要がある場合、次のタスクをEnterprise Manager Cloud Control 12c内で実行できます。

  1. Enterprise Managerの「Target」メニューを開いて「All Targets」を選択します。

  2. All Targetsページのナビゲーション・ツリーで、「Engineered Systems」カテゴリを探して展開します。

  3. 「Oracle Database Appliance System」を選択します。

  4. ターゲット名を右クリックしてコンテスト・メニューを開きます。

    target_remove.gifの説明が続きます
    図target_remove.gifの説明

  5. 「ターゲット設定」「ターゲットの削除」を選択します。

  6. ターゲットの削除を確認する警告ページが表示されます。「はい」をクリックして続行します。