Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド 11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms E61950-08 |
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Oracle Fusion Middlewareのコンポーネントは、すべてのタイプのイベントを記録するメッセージを含むログ・ファイルを作成します。
管理者は、この章の説明に従い、Fusion Middleware Controlを使用してログ・レベルを設定することができます。
ノート:
この他、「コンポーネント・イベント・メッセージのロギング」に示すように、管理者はカスタムWebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドを使用してOAMロガー・レベルを設定することができます。
ここでは、次の項目について説明します。
Fusion Middleware Controlを使用すると、管理者はAccess Manager (またはSecurity Token Service)のログ・レベルを動的に変更できます。
表12-7に、Fusion Middleware Controlでのログの使用可/不可と機能を示します。
表12-7 Fusion Middleware ControlでのOAMログの使用可/不可と機能
ノード | ターゲット | ログ・メッセージの表示 | ログ構成 |
---|---|---|---|
アプリケーション・デプロイメント 内部アプリケーション |
...AdminServer oamsso_logout(11.1.1.3.0) AdminServer oamsso_logout(11.1.1.3.0) oam_server |
可 可 可 |
可 可 可 |
WebLogic Serverドメイン |
oam_bd(クラスタ名) AdminServer oam_server |
可 可 可 |
不可 可 可 |
Identity and Access |
OAM (クラスタ) oam_server (サーバー) |
不可 可 |
不可 可 |
図12-16に、Fusion Middleware Controlの「ログ・レベル」構成ページを示します。ランタイム・ロガーが選択された「表示」で、oracle.oamロガー名が現在表示されていることに注意してください。セキュリティ・トークン・サービスでは、セキュリティ・トークン・サービスのログ・レベルに影響を及ぼすロガー(oracle.security.fed
)が1つのみあります。
「ログ構成」ページの「ログ・レベル」タブを使用すれば、永続ロガーおよびアクティブ・ランタイム・ロガー両方のログ・レベルの構成を設定できます。
永続ロガーは構成ファイルに保存され、コンポーネントが起動するとアクティブになります。
これらのロガーのログ・レベルは、コンポーネントを再起動しても維持されます。
ランタイム・ロガーは実行時に自動的に作成され、特定の機能領域が実行されるとアクティブになります。
たとえばoracle.j2ee.ejb.deployment.Loggerは、EJBモジュールがデプロイされるとアクティブになるランタイム・ロガーです。ランタイム・ロガーのログ・レベルは、コンポーネントを再起動すると変更されます。
表12-8では、ログ・レベルの構成ステータスとオプションを説明します。
表12-8 「ログ構成」ページの「ログ・レベル」タブ
要素 | 説明 |
---|---|
適用 |
ログ・レベル構成の変更を送信して適用します。変更内容はただちに有効になります。 |
元に戻す |
前のログ・レベル構成を復元します。復元内容はただちに有効になります。 |
表示 |
このリストを使用して、ランタイム・ロガーまたは永続的なログ・レベル状態を持つロガーを表示します。
|
検索 |
このリストを使用して、検索しようとするカテゴリを指定します。 |
表 |
|
ログ出力名 |
検索中に見つかったロガーの名前。リスト内の名前を開いて、最上位ノードの下にあるロガーを表示することができます。 |
「Oracle Diagnostic Loggingのレベル」(Javaレベル) |
対応するロガー(c)のロギング・レベルを選択します。 「適用」をクリックして、ポップアップ・ウィンドウに表示される確認メッセージを確認します。
|
ログ・ファイル |
「ログ・ファイル」列の名前をクリックすると「ログ・ファイル」ページが表示されます。このページでは、ログ・メッセージを記録するファイル、ログ・メッセージの書式、ローテーション・ポリシー、その他のロギング・パラメータの作成と編集を行うことができます。 |
永続的なログ・レベル状態 |
「ログ・ファイル」タブを使って値の作成または編集を行った時に設定した、特定ロガーの永続的状態を示します。 |
Fusion Middleware Controlの管理者は、ログ・レベルを動的に設定できます。
ノート:
「コンポーネント・イベント・メッセージのロギング」に示すように、管理者はカスタムWLSTコマンドを使用してロガー・レベルを設定することもできます。