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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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3.3 共通設定

共通設定は、スイート内のすべてのサービスに適用されます。

図3-3は、「共通設定」ページの名前付きセクションを示し、これらを展開すると関連する要素および値を表示できます。

図3-3 「共通設定」ページ(折りたたんだ表示)

図3-3の説明が続きます
「図3-3 「共通設定」ページ(折りたたんだ表示)」の説明

Oracle Access Management管理者は、表3-3で説明されているように、単一のサービスのみでなくスイート全体で使用されるパラメータを制御および指定できます。

表3-3 共通設定

タブ名 説明

セッション

セッション構成とは、セッションのライフサイクル要件を管理するプロセスと、グローバル・ログアウトを可能にするためのイベントの通知を指します。エンティティのセッションのログアウトでログアウトがすべてのエンティティに伝播していることを確認するには、OSSOエージェント(mod_osso)のグローバル・ログアウトが必要です。

コヒーレンス

すべてのOAMサーバーで共有される共通のOracle Coherence設定は、個々のOAMサーバーの設定とは異なります。ただし、どちらの場合でも、Oracleサポートの指示がないかぎりは、これらの設定を調整しないことをお薦めします。

監査構成

Oracle Access Managementは、多数の管理イベントおよび実行時イベントの監査、統一されたロギングおよび例外処理、すべての監査イベントの診断をサポートしています。Oracle Access Management監査構成は、oam-config.xmlに記録されます。

関連項目: 「監査構成のためのOracle Access Managementコンソールの使用」

デフォルトおよびシステム・アイデンティティ・ストア

このセクションは、デフォルト・アイデンティティおよびシステム・ストアを識別し、これは同じ(または異なる)ものになる場合があります。

3.3.1 共通設定の管理

有効なOracle Access Management管理者の資格証明を持つユーザーは、次のタスクを実行して、「共通設定」ページの表示および変更の実行ができます。共通設定を管理するには、OAMサーバーを実行している必要があります。

(詳細は、「デプロイメントでのサーバーの起動と停止」を参照してください。)

  1. コンソールの上部にある「構成」をクリックします。

  2. 「構成」起動パッドで、「設定」セクションの「表示」メニューから「共通設定」を選択します。

  3. セッション:

    1. 「共通設定」ページで、「セッション」セクションを開きます。

    2. 必要に応じて、各リストの横にある矢印キーをクリックしてセッションのライフサイクル設定を増減させます。

      • セッションの存続期間(分)
      • アイドル・タイムアウト(分)
      • 1ユーザーの最大セッション数
    3. データベース永続性: ボックスを選択してアクティブ・セッションのデータベース永続性を有効化します(またはクリアしてデータベース永続性を無効化します)。

    4. 「適用」をクリックして、変更を送信します。

    5. 関連項目: 「Access Managerセッションの維持」

  4. コヒーレンス: 「共通のコヒーレンス設定の表示」を参照してください。

  5. 監査構成:

    1. 「監査構成」セクションを開きます。

    2. 「監査構成」セクションで、使用環境の詳細を正しく入力します。

      • 最大(ログ)ディレクトリ・サイズ
      • ログ・ファイルの最大サイズ
      • フィルタ有効
      • フィルタ・プリセット(リストから選択して監査データの冗長性を定義します)
      • 「監査構成」表: 「追加」(+)ボタンまたは「削除」(x)ボタンを使用してユーザーを指定します。
    3. 「適用」をクリックして、「監査構成」を送信します(または変更を適用しないでページを閉じます)。

    4. 関連項目: 「管理イベントおよびランタイム・イベントの監査」

  6. デフォルト・ストアおよびシステム・ストア

    1. 「デフォルトおよびシステム・アイデンティティ・ストア」セクションを開きます。

    2. システム・ストア(またはデフォルト・ストア)の名前をクリックし、構成ページを表示します。

    3. 詳細は、「ユーザー・アイデンティティのシステム・ストアの使用について」を参照してください。

3.3.2 共通のコヒーレンス設定の表示

コヒーレンス設定を展開して表示できます。

表示するには、次のようにします。

  1. コンソールの上部にある「構成」をクリックします。
  2. 「構成」起動パッドで、「設定」セクションの「表示」メニューから「共通設定」を選択します。
  3. 「共通設定」ページで、「コヒーレンス」セクションを開きます。
  4. 終了したらページを閉じます。変更はしないでください。

図3-4は、「コヒーレンス」セクションを展開した「共通設定」ページを示します。

図3-4 共通のコヒーレンス設定

図3-4の説明が続きます
「図3-4 共通のコヒーレンス設定」の説明

表3-4は、これらの設定について説明します。

ノート:

Oracleサポートの支援なしにこれらの設定を変更しないことをお薦めします。

表3-4 共通のコヒーレンス設定

要素 説明

ポート

1から65535の範囲の値を指定できます。

マルチキャスト(クラスタ)アドレス

224.1.255.0から239.255.255.255の値が許可されます。

存続時間(ホップ数)

0から255の値がサポートされます。

マルチキャスト(クラスタ)ポート

1から65535の範囲の値を指定できます。