管理コンソールまたはCLIのいずれかを使用して、Oracle Traffic Directorインスタンスおよび仮想サーバーのアクセス・ログおよびサーバー・ログを表示できます。
注意:
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管理コンソールを使用したログの表示
管理コンソールを使用して、ノード、インスタンスまたはインスタンス内の仮想サーバーのログ・データを表示するには、次の操作を行います。
2.3.2項「管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、管理コンソールにログインします。
ページの左上隅にある「構成」ボタンをクリックします。
使用可能な構成のリストが表示されます。
ログを表示する構成を選択します。
「共通のタスク」ペインで、「ログの表示」をクリックします。
Oracle Traffic Directorのログ・ビューア・ウィンドウが表示されます。
「ノード、インスタンスまたは仮想サーバーの選択」ボタンをクリックし、データを表示するノード、インスタンスまたは仮想サーバーを選択します。
サーバー・ログを表示するには、「サーバー・ログ」タブを選択します。
アクセス・ログを表示するには、「アクセス・ログ」タブを選択します。
特定のレコードを検索するには、ウィンドウの右上隅付近にある「検索オプション」ボタンをクリックし、適切なフィルタを指定します。
「検索オプション」ボタン付近にあるリフレッシュ・ボタンをクリックすると、表示内容をリフレッシュできます。リフレッシュ・ボタンをクリックして、「ログ・ビューア」をリフレッシュすると、検索オプションおよびソート順序がデフォルト設定にリセットされることに注意してください。
ログ・ビューアを15秒ごとに自動的にリフレッシュするには、「自動リフレッシュ」チェック・ボックスを選択します。
CLIを使用したログの表示
インスタンスまたは仮想サーバーのアクセス・ログを表示するには、get-access-log
コマンドを実行します。
たとえば、次のコマンドでは、ノードexample.com
で実行中の構成soa
のインスタンスに対するアクセス・ログ・レコードのうち、ステータスが304のレコードが表示されます。
tadm> get-access-log --status-code=304 --config=soa example.com
format=%Ses->client.ip% - %Req->vars.auth-user% [%SYSDATE%] "%Req->reqpb.clf-request%" %Req->srvhdrs.clf-status% %Req->srvhdrs.content-length%
10.177.243.207 - - [25/Aug/2011:04:41:34 -0700] "GET / HTTP/1.1" 304 0
10.177.243.207 - - [25/Aug/2011:04:41:35 -0700] "GET / HTTP/1.1" 304 0
1行目は、アクセス・ログに現在定義されている形式を示しています。
インスタンス内の特定の仮想サーバーに対するアクセス・ログを表示するには、--vs
オプションを使用して、仮想サーバー名を指定します。
インスタンスまたは仮想サーバーのサーバー・ログを表示するには、get-log
コマンドを実行します。
たとえば、次のコマンドでは、ノードexample.com
で実行中の構成soa
のインスタンスに対するサーバー・ログ・レコードのうち、ログ・レベルがwarning:1
以上のレコードが表示されます。
tadm> get-log --log-level=warning:1 --config=soa example.com
インスタンス内の特定の仮想サーバーに対するサーバー・ログを表示するには、--vs
オプションを使用して、仮想サーバー名を指定します。
get-access-log
およびget-log
の詳細は、『Oracle Traffic Directorコマンドライン・リファレンス』を参照するか、--help
オプションを付けてコマンドを実行してください。