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Oracle® Traffic Directorコマンドライン・リファレンス
11g リリース1 (11.1.1.9.0)
B66437-05
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set-tcp-thread-pool-prop

構文

tadm set-tcp-thread-pool-prop common_options --config=config_name (property_name=property_value)+

説明

このコマンドを使用して、構成のスレッド・プールのプロパティを設定します。tcp-thread-pool要素は、アップグレードしたWebソケット接続および汎用TCP接続のデータのプロキシに使用されるスレッドを構成します。TCPスレッド・プールを使用して、一定数のスレッドを特定のサービスに割り当てることができます。スレッドの最大数を1とするプールを定義することで、指定したサービス機能に対して1つのリクエストのみを許可できます。

オプション

common_optionsの詳細は、helpコマンドを実行してください。

オペランド

property-name=property-value

表示するプロパティの名前を指定します(オプション)。

TCPスレッド・プールの次のプロパティを表示できます。

enabled: 仮想サーバーを有効にするかどうかを指定します。
値: truefalse。デフォルト: true

threads: プロキシのスレッド・プール内にあるスレッドの数を指定します。
値: 1 - 512。


注意:

プロパティthreadsには、値としてauto-tunedを指定できます。auto-tunedは、サーバーが実行時にこのプロパティの値を計算することを示します。

max-connections: サーバーに対する同時接続の数を指定します。
値: 1 - 1048576。


注意:

プロパティmax-connectionsには、値としてauto-tunedを指定できます。auto-tunedは、サーバーが実行時にこのプロパティの値を計算することを示します。

timeout: 接続のアイドル状態を許可する最大数(秒単位)を指定します。この値は、TCPまたはWebソケット・サブシステムによりオーバーライドされます。
値: .001 - 3600。デフォルト: 300秒。

stack-size: TCPリクエスト処理スレッドのスタック・サイズ(バイト単位)を指定します。
値: 8192 - 67108864または0。デフォルト: 32768。

poll-interval: ポーリングの間隔(秒単位)を指定します。
値: 0.001 - 1。デフォルト: 0.010秒。

buffer-size: TCPリクエスト処理スレッドのバッファ・サイズ(バイト単位)を指定します。
値: 0 - 1048576または0。デフォルト: 16384。

tadm set-tcp-thread-pool-prop
--config=www.example.org enabled buffer-size=100

終了コード

次の終了値が戻されます。

0: コマンドの実行に成功しました。

>0: コマンドの実行時にエラーが発生しました。

終了コードと構文表記の詳細は、helpコマンドを実行してください。