Oracle® Fusion Middleware Microsoft SharePointのためのOracle WebCenter Contentストレージ・コネクタの管理 11g リリース1 (11.1.1) E49677-01 |
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この章では、Microsoft SharePoint 2010のためのWebCenter Contentストレージ・コネクタを非アクティブ化およびアンインストールする方法について説明します。
この章の内容は、次のとおりです。
この項では、SharePointコンテンツ・データベースでコネクタを非アクティブ化し、逆移行を実行して、RBS Maintainerユーティリティを実行し、SharePointコンテンツ・データベースのコネクタをクリーンアップする方法について説明します。
SharePointコンテンツ・データベースでのコネクタの非アクティブ化により、SharePointコンテンツ・データベースに対して構成したセキュリティ、メタデータおよびスコープ構成設定が削除されます。SharePointコンテンツ・データベースのコネクタを非アクティブ化すると、コネクタにより、このSharePointコンテンツ・データベースに属するサイト・コレクションで作成または更新されたドキュメントが外部化されなくなります。これらのドキュメントはSharePointコンテンツ・データベースに格納されます。ただし、コネクタを非アクティブ化する前にすでに外部化されていたドキュメントは、コネクタ・カスタム・データベースまたはWebCenter Contentに留まります。
SharePointコンテンツ・データベースでコネクタを非アクティブ化する手順は次のとおりです。
WebCenter Contentに管理者としてログオンします。
コンテンツ・サーバー・ポータルで、「SharePointコネクタ」トレイを開き、「アクティブ化構成」をクリックします。「アクティブ化構成」ページが表示されます。図3-4を参照してください。
「Webアプリケーション」ドロップダウン・リストから、非アクティブ化するコンテンツ・データベースを含むSharePoint Webアプリケーションを選択します。選択したWebアプリケーションのコンテンツ・データベースのリストが表示されます。
「アクション」列で、該当するSharePointコンテンツ・データベースに対して「非アクティブ化」をクリックします。
逆移行では、WebCenter Contentおよびコネクタ・カスタム・データベースに格納されているドキュメントをSharePointコンテンツ・データベースにコピーできます。
逆移行を開始する手順は次のとおりです。
WebCenter Contentに管理者としてログオンします。
コンテンツ・サーバー・ポータルで、「SharePointコネクタ」トレイを開き、「移行の構成」をクリックします。「移行の構成」ページが表示されます。
「Webアプリケーション」ドロップダウン・リストから、SharePoint Webアプリケーションを選択します。
「コンテンツ・データベース」ドロップダウン・リストから、WebCenter Contentおよびコネクタ・カスタム・データベースからSharePointコンテンツ・データベースにコピーするコンテンツのあるコンテンツ・データベースを選択します。選択したコンテンツ・データベースのステータスが「Content DBステータス」フィールドに表示されます。
注意: 選択したコンテンツ・データベースは、WCCDeactivatedのステータスである必要があります。 |
「新規移行ジョブ」をクリックします。「新規移行ジョブ」ページが表示されます。
注意: 「新規移行ジョブ」ボタンは、コンテンツ・データベースのステータスがWCCActivatedまたはWCCDeactivatedの場合にのみ使用可能です。 |
「移行タイプ」オプション・グループで、「戻す」を選択します。
「開始」をクリックします。コネクタが、選択したコンテンツ・データベースに対して逆移行プロセスを開始します。移行タスクのステータスは、「移行の構成」ホームページの「ジョブ履歴」表に表示されます。
WebCenter Contentからドキュメントを削除したり、その他のRBS Maintainer操作を実行するには、RBS Maintainerユーティリティを実行する必要があります。詳細は、5.3項を参照してください。
SharePointコンテンツ・データベースのコネクタをクリーンアップする前に、RBS Maintainerを実行する必要があります。詳細は、7.1.3項を参照してください。
SharePointコンテンツ・データベースのコネクタをクリーンアップする手順は次のとおりです。
WebCenter Contentに管理者としてログオンします。
コンテンツ・サーバー・ポータルで、「SharePointコネクタ」トレイを開き、「アクティブ化構成」をクリックします。「アクティブ化構成」ページが表示されます。
「Webアプリケーション」ドロップダウン・リストから、クリーンアップするコンテンツ・データベースを含むSharePoint Webアプリケーションを選択します。選択したWebアプリケーションのコンテンツ・データベースのリストが表示されます。
「クリーンアップ」をクリックします。
SharePointとWebCenter Content間の接続を削除する前に、WebCenter Contentと接続したすべてのSharePointコンテンツ・データベースの非アクティブ化およびクリーンアップ・プロセスを実行する必要があります。詳細は、7.1.1項を参照してください。
すべてのコンテンツ・データベースを非アクティブ化したら、「接続構成」ページで「削除」をクリックします。
この項では、SharePoint環境およびWebCenter Content環境から、Microsoft SharePoint 2010用のWebCenter Contentストレージ・コネクタをアンインストールする方法について説明します。
この項では、コネクタをアンインストールおよび撤回し、WebCenter Content RBSプロバイダを登録解除する方法について説明します。
コネクタをアンインストールする前に、SharePointとWebCenter Content間で構成されている接続を削除する必要があります。詳細は、7.2項を参照してください。
SharePointファームからコネクタをアンインストールする手順は次のとおりです。
コネクタをアンインストールするSharePoint Serverで、管理者としてSharePoint 2010管理シェルを開きます。
ディレクトリを、WCCConnector.zipパッケージを抽出した場所に変更します。詳細は、2.3.1項を参照してください。
SharePointファームからコネクタをアンインストールするには、次のコマンドを使用します。
.\WCCConnectorInstaller.exe Uninstall
コネクタをアンインストールするかどうかを尋ねられたら、[Y]を押し、さらに[Enter]を押します。
SharePointファームからWCCConnector WSPを撤回するには、次のコマンドを使用します。
.\RetractSolution.ps1
コネクタをアンインストールしたサーバーを除き、SharePointファーム内の各サーバーから、WebCenter Content RBSプロバイダを登録解除する必要があります。単一サーバーSharePointファーム環境の場合は、この手順を実行する必要はありません。SharePointファームからWebCenter Content RBSプロバイダを登録解除する手順は次のとおりです。
WebCenter Content RBSプロバイダを登録解除するSharePoint Serverで、管理者としてSharePoint 2010管理シェルを開きます。
ディレクトリを、WCCConnector.zipパッケージを抽出した場所に変更します。詳細は、2.3.1項を参照してください。
次のコマンドを使用します。
.\WCCConnectorInstaller.exe UnregisterProvider
WebCenter Contentでコネクタを無効化する手順は次のとおりです。
WebCenter Contentに管理者としてログオンします。
コンテンツ・サーバー・ポータルで、「管理」を選択し、さらに「管理サーバー」→「コンポーネント・マネージャ」を選択します。「コンポーネント・マネージャ」ページが表示されます。図2-10を参照してください。
「拡張コンポーネント・マネージャ」リンクをクリックします。「拡張コンポーネント・マネージャ」ページが表示されます。図2-11を参照してください。
「有効なコンポーネント」リストで、「SharepointConnector」を選択し、「無効化」をクリックします。
「コンポーネントのアンインストール」ドロップダウン・リストから「SharepointConnector」を選択し、「アンインストール」をクリックします。