Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築 11gリリース1 (11.1.1.9.0) E50013-05 |
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この章では、WebCenter Portalで提供される、すぐに使用できるポータル・テンプレートを紹介し、ポータル・テンプレートの使用方法およびカスタムのポータル・テンプレートを新規作成する方法を説明します。
この章の内容は、次のとおりです。
権限: この章のタスクを実行するには、アプリケーション・レベルのCreate Portal Templates 権限が必要です。この権限は、デフォルトですべての認証済ユーザーに付与されています。この権限を持つユーザーは、新規ポータル・テンプレートを作成し、所有するポータル・テンプレートの名前変更、非表示または削除を実行できます。他のユーザーが使用できるようにポータル・テンプレートを公開するには、さらにアプリケーション・レベルのPortal Templates: Manage All 権限が必要です。
他のユーザーによって作成されたプライベート・ポータル・テンプレートを含むすべてのポータル・テンプレートを表示および管理し、ポータル・テンプレートをインポートまたはエクスポートするには、 権限の詳細は、第29.1項「ポータルのロールと権限について」を参照してください。 |
ポータルを作成する際は、そのポータルのベースとして、いずれかのデフォルト・ポータル・テンプレート、独自のカスタム・ポータル・テンプレート、または他のユーザーが作成および公開したポータル・テンプレートを使用できます。ポータル・テンプレートには、一貫性のあるルック・アンド・フィールと、特定のニーズにあわせて構成されたポータルの作成を開始するための効率的な方法が用意されています。
ポータル・テンプレートにはカスタム属性が含まれている場合があり、そのテンプレートに基づいて新規ポータルを作成中に必要に応じて設定できます。たとえば、製品開発チームのポータル用のポータル・テンプレートであれば、特定の製品IDに設定し、ポータル作成時にポータルに適切に移入する属性などが考えられます。
特定のポータル・テンプレートに基づいてポータルを作成した後、ポータルで使用されるページ・テンプレートとスキンを変更するなど、必要に応じてポータルを変更できます(これは、ポータルのルック・アンド・フィールに影響を与えます)。このようにして、ポータルが元のポータル・テンプレート・デザインとまったく異なる外観になることがあります。その後、これらのポータルを新規ポータルのベースとして使用する場合は、新規ポータル・テンプレートとして保存できます。
次の各項では、ポータル・テンプレートについて詳しく説明しています。
WebCenter Portalでは、新規ポータルを作成する際に選択できるいくつかのデフォルト・ポータル・テンプレートが用意されています。これらのテンプレートは、それぞれの一般的な目的に応じて命名およびカテゴリにグループ化されており、そのまま新規ポータルとして使用することも、独自のカスタム・テンプレートを作成するためのベースとして使用することもできます。
表3-1に、新規ポータルを作成する際に選択肢として表示される(第2.2項「新規ポータルの作成」)、すぐに使用できるポータル・テンプレートおよびカテゴリを示して説明します。
表3-1 すぐに使用できるポータル・テンプレートおよびカテゴリ
カテゴリ | ポータル・テンプレート | 説明 |
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ポータル |
カスタム・ポータルを作成する一般的なテンプレートです。新規ポータルでWebCenter Portalの最新機能に対応できるようにデザインされています。 |
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ブロガー |
メンバーがブログを通じて意見を公開したり、お知らせ、ディスカッション、ドキュメント、イベント、リストおよびメールを事前構成したりできるポータル用にデザインされています。 |
ディスカッション・サイト |
メンバーがディスカッション・フォーラムでアイデアをやり取りすることで、すばやく問題を解決したり、新製品のアイデアを思い付いたり、顧客エスカレーションを解決したり、新しいサービス商品を決定したりできるポータル用にデザインされています。 |
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ドキュメント交換 |
ドキュメントの共有と整理を主な目的としたポータル用にデザインされています。これにより、チームは言い回しやメッセージに関してすばやく簡単に合意できます。このテンプレートは、ドキュメントの承認を取り巻くワークフローとチェックイン、およびチーム単位での作業も可能にします。 |
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ポータル・サイト |
それぞれが独自コンテンツの保管やディスカッションへの参加などを必要とするいくつかの小規模なグループや部門が含まれる大規模な組織に適したポータル用にデザインされています。このテンプレートは、エンタープライズ・ポータルの構築と提供を迅速化して、チームが独自の価値を自社に簡単に提供できるようにします。この結果として、他のすべての組織に対するこれらのグループの認知を促進する一方で、チーム内や組織内で安全に共同作業することが可能になります。 このテンプレートは、完全にユーザーの目的に合せてポータルを構築できるように、基本的には何もデータがなく、何も構成されていません。このテンプレートを使用してポータルを作成すると、ブランクのホーム・ページが得られます。ディスカッションやお知らせなどのツールは、すべて無効になっています。 |
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プロジェクト・サイト |
メンバーが共通プロジェクトに関する情報を共有して、共通カレンダを管理できるポータル用にデザインされています。このテンプレートは、コア・プロジェクト・チームをサポートするための最適な構造を提供します。このプロジェクト・チームのメンバーは、様々な部門出身である可能性があり、共通の目標を達成するために共同作業します。 このテンプレートに基づいたポータルの主な目的は、新規プロジェクトの開始、プロジェクト・チームの決定およびプロジェクト成果物の実現のプロセスを効率化することです。メンバーは、ドキュメントの共有、メンバー間のやり取りおよびステータスの最新情報の継続的な入手が可能になり、全体として、個人が隣り合って働くよりもチームとしてうまく機能できます。 |
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チーム・サイト |
共通の目標を達成するために共同作業するユーザーのコミュニティをサポートするための最適な構造を提供するポータル用にデザインされています。これらのコミュニティは、ドキュメント共有、チームのお知らせ、ディスカッション・フォーラム、メール、Wikiなどを通じて共同作業します。 このテンプレートに基づいたポータルの主な目的は、専門知識、意見およびコンテンツの共有を通じて特定のサブジェクト領域に関する知識を深めることです。「チーム・サイト」ポータルは、一貫性、動的性、適時性および双方向性を備えた参加環境を提供します。たとえば、顧客向けのWebサイトのサポートを担当するすべてのJavaプログラマが、ディスカッション・フォーラムや、次回のパッチに関する記事へのリンクなどを使用してJava業界の動向を知る場を必要としていることが考えられます。 |
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すぐに使用できるテンプレートはありません |
新規テンプレートにBusiness Applicationカテゴリを選択した場合に、作成したカスタム・テンプレートにすぐに使用できるカテゴリです(第3.3項「新規ポータル・テンプレートの作成」を参照)。 |
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すぐに使用できるテンプレートはありません |
新規テンプレートにMobileカテゴリを選択した場合に、作成したカスタム・テンプレートにすぐに使用できるカテゴリです(第3.3項「新規ポータル・テンプレートの作成」を参照)。 |
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すぐに使用できるテンプレートはありません |
適切なカテゴリがなく、カテゴリを選択せずに選択肢を「<なし>」のままにした場合に、作成したテンプレートにすぐに使用できるカテゴリです(第3.3項「新規ポータル・テンプレートの作成」を参照)。 |
カスタム・ポータル・テンプレートを作成することにより、ビジネス・プロセスのニーズを解決するためにデザインされた新規ポータルをユーザーが迅速に作成できるようになります。
カスタム・ポータル・テンプレートは、シンプルな内容にすることも、次のような堅牢な機能を含めることもできます。
ディスカッション、ドキュメント、リスト、メンバー情報(ロールを含む)、ページ、アセットなど、事前シード済のデータ。新規ポータルを作成するためにこのようなテンプレートを選択した場合は、新規ポータルにはすべての事前シード済データが含まれます。
権限。簡易な権限、またはテンプレートを作成したベース・ポータルでアドバンスト権限が指定されている場合はアドバンスト権限。
使用可能なページ・スタイルとリソース・カタログの制限。これにより、ユーザーがサポートをほとんど必要としないでポータルを構築できる安全な環境を作成できます。このようなポータル・テンプレートにも、必要なカスタムのドキュメンテーションおよび参照を含めることができます。
ポータルのロールまたは個々のユーザーに、新規ポータル・テンプレートを作成するために使用するカスタム・ページ権限が指定されている場合、ロール(ユーザーではなく)に指定されているカスタム・ページ権限のみがポータル・テンプレート(およびその後、そのポータル・テンプレートを使用して作成されたポータル)に含められます。
新規ポータルのテンプレートを選択したときに実行されるカスタムJavaコード。たとえば、カスタム・コードには、新規ポータル用のメーリング・リストを自動的に作成するためのロジックを含めることができます。詳細は、Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発の「JDeveloperを使用したWebCenter Portal用コンポーネントの開発」を参照してください。
使用できるポータル・テンプレートを表示するには:
ホーム・ポータルで、「ポータル・テンプレート」タブをクリックして、「ポータル・テンプレート」ページを表示します(図3-3)。
ホーム・ポータルで「ポータル・テンプレート」タブが公開されていない場合、「ページのパーソナライズ」ページを開き、「ポータル・テンプレート」ページの「ページの表示」チェック・ボックスを選択します。
ヒント: 「ページのパーソナライズ」ページへのアクセス方法は、使用するページ・テンプレートによって異なります。たとえば、「アクション」![]() |
第3.1項「ポータル・テンプレートについて」で説明している、すぐに使用できるポータル・テンプレートの変更はできませんが、ポータル・レベルのPortal Templates-Create
権限を持つユーザーであれば、新規ポータル・テンプレートを作成できます。
新規ポータル・テンプレートを作成するには、まず既存のテンプレートに基づいてポータルを作成してから(第2章「新規ポータルの作成と構築」を参照)、各自の要件に応じてこのポータルをカスタマイズします。その後、このカスタマイズしたポータルに基づいて新規ポータル・テンプレートを作成できます。ポータル・テンプレートの作成時には、ディスカッション、ドキュメント、リスト、メンバー情報(ロールを含む)またはページをソース・ポータルからコピーすることを選択できます。作成するテンプレートには、ポータルのセキュリティ設定もコピーされます。
注意: 新規ポータル・テンプレートを作成する場合、そのテンプレートにソース・ポータルからのお知らせデータはコピーされません。 |
ポータル・テンプレートの作成者は、そのポータル・テンプレートを他のユーザーが使用できるように公開できます。公開しない場合は、そのテンプレートはプライベートのままとなり他のユーザーには表示されません。テンプレートをパブリック化するには、アプリケーション・レベルのPortal Templates-Manage All
権限が必要です。
注意: アプリケーション・スペシャリストは、アプリケーション・レベルで使用可能にするポータル・テンプレートを作成して、カスタム・ポータル・テンプレートをインポートおよびエクスポートすることもできます(シード済データを含む)。詳細は、第58章「すべてのポータル・テンプレートの管理」を参照してください。 |
ポータル・テンプレートを作成するには:
ホーム・ポータルで、「ポータル・テンプレート」ページに移動します(第3.2項「使用可能なポータル・テンプレートの表示」を参照)。
「作成」をクリックして、「作成」ダイアログを開きます(図3-2)。
注意: どのようなポータルもまだ作成していない場合、かつポータルを管理するための権限を持っていない場合は、「作成」リンクは使用できません。 |
「設定」ステップで、適切な「ポータル・テンプレート名」と「説明」(省略可能)を入力します。他のWebCenter Portalユーザーにとってわかりやすい、そのポータル・テンプレートを説明する名前を入力してください。テンプレートの名前は、第3.6項「ポータル・テンプレートの名前変更」の説明に従って、後で変更することもできます。
ポータル・テンプレート名には、英数字、アンダースコア、空白、マルチバイト文字および特殊文字(&
や#
など)を使用できます。使用できる最大の長さは200文字です。予約済キーワード(admin
、builder
、group
、groups
、home
、last
、page
、pages
、my portals
、my spaces
、portal
、portals
、space
、spaces
、system
、webcenter
、webcenter administration
、webcenter portal
、webcenter portals
、webcenter space
、webcenter spaces
)は、大文字のみの場合も小文字のみの場合も、大文字と小文字の組合せの場合も、完全なポータル・テンプレート名としては使用できません。これらの予約語は長い名前の一部として使用できます(Sales Group
など)。
注意: WebCenter Portalでは、サポートされていない特殊文字(- など)や、ここで指定した表示名の中の空白文字を削除して、ポータル・テンプレートの最初の内部名を導出します。たとえば、表示名のMy Mega-Template から内部名のMyMegaTemplate が生成されます。 |
「カテゴリ」リストから、ポータルを作成する際にこのポータル・テンプレートを表示するカテゴリを選択するか、適切なカテゴリがない場合は「<なし>」のままにしておきます。ポータル作成ウィザードで、このポータル・テンプレートは選択したカテゴリ見出しの下、またはカテゴリを選択しなかった場合は「詳細...」の下にリストされます。「次へ」をクリックします。
「ポータル」ステップ(図3-3)で、新規ポータル・テンプレートのベースとして使用するポータルをリスト(自分が作成したポータルまたは管理権限を持つポータルが表示されています)から選択します。「次へ」をクリックします。
「コンテンツ」ステップで、ソース・ポータルからこのポータル・テンプレートにコピーすることを希望するデータが含まれたサービスを選択します(図3-4)。
注意:
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「作成」をクリックします。
新規ポータル・テンプレートは、ホーム・ポータル内の「ポータル・テンプレート」ページに表示されます。デフォルトでは、テンプレートはプライベートに設定されているため、ホーム・ポータル内の他のユーザーの個人用「ポータル・テンプレート」ページには表示されません。ただし、Portal Templates-Manage All
権限を付与されたユーザーは、アプリケーション・レベルの「ポータル・テンプレート」ページで、プライベート・テンプレートを表示および管理できます。詳細は、第58章「すべてのポータル・テンプレートの管理」を参照してください。
作成したポータル・テンプレートを公開してすべてのWebCenter Portalユーザーが使用できるようにするには、アプリケーション・レベルのPortal Templates-Manage All
権限が付与されている必要があります。この権限を持っている場合は、テンプレート名を選択してから、「アクション」メニューをクリックして、「パブリックにする」を選択します。
このテンプレートが公開されて、すべてのユーザーのホーム・ポータル内の「ポータル・テンプレート」ページに表示されます。
ポータル・テンプレートに関する情報を表示するには:
ホーム・ポータルで、「ポータル・テンプレート」ページに移動します(第3.2項「使用可能なポータル・テンプレートの表示」を参照)。
情報が必要なポータル・テンプレートの行でクリックして、「アクション」メニューから「ポータル・テンプレートについて」を選択します。
「ポータル・テンプレートについて」ダイアログが開きます(図3-6)。
「ポータル・テンプレートについて」ダイアログで、次の情報を参照します。
名前: ポータル・テンプレートへのURLに表示されるこのポータル・テンプレートの内部名。ポータル・テンプレートの内部名を変更することはできません。
表示名: このポータル・テンプレートの表示名。この名前は、テンプレートを選択できる場所に表示されます(ポータル作成ウィザードや「ポータル・テンプレート」ページなど)。デフォルト・ポータル・テンプレートの表示名を変更することはできません。自身が作成したカスタム・ポータル・テンプレートの表示名を変更するには、第3.6項「ポータル・テンプレートの名前変更」を参照してください。
内部ID: このポータル・テンプレートのID。他のアプリケーションはこのIDを使用してこのポータル・テンプレートを参照できます。
説明: このポータル・テンプレートの説明。この説明は、このポータル・テンプレートの作成時に指定されます。ポータル・テンプレートの説明を変更することはできませんが、テンプレートの名前を変更する際に、「名前変更」ダイアログで新しい説明を入力できます(第3.6項「ポータル・テンプレートの名前変更」を参照)。
作成者: このポータル・テンプレートの作成者のユーザー名。
作成日: このポータル・テンプレートが作成された日時。
ダイレクトURL: このポータル・テンプレートに直接アクセスするためのURL。
グローバル検索では、ポータル・テンプレート、ページ・テンプレート、リソース・カタログ、ナビゲーション・モデルなどのポータル・アセットは検索されません。アプリケーションに大量のポータル・テンプレートが含まれている場合、ポータル・テンプレートの名前や説明を検索する際に「ポータル・テンプレート」ページの「フィルタ」フィールドを使用すると便利です。
「名前」または「説明」に含まれる文字列に基づいてポータル・テンプレートを検索するには:
ホーム・ポータルで、「ポータル・テンプレート」ページに移動します(第3.2項「使用可能なポータル・テンプレートの表示」を参照)。
「フィルタ」フィールドで、検索文字列を入力します。
「フィルタ」アイコンをクリックします(図3-7)。
「ポータル・テンプレート」ページに、入力した検索文字列が含まれている「名前」または「説明」を持つポータル・テンプレートが表示されます。
現在の検索文字列を消去してすべてのポータル・テンプレートを表示するには、「フィルタのクリア」アイコンをクリックします(図3-8)。
作成したか、管理権限を持つポータル・テンプレートの名前を変更するには:
ホーム・ポータルで、「ポータル・テンプレート」ページに移動し(第3.2項「使用可能なポータル・テンプレートの表示」を参照)、ポータル・テンプレートを選択します。
「アクション」メニューから「ポータル・テンプレートの名前変更」を選択し、「ポータル・テンプレートの名前変更」ダイアログを開きます。
「表示名」フィールドに、ポータル・テンプレートの新しい名前を入力します。必要に応じて、「説明」を入力します。
「OK」をクリックします。
特定のユーザーやグループに、作成したか管理権限を持つポータル・テンプレートに対する表示専用アクセス権や管理アクセス権を付与できます。
作成したか、管理権限を持つポータル・テンプレートへのアクセス権を設定するには:
ホーム・ポータルで、「ポータル・テンプレート」ページに移動し(第3.2項「使用可能なポータル・テンプレートの表示」を参照)、ポータル・テンプレートを選択します。
「アクション」メニューから「テンプレート・アクセスの設定」を選択します。
「テンプレート・アクセスの設定」ダイアログが開きます(図3-9)。
「テンプレート・アクセスの設定」ダイアログで、次の操作を実行します。
「ユーザーの追加」をクリックして、ユーザーのリストから選択したりユーザー名を検索したりできる「ユーザーの検索」ダイアログを開きます。
「グループの追加」をクリックして、ユーザー・グループを検索できる「グループの検索」ダイアログを開きます。
アイデンティティ・ストアでユーザーやグループを検索する場合のヒントは、第30.5.1項「アイデンティティ・ストアでのユーザーまたはグループの検索」を参照してください。
「テンプレート・アクセスの設定」ダイアログに一覧表示されているユーザーまたはユーザー・グループごとに、付与するアクセス・レベルを指定します(ユーザーまたはユーザー・グループごとに1つの権限)。
「表示」チェック・ボックスを選択すると、ポータル・テンプレートへの表示専用アクセス権が付与され、ポータル・テンプレートで次のタスクを実行できるようになります。
「管理」チェック・ボックスを選択すると、ポータル・テンプレートへの完全なアクセス権が付与され、ポータル・テンプレートでさらに次のタスクを実行できるようになります。
「OK」をクリックします。
権限: ポータル・テンプレートを公開するには、アプリケーション・レベルのPortal Templates: Manage All 権限が必要です。Portal Templates: Create 権限を持つユーザーは、ポータル・テンプレートの作成、名前変更、非表示または削除を実行できますが、Portal Templates: Manage All 権限がない場合、テンプレートを公開できません。この権限は、デフォルトでApplication Specialist ロールに付与されています。
権限の詳細は、第29.1項「ポータルのロールと権限について」を参照してください。 |
ポータル・テンプレートを作成すると(第3.3項「新規ポータル・テンプレートの作成」を参照)、そのテンプレートはデフォルトではプライベートになります。このため、そのテンプレートの作成者のみが、ホーム・ポータル内の自身の個人用「ポータル・テンプレート」ページでそのテンプレートを表示できます。他のユーザーは、ホーム・ポータル内の各自の個人用「ポータル・テンプレート」ページで、このプライベート・テンプレートを表示することはできません。ただし、アプリケーション・スペシャリスト(またはアプリケーション・レベルのPortal Templates-Manage All
権限を持つユーザー)は、アプリケーション・レベルの「ポータル・テンプレート」ページで、すべてのプライベート・テンプレートを表示および管理できます。詳細は、第58章「すべてのポータル・テンプレートの管理」を参照してください。
アプリケーション・レベルのPortal Templates-Manage All
権限がある場合に、作成したポータル・テンプレートを公開または非表示にするには:
ホーム・ポータルで、「ポータル・テンプレート」ページに移動し(第3.2項「使用可能なポータル・テンプレートの表示」を参照)、ポータル・テンプレートを選択します。
「アクション」メニューから、次のいずれかを選択します。
このテンプレートをすべてのWebCenter Portalユーザーに公開するには、「パブリックにする」を選択します。
このテンプレートをすべてのユーザーのホーム・ポータル内のポータル・テンプレート・リストから削除するには、「パブリック・アクセスの削除」を選択します。ただしこのオプションを選択した場合でも、自身(このテンプレートの作成者)と、「テンプレート・アクセスの設定」ダイアログで「表示」または「管理」のアクセス権を明示的に付与したユーザーには(第3.7項「ポータル・テンプレートへのアクセスの設定」を参照)、このテンプレートは表示されます。
注意: 別のユーザーが新規ポータルの作成処理中で(第2.2項「新規ポータルの作成」を参照)、そのユーザーがポータルの作成を完了する前に、そのポータル用に選択されたポータル・テンプレートからパブリック・アクセスを削除した場合、そのテンプレートはポータルに使用できなくなり、ユーザーにエラーが表示されます。 |
確認プロンプトで、選択を確認します。
注意: すぐに使用できるポータル・テンプレートを削除することはできません。ただし、アプリケーション・スペシャリスト(またはPortal Templates-Manage All 権限を持つユーザー)は、第58.9項「ポータル・テンプレートの公開および非表示」に説明するように、アプリケーション・レベルの「ポータル・テンプレート」ページを使用して、すぐに使用できるテンプレートを全員に非表示にできます。 |
ポータル・テンプレートを削除しても、このテンプレートを使用して作成されたポータルは影響を受けません。
作成したか、管理権限を持つ1つ以上のポータル・テンプレートを削除するには:
ホーム・ポータルで、「ポータル・テンプレート」ページに移動し(第3.2項「使用可能なポータル・テンプレートの表示」を参照)、ポータル・テンプレートを選択します。
確認プロンプトで、「削除」をクリックします。