一括トリガについて

この機能を使用すると、ユーザーは設定テーブルでの変更に基づく従業員トリガを作成できます。一括トリガは、特定のコンポーネントの特定のレコードに対して設定できます。SQL オブジェクトのセットは、設定テーブルでの変更によって影響を受ける従業員を定義します。影響を受ける従業員が特定できたら、変更を受け入れる前にトリガ詳細を確認できます。

一括トリガを設定するには、以下の処理を実行する必要があります。

  • 一括トリガ定義ページで、トリガを起動するコンポーネント/レコードおよびフィールドを定義します。

    一括トリガ定義ページ」を参照してください。

  • 設定テーブルでの変更によって影響を受ける従業員を判断するためにレコードをチェックする SQL オブジェクトを設定します。SQL オブジェクトは PeopleTools を使用して定義し、一括トリガ SQL ページで選択する必要があります。

    一括トリガ SQL ページ」を参照してください。

  • 一括トリガ定義で使用するレコードによって関数 Generate_Triggers を宣言し、それらのレコードのフィールド SavePostChange PeopleCode のいずれかでこの関数を呼び出すようにシステムを設定します。

    Generate_Triggers 関数の宣言と呼び出し」を参照してください。

一括トリガ イベント プロセスは、以下の 3 つのステップで行われます。

  1. 一括トリガを起動するコンポーネント/レコードおよびフィールドを含むページを保存すると、イベントおよびフィールド値は一括トリガ結果テーブル (GP_MT_TRIGGER) に保存されます。イベント ステータスは [未展開] に設定されます。

  2. SQL オブジェクトが評価され、影響を受ける従業員を記録する一括トリガ結果テーブル (GP_MT_RESULT) に結果が書き込まれます。全てのオブジェクトの展開に成功すると、イベント ステータスは [展開済] に設定されます。

  3. 影響を受ける従業員の遡及トリガと反復トリガのリストが作成されます。完了したら、イベント ステータスは [トリガ生成済] に設定されます。

一括トリガ イベント コンポーネントでイベントとその結果を表示できます。以下のことが可能です。

  • 一括トリガ イベント ページを使用したトリガ イベントの削除。これには一括トリガ、影響を受ける従業員、および作成された受給者トリガが含まれます。作成されたトリガが処理済みである場合は、削除は行われません。

    一括トリガ イベント ページ」を参照してください。

  • 影響を受ける従業員ページを使用したイベントの手動での展開。エラーのあった SQL オブジェクトを訂正した後で、トリガを作成する場合があります。手動で展開されたトリガでは、次の処理を行うことができます。

    • 影響を受ける従業員、およびステータスが [未展開] のイベントの遡及トリガと反復トリガの作成。

    • ステータスが [展開済] のイベントの遡及トリガと反復トリガの作成。

    影響を受ける従業員ページ」を参照してください。