勤務管理との統合のためのグローバル ペイロールの設定

ページ名

定義名

用途

チャートフィールド コード マップ ページ

GP_CHART_ELEM

勤務管理で定義されたチャートフィールドをグローバル ペイロールで定義したチャートフィールド変数にマッピングします。

実行タイプ ページ

GP_RUN_TYPE

給与計算実行の実行タイプを定義して、勤務管理の勤務時間レポート コードと変動報酬に関連付けます。

トリガ定義ページ

GP_TRGR_SETUP

トリガ タイプ、レコード レベル、トリガで使用するフィールドを定義して、イベント ID に関連付けます。

タスク コード マップ ページ

GP_TL_TASK_ELEM

勤務管理で定義されたタスク コードをグローバル ペイロールで定義したサポート エレメントにマッピングします。

チャートフィールド コード マップ ページ (GP_CHART_ELEM) を使用して、勤務管理で定義されたチャートフィールドをグローバル ペイロールで定義したチャートフィールド変数にマッピングします。

画像: チャートフィールド コード マップ ページ

次の例では、チャートフィールド コード マップ ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

チャートフィールド コード マップ ページ

グローバル ペイロールでは、以下に示す勤務管理の各チャートフィールドに対してそれぞれ変数が用意されています。

  • GP GL PRODUCT

  • GP GL PROJECT

  • GP GL DEPT

  • GP GL FUND

  • GP GL PROGRAM

  • GP GL CLASS

  • GP GL AFFILIATE

  • GP GL ALT_ACCOUNT

  • GP GL BUDGET_REF

  • GP GL CHARTFIELD1

  • GP GL CHARTFIELD2

  • GP GL CHARTFIELD3

  • GP GL AFF_INTRA1

  • GP GL AFF_INTRA2

チャートフィールド マップ ページでは、PeopleSoft の標準設定チャートフィールドを上記のチャートフィールドの変数にマッピングできます。このマッピングにより、グローバル ペイロールでは給与支給対象時間のチャートフィールド情報を受信できます。組織が業務を行っているそれぞれの国に対して異なるマッピング方法を作成できます。

注: 最大 8 つのマッピング チャートフィールドを PeopleSoft 一般会計に自動的に送信できます。したがって、各マッピングに追加するチャートフィールドは 8 つ以内にしてください。

フィールドまたはコントロール

定義

チャートフィールド コード

変数にマッピングする勤務管理チャートフィールドを入力します。

エレメント入力タイプ

チャートフィールドのマッピング先のエレメントのタイプを選択します。値は以下のとおりです。

[変数]: ユーザーによって作成された変数です。たとえば、フィールドに表示される情報と一致するように、GP GL CHARTFIELD1 の名前を変更するといった場合があります。

[システム エレメント]: PeopleSoft で提供される標準の設定チャートフィールドです。

エレメント名

チャートフィールドのマッピング先の変数の名前を選択します。

セットID フィールド コードサポート エレメント

変数またはシステム エレメントに関連付けられたセットID フィールドが表示されます。

タスクのマッピングと給与支給対象時間のバンドル

タスク コードをエレメントにマッピングすることにより、勤務管理から受け取った給与支給対象時間をグローバル ペイロールでバンドルするための条件が指定されます。給与支給対象時間がポジティブ入力テーブルにロードされると、グローバル ペイロールでは類似のデータ行がバンドルされ、後で勤務管理に返される相互参照番号が各バンドルに割り当てられます。バンドルを行うには、入力が以下の条件を満たしている必要があります。

  • 同一のスライスおよびセグメント内にあること。

  • 同じ通貨およびレートを共有していること (通貨およびレート情報がある場合)。

  • 同じタスク値を共有していること。

    このルールは、サポート エレメントにマッピングされたタスクにだけ適用されます。

注: グローバル ペイロールでは、勤務管理の期間、セグメント、またはスライスの終了日が、バンドルされた入力セットに関連付けられたシステム エレメント "指定日の給与レート" にロードされます。分割がない場合には、勤務管理期間の終了日が使われます。分割がある場合には、セグメントまたはスライスの終了日が使われます。システム エレメントにより、レート コードの有効日付き定義が取得されます。

受給者レベルでのチャートフィールド値の上書きの定義

勤務管理の PeopleSoft 標準設定チャートフィールドをグローバル ペイロールの変数またはシステム エレメントにマッピングすると、どのチャートフィールドが支給や控除に関連付けられているかが自動的に識別されるようになります。グローバル ペイロールでは、これらのサポート エレメントを使用して、勤務管理からグローバル ペイロールに送信される受給者レベルのチャートフィールド値を保存します。

受給者上書きの定義」を参照してください。

実行タイプ ページ (GP_RUN_TYPE) を使用して、給与計算実行の実行タイプを定義して、勤務管理の勤務時間レポート コードと変動報酬に関連付けます。

グローバル ペイロールでは、実行タイプが各カレンダーに関連付けられている必要があります。実行タイプによって、給与計算実行のプロセス タイプ (給与計算または休暇欠勤計算)、プロセス リスト、有効な勤務時間レポート コードが識別されます。給与計算プロセスを実行すると、実行タイプにリストされた各勤務時間レポート コードについて、(グループとペイロールの期間終了日時点での) 有効日付き定義が取得されます。次に、その実行タイプに含まれている勤務時間レポート コードの給与支給対象時間入力だけが抽出されます。

勤務管理システムで、支給、控除、休暇取得エレメントをそれぞれ対応する勤務時間レポート コードにマッピングします。

トリガ定義ページ (GP_TRGR_SETUP) を使用して、トリガ タイプ、レコード レベル、トリガで使用するフィールドを定義して、イベント ID に関連付けます。

グローバル ペイロールではなんらかのシステム アクションに結びつくデータ変更を検出するためにトリガを使用します。グローバル ペイロールに送信した給与支給対象時間に対して勤務管理で加えられる変更を検出するために、2 種類のトリガ (反復トリガと遡及トリガ) を作成します。変更が加えられると、次回給与計算処理を実行したときに、遡及処理がトリガされます。

注: 遡及トリガを作成する前に、遡及イベント定義ページでトリガ イベント ID を定義してください。

フィールドまたはコントロール

定義

レコード (テーブル) 名

[TL_PAYABLE_TIME] を選択します。

トリガ タイプ

[遡及] または [反復] を選択します。

トリガ ステータス

[アクティブ] を選択します。

トリガ レベル

[レコード] を選択します。

トリガ イベント ID

このフィールドは遡及トリガの場合のみ入力可能です。

トリガ有効日タイプ

このフィールドは遡及トリガの場合のみ入力可能です。

タスク コード マップ ページ (GP_TL_TASK_ELEM) を使用して、勤務管理で定義されたタスク コードをグローバル ペイロールで定義したサポート エレメントにマッピングします。

画像: タスク コード マップ ページ

次の例では、タスク コード マップ ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

タスク コード マップ ページ

タスクを使用して、会社、ビジネス ユニット、製品、部門など、受給者が勤務時間をレポートする単位 (エンティティ) を定義します。

タスク エンティティをマッピングしないと、グローバル ペイロールでは費用の計算が支給と控除のレベルだけで行われるため、タスク別の費用内訳の情報が勤務管理に提供されません。組織が業務を行っているそれぞれの国に対して異なるマッピング方法を作成できます。

タスク マッピング

グローバル ペイロールにロードする各勤務管理エレメントの数だけ行を挿入します。グローバル ペイロールでは、バンドル処理時に、選択したエンティティについて同じ値を共有する給与支給対象時間のインスタンスが 1 つにまとめられます。たとえば、[タスク フィールド コード] フィールドで [ビジネス ユニット] を選択した場合には、同じビジネス ユニットを共有する給与支給対象時間のインスタンスが給与計算実行の開始時にバンドルされます。

フィールドまたはコントロール

定義

タスク フィールド コード

サポート エレメントにマッピングする勤務管理のエンティティを選択します。値は以下のとおりです。

[ビジネス ユニット][組み合わせコード][会社]、[国]、[部門 ID][職務コード]、[所在地]、[製品]、[レート値][都道府県州][USERFIELD1] から [USERFIELD5]

エレメント タイプ

タスク コードのマッピング先のエレメントのタイプを選択します。[変数] または [システム エレメント] のいずれかを選択します。

エレメント名

タスク フィールド コードとして [部門 ID]、[所在地]、または [職務コード] を、エレメント タイプとして [システム エレメント] を選択すると、タスク エンティティの値を抽出するエレメントの名前がこのフィールドに自動的に表示されます。その他の場合は、タスクのマッピング先のエレメントの名前を選択します。[エレメント タイプ] フィールドのフィールド値に応じて、システム エレメントまたは変数エレメントのリストからだけ選択できます。

セットID フィールド コードサポート エレメント

タスク フィールド コードとして [部門 ID]、[所在地] または [職務コード] を、エレメント タイプとして [システム エレメント] を選択すると、エレメントと関連付けられているセットID フィールド コードとそのセットID フィールド コードに関連付けられているシステム エレメントの名前がそれぞれ自動的に表示されます。