トリガ定義の設定
ページ名 |
定義名 |
用途 |
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GP_TRGR_SETUP |
反復/分割/遡及トリガを定義します。 遡及および分割トリガを作成するには、遡及イベント定義ページまたは分割イベント定義ページで適切なイベント ID を定義しておく必要があります。 |
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GP_TRGR_SETUP_SEC |
アクションを起動するフィールド値を指定します。 |
このトピックでは、オンライン システムによるトリガの自動作成の設定手順について説明します。
注: 遡及トリガや分割トリガを定義するときは、反復トリガも定義することを推奨します。カレンダー グループが一度計算されてからデータ変更が発生した場合、反復トリガが定義されていないと、データ変更によって作成された遡及トリガまたは分割トリガは、次の確認フェーズまで処理されません。
反復トリガの設定
反復トリガは、有効日が指定されたレコード、開始日と終了日が指定されたレコード、および有効日が指定されていないレコードで定義することができます。
反復トリガを設定するには、次の手順に従います。
[HCM 基本設定]、[製品/業務別定義]、[グローバル ペイロール/休暇欠勤管理]、[トリガ]、[トリガ定義] の順にクリックします。
トリガ定義コンポーネント (GP_TRGR_SETUP) の検索ページが表示されます。
[値の追加] タブをクリックします。
[値の追加] タブで、国を選択し、データ変更に反応させるレコードを [レコード (テーブル) 名] フィールドで指定し、トリガ タイプに [反復] を選択します。
[追加] ボタンをクリックします。
トリガ定義ページが表示されます。
トリガ定義ページの [トリガ レベル] で、[レコード] または [フィールド] を選択します。
レコード内のどのフィールドが変更されてもトリガが作成されるようにするには、[レコード] を選択します。レコード内の特定のフィールドまたはフィールドのグループの変更に反応してトリガが作成されるようにする場合は、[フィールド] を選択します。
[フィールド] を選択した場合、データ変更に反応させるフィールドを [トリガで使用するリスト フィールド] グループ ボックスで指定する必要があります。また、特定のフィールドの [フィールド値に依存] チェック ボックスをオンにし、反復処理を起動する値を指定して、トリガが作成されるデータ変更をさらに制限することもできます。
遡及トリガの設定
遡及トリガは、有効日が指定されたレコード、開始日と終了日が指定されたレコード、および固定日が指定されたレコードで定義することができます。
遡及トリガを設定するには、以下の手順に従います。
[HCM 基本設定]、[製品/業務別定義]、[グローバル ペイロール/休暇欠勤管理]、[トリガ]、[トリガ定義] の順にクリックします。
トリガ定義コンポーネント (GP_TRGR_SETUP) の検索ページが表示されます。
[値の追加] タブをクリックします。
[値の追加] タブで、国を選択し、データ変更に反応させるレコードを [レコード (テーブル) 名] フィールドで指定し、トリガ タイプに [遡及] を選択します。
[追加] ボタンをクリックします。
トリガ定義ページが表示されます。
トリガ定義ページで、トリガ イベント ID ([トリガ レベル] が [フィールド] の場合は主要イベント ID) を選択します。
トリガ イベント ID は遡及データの処理方法を指示します。
注: トリガ イベント ID は遡及イベント定義ページで定義します。
「遡及イベント定義ページ」を参照してください。
トリガ定義ページの [トリガ レベル] で、[レコード] または [フィールド] を選択します。
レコード内のどのフィールドが変更されてもトリガが作成されるようにする場合は、[レコード] を選択します。レコード内の特定のフィールドの組み合わせに反応してトリガが作成されるようにする場合は、[フィールド] を選択します。
[フィールド] を選択した場合、データ変更に反応させるフィールドを [トリガで使用するリスト フィールド] グループ ボックスで指定する必要があります。特定のフィールドの [フィールド値に依存] チェック ボックスをオンにし、[リスト フィールド値] リンクをクリックして、遡及処理を起動する値を指定すると、トリガが作成されるデータ変更をさらに制限できます。
さらに、以下のいずれかのレベルで、トリガ イベント ID または主要イベント ID を指定する必要があります。
[トリガ レベル] で [レコード] を選択した場合は、トリガ定義ページの [トリガ イベント ID] フィールドに、トリガ イベント ID をレコード レベルで指定します。
[トリガ レベル] で [フィールド] を選択し、トリガの作成が特定のフィールド値に依存しない場合は、トリガ定義ページの [トリガで使用するリスト フィールド] グループ ボックスで、トリガ イベント ID をフィールド レベルで指定します。
[トリガ レベル] で [フィールド] を選択し、分割が特定のフィールド値に依存する場合は、[リスト フィールド値] リンクをクリックし、トリガ定義 – フィールド値ページの [フィールド値] グループ ボックスで、トリガ イベント ID をフィールド値レベルで指定します。
[トリガ レベル] で [フィールド] を選択した場合、トリガ定義ページの [主要イベント ID (遡及)] フィールドに、主要イベント ID をレコード レベルで入力する必要があります。この ID は、変更、追加、または削除されて遡及処理を起動する行がバッファ内で最初の行である場合、つまり前の行が見つからない場合に、デフォルトのイベント ID として機能します。
注: [主要イベント ID (遡及)] フィールドは、[トリガ タイプ] が [遡及] で、[トリガ レベル] が [フィールド] の場合のみ表示されます。
有効日が指定されたレコードに対する分割トリガの設定
グローバル ペイロールでは、分割トリガは、有効日が指定されたレコード、および開始日と終了日が指定された 1 つのレコード (支給/控除割り当てレコード GP_PYE_OVRD) で設定することができます。このトピックでは、有効日が指定されているレコードに対して分割トリガを設定する手順について説明します。
有効日が指定されているレコードに対して分割トリガを設定するには、次の手順に従います。
[HCM 基本設定]、[製品/業務別定義]、[グローバル ペイロール/休暇欠勤管理]、[トリガ]、[トリガ定義] の順にクリックします。
トリガ定義コンポーネント (GP_TRGR_SETUP) の検索ページが表示されます。
[値の追加] タブをクリックします。
[値の追加] タブで、国を選択し、データ変更に反応させるレコードを [レコード (テーブル) 名] フィールドで指定し、トリガ タイプに [分割] を選択します。
[追加] ボタンをクリックします。
トリガ定義ページが表示されます。
トリガ定義ページの [トリガ レベル] で、[レコード] または [フィールド] を選択します。
レコード内のどのフィールドが変更されてもトリガが作成されるようにする場合は、[レコード] を選択します。レコード内の特定のフィールドの組み合わせに反応してトリガが作成されるようにする場合は、[フィールド] を選択します。
[フィールド] を選択した場合、データ変更に反応させるフィールドを [トリガで使用するリスト フィールド] グループ ボックスで指定する必要があります。特定のフィールドの [フィールド値に依存] チェック ボックスをオンにし、[リスト フィールド値] リンクをクリックして、分割を起動する値を指定すると、トリガが作成されるデータ変更をさらに制限できます。
さらに、以下の該当するレベルで、トリガ イベント ID を定義する必要があります。
[トリガ レベル] で [レコード] を選択した場合は、トリガ定義ページで、トリガ イベント ID をレコード レベルで定義します。
[トリガ レベル] で [フィールド] を選択し、分割が特定のフィールド値に依存しない場合は、トリガ定義ページの [トリガで使用するリスト フィールド] グループ ボックスで、トリガ イベント ID をフィールド レベルで指定します。
[トリガ レベル] で [フィールド] を選択し、分割が特定のフィールド値に依存する場合は、[リスト フィールド値] リンクをクリックし、トリガ定義 – フィールド値ページの [フィールド値] グループ ボックスで、トリガ イベント ID をフィールド値レベルで指定します。
注: トリガ イベント ID は、使用する分割タイプ (期間分割またはエレメント分割) と、エレメント分割の場合はデータ変更に反応して分割されるエレメント (支給エレメント、控除エレメント、およびその他のエレメント) を指示します。トリガ イベント ID は分割イベント定義ページで定義します。
「分割イベント定義ページ」を参照してください。
開始日と終了日が指定された支給/控除割り当てレコード (GP_PYE_OVRD) に対する分割トリガの設定
割り当てたエレメントを割り当ての開始日と終了日に基づいてスライスおよび比例配分する場合、支給/控除割り当てレコード (GP_PYE_OVRD) に対して分割トリガを設定することができます。
注: 分割されたエレメントを比例配分する場合、支給または控除の定義ページで、エレメントに比例配分ルールを関連付ける必要があります。
支給/控除割り当てレコードに対する分割トリガを定義するには、次の手順に従います。
[HCM 基本設定]、[製品/業務別定義]、[グローバル ペイロール/休暇欠勤管理]、[トリガ]、[トリガ定義] の順にクリックします。
トリガ定義コンポーネント (GP_TRGR_SETUP) の検索ページが表示されます。
[値の追加] タブをクリックします。
[値の追加] タブで、国を選択し、[レコード (テーブル) 名] フィールドに GP_PYE_OVRD と入力し、トリガ タイプに [分割] を選択します。
[追加] ボタンをクリックします。
トリガ定義ページが表示されます。
支給/控除割り当てレコード (GP_PYE_OVRD) に対して分割トリガを定義する場合、トリガ定義ページの各フィールドに以下の値が自動的に入力されます。
フィールド
値
説明
トリガ レベル
フィールド
GP_PYE_OVRD レコードから作成される分割トリガは、フィールド レベルのトリガです。フィールドは自動的に PIN_NUM ([エレメント名]) として定義されます。つまり、分割トリガは、支給または控除が受給者に割り当てられ、エレメント別受給者割当コンポーネントまたは受給者別エレメント割当コンポーネントの PIN_NUM ([エレメント名]) フィールドに値が入力されている場合にのみ作成されます。
トリガ有効日タイプ
開始 - 終了日
GP_PYE_OVRD レコードは開始日と終了日が指定されているレコードです。
フィールド名
PIN_NUM
これは、分割を起動するように定義される GP_PYE_OVRD レコードの唯一のフィールドです。
フィールド値に依存
選択済み
GP_PYE_OVRD レコードに対して分割トリガを定義する場合、通常、分割を起動する特定の支給または控除エレメントを指定する必要があります。これらのエレメントは、エレメント別受給者割当コンポーネントまたは受給者別エレメント割当コンポーネントの [エレメント名] (PIN_NUM) フィールドで入力するフィールド値です。
[リスト フィールド値] リンクをクリックして、トリガ定義 - フィールド値ページを開きます。
トリガ定義 – フィールド値ページの [エレメント タイプ] フィールドと [エレメント] フィールドを使用して、割り当ての開始日が支給期間開始日よりも後の場合、または割り当ての終了日が支給期間終了日よりも前の場合に、エレメント分割を起動する支給および控除を指定します。
さらに、エレメントごとに以下のいずれかのトリガ オプションを指定します。
このエレメントを分割
このオプションを選択すると、指定したエレメントだけが分割されます。
トリガ イベント ID を指定
このオプションを選択する場合、トリガ イベント ID を指定する必要があります。選択したエレメントだけでなく、トリガイベント ID で指定されるエレメント リスト内の他のエレメントも全て分割されます。
注: トリガ イベント ID は、データの変更に反応して分割されるエレメント (支給エレメント、控除エレメント、およびその他のエレメント) を指示します。トリガ イベント ID は分割イベント定義ページで定義します。
「分割イベント定義ページ」を参照してください。
警告 支給/控除割り当てレコード (GP_PYE_OVRD) に対して分割トリガを完全に機能させるには、国別設定コンポーネント (GP_COUNTRY) で [セグメント期間内でアクティブな場合] オプションを選択する必要があります。このオプションを選択しないと、分割トリガをレコードに追加する際に、次の警告が生成されます。"警告 -- 国コンポーネントで、[セグメント期間内でアクティブな場合] が選択されていません。 (17000,4637) 支給/控除割当レコード (GP_PYE_OVRD) を指定した場合にこの機能を利用するには、国コンポーネントの [受給者割当処理] グループ ボックスで、[セグメント期間内でアクティブな場合] を選択する必要があります。"
トリガ定義ページ (GP_TRGR_SETUP) を使用して、反復、分割、および遡及トリガを定義します。
遡及および分割トリガを作成するには、遡及イベント定義ページまたは分割イベント定義ページで適切なイベント ID を定義しておく必要があります。
ナビゲーション
画像: トリガ定義ページ
次の例では、トリガ定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

注: このページに表示されるフィールドは、作成するトリガのタイプと選択する値によって異なります。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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国 |
トリガを定義する国を指定します。 |
レコード (テーブル) 名 |
このページにアクセスするときに選択したレコード (テーブル) 名が表示されます。これは、オンラインのデータ変更によって単独でトリガを作成するレコード、またはフィールドと組み合わせてトリガを作成するレコードを表します。 |
トリガ ステータス |
トリガ定義を有効にする場合は、[アクティブ] を選択します。 |
トリガ タイプ |
このページにアクセスするために選択したトリガ タイプが表示されます。表示されるタイプは [反復]、[遡及]、[分割] のいずれかです。 |
トリガ レベル |
レコード内のどのフィールドが変更されてもトリガが作成されるようにする場合は、[レコード] を選択します。レコード内の特定のフィールドの組み合わせに反応してトリガが作成されるようにする場合は、[フィールド] を選択します。 [フィールド] を選択した場合、データ変更に反応させるフィールドを、[トリガで使用するリスト フィールド] グループ ボックスの [フィールド名] 列で指定する必要があります。特定のフィールドの [フィールド値に依存] チェック ボックスをオンにし、[リスト フィールド値] リンクをクリックして、トリガの作成を起動する値を指定すると、トリガが作成されるデータ変更をさらに制限できます。 注: GP_PYE_OVRD レコードで分割トリガを定義する場合、[トリガ レベル] は自動的に [フィールド] に設定されます。 |
トリガ イベント ID |
遡及トリガと分割トリガでは、レコード レベル、フィールド レベル、またはフィールド値レベルでトリガ イベント ID を指定します。
注: 反復トリガの場合、現在のオープン カレンダーにおける受給者の処理が唯一の機能であるため、定義されているイベントは常に同じです。そのため、トリガ イベント定義は必要ありません。 |
主要イベント ID (遡及) |
遡及イベント定義ページで定義したイベント ID を入力します。 主要イベント ID は、[トリガ レベル] が [フィールド] で、変更、追加、または削除した行がバッファ内で最初の行である場合、つまり前の行が見つからない場合に、デフォルトのイベント ID として機能します。その場合、主要イベント ID を使って遡及トリガが作成されます。 注: [主要イベント ID (遡及)] フィールドは、[トリガ タイプ] が [遡及] で、[トリガ レベル] が [フィールド] の場合のみ表示されます。 |
トリガ有効日タイプ |
このフィールドには、[レコード (テーブル) 名] フィールドで指定したレコードに基づいて、以下のいずれかの値が表示されます。 有効日 開始 - 終了日 固定日 トリガ有効日タイプ [固定日] を持つことができるのは遡及トリガのみです。有効日が固定日の遡及トリガを作成するには、汎用の PeopleCode 関数 Generate_Triggers に日付をパラメータとして渡す必要があります。データ変更の数にかかわらず、1 つのトリガのみが作成されます。 「トリガの導入」を参照してください。 注: GP_PYE_OVRD レコードで分割トリガを定義する場合、[トリガ有効日タイプ] は自動的に [開始 - 終了日] に設定されます。 |
トリガで使用するリスト フィールド
[トリガ レベル] フィールドで [フィールド] を選択すると、[トリガで使用するリスト フィールド] グループ ボックスが表示されます。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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フィールド名 |
データ変更に反応させるフィールドの名前を入力します。 注: GP_PYE_OVRD レコードで分割トリガを定義する場合、[フィールド名] は自動的に [PIN_NUM] に設定されます。 |
フィールド値に依存 |
このチェック ボックスをオンにすると、データ変更に反応するように定義したフィールドが特定のフィールド値に依存することが示されます。その場合、トリガ定義 - フィールド値ページで指定した値が変更された場合にのみ、システム アクションが起動されます。これにより、反復、遡及、または分割処理を引き起こす変更の種類を制限できます。 GP_PYE_OVRD レコードで分割トリガを定義する場合、[フィールド値に依存] チェック ボックスは自動的にオンになります。 |
リスト フィールド値 |
このリンクは、[フィールド値に依存] チェック ボックスをオンにすると、使用可能になります。 このリンクをクリックすると、トリガ定義 - フィールド値ページにアクセスし、アクションを起動するフィールド値を指定できます。 |
トリガ イベント ID |
[トリガ レベル] が [フィールド] で、[フィールド値に依存] チェック ボックスがオフのとき、このフィールドへの入力が必要になります。定義するトリガ タイプに基づいて、遡及イベント定義ページまたは分割イベント定義ページで定義したイベント ID を入力します。 注: このフィールドは反復トリガでは使用されません。 |
トリガ定義 - フィールド値ページ (GP_TRGR_SETUP_SEC) を使用して、アクションを起動するフィールド値を指定します。
ナビゲーション
トリガ定義ページで [リスト フィールド値] リンクをクリックします。
画像: トリガ定義 - フィールド値ページ
次の例では、トリガ定義 - フィールド値ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

フィールド値
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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連番 |
フィールド値を一意に識別し、複数のデータ行を設定した場合に各行を区別するために必要とされる連番を入力します。 |
数値 |
レコードとフィールドの組み合わせで数値が保存される場合、このフィールドが入力可能になります。システム アクションを起動する値を入力します。 |
文字値 |
レコードとフィールドの組み合わせで文字値が保存される場合、このフィールドが入力可能になります。システム アクションを起動する値を入力します。 |
日付値 |
レコードとフィールドの組み合わせで日付値が保存される場合、このフィールドが入力可能になります。システム アクションを起動する値を入力します。 |
トリガ イベント ID |
[トリガ レベル] が [フィールド] で、[フィールド値に依存] チェック ボックスがオンのとき、このフィールドへの入力が必要になります。定義するトリガ タイプに基づいて、遡及イベント定義ページまたは分割イベント定義ページで定義したイベント ID を入力します。 注: このフィールドは反復トリガでは使用されません。 |
相殺日数 |
このフィールドは、[トリガ タイプ] が [遡及] の場合にのみ表示されます。 フィールド値の変更の日付に関して、遡及トリガ有効日を増減する正または負の数を入力します。たとえば、[フィールド値] グループ ボックスにリストされた値の 1 つに対して、[相殺日数] フィールドに「-1」を入力し、2000 年 1 月 1 日の有効日を使用してその値をデータベースにさかのぼって入力すると、トリガ有効日が 1999 年 12 月 31 日 (1 日前の日付) に自動的に調整されます。支給期間は、2000 年 1 月ではなく、1999 年 12 月にさかのぼって処理されます。 |
入力タイプ |
このフィールドは、[トリガ タイプ] が [分割] で、トリガが定義されるレコードが GP_PYE_OVRD の場合に表示されます。 [支給] を選択すると、受給者別エレメント割当コンポーネントまたはエレメント別受給者割当コンポーネントで支給が受給者に割り当てられ、割り当ての開始日が支給期間の開始日より後の場合、または割り当ての終了日が期間終了日より前の場合に、支給によって分割が起動するように定義されます。 [控除] を選択すると、受給者別エレメント割当コンポーネントまたはエレメント別受給者割当コンポーネントで控除が受給者に割り当てられ、割り当ての開始日が支給期間の開始日より後の場合、または割り当ての終了日が期間終了日より前の場合に、控除によって分割が起動するように定義されます。 |
エレメント |
このフィールドは、[トリガ タイプ] が [分割] で、トリガが定義されるレコードが GP_PYE_OVRD の場合に表示されます。 上記で指定した入力タイプに応じて、受給者に割り当てられたときに分割を起動する支給エレメントまたは控除エレメントを指定します。 |
トリガ オプション |
このフィールドは、[トリガ タイプ] が [分割] で、トリガが定義されるレコードが GP_PYE_OVRD の場合に表示されます。 有効値は以下のとおりです。
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一致フィールド値なしオプション
このグループ ボックス内のフィールドを使用すると、フィールドの変更が、トリガ定義 – フィールド値ページにリストされている値に該当しない場合に使用される、デフォルトのトリガ イベント ID を指定できます。これらのフィールドは、他のフィールド値への変更によって、反復、遡及、または分割処理が起動するように設定する場合にのみ使用します。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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トリガしない |
このオプションはデフォルトで選択されます。データベースに入力された実際の値と、トリガ定義 – フィールド値ページで指定した値とが一致したときのみ、トリガを作成することが前提とされているためです。 |
トリガ |
このオプションを選択すると、[トリガ イベント ID] フィールドに入力できるようになります。 |
トリガ イベント ID |
トリガ定義 – フィールド値ページでトリガ イベント ID にリンクされていないフィールド値の処理に使用する、デフォルトのトリガ イベント ID を入力します。 |
例: 遡及トリガでの相殺日数の使い方
PeopleSoft では、JOB レコードの [異動区分] フィールドに入力された雇用終了の有効日が、受給者が勤務しなくなる最初の日と見なされます。言い換えると、雇用終了の前の日が、受給者がアクティブであると見なされる最後の日です。雇用終了をさかのぼって処理するトリガをこのフィールドに関連付けると、トリガ有効日はデフォルトで、JOB 内の雇用終了行の日付に設定されます。雇用終了の有効日が支給期間の開始日と同じ場合、つまり、最後に勤務した日が前回の支給期間の最後の日であるときは、問題が発生する可能性があります。たとえば、1 月のカレンダーを処理してクローズした後、2 月 1 日に JOB の雇用終了を入力するとします。この場合、2 月 1 日の有効日を使ってトリガが作成されます。これは現在の期間、つまり受給者が "非アクティブ" であり、処理の対象から除外される期間に含まれます。前回のクローズした期間 (1 月) にはトリガがないため、この期間は再計算されず、雇用終了に伴う支給を行うために設定したルールが処理されません。このような問題を避けるには、JOB レコード内の異動区分の値である [雇用終了] に対し、相殺日数を "-1" に設定します。