カレンダーについて

このトピックでは、共通フィールドと以下の内容について説明します。

  • カレンダー支給プロセス フロー。

  • カレンダーの作成。

フィールドまたはコントロール

定義

カレンダー

処理対象となる受給者、実行タイプ、および支給期間を指定します。ジェネレーション コントロールに対しても、処理から特定のエレメントを除外する、サポート エレメントを上書きする、および他の情報を提供する、などの情報を指定します。

カレンダー グループ

給与計算処理または休暇欠勤処理を開始する場合、カレンダー グループ ID を入力して、処理するカレンダーまたはカレンダーのセットを指定する必要があります。オフサイクル実行の場合は、処理するオフサイクル グループのセットを指定します。

同時に複数のカレンダーまたはオフサイクル グループを処理できます。カレンダー グループは国名がキーとなっているため、1 つのカレンダー グループに同じ国の複数のカレンダーまたはオフサイクル グループを含めることができます。

期間

実行処理を行う支給期間と支給周期を定義します。

支給期間をカレンダーにリンクすることによって、給与計算実行に関連付けます。実行タイプと同様に、支給期間は再利用できます。

実行タイプ

給与計算または休暇欠勤の実行を指定するためにユーザーが定義できます。一般的な実行タイプとしては、基本支給、賞与、時間外給与、前払いがあります。実行タイプでは、使用するプロセス リスト、遡及トリガを処理するかどうか、および勤務管理または HR の変動報酬管理アプリケーションのデータを処理する際に必要な情報を指定します。実行タイプは、ジェネレーション コントロール、再計算/履歴抽出ルール、および遡及マッチング処理にも使用されます。

実行タイプをカレンダーにリンクすることによって、給与計算実行処理に関連付けます。実行タイプの情報はカレンダーとは関係なく定義するため、同じ実行タイプを複数のカレンダーにリンクできます。たとえば、週次の支給グループと月次の支給グループがあり、同じプロセス リストが使用されているときは、実行タイプを 1 つ設定して、それを複数のカレンダーにリンクすることも可能です。有効日を設定することで、プロセス リストまたは遡及トリガ処理を変更でき、さらに変更前の設定でも遡及計算を再生成できます。

給与計算実行または休暇欠勤実行の処理時には、処理対象となる受給者と、その受給者に対して、どの支給、控除、その他のエレメントを処理するか、および処理を行う期間について把握している必要があります。

オンサイクル処理では、カレンダーによってこの情報が一元管理されます。カレンダーは、処理対象となる受給者と処理内容およびその支給期間を定義する各構成要素にリンクされています。

注: オフサイクル処理では、カレンダーではなくオフサイクル グループによって、処理対象となる受給者、エレメント、および期間を指定します。

画像: コンポーネントの相互作用

次の図は、各構成要素がオンサイクルの給与計算および休暇欠勤のバッチ処理実行時に、どのように連携するかを示しています。

コンポーネントの相互作用

カレンダーでは、給与計算または休暇欠勤実行のルールやプロセスに従い、選択された支給グループの受給者がまとめられます。以下のいずれかの方法でカレンダーを定義できます。

  • カレンダー コンポーネントを使ってカレンダーを個別に定義。

    この機能を使ってカレンダーを定義する際は、ジェネレーション コントロール、上書き、または処理から除外するエレメントを指定できます。勤務管理から取得する給与支給対象時間の期間も指定できます。

  • 自動カレンダー作成コンポーネントを使って、複数のカレンダーを同時定義。

    カレンダー コンポーネントを使って、自動作成されたカレンダーを編集できます。

注: カレンダーを作成する前に、カレンダーに関連付けられる実行タイプと期間 ID を定義しておく必要があります。

前提条件」を参照してください。