変数エレメントの定義

変数エレメントを定義するには、変数コンポーネント (GP_VARIABLE) およびカテゴリ別変数コンポーネント (GP_VARIABLE_BY_CAT) を使用します。

ページ名

定義名

用途

変数名ページ

GP_PIN

エレメント名を付け、基本パラメータを定義します。

変数 - 定義ページ

GP_VARIABLE

変数名ページで指定したフィールド フォーマットに従って、変数の値を定義します。

カテゴリ別変数ページ

GP_VARIABLE_BY_CAT

同じカテゴリ内の 1 つまたは複数の変数を表示または更新します。変数のカテゴリは、"変数" の変数名ページで割り当てます。最大 3 つの "値" タブが、このページに表示されます。

  • [数値] タブには、10 進数または金額 (通貨コード付き) のフィールド タイプで定義された変数が表示されます。

  • [文字値] タブには、文字列のフィールド タイプで定義された変数が表示されます。

  • [日付値] タブには、日付のフィールド タイプで定義された変数が表示されます。

このページを使用して、変数を作成したり削除したりすることはできません。

変数は、値を保管し、後で使用するための手段です。フォーミュラ、計算コンポーネント、またはそれ以外のところで値を入力する必要がある場合、変数の入力タイプを指定して、同じ値を繰り返し使用することができます。変数を使うと、ある値を変数として定義し、フォーミュラや計算のどこででもその値を呼び出すことができます。

1 月 1 日時点で、バッチ処理で変換される 3 つのフォーミュラと 2 つの支給で、通貨係数 20 が計算に使用されているとします。この係数が、4 月 1 日に 25 に変更されるとします。この係数に数値のフォーマット タイプを割り当てていると、有効日 (4 月 1 日) 付きの変更を 5 つそれぞれに対して行う必要があります。しかし、この通貨係数を変数エレメントとして定義し、この係数を使用する全ての箇所からこの変数を参照するようにすると、この変数の値を有効日 4 月 1 日で新しい係数 25 に変更するだけで済みます。

変数は、以下のフィールド フォーマットで定義することができます。

  • 文字列

    文字列のフィールド フォーマットの場合、変数のフィールド長は 30 文字です。

  • 日付

  • 10 進数

    10 進数のフィールド フォーマットの場合、変数のフィールド長は整数 12 桁小数 6 桁です。

  • 金額

    フィールド フォーマットが金額の変数のフィールド長は、使用する通貨コードに応じて最大 12.6 になります。

  • ポインタ

    変数は、ある変数エレメントを別のエレメントにリンクさせることが可能なエレメント ポインタ フィールド フォーマットとして定義することができます。変数エレメントをフォーミュラ エレメントのコンポーネントとして使用し、そのフォーミュラをさらに汎用的に、さまざまな状況の変化にも対応できるようにするには、エレメント ポインタはとても便利です。

    エレメント ポインタは、エレメントの実際の値ではなく、別のエレメントのエレメント番号を保存するために使用します。エレメント ポインタ変数を使うと、エレメント ポインタが指すエレメントの値が処理で使用されます。

注: 直接的に、または他のエレメント (アレイなど) を使って変数に値を割り当てる場合、その変数が割り当てられた値のフィールド長やフィールド フォーマットに対応しているかどうかを考慮する必要があります。たとえば、50 文字のテキストを、フィールド長が 30 文字の文字列変数に割り当てないでください。同様に、金額の値を、フォーマット タイプが文字列の変数には割り当てないようにしてください。

変数はデータ入力エレメントなので、バッチ処理で検出されたときに変換されます。変換された値は、定義で指定した値と等しくなります。

変数名ページで [保存] チェック ボックスをオンにした場合は、変数の変換値が全て保存されます。

変数名ページ (GP_PIN) を使用して、エレメント名を付け、基本パラメータを定義します。

全てのエレメントについて、エレメント名共通ページでその名称と基本パラメータを定義してください。グローバル ペイロールでは、全てのエレメントのコンポーネントに、エレメント名共通ページ (GP_PIN) という共通ページが含まれています。

注: PeopleSoft 一般会計との統合でチャートフィールドとして使用する変数については、このページで [保存] チェック ボックスをオンにしてください。そうしない場合、GP_GL_PREP プロセスで、グローバル ペイロール トランザクション インターフェイス (GP_GL_DATA) レコードにその結果が保存されません。

変数 - 定義ページ (GP_VARIABLE) を使用して、変数名ページで指定したフィールド フォーマットに従って、変数の値を定義します。

画像: 変数 - 定義ページ

次の例では、変数 - 定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

変数 - 定義ページ

フィールドまたはコントロール

定義

この変数に割り当てる値を入力します。

割り当てる値のタイプは、変数名ページで指定したフォーマット タイプによって異なります。

チャートフィールドとして使用

この変数エレメントをチャートフィールドとして使用する場合は、[チャートフィールドとして使用] チェック ボックスをオンにします。チャートフィールドは、PeopleSoft 一般会計で使用されます。このチェック ボックスをオンにすると、[プロンプト ビュー名] フィールドが必要になります。

プロンプト ビュー名

この変数と関連付けるレコードを指定します。レコードの名前は、GL マッピング ページで列見出しとして表示されます