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PeopleSoft HCM 共通コンポーネントについて

このセクションでは、共通フィールドと共通コンポーネント ページについて説明します。

フィールドまたはコントロール

定義

オブジェクト オーナー ID

共通コンポーネントで使用されるアプリケーションを指定します。これは、標準で提供されている機能です。

サブ ID (サブ アプリケーション ID)

コンポーネント エントリをさらに機能別に分類します。たとえば、M (管理者) のサブ ID では、E (従業員) のサブ ID とは異なるコンポーネント エントリが許可されます。

PeopleSoft には、複数の HCM アプリケーション間で機能を実行するための共通ページが用意されています。これらのページは、標準 API による設定とアプリケーションへの組み込みが簡単なプラグイン アプリケーションとして導入されます。

これらのアプリケーションは通常、タレント獲得管理、ePerformance-パフォーマンス管理、福利厚生管理などの呼出アプリケーションの適用条件内における、特定の汎用機能に関する情報の取得、保存および表示に使用されます。

データ構造

各共通コンポーネントでは、固有のデータ ソースが管理されます。これらの共通コンポーネントにはキーがあります。プラグインの組み込まれた全てのアプリケーションは、ユーザー定義が可能なキー構造を使用する同一のデータ構造を共有しています。これにより、各アプリケーションのさまざまなデータ処理要件に対応しています。プラグインの組み込まれたアプリケーションの適用条件下でプラグインの実行時に使用される実際のキーが、アプリケーションごとに定義または登録されます。プラグインの設定ページでアプリケーションのエントリを作成して、キーを登録します。この情報には、組み込み先アプリケーションのオブジェクト オーナー ID がキーとして指定されます。

ユーザー インターフェイス

プラグインを使用することにより、プラグインが組み込まれた全てのアプリケーションにおいて、一貫性のあるデータ表示が可能になります。たとえば、同一のフォーマットを使用して、タレント獲得管理、ePerformance-パフォーマンス管理、Payroll for North America、または福利厚生管理のいずれを使用しているかに応じたメモが取得され、表示されます。HCM 全体で整合性のあるスタイルを維持しつつ、適用条件に応じた手順テキスト、ラベルなどを提供するため、各プラグイン アプリケーションではテキスト カタログが使用されます。

ユーザー定義可能な動作

組み込み先アプリケーションの一部では、プラグイン機能を有効または無効に設定したり、変更する機能を必要とします。これらの設定オプションは、キーの登録場所でもあるプラグインの設定ページで、アプリケーションごとに操作されます。

テキスト カタログ以外の HCM プラグインは、ページにグラフィック ボタンを挿入し、このボタンの FieldChange PeopleCode に簡易 API コールを挿入することにより、アプリケーションに組み込まれます。テキスト カタログは、コンポーネント ビルドや PageActivate コード内の API によって呼び出されます。

警告 設定を変更する場合は注意してください。キー値を変更したりすると、アプリケーションの他の機能が正常に働かなくなる恐れがあるため、PeopleSoft ではこうした修正はサポートしていません。