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直属部下機能の設定

直属部下機能を設定するには、直属部下関連 UI の設定 (HR_DR_UI_CFG)、直属部下テーブル作成 (RUNCTL_HR_DR)、直属部下 API の呼出 (HR_DRPT_API)、および直属部下関連 UI API の呼出 (HR_DRPT_API_UITEST) の各コンポーネントを使用します。

次の各トピックでは、直属部下、直属部下パフォーマンス テーブルの概要および直属部下機能の設定方法について説明します。

ページ名

定義名

用途

直属部下設定ページ

HR_DR_UI_CFG_1

直属部下機能を含むコンポーネントとトランザクションを設定します。

直属部下トランザクション設定ページ

HR_DR_UI_CFG_2

トランザクションについて直属部下 UI に表示されるアクションとフィールドを選択します。

直属部下テーブル作成ページ

RUNCTL_HR_DR

直属部下テーブルの作成プロセスを実行し、現在の情報を使用して管理者に対する直属部下を更新します。

直属部下 API の呼出 - 設定/実行ページ

HR_DRPT_API_EXEC

直属部下 API をテストします。

直属部下 API の呼出 - 実行結果ページ

HR_DRPT_API_RSLTS

メソッドから返される例外とデータを表示します。

直属部下 API の呼出 - 追跡結果ページ

HR_DRPT_API_TRACE

メソッド実行のトレース ログを表示します。

直属部下関連 UI API の呼出ページ

HR_DRPT_API_UITEST

直属部下のユーザー インターフェイスをテストします。

<アプリケーション コンテキスト> - 従業員選択条件ページ

HR_DR_DIRECTREPORT

直属部下関連 UI API の呼出ページで、直属部下のリストを表示し、従業員を選択して [API の結果] リストに追加します。

直属部下情報は HCM アプリケーション全体で使用されますが、特に管理者セルフサービス アプリケーションで使用されます。直属部下情報には、通常、組織階層のナビゲーションが含まれます。たとえば、管理者は直属部下情報を使用して、従業員の昇進・昇給を行います。直属部下情報は以下のモードで使用できます。

  • ドリルダウン モード: 管理者がセルフサービス アプリケーションで処理する従業員を選択できます。

  • コマンド チェーン モード: 承認と通知用のワークフローを決定します。

直属部下機能を実行するための主なコンポーネントには、次の 2 つがあります。

  • データ サービス

    データ サービスは組織構造をナビゲートして、特定の管理者の管轄下にある従業員の一覧、または特定の従業員の管理階層を返します。データ サービスでは適用条件は完全に無視され、オンライン リクエストとバッチ リクエストの両方に対するサービスが可能です。

  • ユーザー インターフェイス

    データ サービスから切り離された、ユーザー設定可能な共通ユーザー インターフェイス (UI) です。データ サービスから情報を受け取り、一貫性のある、わかりやすい、再利用可能な UI として表示されます。これにより、ユーザーは組織構造を視覚的にナビゲートして、1 人または複数の処理対象の従業員を選択できます。

セルフ サービス アプリケーションの直属部下

直属部下機能を設定するには 2 つの方法があります。以下のアプリケーションまたは機能について直属部下機能を設定するには、直属部下の設定 (SS_LINK_TBL) コンポーネントを使用します。

  • PeopleSoft eDevelopment – 教育・研修管理関連のコンポーネント

  • HCM ポータル パック

  • 管理者ダッシュボード

  • ePay-給与

注: この他のアプリケーションについては、このトピックで説明する直属部下関連 UI の設定コンポーネントを使用します。

直属部下テーブルは、全ての直属部下プロセスのパフォーマンスが向上するように設計されています。直属部下テーブルのロードは、管理者セルフ サービスのほとんどのページを使用する上で必須ではありませんが、このプロセスを実行してテーブルを作成すると、ページのパフォーマンスが向上します。ただし、組織図ビューアおよびプロファイル管理検索を使用するには、このプロセスを実行する必要があります。

直属部下テーブルには、職務データの複雑な処理で解決されるアクセス タイプに対する現在のレポート構造が格納されます。アクセス タイプ (アクセス メソッドまたはナビゲーション メソッドとも呼びます) は、次のとおりです。

  • 2 - 監督者 ID

  • 3 - 部門管理者 ID

  • 4 - 全体をポジション管理

  • 5 - 監督者 ID を使用して一部をポジション管理

  • 6 - 部門管理者 ID を使用して一部をポジション管理

注: 一部ポジション メソッド (監督者 ID を使用して一部をポジション管理 または 部門管理者 ID を使用して一部をポジション管理) に対するプロセスを実行すると、部下メソッドのテーブルも同時に作成されます。つまり、監督者 ID を使用して一部をポジション管理 によって、"ポジション/監督者 ID" テーブルの作成前に、"全体をポジション管理" テーブルと "監督者 ID" テーブルが作成されます。

各アクセス メソッドに対して、別々のレポート構造テーブルがあります。テーブルには、各監督者とその直属部下および間接的部下に対する行が含まれます。使用するアクセス メソッドごとにテーブルを作成する必要があります。作成プロセスは、一度に 1 つのアクセス メソッドに対して実行することも、同時に全てのアクセス メソッドに対して実行することもできます。

たとえば、以下の階層構造のリストは、レポート構造の最上位が Betty Locherty (KU0007) であるレポート構造を表しています。これは、簡易クエリー用に、テーブルまたはリスト フォーム内の階層がプロセスでどのように表示されるかを反映しています。リストでは、レポート構造の異なる各レベルがインデントされています。管理者である他の従業員の横には、折りたたみ (-) および展開 (+) アイコンが表示されます。

画像: 例: 直属部下の階層リスト

次の例では、管理者 Betty Locherty とその直属部下の階層構造のリストを説明します。

直属部下の階層リストの例

結果の直属部下テーブルのエントリは、Betty Locherty に対する行とその部下である各従業員を反映します。Betty が管理者または監督者であるかどうかだけでなく、その個人のレベルも定義されます。次に、Betty の部下である他の全ての管理者とその部下に対する行が追加されます。次の表では、このシナリオを説明します。

注: この例は簡略化されていて、雇用レコード番号や職務情報は含まれていません。階層がテーブルにどのように変換されるかという概念の説明にのみ使用されます。

SUPERVISOR_ID

EMPLID

HR_DR_LEVEL

SUPERVISOR_FLAG

KU0007 (Betty Locherty)

KU0046 (Rosanna Channing)

1

オン

KU0007

KU0020 (Christelle Stevenson)

2

オン

KU0007

KU0044 (Daryl Reese)

2

オフ

KU0007

KU0102 (Edmund Donahue)

2

オン

KU0007

KU0150 (Alan Carr)

3

オフ

KU0007

KU0048 (Brenton Francisco)

3

オフ

KU0046 (Rosanna Channing)

KU0020 (Christelle Stevenson)

1

オン

KU0046

KU0044 (Daryl Reese)

1

オフ

KU0046

KU0102 (Edmund Donahue)

1

オン

KU0046

KU0150 (Alan Carr)

2

オフ

KU0046

KU0048 (Brenton Francisco)

2

オフ

KU0102 (Edmund Donahue)

KU0150 (Alan Carr)

1

オフ

KU0102

KU0048 (Brenton Francisco)

1

オフ

注: 夜間ジョブをスケジュールして、現在日付になる将来日付の情報でテーブルを更新する必要があります。また、レポート構造に影響を与える情報がトランザクション ページで変更されるため、イベント マネージャのイベントも取得する必要があります。プロセスのスケジュールでは、これらの変更が選択され、テーブルに適用されます。

直属部下テーブル作成ページ」を参照してください。

直属部下設定ページ (HR_DR_UI_CFG_1) を使用して、直属部下データ機能を含むコンポーネントとトランザクションを設定します。

画像: 直属部下設定ページ

次の例では、直属部下設定ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

直属部下設定ページ

直属部下機能が有効なコンポーネントとトランザクションの一覧が表示されます。新規のコンポーネントとトランザクションを追加できます。また [設定] ボタンをクリックして、そのコンポーネントとトランザクションの適用条件における直属部下 API の処理方法と UI の表示方法を指定できます。

直属部下トランザクション設定 ページ (HR_DR_UI_CFG_2) を使用して、トランザクションについて直属部下 UI に表示されるアクションとフィールドを選択します。

画像: 直属部下トランザクション設定ページ

次の例では、直属部下トランザクション設定ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

直属部下トランザクション設定ページ

処理ルール

フィールドまたはコントロール

定義

アクセス タイプ

上司と部下の関係を判断するために使用する直属関係の情報を選択します。このフィールドによって、該当するトランザクション コンポーネントの従業員の選択ページで使用される直属関係を定義し、トランザクションの承認者を識別するための方法を決定します。使用可能なオプションは以下のとおりです。

  • 部門管理者 ID 別: 部門プロファイル ページ (DEPARTMENT_TBL_GBL) の [管理者 ID] フィールドの情報に基づいて直属関係を定義します。部門管理者のユーザーには、自分の部門に所属する従業員の一覧が表示されます。

  • 部門セキュリティ ツリー別: セキュリティ ツリーの情報を使用して、従業員データのアクセス権限を決定します。セキュリティ ツリーに基づき、ユーザーがデータへのアクセスを許可された従業員の一覧が表示されます。

  • グループ ID 別: グループ ビルド機能で設定されたグループ ID を使用して、データのアクセス権限を決定します。

  • 部門管理者ID別-一部ポジション管理: 勤務地ページ (JOB_DATA1) の [直属上司] フィールドと、部門プロファイル ページの [管理者 ID] フィールドの情報を使用して直属関係を定義します。このオプションは、ポジション管理オプションで "一部" が設定されている組織を対象にしています。直属関係の検索は、まず直属上司のポジション番号に基づいて行われ、次に部門管理者 ID について行われます。

  • 監督者 ID 別 - 一部ポジション管理: 勤務地ページの [直属上司] フィールドと [監督者の従業員 ID] フィールドの両方を使用して直属関係を定義します。このオプションは、ポジション管理オプションで "一部" が設定されている組織を対象にしています。直属関係の検索は、まず直属上司のポジション番号に基づいて行われ、次に監督者の従業員 ID について行われます。

  • 直属上司のポジション別: 勤務地ページの [直属上司] フィールドの情報に基づいて直属関係を定義します。ユーザーのポジションが、職務レコードの直属上司のポジションとして指定されている従業員の一覧が表示されます。

  • 監督者 ID 別: 勤務地ページの [監督者の従業員 ID] フィールドの情報に基づいて直属関係を定義します。ユーザーの ID が、職務レコードの監督者 ID として指定されている従業員の一覧が表示されます。

自分自身のデータを更新

このチェック ボックスをオンに設定すると、ユーザーが自分のレコードを更新できます。また、管理者自身の情報が、直属部下または管理階層の情報と共に直属部下結果リストに表示されます。

間接的部下の処理を許可

このチェック ボックスをオンに設定すると、ユーザーの間接的部下が表示されます。組織階層をナビゲート ダウンすることにより、直属部下の直属部下が、階層の最下位に達するまで表示されます。

指定日の変更を許可

このチェック ボックスをオンに設定すると、指定日を変更できるようになります。

ドリルアップ制限

このチェック ボックスをオンに設定すると、ドリルアップを制限できます。

最大フェッチ

システムで取得する必要がある最大行数を入力します。

強制グループ リフレッシュ

このチェック ボックスをオンに設定すると、グループ ビルド プロセス (GBP002) を実行して、直属部下を表示する前にグループ メンバーがリフレッシュされます。オフにすると、プロセスの最終スケジュール実行時のグループ メンバーがページに表示されます。アクセス タイプに [グループ ID 別] を選択した場合のみ、このチェック ボックスが使用可能になります。

空のポジションを許可

このチェック ボックスをオンに設定すると、空のポジション レポートが返されます。このチェック ボックスは、アクセス タイプとしてポジション関連のいずれかのオプションを選択した場合に使用できます。

複数の従業員を選択

このチェック ボックスをオンに設定すると、検索結果から複数の従業員を選択できます。また、結果リストの名前の隣にチェック ボックスが表示されます。オフにすると、[選択] ボタンが表示されます。

注: 標準トランザクションではこの設定を変更しないでください。標準トランザクションは、単一値または複数値のいずれかを選択する設計のため、この設定を変更すると、標準トランザクションが機能しなくなる可能性があります。

一部を統合

このチェック ボックスをオンにすると、一部をポジション管理するナビゲーション メソッドを使用している場合に、第 1 のメソッドが有効なデータを返した場合でも、第 2 のメソッドを適用することを示します。

非従業員を除外

このチェック ボックスをオンにすると、非従業員が直属部下の階層に含まれなくなります。

表示フィールド

アプリケーションによる直属部下リストの表示時にリスト内に表示するフィールドを選択します (複数選択可)。

直属部下テーブル作成ページ (RUNCTL_HR_DR) を使用して、直属部下テーブルの作成プロセスを実行し、現在の情報で管理者に対する直属部下を更新します。

このプロセスでは、各アクセス タイプに対応する直属部下フラット テーブルにデータをロードすることによって、システム全体でピボット グリッドもサポートされます。ピボット チャートでは、PSQuery を使用してフラット テーブルからデータが選択されます。

画像: 直属部下テーブル作成ページ

次の例では、直属部下テーブル作成ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

直属部下テーブル作成ページ

このプロセスでは直属部下テーブルを管理します。[完全 - 全データ再作成] モードで実行すると、テーブルが切り捨てられ、JOB、POSITION_DATA および DEPT_TBL の各テーブルに定義されている現在の構造に基づいてテーブルが作成されます。[差分 - 現在の日付更新] モードで実行すると、前回の実行日以降に 3 つのテーブルに加えられた変更が検出され、それに従ってテーブルが更新されます。

注: このプロセスは、以前は将来日付であり、現在は現在日付で有効であるデータを取得するために、繰返スケジュールを使用して毎晩深夜 0 時過ぎに [差分 - 現在の日付更新] モードで実行するように設定してください。

フィールドまたはコントロール

定義

作成モード

テーブルを作成するモードを指定します。

  • 完全 - 全データ再作成: 全てのレポート データを切り捨て、再ロードします。

  • 差分 - 現在の日付更新: このプロセスの前回実行以降にレポート データに加えられた変更または現在日付になった情報を収集し、直属部下テーブルに変更を適用します。

アクセス メソッド

処理する直接アクセス メソッド テーブルを選択します。複数のアクセス メソッドを使用するが、全てのメソッドを使用するわけではない場合は、使用するアクセス メソッドごとにテーブルを作成する必要があります。プロセスは、一度に 1 つのアクセス メソッドに対して実行することも、同時に全てのアクセス メソッドに対して実行することもできます。メソッドのオプションは次のとおりです。

  • 2 - 監督者 ID

  • 3 - 部門管理者 ID

  • 4 - 直属上司のポジション (完全なポジション管理)

  • 5 - ポジション/監督者 ID (監督者 ID を使用して一部をポジション管理)

  • 6 - ポジション/部門管理者 (部門管理者 ID を使用して一部をポジション管理)

  • 全てのアクセス メソッド

注: 一部ポジション メソッド ([5 - ポジション/監督者 ID] または [6 - ポジション/部門管理者]) に対してプロセスを実行すると、下位メソッドのテーブルも同時に作成されます。つまり、[5 - ポジション/監督者 ID] に対するプロセスでは、[5 - ポジション/監督者 ID] の作成前に、[4 - 直属上司のポジション] テーブルと 2 - 監督者 ID テーブルが作成されます。

直属部下テーブルの更新

直属部下テーブルは 2 とおりの方法で更新できます。

  1. 直属部下テーブルの作成プロセス

    初期作成のために実行したアクセス メソッドごとに、繰返スケジュールを使用してこのプロセスを夜間 (深夜 0 時過ぎ) に実行するようにスケジュールします。このジョブは、作成メソッド [差分 - 現在の日付更新] を使用して実行する必要があります。このプロセスは、プロセスが前回実行された後で現在日付になった情報、および前回のプロセス実行以降に加えられた変更でテーブルを更新します。これは、レポート データに対する変更を使用して、テーマを最新の状態に保つために必要です。

  2. イベント マネージャの直属部下イベント

    データはオンラインで更新されるため、このプロセスによって現在のデータが管理されます。

    日中に加えられた変更は夜間プロセスによって全て選択されるため、これらのイベントは必須ではありません。これらは、現在のデータにリアルタイムの更新を取得するために提供されています。夜間プロセスを置換しないように、現在日付になった将来日付の行は検出されません。提供されているイベントは、次のとおりです。

    • AssignmentAdded – 新規雇用レコード作成済

    • AssignmentTerminated – 雇用 (職務) 終了済

    • DRDepartmentManagerUpdated – 部門管理者変更

    • DRDepartmentUpdated – 部門 ID 変更

    • DRPositionDataUpdated – ポジション データ管理者変更

    • DRPositionReportingUpdated – ポジションまたは直属上司更新

    • DRSupervisorUpdated – 監督者変更

    • DRStatusUpdated – 有効日とステータス更新

イベント マネージャの設定およびアクティブ化の詳細については、「」を参照してください。[英語版]

直属部下 API の呼出 - 設定/実行ページ (HR_DRPT_API_EXEC) を使用して、直属部下 API をテストします。

画像: 直属部下 API の呼出 - 設定/実行ページ

次の例では、"直属部下 API の呼出 - 設定/実行" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

直属部下 API の呼出 - 設定/実行ページ

フィールドまたはコントロール

定義

クラス メソッド

有効値のリストからメソッドを選択します。

  • DrillDown()

    レポート構造の 1 レベル下に論理的に移動して、従業員の全ての直属部下を取得します。これはアプリケーション クラスの最も一般的な使い方です。このメソッドは、従業員/職務の直属部下を返します。

  • DrillUp()

    レポート構造の 1 レベル上に論理的に移動して、従業員の監督者と、その監督者の全ての直属部下を取得します。

  • GetPeers()

    まずターゲット従業員について GetSupervisor() メソッドを呼び出し、次に DrillUp() メソッドを呼び出して、この監督者の全ての直属部下を取得します (これは特定従業員の全ての同僚を取得するのと同じです)。

  • GetSupervisor()

    ターゲット従業員の監督者を取得します。このメソッドは、このメソッドは、監督者の直属部下ではなく、ターゲット従業員の監督者をアプリケーションで決定する必要がある場合に有効です。たとえば、従業員の監督者に通知を送信するには、アプリケーションによって監督者の ID を決定する必要があります。

メソッドの実行

このボタンをクリックすると、ユーザーが設定したクラス プロパティを使用してメソッドが実行されます。

クラス プロパティ

選択したクラスに存在するプロパティとそのデフォルト値が表示されます。メソッドの実行前は、どのプロパティの設定も変更できます。

フィールドまたはコントロール

定義

ナビゲーション メソッド

直属関係の判断時に使用するメソッドを選択します。オプションは、[1 - 部門セキュリティ ツリー][2 - 監督者 ID][3 - 部門管理者 ID][4 - 直属上司のポジション][5 - ポジション/監督者 ID][6 - ポジション/部門管理者][7 - グループ ID] です。

対象従業員 ID

対象従業員の従業員 ID を入力します。

対象雇用レコード

対象従業員の雇用レコード番号を入力します。

ポジション

対象従業員のポジション番号を入力します。

指定日

直属関係の判断時に使用する指定日を入力します。

グループ ID

[ナビゲーション メソッド][グループ ID] の場合はグループ ID を入力します。

氏名表示

[直属部下行セット] グリッドに従業員名を含める必要があるかどうかを指定します。デフォルト値は [真] です。

空きポジション表示

ナビゲーション メソッドがポジション ベースの場合、[直属部下行セット] グリッドに空きポジションを返すかどうかを指定します。デフォルト値は [偽] です。

間接インジケータ表示

[直属部下行セット] グリッドで従業員に直属部下がいるかどうかを示すかどうかを指定します。デフォルト値は [偽] です。

注: [ナビゲーション メソッド][グループ ID] または [グループ ID] の場合は適用されません。

対象従業員を含む

返された[直属部下行セット] および [監督者行セット] から、対象従業員を除外するかどうかを指定します。[真] の場合は、対象従業員は除外されません。[偽] (デフォルト) の場合は、ループ状態の直属関係は表示されません。

最大フェッチ

返される最大行数を入力します。

フラット テーブルの使用

[真] または [偽] を選択します。

パフォーマンス改善のために、PeopleSoft アプリケーションには、レポート構造のフラット ビューに簡単にアクセスできるように、これらを作成するためのフレームワークが用意されています。

ドリルアップ制限

ユーザーが、最初に指定した対象従業員/職務より高いレベルにドリルアップできるかどうかを指定します。たとえば、管理者セルフサービス トランザクションで使用する場合、2 レベル ドリルダウンしてから 3 レベル ドリルアップし、同僚を表示して選択できるかなどです。一方、通知プロセスで使用する場合は、最初に指定された対象従業員/職務よりも高いレベルへのドリルアップが必須です。[真] (デフォルト) の場合は、ドリルアップが制限されます。

一部を統合

一部をポジション管理するナビゲーション メソッドを使用している場合に、第 1 のメソッドが有効なデータを返した場合でも、第 2 のメソッドを適用するかどうかを指定します。デフォルト値は [真] です。

グループの再作成

[ナビゲーション メソッド][グループ ID] の場合は、この有効日のグループ結果が既に存在する場合でも、グループを再作成するかどうかを指定します。

バッファ

パフォーマンス向上のために、サービス バッファを次のレベルにレベル アップまたはレベル ダウンするかどうかを指定します。デフォルト値は [偽] です。

追跡

クラス メソッドの実行時に処理の追跡を生成するかどうかを指定します。デフォルト値は [偽] です。

デバッグ モード

[デバッグ モード][真] の場合は、結果セットの表示前に、実行中に発生した例外を表示するかどうかを指定します。

直属部下 API の呼出 - 実行結果ページ (HR_DRPT_API_RSLTS) を使用して、メソッドから返される例外とデータを表示します。

画像: 直属部下 API の呼出 - 実行結果ページ

次の例では、"直属部下 API の呼出 - 実行結果" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

直属部下 API の呼出 - 実行結果ページ

メソッドの実行結果が表示されます。

直属部下 API の呼出 - 追跡結果ページ (HR_DRPT_API_TRACE) を使用して、メソッド実行のトレース ログを表示します。

画像: 直属部下 API の呼出 - 追跡結果ページ

次の例では、"直属部下 API の呼出 - 追跡結果" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

直属部下 API の呼出 - 追跡結果ページ

[追跡] クラス プロパティに [真] を選択した場合のみ、このページにデータが表示されます。

直属部下関連 UI API の呼出ページ (HR_DRPT_API_UITEST) を使用して、直属部下のユーザー インターフェイスをテストします。

画像: 直属部下関連 UI API の呼出ページ

次の例では、直属部下関連 UI API の呼出ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

直属部下関連 UI API の呼出ページ

この API のテストでは、現在の設定に基づいて表示される結果セットが表示されます。[API の結果] グリッドにデータをロードするには、コンポーネント名を選択し、[API を実行] をクリックします。<アプリケーション コンテキスト> - 従業員選択条件 ページが表示され、ここに指定日を入力し、その日付時点の従業員を選択します。

この例は、勤務地変更コンポーネントのページ内から Cynthia Adams を選択した場合の[API の結果] の値を示しています。

<アプリケーション コンテキスト> - 従業員選択条件ページ (HR_DR_DIRECTREPORT) を使用して、直属部下のリストを表示し、従業員を選択して、直属部下関連 UI API の呼出ページの [API の結果] リストに追加します。

画像: <アプリケーション コンテキスト> - 従業員選択条件ページ

次の例では、<アプリケーション コンテキスト> - 従業員選択条件ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

指定日と従業員ページを選択する勤務地変更の例

<アプリケーション コンテンツ> - 選択ページ (HR_DR_SELECT_EMPS) [<アプリケーション コンテンツ> ページ (HR_DR_ADDL_INFO) で指定日を入力して [続行] をクリック] にアクセスします。

このページを使用して、直属部下を選択します。このコンポーネントの適用条件で直属部下プラグインが実行され、直属部下関連 UI API の呼出ページの[API の結果] グリッドに結果が表示されます。

例、および <アプリケーション コンテキスト> 従業員選択条件ページ (HR_DR_DIRECTREPORT) のフィールド説明は、次のとおりです。

フィールドまたはコントロール

定義

従業員の検索

ヘッダー グリッドの上の[従業員の検索] リンクを使用すると、全てのノードを展開した場合と同じ直属部下および間接的部下のリストから選択できます。

直属部下組織内を検索するには、[従業員の検索] リンクをクリックします。従業員の検索ページ (HRDR_SRCH_EMPS_SEC) で基準を入力し、[検索] をクリックします。開く従業員をトランザクションで選択します。

[従業員の検索] リンクは、トランザクションが個人に適用される場合にのみ表示されます。個人のグループを選択したトランザクションに対しては、そのグループ内の個人を選択したポイントに達するまで表示されません。

注: 直属部下関連 UI の設定によって、選択できる従業員、および <アプリケーション コンテキスト> - 従業員選択条件ページに表示されるフィールドが決まります。

HR ステータス

[HR ステータス] フィールドが従業員選択条件ページに表示されるのは、直属部下のトランザクション設定ページで [間接的部下の処理を許可] チェック ボックスがオンの場合のみです。

非アクティブの従業員は、アクティブ従業員の直属または間接的な上司になることができます。