作業を開始する前に、必ずこの節をお読みください。以下では、Oracle の製品を安全に取り扱っていただくための注意事項について説明しています。
システムを設置する際は、次のことに注意してください。
装置に記載されている注意事項および取り扱い方法に従ってください。
使用している電源の電圧や周波数が、装置の電気定格表示と一致していることを確認してください。
装置の開口部に物を差し込まないでください。内部は高電圧になります。金属などの胴体を入れるとショートして、発火、感電、装置の損傷の原因となることがあります。
この製品は、セキュリティー保護のための手段 (キー、ロック、ツール、バッジなど) によりアクセスが制御されること、およびアクセスを許可された人物が、守る必要のある制限や注意事項の理由について説明を受けていることを想定しています。
屋外の金属通信ケーブルにこの製品を直接接続しないでください。屋外の金属通信ケーブルに製品を直接接続するには、必ず屋外の金属通信ケーブルに直接接続するように設計されている遮断装置 (スイッチまたはルーターなど) を使用するか、建物の外では非金属光通信ケーブルを使用します。
屋外の電源ケーブルにこの製品を直接接続しないでください。
AC 電源に関しては、AC 電源に限流ブレーカーを使用する室内の配電システムにのみ製品を接続してください。
DC 電源に関しては、1 つの建物内に完全に収められている接地電力システムにのみ製品を接続してください。
本書に記載されている記号の意味は次のとおりです。
Symbol | Meaning |
---|---|
![]() | 注意 – 怪我をしたり装置が損傷を受ける恐れがあります。指示に従ってください。 |
![]() | 注意 – 表面は高温です。触れないでください。表面が熱くなっているため、触れると火傷をする恐れがあります。 |
![]() | 注意 – 高電圧です。感電や怪我を防ぐため、指示に従ってください。 |
装置の電源スイッチの種類によって、次のいずれかの記号を使用しています。
Symbol | Meaning |
---|---|
![]() | On: システムに AC 電源を提供します。 |
![]() | Off: システムへの AC 電源をの供給を停止します。 |
![]() | Standby: オン/スタンバイスイッチがスタンバイの位置になっています。 |
![]() | 注意 – Oracle 製品の開口部をふさいだり覆ったりしないでください。Oracle 製品をラジエータまたは熱を発する機器の近くに設置しないでください。これらのガイドラインに従わない場合、過熱が生じ、お使いの Oracle 製品の信頼性に影響が出ることがあります。 |
![]() | 注意 – Oracle 製品は、アースされた中性線 (DC 電源製品の場合はアースされた帰線) を持つ電力系を使用する設計になっています。感電を防ぐため、それ以外の電源に Oracle 製品を接続しないでください。建物に供給されている電力の種類がわからない場合は、施設の管理者または有資格の技術者に問い合わせてください。 |
![]() | 注意 – 必ずしもすべての電源コードの定格電流が同じではありません。装置に付属している電源コードを別の製品に使用しないでください。家庭用の延長コードには過負荷保護がなく、コンピュータシステムで使用することを前提に設計されていません。家庭用の延長コードを Oracle 製品に使用しないでください。 |
次の注意事項は、スタンバイ電源スイッチがある機器にのみ適用されます。
![]() | 注意 – この製品はスタンバイ形式の電源スイッチのみを採用しています。システムの電源を完全に切るためには、電源プラグを抜いてください。設置場所の近くのアー スされた電源コンセントに電源プラグを差し込んでください。システムシャーシから電源が取り外された状態で、電源コードを接続しないでください。 |
次の注意事項は、複数の電源コードを使用する装置にのみ適用されます。
![]() | 注意 – 複数の電源コードを使用する製品では、システムへの電力供給を完全に停止するには、すべての電源コードをシステムから外す必要があります。 ![]() |
![]() | 注意 – 電池の取り扱いや交換を正しく行わないと、爆発する危険があります。交換可能な電池を使用するシステムでは、製品のサービスマニュアルに記載されている手 順に従い、同じ製造元の同じ種類のもの (または製造元が推奨する同等の種類のもの) と交換してください。電池を分解したり、システムの外部で充電したりしないでください。電池を火の中へ投げ込まないでください。電池を破棄する際は、製造 元の説明およびお住まいの自治体の条例に従って適切に処分してください。Oracle の CPU ボードでは、リチウム電池が実時間時計に取り付けられています。これらの電池については、お客様による交換はできません。 |
![]() | 注意 – エネルギーストレージモジュールの取り扱いや交換を正しく行わないと、感電したり装置が故障したりする危険があります。エネルギーストレージモジュール交換時には、製品のサービスマニュアルに記載されている手順に従い、Oracle が提供する交換モジュールのみを使用してください。モジュールを分解したり、システムの外部で充電したりしないでください。モジュールは破棄せず、製品に関する Oracle の手続きに従い、Oracle に返却してください。 |
カード、メモリー、内部記憶装置を増設する際は、Oracle コンピュータシステム本体のカバーを取り外す必要があります。作業後は、必ずカバーを元に戻してからコンピュータシステムの電源を入れてください。
![]() | 注意 – カバーが取り付けられていない状態で Oracle 製品を動作させないでください。怪我やシステムの故障の原因となる恐れがあります。 |
インストール手順には、次の、またはこれに類似したラックマウントの手順が含まれています。
動作時周辺温度の上昇 - 密閉されたラックアセンブリまたはマルチユニットのラックアセンブリに設置している場合、ラック環境の動作時周辺温度が室内の周辺温度より高くなる場合があります。したがって、製造元により指定されている最大周辺温度 (Tma) に適した環境に装置を設置するようにしてください。
通気の減少 - 装置の安全な動作に必要な通気が妨げられないように、装置はラック内に設置してください。
通気の減少 - 不均等な装置の配置によって危険な状態が発生しないように、装置はラック内に取り付けてください。
回路の過負荷 - 電源回路への装置の接続、および回路の過負荷によって発生する可能性のある過電流対策や電源配線についても考慮してください。これについて対処するときは、装置のネームプレートに表示された定格電力に従った配慮が必要です。
確実なアース - ラックマウント型装置にアースが確実に取り付けられている状態を維持してください。分岐回路への直接接続以外の電源接続 (電源タップの使用など) の場合は、特に注意してください。
![]() | 注意 – スライド/レールが取り付けられた装置を、シェルフまたはワークスペースとして使用しないでください。 ![]() |
次の警告は、ラックおよびラック搭載型のシステムに適用されます。
![]() | 注意 – 安全のために、装置は下から順にラックに取り付けてください。つまり、ラックの一番下に配置する装置を最初に取り付け、次にその上に配置するシステムを取り付けるようにします。 |
![]() | 注意 – 装置の取り付け作業中にラックが倒れないように、必ずラックの転倒防止バーを使用してください。 |
![]() | 注意 – ラック内で動作時の温度が極端に高くなるのを避けるため、最大温度は製品の周辺温度を超えないようにしてください。 |
![]() | 注意 – 通気の減少によって動作時の温度が極端に高くなるのを避けるため、装置の安全な動作に必要な通気を確保するよう配慮が必要です。 |
![]() | 注意 – ラックに設置された装置を含むラックまたはライブラリを移動する際には、十分に注意してください。ラック内の装置の重さにより、移動中にラックまたはライブラリの重心が変わり、バランスを失った状態または傾いた状態になることがあります。 |
![]() | 注意 – テープライブラリに関しては、ラックに設置する装置に UL の Listing 認証、CSA 認証または C-UL 認証を受け、CE マークが付いていることを確認してください。 |
ご使用のOracle製品には、ICE60825-1で規定されているクラス1Mレーザートランシーバ またはクラス1レーザーが搭載されている場合があります。
![]() | 注意 – オラクル製品ドキュメントに記載されていない制御や調整を用いたり、手順を実行したりすると、 有害な放射線被ばくが起きる恐れがあります。レーザー光線を光学機器等で直接見ないでください。 |