次の機能は、今後のリリースで削除される可能性があります。
–Xs オプションは、Oracle Developer Studio または Oracle Solaris の今後のリリースで削除される可能性があります。正しく構築してコンパイルするために C コードで –Xs が必要な場合は、少なくとも ISO C 標準の C99 の文法に準拠するようにコードを移行してください。つまり、–std=c99 オプションでコンパイルできるようにします。
–Xt オプションは、Oracle Developer Studio または Oracle Solaris の今後のリリースで削除される可能性があります。正しく構築してコンパイルするために C コードで –Xt が必要な場合は、少なくとも ISO C 標準の C99 の文法に準拠するようにコードを移行してください。つまり、–std=c99 オプションでコンパイルできるようにします。
従来型の iostream (libiostream) は iostream の 1986 オリジナルバージョンであり、1998 C++ 標準で置き換えられました。このライブラリは –library=iostream オプションを使用して指定します。従来型の iostreams は標準ではなく、このライブラリの 2 つの実装は同じではないため、それを使用するコードは移植不可能で、C++ 標準ライブラリと互換性がありません。C++ 標準ライブラリで提供されている iostream 機能を使用してください。
すべてのコンパイラの –xdebugformat=stabs は、今後のリリースで削除される可能性があります。唯一のデバッガ形式オプションは、現在デフォルトである –xdebugformat=dwarf となります。
近々 EOL が予定されているレガシー Oracle/SUN システムの中に、AMD ベースのシステムが含まれています。このため、cc、CC、および f95 コンパイラコマンド用の次のオプションが、Oracle Developer Studio の今後のリリースで削除される可能性があります。
–xtarget={opteron|barcelona}
–xarch={pentium_proa|sse2a|sse3a|amdsse4a}
–xchip={opteron|amdfam10}
–march={sse4a|3dnow}
–msse4a, –m3dnow
dbx の実行時検査 (RTC) 機能は削除される可能性があります。実行時にメモリーチェックを行う場合は、discover ツールを使用できます。
大域プログラム検査やプログラム一覧表示で使用される -Xlist オプションはすべて、今後のリリースで削除される予定です。
–Nlevel オプションは廃止されており、将来のリリースで削除される可能性があります。
–xanalyze=code はコンパイラオプション –xprevise と同義です。–xanalyze=code は非推奨であり、今後のリリースで削除される可能性があります。
fpversion コマンドは –kstat オプションで置き換えられました。このコマンドは今後のリリースで削除される可能性があります。
libsunmath.a は将来のリリースで削除される可能性があります。libsunmath.so ライブラリは引き続き利用できます。静的ライブラリの使用をすべて、動的ライブラリで置き換えることをお勧めします。つまり、–Bstatic –lsunmath –Bdynamic を –lsunmath で置き換えてください。
Oracle Solaris オペレーティングシステムに互換性のある標準インタフェースが含まれており、Linux にバンドルされたライブラリが標準インタフェースに準拠している場合、–xatomic オプションの必要性は冗長となります。したがって、–xatomic オプションは、Oracle Developer Studio の今後のリリースで利用できなくなる可能性があります。
Oracle Developer Studio の libgc ライブラリは廃止されたガベージコレクションライブラリであり、今後のリリースで削除される可能性があります。オープンソース版の最新の libgc は http://www.hboehm.info/gc/ から入手できます。
libm_single(3F)、libm_double(3F)、および libm_quadruple(3F) のマニュアルページに記載されたすべての非組み込み関数およびサブルーチン (乱数関数は除く) は非推奨であり、今後のリリースで削除される可能性があります。Fortran プログラムは、Fortran プログラミングガイドで説明された C-Fortran インタフェース機能を使用することで、対応する C 関数を代わりに呼び出すことができます。たとえば、次のような Fortran プログラムがあるとします。
double precision d_tanpi write (*, *) d_tanpi(0.75d0) end
前述のプログラムと同等のプログラムは、次のように記述できます。
interface function tanpi(x) double precision, bind(c) :: tanpi double precision, value :: x end function end interface write (*, *) tanpi(0.75d0) end
Oracle Developer Studio 12.5 および以前の Oracle Solaris Studio リリースでコンパイルされた既存の Fortran プログラムは、そのようなプログラムのリンク時に使用された実行時共有オブジェクトの対応するバージョンが、それらのプログラムを実行する各プラットフォーム上で利用可能になっていれば、この方法で書き直す必要はありません。
Oracle Developer Studio および以前の Oracle Solaris Studio リリースでは、Oracle Solaris SPARC およびサポート対象 Linux システム上の Fortran 95 および C++ コンパイラに対し、区間演算のサポートを提供していました。区間演算のサポートは、Oracle Developer Studio の今後のリリースで削除される可能性があります。
ripc、spot、spot_cmds、spot_cmds_timing、および spot_diff コマンドは、今後のリリースですべてのプラットフォームで削除される可能性があります。
bw および traps コマンドは、今後のリリースですべてのプラットフォームで削除される可能性があります。
パフォーマンスアナライザでの MPI のサポートは、今後のリリースで削除される可能性があります。
このオプションは廃止されており、将来のリリースで削除される可能性があります。Sun Performance Library とリンクするには、–library=sunperf を使用してください。