Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Mobile for Google Androidユーザーズ・ガイド 11gリリース1 (11.1.1) E70084-01 |
|
![]() 前 |
![]() 次 |
この章では、Oracle BI Mobileの操作方法について説明します。
この章では、次の項目について説明します。
お気に入りのオブジェクトおよび最近表示したオブジェクトでスワイプまたはスクロールしてデバイス上のBIコンテンツをナビゲートします。これまでに表示またはお気に入りへの登録を行ったことがないBIコンテンツにアクセスする場合は、サーバーでカタログをナビゲートまたは検索します。
ナビゲーション・ドロワーにより、異なる画面間を素早く移動できます。ナビゲーション・ドロワーを表示するには、アクション・バーで図3-1に示すナビゲーション・ドロワー・インジケータをタップします。画面の左側からスワイプしてナビゲーション・ドロワーを表示することもできます。
図3-2に、ユーザーが「カタログ」ビューを表示している場合のアクション・バーを示します。ユーザーは「共有フォルダ」内の「モバイル」フォルダ内の「電話」フォルダのオブジェクトを表示しています。この例で、共有フォルダに戻るには、アクション・バーの「共有フォルダ」をタップします。
フォルダ内では、これまでに開いたことがないBIコンテンツは汎用アイコンで表され、開いたことがあるコンテンツは、実際のカタログ・オブジェクトのサムネイル・イメージで表されます。
この項の内容は次のとおりです。
アプリケーションの操作に使用するジェスチャの詳細は、付録B「Oracle BI Mobileで使用されるタッチ・ジェスチャ」を参照してください。
Androidデバイスの使用中に、表示されるOracle BIコンテンツの表示スタイルやフォーマットに最適な方向でOracle BI Mobileアプリケーションが表示されるように、横方向と縦方向を素早く切り替えることができます。方向を切り替えるには、デバイスを手で回転させます。
デバイスの方向の設定は、図3-3に示す「自動回転」から図3-4に示す「回転のロック」に切り替えることができるロックで制御されます。
BIコンテンツの表示方法を制御するもう1つの方法は、モバイル・レイアウト・オプションとデスクトップ・レイアウト・オプションの間で選択することです。モバイル・レイアウトでは、ダッシュボード・オブジェクトは垂直スタックで表示されます。デスクトップ画面のダッシュボードで表示されているのと同じ形式でオブジェクトを表示するには、デスクトップ・レイアウト・オプションを選択します。図3-5にデスクトップ・レイアウトのリクエスト・トグルを示します。
Oracle BIプレゼンテーション・カタログのオブジェクトをデバイス上で開くには、フォルダに対するデバイスの標準的なリスト・ナビゲーションを使用してオブジェクトを検索し、見つかったオブジェクトをタップして開きます。
カタログ・オブジェクトを開くには:
フォルダのリストで、次のアクションのいずれかを実行します。
フォルダの内容を表示するには、「カタログ」ビューでフォルダをタップします。
フォルダのレベルを上に移動するには、アクション・バーでフォルダの名前をタップします。
開くオブジェクトが見つかったら、そのオブジェクトをタップします。
Google Voiceをアクティブにするには、アクション・バーでマイクロフォン・アイコンをタップし、コマンド「開く」とカタログ・オブジェクトの名前(または名前の一部)を言います。たとえば、マイ・ダッシュボードどいうカタログ・オブジェクトを開くには、「マイ・ダッシュボードを開く」と言います。
ユーザー・インタフェースがマウスベースではなくタッチベースの場合、アプリケーションの操作方法で大きく異なる点があります。
デバイスの画面のコンテンツ領域で、標準のモバイル・デバイス操作(パンなど)を使用してBIコンテンツを表示することができます。ビューをダブルタップすると、全画面表示になります。デスクトップ・アプリケーションの右クリック機能には、タップ・アンド・ホールド・ジェスチャでアクセスできます。多くのモバイル・アプリケーションと同様、Oracle BI Mobileではコンテンツをドラッグする機能はありません。
Oracle BI Mobileアプリケーションで使用できる各種操作については、付録B「Oracle BI Mobileで使用されるタッチ・ジェスチャ」を参照してください。
BIコンテンツの保護に関する重要事項は、「Oracle BI Mobile使用時のセキュリティに関する考慮事項」を参照してください。
BIコンテンツ内でツールチップを表示するには、コンテンツ内で個々のアイテム(グラフの棒など)をタップします
Oracle BI Mobileでツールチップがポップアップのサイズ内に収まらない場合は、「タップ・アンド・ホールド」と呼ばれるジェスチャ(約0.5秒間メニュー・オプションに触れること)を使用すると、ツールチップの全文を表示できます。ツールチップで、メニュー・アイテムのテキストがコンテキスト・メニューの幅に収まらない場合は、そのアイテムをタップ・アンド・ホールドすると、ポップアップが開いて、メニュー・オプションのテキスト全体が表示されます。
モバイル・デバイスでOracle BI EEのお気に入り機能を使用して、定期的に表示する、または別の機会に再表示するBIコンテンツをお気に入りに追加します。使用しているデスクトップ版のOracle BI EEからすでにお気に入りを追加している場合は、Oracle BI Mobileを使用し始めるときにそのお気に入りがお気に入りリストに事前設定されます。
「お気に入り」ビューには、デバイスでお気に入りに追加したコンテンツおよび既存のサーバー構成で追加したコンテンツがすべて表示されます。つまり、同一ユーザーに対して同じサーバーに接続する別のモバイル機器を構成すると、同じお気に入りが表示されるということです。
デスクトップのお気に入りとMobileのお気に入りは常に同期されます。既存のサーバーのいずれの場所で変更が行われても、両方のコンテキストで表示されます。
お気に入りの表示中に、そのお気に入りをお気に入りリストから削除できます。
Oracle BI EEのお気に入り機能に関する一般的な情報は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイド』の「お気に入りとは」の項とその関連項目を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
BIコンテンツの表示中に、オブジェクトをお気に入りリストに追加すると、そのオブジェクトに後で素早く戻ることができます。
ナビゲーション・ドロワーで「お気に入り」をタップして、「お気に入り」ビューで既存のお気に入りにアクセスします。表示しているオブジェクトをお気に入りリストに追加するには、図3-6に示すようにカードの右上隅のメニュー・アイコンをタップし、「お気に入りの追加」をタップします。
カタログ・オブジェクトをお気に入りとしてマークすると、図3-7に示すように左上隅に黄色の星付きでカードが表示されます。
カタログ・オブジェクトをお気に入りに追加するには:
BIコンテンツを表示している場合、アップ・ボタンをタップして「カタログ」ビューまたは「最近」ビューに戻ります。
カタログ・オブジェクトのカードでメニュー・アイコンをタップし、「お気に入りの追加」をタップします。
BIコンテンツがお気に入りのリストに追加され、「お気に入り」ビューに表示されます。
デバイスの画面の左側から右にスワイプしてナビゲーション・ドロワーにアクセスします。
「お気に入り」をタップします。
「お気に入り」ビューが表示されます。
開くお気に入りのカードをタップします。
お気に入りを削除する手順は次のとおりです。
カタログ・オブジェクトのカードでメニュー・アイコンをタップし、お気に入りの削除をタップします。
お気に入りのリストからBIコンテンツが削除されます。
お気に入りと同様に、最近アイテムのリストもログイン時にデスクトップ版と同期されます。モバイル・デバイスからOracle BIプレゼンテーション・サービス・サーバーに接続すると、モバイル・リストの最近アイテムとデスクトップの最近アイテムが自動的に同期されます。
アクション・バーでメニュー・アイコンをタップしてBIコンテンツを共有できます。1つのモバイル・デバイスから別のモバイル・デバイスにBIコンテンツを送信することもできます。
BIコンテンツの表示中にアクション・バーのメニュー・アイコンをタップし、「共有」をタップします。Androidオペレーティング・システムには、電子メールやSMSなどの様々な共有オプションが用意されています。
「電子メール」オプションをタップすると、電子メール・アプリケーションが起動します。電子メール・アプリケーションからOracle BI Mobileに戻るには、デバイスの下部ナビゲーション・バーの戻るボタンをタップします。
近距離無線通信(NFC)を使用してBIコンテンツを共有できます。NFCを使用してBIコンテンツを共有するには、2つのAndroidデバイスの背面を向い合せます。
注意: ターゲット・デバイスには、共有元のデバイスと同じサーバーへの接続設定および共有するBIコンテンツへのアクセス権が必要です。さらに、ターゲット・デバイスでNFCがサポートされ、有効であることを確認します。 |
1つのモバイル・デバイスから別のモバイル・デバイスにBIコンテンツを送信するには:
共有するカタログ・オブジェクトを開きます。
カタログ・オブジェクトを開いたままで、2つ目のモバイル・デバイスとBIコンテンツを表示しているモバイル・デバイスとの背面を向い合せます。
1つ目のデバイスでBIコンテンツがサムネイル・イメージに縮小したら、サムネイル・イメージをタップします。
2つ目のデバイスでBIコンテンツが画面にポップアップ表示されるのを待ちます。