Oracle® Fusion Middleware Business Intelligence Mobileアプリ・デザイナ・ユーザーズ・ガイド 11gリリース1 (11.1.1) E70086-01 |
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Oracle Business Intelligence Mobileアプリ・デザイナは、携帯電話やタブレット用の目的の明確なアプリを設計するためのツールです。この章では、BI Mobileアプリ・デザイナの概要について説明します。内容は、次のとおりです。
Oracle BI Mobileアプリ・デザイナは、あらゆる業種用の目的の明確なアプリを作成するための強力なデザインタイム・スタジオおよびランタイム・エンジンです。タッチやスワイプするだけで知見を示したり、一目でわかる概要情報を表示したり、詳細情報を表示する視覚的な効果の高いアプリを作成します。
BI Mobileアプリ・デザイナで作成するアプリは、プラットフォームおよびデバイスに依存していません。アプリはHTML5に基づき、モバイル・デバイスの任意の最近のブラウザで実行できます。クライアントのインストールは必要ありません。
BI Mobileアプリ・デザイナのレスポンシブWebエンジンにより、デバイスの画面サイズが検出され、アプリの表示が自動的に調整されるため、PCを含むあらゆるサイズのデバイスで同じアプリを開くことができます。
直観的な設計スタジオのユーザー・インタフェースにより、ビジネス・ユーザーが見事で対話的な分析アプリを作成できるようにします。
BI Mobileアプリ・デザイナはOracle Business Intelligence Enterprise Editionと統合されているため、組織のデータ用にすでに作成されているデータ・モデルを利用できます。次のデータ・ソースを使用します。
BIサブジェクト領域
BI Publisherデータ・モデル
Excelスプレッドシート
インストール後、Oracle BI Mobileアプリ・デザイナは、BI作成者ロールを持つユーザーに利用できるようになります。初めてアプリの設計を開始するには、図1-1に示すように、ホーム・ページの「作成」メニュー、またはグローバル・ヘッダーの「新規」メニューから「モバイル・アプリ」を選択します。
Appsライブラリは、アプリを管理し、新規アプリへサブスクライブする場所です。モバイル・デバイスからAppsライブラリを開く場合は、アクセスする権限があるアプリへサブスクライブすることを選択できます。
アプリへサブスクライブすると、自分のAppsライブラリのビューアで利用できるようになります。自分のAppsライブラリと共有されているAppsライブラリを切り替えて、さらに多くのアプリへサブスクライブできます。
新規アプリを作成する場合、それをライブラリへ公開するオプションがあります。一度公開すると、ライブラリへのアクセス権があり、そのアプリを表示する権限のある他のユーザーに即座に利用できます。ユーザーがアプリへサブスクライブすると、自分独自のAppsライブラリに追加できます。アプリを更新する場合、ユーザーは新規バージョンが利用可能であることを通知されます。
Appsライブラリは、管理者が設定する必要があります。第A.2項「Appsライブラリの場所の設定」を参照してください。