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Oracle® Fusion Middleware Business Intelligence Mobileアプリ・デザイナ・ユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
E70086-01
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4 アプリのプレビュー、共有および公開

Mobileアプリ・デザイナを使用すると、設計モードのままでアプリのプレビューおよび共有を簡単に行えます。アプリが完成したら、許可されたユーザーによって直接消費される自社のAppsライブラリに数回クリックするだけで公開できます。

この章には次の項が含まれます:

4.1 アプリのプレビュー

設計モードのままでいつでもアプリをプレビューできます。1回のクリックでモバイル・デバイス・シミュレータでのプレビューをデスクトップ上で行ったり、モバイル・デバイスでプレビューしたりできます。

4.1.1 デスクトップでのプレビュー

デスクトップでアプリをプレビューするには、次のようにします。

  1. Mobileアプリ・デザイナで「プレビュー」をクリックします。

    図4-1 「プレビュー」オプションの選択

    「プレビュー」のクリック

    アプリがタブレット・シミュレータまたは携帯電話シミュレータで表示されます。

    図4-2 プレビュー・モードのタブレット・シミュレータ

    デスクトップ・タブレット・シミュレータでプレビュー・モードで表示されるアプリ

    アプリの他のページを表示するには、左上隅のページ・メニュー・アイコンをクリックし、ページ・タイトルをクリックします。

    図4-3 ページ・メニューを使用してアプリを移動

    アプリの移動に目次機能を使用
  2. 「編集」をクリックしてデザイナに戻ります。

4.1.2 モバイル・デバイスでのプレビュー

モバイル・デバイスでアプリをプレビューするには、次のようにします。

  1. Mobileアプリ・デザイナで「プレビュー」をクリックします。

    図4-4 「プレビュー」オプションの選択

    「プレビュー」のクリック
  2. 「プレビュー」ページで「共有」をクリックします。

    「プレビュー」ページでの「共有」のクリック
  3. モバイル・デバイスで表示するには、QRコードをスキャンするか、「共有のリンク」をコピーして自分または他のユーザーに電子メールで送信します。

    プレビュー用QRコード

4.2 アプリの共有

モバイル・アプリ・ビューアの「共有」オプションでは、他のユーザーと共有できるアプリへのリンクが生成されます。

共有するリンクを生成するには、次のようにします。

  1. デザイナで「プレビュー」をクリックするか、カタログの「開く」リンクをクリックし、モバイル・アプリ・ビューアでアプリを開きます。

  2. モバイル・アプリ・ビューアで「共有」をクリックします。

    「プレビュー」ページでの「共有」のクリック
  3. 「共有のリンク」をコピーして自分または他のユーザーに送信します。

    プレビュー用QRコード

4.3 アプリの埋込み

モバイル・アプリ・ビューアでは、他のWebページにアプリを簡単に埋め込むためのコード・スニペットの生成も行われます。

埋込み用のコード・スニペットを生成するには、次のようにします。

  1. デザイナで「プレビュー」をクリックするか、カタログの「開く」リンクをクリックし、モバイル・アプリ・ビューアでアプリを開きます。

  2. モバイル・アプリ・ビューアで「共有」をクリックします。

    「プレビュー」ページでの「共有」のクリック
  3. 「共有」ダイアログで「埋込み」をクリックします。

    埋込み用コード・スニペット
  4. コード・スニペットをコピーし、Webページのコードに含めて別のサイトからアプリを起動します。

4.4 Appsライブラリへのアプリの公開

Appsライブラリは、ユーザーがモバイル・デバイスからアプリにアクセスし、サブスクライブする場所です。アプリを公開すると、アプリは管理者によって設定された「Appsライブラリ」フォルダにコピーされ、ライブラリへのアクセス権とアプリを実行する権限を持つユーザーが即座に使用できます。

Appsライブラリにすでに公開されているアプリを更新する場合、アプリにサブスクライブしているユーザーは、自分のAppsライブラリに、最新バージョンが使用可能であることを知らせる「リフレッシュ」アイコンが表示されます。ユーザーは「リフレッシュ」アイコンを明示的にクリックして、最新バージョンを取得する必要があります。

図4-5 使用可能なアプリの最新バージョンを表示する自分のAppsライブラリ

図4-5については周囲のテキストで説明しています。

前提条件

Appsライブラリは、管理者によって構成される必要があります。第A.2項「Appsライブラリの場所の設定」を参照してください。

公開するカタログの「Appsライブラリ」フォルダに書込み権限がある必要があります。

公開する前にアプリに適切な権限を適用することをお薦めします。

公開機能を使用すると、環境に合せて構成されたAppsライブラリにアプリを素早く公開できます。

アプリを公開するには:

  1. Mobileアプリ・デザイナから、図4-6に示すように、「公開」をクリックします。

    図4-6 「公開」コマンドの選択

    「公開」コマンドの選択
  2. 「アプリの公開」ダイアログで、現在の(ローカル)環境のAppsライブラリにアプリを公開するか、事前構成済のリモート環境のAppsライブラリにアプリを公開するかを選択します。

    「ローカル」を選択する場合は、「次」をクリックします。

    「リモート」を選択する場合は、ターゲット環境のユーザー名とパスワードを入力します。

    図4-7 「アプリの公開」の「サインイン」ステップ(リモートAppsライブラリの場合)

    「アプリの公開」の「サインイン」ステップ
  3. アプリの属性を入力します。

    図4-8 「アプリの公開」の「属性の入力」ステップ

    アプリの属性の入力
    • タイトル: Appsライブラリに表示するアプリのタイトルを入力します。

    • カバー・イメージ: アプリのカバー・イメージをアップロードします。カバー・イメージは、アプリ用のAppsライブラリに表示するサムネイル・イメージです。カバー・イメージは必須です。

      イメージ・アイコンをクリックして、「アップロード」ダイアログを開きます。

      イメージのアップロード

      「参照」をクリックして、ファイル・システム内のイメージを指定し、「アップロード」をクリックします。

  4. 「次」をクリックして、アプリを検証します。検証プロセスでは、データ・ソース(BI Publisherデータ・モデルまたはBIサブジェクト領域)がターゲット環境に存在することを確認します。

    「アプリは有効」ダイアログ

    検証が失敗する場合は、データ・モデルまたはサブジェクト領域がターゲット環境に存在し、ソース環境と同じパスにあることを確認してください。

  5. 「公開」をクリックして、アプリをターゲットAppsライブラリに公開します。

    アプリが公開されていることを検証するダイアログ
  6. Appsライブラリでアプリを表示するには、「表示」をクリックし、Mobileアプリ・デザイナに戻るには、「戻る」をクリックします。