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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド
12c (12.2.1)
E70044-01
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Oracle Business Intelligenceシステム管理者向けの新機能

ここでは、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition 12c (12.2.1)のシステム管理機能の変更について説明します。

旧バージョンからOracle BI EEにアップグレードする場合は、機能、ツールおよび手順に大幅な変更があるため、次の情報を注意してお読みください。Oracle BI EE 12cへのアップグレードの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceアップグレード・ガイド』を参照してください。

この序章には、次のトピックが含まれています。

Oracle BI EE 12c (12.2.1)の新機能および変更点

Oracle BI EE 12c (12.2.1)におけるシステム管理の新機能および変更点は、次のとおりです。

単一の場所からのWLSTの呼出し

以前のリリースでは、Oracle WebLogic Server、システム・コンポーネントまたはOracle SOA SuiteなどのJavaコンポーネントのコマンドを使用しているかに応じて、異なる場所からWLSTを起動しました。このリリースでは、次の場所からWLSTを起動します。

(UNIX) ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin/wlst.sh
(Windows) ORACLE_HOME\oracle_common\common\bin\wlst.cmd

詳細は、第8.3.3項「WebLogic Scripting Tool (WLST)の使用」を参照してください。

Oracleホームの場所が再定義され、ミドルウェア・ホームはありません

Oracleホームが再定義され、ミドルウェア・ホームがなくなりました。『Oracle Fusion Middlewareコンセプト』の12cの新しいおよび非推奨の用語に関する項を参照してください。

OPMNはFusion Middlewareでは使用されなくなりました

OPMNはOracle Fusion Middlewareでは使用されなくなりました。かわりに、システム・コンポーネントはWLST、ノード・マネージャおよび圧縮と圧縮解除などのWebLogic管理フレームワークにより管理されます。『Oracle Fusion Middlewareコンセプト』のWebLogic管理フレームワークに関する項を参照してください。

Oracle Web CacheはFusion Middlewareの一部ではなくなりました

Oracle Web CacheはOracle Fusion Middlewareの一部ではなくなりました。

テストから本番への移動が異なる方法で実行されます

テストから本番への操作が引き続き可能ですが、メタデータ(コンテンツ、データ・モデルおよび認可)にのみ適用されるため、プロセスがOracle Business Intelligenceリリース1(11.1.1)と異なります。詳細は、第22章「環境間のOracle Business Intelligenceの移動」を参照してください。

プロセス制御の新しいコマンド

新しいプロセス制御コマンドは、古い起動/停止コマンドを置き換えます。詳細は、第1.5.3項「プロセス制御コマンド」を参照してください。

Business Intelligenceアーカイブ・ファイルのメタデータの管理

リポジトリを含むすべてのOracle Business Intelligenceメタデータ、プレゼンテーション・サービス・カタログおよびユーザー認証は、BARアーカイブ・ファイルに格納されます。BARファイルは、環境間の自己完結セットのOracle BIメタデータを管理または移動するメカニズムです。詳細は、第9章「メタデータの管理およびサービス・インスタンスの操作」を参照してください。

単一のエンタープライズ・インストール

このリリースでは、Oracle Universal Installerは、管理サーバーおよび管理対象サーバーを提供するEnterpriseの単一インストール・タイプを提供します。詳細は、第1.3項「Oracle Business Intelligenceシステムの論理アーキテクチャ」および『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド』を参照してください。

スケール・アウトの変更

このリリースでは、Oracle Business Intelligenceのスケール・アウト手順が変更されました。詳細は、第3章「デプロイメントのスケーリング」を参照してください。

構成の簡略化

構成ファイルが重複しなくなりました。Oracle BIプレゼンテーション・サービスおよびBIサーバーなどに個別の構成ファイルが引き続き存在しますが、クラスタの場合に重複しません。詳細は、第8.3項「Oracle Business Intelligenceシステム設定の構成」を参照してください。

コマンドを使用したシステム・コンポーネント・インスタンスの管理

OBIS(BIサーバー)システム・コンポーネント・インスタンスは、サービス・インスタンス・コマンドを使用してBI 12.2.1で個別に管理されます。詳細は、第9.2項「サービス・インスタンスの管理」を参照してください。

診断バンドルの収集

新しいスクリプトにより、問題を解決するためにOracleサポートまたは開発が必要とする診断バンドルを収集できます。詳細は、第6.2項「診断バンドルの収集」を参照してください。

中間層データベース接続詳細の同期コマンド

新しいコマンドにより、変更された場合に中間層データベース接続詳細を同期できます。詳細は、「中間層データベース接続詳細の同期コマンド」を参照してください。