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Oracle® Fusion Middleware Oracle HTTP Serverのアップグレード
12c (12.2.1)
E72543-01
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2.2 スタンドアロンOHSのアップグレード・プロセスの概要

この後の項では、スタンドアロンOHSのアップグレードを実行する手順の概要を説明します。

2.2.1 スタンドアロンOHSのアップグレード・プロセスのフロー・チャート(11gから12c)

図2-2は、11gを開始点とするスタンドアロンOHSのアップグレードに関する手順の概要を示しています。各手順で使用するツールのリストも示します。

スタンドアロンOHSのアップグレードの詳細な手順は、「スタンドアロンOracle HTTP Serverのアップグレード(11gから12c)」で説明します。

図2-2 スタンドアロンOracle HTTP Serverのアップグレード(11gから12c)

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2.2.2 スタンドアロンOHSのアップグレードのロードマップ(11gから12c)

表2-2では、スタンドアロンOHSを11gから12cへアップグレードするために実行する必要があるタスクを説明します。


表2-2 スタンドアロンOHSのアップグレード・プロセスの概要

タスク 説明 ドキュメント

スタンドアロンOHSのアップグレードを確認します。

このドキュメントのこの手順では、スタンドアロンOracle HTTP Serverをアップグレードするプロセスについて説明します。WebLogic Serverドメインで管理されているOHSをアップグレードする場合は、アップグレード手順が異なります。

既存の環境で使用されているOHSの種類を確認するには、次を参照してください。

管理対象Oracle HTTP Serverのアップグレードの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード』のインフラストラクチャのアップグレードの実行に関する項を参照してください。

システム環境を確認します。

アップグレードを開始する前に、システムおよびネットワークの最小要件を満たしていることを確認します。

『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の動作保証とシステム要件の確認に関する説明を参照

Oracle HTTP Serverディストリビューションを入手します。

このガイドで説明するトポロジを作成するため、Oracle Fusion Middleware Oracle HTTP Serverディストリビューションを入手します。

『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』.の製品の配布の概要と入手方法に関する説明を参照

ソフトウェアをインストールします。

インストール・プログラムを実行してソフトウェアをインストールします。インストール・タイプスタンドアロンOracle HTTP Server (WebLogic Serverとは切り離して管理)を選択します。これによって、ソフトウェアをシステムに転送し、新しいOracleホーム・ディレクトリを作成します。

「タスク1: スタンドアロンOHSのインストール」を参照

アップグレード・アシスタントを実行します。

インストール後、アップグレード・アシスタントを使用してOHSおよびシステム・コンポーネント・インフラストラクチャをアップグレードします。

「タスク2: アップグレード・アシスタントの起動」を参照。

必要なアップグレード後手順を実行します。

アップグレード後に追加手順の実行が必要になる場合があります。

「タスク4: 必要なアップグレード後タスクの実行」を参照。

ノード・マネージャおよびOHSを起動します。

アップグレード後、ノード・マネージャおよびOHSを起動します。

「タスク6: ノード・マネージャの起動」および「タスク7: スタンドアロンOHSサーバーの起動」を参照。

アップグレードが成功したことを確認します。

OHSが予期したとおりの機能を続行している必要があります。アップグレード後の問題がある場合は、インストールのトラブルシューティングを実行してアップグレードを再試行する必要があります。

『Oracle HTTP Serverの管理者ガイド』のOracle HTTP Serverのトラブルシューティングに関する項を参照。


2.2.3 スタンドアロンOHSのアップグレード・プロセスのフロー・チャート(以前の12cリリースから)

図2-2は、別の12cリリースを開始点とするスタンドアロンOHSのアップグレードに関する手順の概要を示しています。各手順で使用するツールのリストも示します。

スタンドアロンOHSのアップグレードの詳細な手順は、「スタンドアロンOracle HTTP Serverのアップグレード(以前の12cリリースから)」で説明します。

図2-3 スタンドアロンOracle HTTP Serverのアップグレード(以前の12cリリースから)

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2.2.4 スタンドアロンOHSのアップグレードのロードマップ(以前の12cリリースから)

表2-3では、スタンドアロンOHSを以前のリリースの12cからこのバージョンへアップグレードするために実行する必要があるタスクを説明します。


表2-3 スタンドアロンOHSのアップグレード・プロセスの概要

タスク 説明 ドキュメント

スタンドアロン12.1.2 OHSのアップグレードを確認します。

このドキュメントのこの手順では、スタンドアロンOracle HTTP Serverをアップグレードするプロセスについて説明します。WebLogic Serverドメインで管理されているOHSをアップグレードする場合は、アップグレード手順が異なります。

管理対象Oracle HTTP Serverのアップグレードの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード』のインフラストラクチャのアップグレードの実行に関する項を参照してください。

システム環境を確認します。

アップグレードを開始する前に、システムおよびネットワークの最小要件を満たしていることを確認します。

『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の動作保証とシステム要件の確認に関する説明を参照

Oracle HTTP Serverディストリビューションを入手します。

このガイドで説明するトポロジを作成するため、Oracle Fusion Middleware Oracle HTTP Serverディストリビューションを入手します。

『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』.の製品の配布の概要と入手方法に関する説明を参照

ソフトウェアをインストールします。

インストール・プログラムを実行してソフトウェアをインストールします。これによって、ソフトウェアをシステムに転送し、新しいOracleホーム・ディレクトリを作成します。

「タスク1: スタンドアロンOHSのインストール」を参照。

ドメインを再構成します。

12c OHSインストールから再構成ウィザードを起動してドメイン関連のアップグレードを実行するには、次のコマンドを実行します。

UNIXの場合:

ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin/reconfig.sh

Windowsの場合:

ORACLE_HOME\oracle_common\common\bin\reconfig.cmd

「タスク2: ドメインの再構成」を参照。

アップグレード・アシスタントを実行します。

インストール後、アップグレード・アシスタントを使用してOHSおよびシステム・コンポーネント・インフラストラクチャをアップグレードします。

「タスク4: アップグレード・アシスタントの起動」を参照。

必要なアップグレード後手順を実行します。

アップグレード後に追加手順の実行が必要になる場合があります。

「タスク6: 必要なアップグレード後タスクの実行」を参照。

アップグレードが成功したことを確認します。

OHSが予期したとおりの機能を続行している必要があります。アップグレード後の問題がある場合は、インストールのトラブルシューティングを実行してアップグレードを再試行する必要があります。

『Oracle HTTP Serverの管理者ガイド』のOracle HTTP Serverのトラブルシューティングに関する項を参照。

ノード・マネージャおよびOHSを起動します。

アップグレード後、ノード・マネージャおよびOHSを起動します。

「タスク8: ノード・マネージャの起動」および「タスク9: スタンドアロンOHSサーバーの起動」を参照。