この後の項では、スタンドアロンOHSのアップグレードを実行する手順の概要を説明します。
図2-2は、11gを開始点とするスタンドアロンOHSのアップグレードに関する手順の概要を示しています。各手順で使用するツールのリストも示します。
スタンドアロンOHSのアップグレードの詳細な手順は、「スタンドアロンOracle HTTP Serverのアップグレード(11gから12c)」で説明します。
図2-2 スタンドアロンOracle HTTP Serverのアップグレード(11gから12c)
表2-2では、スタンドアロンOHSを11gから12cへアップグレードするために実行する必要があるタスクを説明します。
表2-2 スタンドアロンOHSのアップグレード・プロセスの概要
タスク | 説明 | ドキュメント |
---|---|---|
スタンドアロンOHSのアップグレードを確認します。 |
このドキュメントのこの手順では、スタンドアロンOracle HTTP Serverをアップグレードするプロセスについて説明します。WebLogic Serverドメインで管理されているOHSをアップグレードする場合は、アップグレード手順が異なります。 |
既存の環境で使用されているOHSの種類を確認するには、次を参照してください。 管理対象Oracle HTTP Serverのアップグレードの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード』のインフラストラクチャのアップグレードの実行に関する項を参照してください。 |
システム環境を確認します。 |
アップグレードを開始する前に、システムおよびネットワークの最小要件を満たしていることを確認します。 |
『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の動作保証とシステム要件の確認に関する説明を参照 |
Oracle HTTP Serverディストリビューションを入手します。 |
このガイドで説明するトポロジを作成するため、Oracle Fusion Middleware Oracle HTTP Serverディストリビューションを入手します。 |
『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』.の製品の配布の概要と入手方法に関する説明を参照 |
ソフトウェアをインストールします。 |
インストール・プログラムを実行してソフトウェアをインストールします。インストール・タイプスタンドアロンOracle HTTP Server (WebLogic Serverとは切り離して管理)を選択します。これによって、ソフトウェアをシステムに転送し、新しいOracleホーム・ディレクトリを作成します。 |
|
アップグレード・アシスタントを実行します。 |
インストール後、アップグレード・アシスタントを使用してOHSおよびシステム・コンポーネント・インフラストラクチャをアップグレードします。 |
|
必要なアップグレード後手順を実行します。 |
アップグレード後に追加手順の実行が必要になる場合があります。 |
|
ノード・マネージャおよびOHSを起動します。 |
アップグレード後、ノード・マネージャおよびOHSを起動します。 |
|
アップグレードが成功したことを確認します。 |
OHSが予期したとおりの機能を続行している必要があります。アップグレード後の問題がある場合は、インストールのトラブルシューティングを実行してアップグレードを再試行する必要があります。 |
『Oracle HTTP Serverの管理者ガイド』のOracle HTTP Serverのトラブルシューティングに関する項を参照。 |
図2-2は、別の12cリリースを開始点とするスタンドアロンOHSのアップグレードに関する手順の概要を示しています。各手順で使用するツールのリストも示します。
スタンドアロンOHSのアップグレードの詳細な手順は、「スタンドアロンOracle HTTP Serverのアップグレード(以前の12cリリースから)」で説明します。
図2-3 スタンドアロンOracle HTTP Serverのアップグレード(以前の12cリリースから)
表2-3では、スタンドアロンOHSを以前のリリースの12cからこのバージョンへアップグレードするために実行する必要があるタスクを説明します。
表2-3 スタンドアロンOHSのアップグレード・プロセスの概要
タスク | 説明 | ドキュメント |
---|---|---|
スタンドアロン12.1.2 OHSのアップグレードを確認します。 |
このドキュメントのこの手順では、スタンドアロンOracle HTTP Serverをアップグレードするプロセスについて説明します。WebLogic Serverドメインで管理されているOHSをアップグレードする場合は、アップグレード手順が異なります。 |
管理対象Oracle HTTP Serverのアップグレードの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード』のインフラストラクチャのアップグレードの実行に関する項を参照してください。 |
システム環境を確認します。 |
アップグレードを開始する前に、システムおよびネットワークの最小要件を満たしていることを確認します。 |
『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の動作保証とシステム要件の確認に関する説明を参照 |
Oracle HTTP Serverディストリビューションを入手します。 |
このガイドで説明するトポロジを作成するため、Oracle Fusion Middleware Oracle HTTP Serverディストリビューションを入手します。 |
『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』.の製品の配布の概要と入手方法に関する説明を参照 |
ソフトウェアをインストールします。 |
インストール・プログラムを実行してソフトウェアをインストールします。これによって、ソフトウェアをシステムに転送し、新しいOracleホーム・ディレクトリを作成します。 |
|
ドメインを再構成します。 |
12c OHSインストールから再構成ウィザードを起動してドメイン関連のアップグレードを実行するには、次のコマンドを実行します。 UNIXの場合:
Windowsの場合:
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「タスク2: ドメインの再構成」を参照。 |
アップグレード・アシスタントを実行します。 |
インストール後、アップグレード・アシスタントを使用してOHSおよびシステム・コンポーネント・インフラストラクチャをアップグレードします。 |
|
必要なアップグレード後手順を実行します。 |
アップグレード後に追加手順の実行が必要になる場合があります。 |
|
アップグレードが成功したことを確認します。 |
OHSが予期したとおりの機能を続行している必要があります。アップグレード後の問題がある場合は、インストールのトラブルシューティングを実行してアップグレードを再試行する必要があります。 |
『Oracle HTTP Serverの管理者ガイド』のOracle HTTP Serverのトラブルシューティングに関する項を参照。 |
ノード・マネージャおよびOHSを起動します。 |
アップグレード後、ノード・マネージャおよびOHSを起動します。 |