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Oracle® Fusion Middleware Oracle Stream Explorerの管理
12cリリース(12.2.1)
E72512-01
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A.13.6 STARTPLAYBACK

Oracle Stream Explorerアプリケーションの特定のステージのイベントの再生を開始します。

構文

java wlevs.Admin 
    [ Connection Arguments ]
    [ User Credentials Arguments ]
    [ Common Arguments ] 
    STARTPLAYBACK -application application -stage stage
        [-filterStartTime starttime] 
        [-filterEndTime endtime | -filterDuration duration]        [-speed speed]         [-repeat true | false]

表A-25 STARTPLAYBACK引数

引数 定義
-application application

イベントの記録と再生を管理する対象のOracle Stream Explorerアプリケーションの名前を指定します。

アプリケーションの完全一致名を取得するため、次を実行できます:

  • wlevs.Adminを使用すると、名前を問い合せます(「アプリケーションおよびプロセッサの名前の問合せ」を参照してください)。

  • Oracle Stream Explorer Visualizerを使用します。Oracle Stream Explorer Visualizerを起動します(『Oracle Stream Explorerビジュアライザの使用』を参照してください)。左ペインで、アプリケーションのデプロイ先のOracle Stream Explorerインスタンスの「アプリケーション」ノードへ移動して展開します。「アプリケーション」ノード直下の各ノードは、完全一致アプリケーション名を示します。

  • アプリケーションのMANIFEST.MFファイルを参照します。アプリケーション名は、Bundle-SymbolicNameヘッダーによって指定されます。

-stage stage

特定のステージ名を指定します(このステージは、-application引数で指定されたOracle Stream Explorerアプリケーションに付属し、そのイベントの記録および再生が管理対象となります)。

-filterStartTime startime

この値以上の記録時間を持つイベントのみが再生に選択されるように指定します。

開始時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、2010年1月20日午前5時以上の記録時間を持つイベントのみを再生するには、次の値を使用します。

2010-01-20T05:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

すべてのイベントを再生用に指定する場合、nullを指定します。

-filterEndTime endtime

この値以下の記録時間を持つイベントのみが再生に選択されるように指定します。

終了時間を次のXMLSchemaのdateTime値の形式として表します。

yyyy-mm-ddThh:mm:ss

たとえば、2010年1月20日午後6時以下の記録時間を持つイベントのみを再生するには、次の値を使用します。

2010-01-20T18:00:00

XMLSchemaのdateTime形式の詳細は、http://www.w3.org/TR/xmlschema-2/#dateTime-lexical-representationを参照してください。

-filterEndTimeまたは-filterDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-filterDuration duration

イベント・ストアでイベントに適用されるフィルタを指定します。フィルタ時間中に記録されたイベントのみが再生用に選択されます。すべてのイベントを再生用に指定する場合、nullを指定します。

01:00:00など、形式はHH:mm:ssです。

-filterEndTimeまたは-filterDurationのいずれかを指定できますが、両方は指定できません。

-speed speed

再生速度を正のfloatとして指定します。

デフォルト値は1で、これは通常速度に相当します。2の値は、イベントが元の記録速度の倍の速度で再生されることを意味します。同様に、値0.5はイベントが元の記録速度の半分の速度で再生されることを意味します。

-repeat repeat

指定された期間の再生が終了した後に、イベントをもう一度再生するかどうかを指定します。

有効な値はtrueまたはfalseです。デフォルト値はfalseです。値をtrueに指定すると、繰り返し再生は故意に停止されるまで無限の回数分継続することになります(STOPPLAYBACKを参照してください)。値をfalseに指定すると、イベントは1回のみ再生されることになります。

次の例は、指定したOracle Stream ExplorerインスタンスへデプロイされたhelloworldアプリケーションのhelloworldAdapterステージでイベントの再生を開始する方法を示します。

java wlevs.Admin 
     -url service:jmx:msarmi://localhost:9002/jndi/jmxconnector 
     -username wlevs -password wlevs 
     STARTPLAYBACK -application helloworld -stage helloworldAdapter