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Oracle® Fusion Middleware Oracle Site Studioのマネージメント
12c (12.2.1)
E70067-01
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7 Webサイトのバックアップおよびリストア

Oracle Site Studioを使用してサイトのバックアップを作成し(単一のzipファイルとして)、そのバックアップをいつでもリストアできます。サイトのバックアップの作成は、サイトを別の場所に転送する際にも(特に、ネットワーク・アクセスがない場合)、大変便利です。

概念

タスク

7.1 バックアップおよびリストアの概要

Oracle Site Studioは、コンテンツ・サーバーのOracle Site Studio管理ページでバックアップおよびリストア機能を提供しており、この機能を使用してサイトのバックアップを作成し(単一のzipファイルとして)、そのバックアップをいつでもリストアできます。サイトのバックアップの作成は、サイトを別の場所に転送する際にも(特に、ネットワーク・アクセスがない場合)、大変便利です。

Oracle Site Studioのバックアップ機能では、Webサイトのコピーを作成して圧縮ファイルに格納し、これをある場所から別の場所にコピーできます。サイトに属するファイルを識別するために、次のアイテムを問い合せて、インポート・アーカイブに追加します。

  • プロジェクト・ファイル(プロジェクト・ファイルのdDocName)

  • WebサイトのID (xWebsitesフィールドにサイトのサイトIDが含まれる場合)

  • Webサイト・セクション(xWebsiteSectionフィールドにサイトのサイトIDが含まれる場合)

  • フラグメント・ライブラリ(xWebsiteObjectTypeフィールドに値fragmentが含まれる場合)

サイトのコンテンツをバックアップおよびリストアするために、xWebsitesxWebsiteSectionおよびxWebsiteObjectTypのメタデータ値を、サイトで適切に使用する必要があります。

バックアップ機能では、サイトのレプリケーションと同じアーカイブ・プロセスが使用されます(詳細は、第6章「サイト・レプリケーションの管理」を参照)。

7.2 サイトのバックアップ

Oracle Content ServerのOracle Site Studio管理ページからアクセスできるバックアップとリストア・ページを使用して、サイトをバックアップします。

サイトをバックアップするには、次の手順を実行します。

  1. コンテンツ・サーバーに管理者としてログインします。

  2. 「管理」セクションで、Oracle Site Studio管理を選択します。

    Oracle Site Studio管理ページが表示されます(「Oracle Site Studio管理」を参照)。「トップ・メニュー」レイアウトでOracle Content Serverを実行した場合、このページは表示されません。かわりに、すべての管理オプションがOracle Site Studio管理メニューのアイテムとして表示されます。

  3. 「バックアップとリストア」をクリックします。

    バックアップとリストア・ページが表示されます(「バックアップとリストア・ページ」を参照)。

  4. バックアップするWebサイトを選択して、「Webサイト・バックアップの作成」をクリックします。

    バックアップの進行状況が表示されます(図7-1)。

    図7-1 バックアップの進行状況

    バックアップの進行状況のスナップショット。
  5. バックアップが完了したら(完了率が100%)「戻る」をクリックします。

    現在のバックアップに影響を与えることなく、いつでも前のページに戻ることができます。

  6. バックアップとリストア・ページで「Webサイト・バックアップの管理」をクリックします。

    Webサイトのバックアップ・アーカイブ・ページが表示されます(「アーカイブの管理ページ」を参照)。

  7. このページには、現在コンテンツ・サーバーにあるすべてのWebサイト・バックアップのリストが表示されます。作成したバックアップをダウンロードするには、隣のアクション・メニュー・アイコン(図7-2)をクリックし、「バックアップ・アーカイブをZIPとしてダウンロード」を選択します。

    図7-2 「アクション・メニュー」アイコン

    「アクション」メニュー

    サイトのサイズによっては、zipファイルが作成されるまでに数分かかる場合があります。

  8. ファイル・ダウンロード・ダイアログの「保存」をクリックしてzipファイルの場所を選択し、「保存」をクリックしてダウンロードを開始します。


    注意:

    Webサイトが、zipファイルの最大ファイル制限の65,535を超える場合、バックアップ・アーカイブ・ファイルは作成されません。かわりに、ファイルシステムから直接バックアップ・アーカイブを開いてダウンロードする必要があります。バックアップ・アーカイブは、コンテンツ・サーバーの[CS-Dir]\data\sitestudio\backuparchivesディレクトリに格納されます。

バックアップしたサイトは、アクション・メニューまたはアイコンをクリックし、「バックアップ・アーカイブの削除」を選択して、いつでも削除できます。これは、Webサイトのバックアップ・アーカイブ・ページ(「アーカイブの管理ページ」を参照)およびバックアップ・アーカイブ情報ページ(「バックアップ・アーカイブ情報ページ」を参照)で実行できます。

7.3 サイトのリストア

コンテンツ・サーバーのOracle Site Studio管理ページからアクセスできるバックアップとリストア・ページを使用して、サイトをリストアします。


重要:

コンテンツ・サーバー内の既存のコンテンツとのクラッシュを避けるために、クリーンなコンテンツ・サーバーにリストアすることをお薦めします。

サイトをリストアするには、次の手順を実行します。

  1. コンテンツ・サーバーに管理者としてログインします。

  2. 「管理」セクションで、Oracle Site Studio管理を選択します。

    Oracle Site Studio管理ページが表示されます(「Oracle Site Studio管理」を参照)。「トップ・メニュー」レイアウトでOracle Content Serverを実行した場合、このページは表示されません。かわりに、すべての管理オプションがOracle Site Studio管理メニューのアイテムとして表示されます。

  3. 「バックアップとリストア」をクリックします。

    バックアップとリストア・ページが表示されます(「バックアップとリストア・ページ」を参照)。

  4. 「参照」を(「バックアップ・アーカイブのアップロード」領域で)クリックして、バックアップ済サイト(zipファイル)を検索します。

    ファイル選択ダイアログが表示されます。

  5. アーカイブzipファイルを選択し、ファイル選択ダイアログを閉じます。

  6. 「バックアップ・アーカイブのアップロード」をクリックします。

    バックアップ・アーカイブ情報ページ(「バックアップ・アーカイブ情報ページ」を参照)が開き、アーカイブ名、説明、Webサイト、インポート日などバックアップの詳細が表示されます。

    コンテンツ・サーバーが未構成で、サイトの元のコンテンツ・サーバー環境と一致しない場合、「アクション」をクリックし、「サーバー構成詳細の表示」を選択します。その後、ページに表示された設定を再作成します(「サーバーの構成詳細の表示」を参照)。

  7. 「アクション」メニューで「バックアップ・アーカイブ・コンテンツのリストア」を選択します。

  8. 確認メッセージには「OK」をクリックします。

    リストア操作の進行状況が表示されます(図7-3)。

    図7-3 リストアの進行状況

    リストアの進行状況のスナップショット。

    サイトのサイズによっては、Webサイトがリストアされ、コンテンツ・サーバーで索引が作成されるまでに数分かかる場合があります。

  9. リストア操作が完了したら(完了率が100%)「戻る」をクリックします。

    現在のリストア操作に影響を与えることなく、いつでも前のページに戻ることができます。

これで、サイトをコンテンツ・サーバーで使用できるようになります。

バックアップしたサイトは、アクション・メニューまたはアイコンをクリックし、「バックアップ・アーカイブの削除」を選択して、いつでも削除できます。これは、Webサイトのバックアップ・アーカイブ・ページ(「アーカイブの管理ページ」を参照)およびバックアップ・アーカイブ情報ページ(「バックアップ・アーカイブ情報ページ」を参照)で実行できます。

7.4 サーバーの構成詳細の表示

バックアップしたWebサイトがバックアップ時に存在していたコンテンツ・サーバーの詳細な構成情報を表示できます。この情報には、カスタム・メタデータ・フィールド、コンテンツ・タイプ、セキュリティ・グループ、構成設定および環境設定、インストール済コンポーネント、定義済プロバイダなどが含まれます。この情報は、サイトをリストアし、コンテンツ・サーバーを構成してサイトの元のサーバーと一致させる必要がある場合に、特に便利です。

バックアップされたサイトのサーバーの構成詳細を表示するには、次の手順を実行します。

  1. コンテンツ・サーバーに管理者としてログインします。

  2. 「管理」セクションで、Oracle Site Studio管理を選択します。

    Oracle Site Studio管理ページが表示されます(「Oracle Site Studio管理」を参照)。「トップ・メニュー」レイアウトでOracle Content Serverを実行した場合、このページは表示されません。かわりに、すべての管理オプションがOracle Site Studio管理メニューのアイテムとして表示されます。

  3. 「バックアップとリストア」をクリックします。

    バックアップとリストア・ページが表示されます(「バックアップとリストア・ページ」を参照)。

  4. 「Webサイト・バックアップの管理」をクリックします。

  5. 目的のサイトの隣にあるアクション・メニューアイコン(図7-4)をクリックし、「サーバー構成詳細の表示」を選択します。

    図7-4 「アクション・メニュー」アイコン

    アクション
  6. サーバー構成詳細ページが表示されます(「サーバー構成詳細ページ」を参照)。ここで、サイトの元のサーバーの詳細を書き留めます。


    注意:

    Oracle Content Serverの構成移行ユーティリティを使用して、コンテンツ・サーバー環境をサーバーからサーバーにレプリケートできます。