プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理
12c (12.2.1)
E67377-02
目次へ移動
目次

前
次

6 Oracle WebCenter Content Serverへの接続の管理

Oracle WebCenter Content Serverへの接続を作成して、Oracle WebCenter Portal内のコンテンツ統合を有効化できます。

この章の内容は次のとおりです。

権限

この章のタスクを実行するには、Oracle WebLogic Server管理コンソールでWebLogic ServerのAdminロール、WebCenter Portal管理を使用して付与されるWebCenter PortalAdministratorロールが付与されている必要があります。

ロールと権限の詳細は、「管理操作、ロールおよびツールの理解」を参照してください。

6.1 Oracle WebCenter Content Serverの接続について

Oracle WebCenter Portalは、Oracle WebCenter Content Serverの機能を活用して、コンテンツのアップロード、ファイルとフォルダの作成および管理、ファイルのチェックアウト、バージョニングなどを含む、コンテンツの管理と格納の機能を提供します。

WebCenter Portalでコンテンツ統合を提供するには、WebCenter Content Serverの接続を1つ以上構成し、それをデフォルト接続(アクティブまたはプライマリ接続と呼ばれることもあります)としてマークする必要があります。

注意:

WebCenter Portalでは、複数のContent Serverの接続がサポートされています。

ただし、iFrameは、デフォルトのコンテンツ・サーバー接続でのみサポートされます。したがって、ポータル・マネージャがコンテンツ・マネージャ・タスク・フローまたはコンテンツ・プレゼンタのプロパティを設定するとき、これらのタスク・フローでPDFファイルなどのファイル・コンテンツを表示するためにiFrameを使用する場合、デフォルト以外のコンテンツ・サーバー接続を指定できません。

WebCenter Content Serverの構成の前提条件は、「Oracle WebCenter Content Serverの構成の前提条件」で説明しています。WebCenter Content Serverへの接続を作成する前に、記載されている構成を完了していることを確認します。

WebCenter Portalでは、次のものを使用したコンテンツ統合が提供されます。

  • コンテンツ・マネージャ・タスク・フロー: WebCenter Content Serverのドキュメントおよび他のタイプのコンテンツをユーザーが表示および管理できるようにします。

  • コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フロー: エンド・ユーザーが様々な方法でWebCenter Content Serverからコンテンツを選択し、利用可能な表示テンプレートを使用してコンテンツ・アイテムを表示できるようにします。

  • Wikiページおよびブログ・ページ: 共同のポータル・ページをユーザーが作成できるようにします。

  • コンテンツ・コントリビューションおよびコンテンツ公開: エンド・ユーザーがテキスト、イメージおよびビデオをポータル・ページに追加できるようにします。WebCenter Content Serverへの接続は、コンテンツ・コントリビューションおよびコンテンツ公開には必要ありませんが、WebCenter Content Serverの接続が存在する場合は、WebCenter Content Serverに格納されたイメージをイメージ・コンポーネントで公開でき、WebCenter Content Serverのアイテムへのリンクをイメージ・コンポーネントおよびテキスト・コンポーネントに追加できます。

コンテンツ統合が可能なポータル(ホーム・ポータルを含む)には、WebCenter PortalのデフォルトのWebCenter Content Serverの接続で識別されたWebCenter Content Serverリポジトリに独自のドキュメント・フォルダがあります。

デフォルト接続の設定の詳細は、「Oracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続の変更」を参照してください。WebCenter PortalのデフォルトのWebCenter Content Serverの接続に対する追加プロパティの設定の詳細は、「Oracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続に対する接続プロパティの設定」を参照してください。

デフォルトのWebCenter Content Serverの接続によって識別されるコンテンツ・リポジトリは、WebCenter Portalで使用されるものと同じアイデンティティ・ストアに接続する必要があります。

他のサービス接続と同様に、デプロイ後のWebCenter Content Serverの接続は、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlまたはWLSTコマンド行ツールを使用して登録および管理されます。接続情報は構成ファイルおよびOracle Metadata Servicesリポジトリに格納されます。詳細は、「Oracle WebCenter Portalの構成に関する考慮事項」を参照してください。

WebCenter Portalのバックエンド・サービスを確認および構成するには、常にFusion Middleware ControlまたはWLSTコマンド行ツールを使用してください。デプロイ後に加えたすべての変更は、MDSリポジトリにカスタマイズとして格納されます。

注意:

Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して行ったWebCenter Content Serverの接続の変更は動的ではないため、変更を有効にするには、WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。「WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの起動および停止」を参照してください。

接続の詳細が定義されると、ユーザーは、コンテンツ・マネージャ・タスク・フローおよびコンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローを介して、接続済WebCenter Content Serverリポジトリのコンテンツを公開できます。詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータルでのコンテンツの使用に関する項および『Oracle WebCenter Portalの使用』のポータルへのコンテンツの追加に関する項を参照してください。

注意:

Microsoft SharePointはWebCenter Portalのバックエンド・コンテンツ・ストアとして直接サポートされていませんが、SharePointドキュメントのリポジトリとしてContent Serverを使用できます。詳細は、『Microsoft SharePointのためのOracle WebCenter Contentストレージ・コネクタの管理』を参照してください。

6.2 Oracle WebCenter Content Serverの構成の前提条件

この項では、Oracle WebCenter Content Serverに進む前に理解しておく必要のある前提条件と他の考慮事項について説明します。

6.2.1 Oracle WebCenter Content Serverのインストールの前提条件

Oracle WebCenter Content Serverは、Oracle Fusion Middlewareコンポーネントの1つであるOracle WebCenter Contentの一部としてインストールされます。

WebCenter Contentのインストールの詳細は、『Oracle WebCenter Contentのインストールと構成』のOracle WebCenter Contentのインストールに関する項を参照してください。

すでに以前のバージョンのWebCenter Content Serverがインストールされている場合は、それを構成する前に、そのインストールをWebCenter Content 12cにアップグレードしてください。WebCenter Content 12cへのアップグレードの詳細は、Oracle WebCenterのアップグレードのOracle WebCenter Content環境のアップグレードに関する項を参照してください。

6.2.2 Inbound Refineryのインストールの前提条件

Oracle WebCenter Portalのコンテンツ統合では、WebCenter Contentのインストールの一環としてOracle WebCenter Content: Inbound Refineryもインストールすることをお薦めします。

Inbound Refineryは、ドキュメント、デジタル・イメージ、動画などの電子アセット用のファイル変換を管理する変換サーバーです。また、ドキュメントと画像のサムネイル機能、およびビデオのストーリボードも提供します。Inbound Refineryを使用して、WebCenter Content Serverに格納されているコンテンツ・アイテムを変換できます。Inbound Refineryのインストールは、『Oracle WebCenter Contentのインストールと構成』で説明されています。

注意:

WebCenter Content ServerとInbound Refineryは、同じドメインにインストールする必要があります。WebCenter Content ServerとInbound Refineryは、WebCenter Portalと同じドメインにインストールすることをお薦めします。これらを同じドメインにインストールすると、外部LDAP認証プロバイダを使用するための追加構成は必要なくなります。

6.2.3 Oracle WebCenter Content ServerおよびInbound Refineryの構成の前提条件

Oracle WebCenter Content ServerとInbound Refineryをインストールした後、Oracle WebCenter Portal固有の追加手順などの、インストール後の初期設定を構成する必要があります。

一般的なインストール後の設定は、『Oracle WebCenter Contentのインストールと構成』のContent Serverインスタンスの構成に関する項で説明されています。次の表に、WebCenter Portal固有の手順を示します。設定を更新した後は、必ずサーバーを再起動してください。

表6-1 構成の前提条件 - WebCenter Content Server

設定 説明

サーバーのソケット・ポート

これは、RIDCを使用してWebCenter Portalが接続するintradocポートです(デフォルトは4444)。この値は、WebCenter Content Server管理対象サーバーのMW_HOME/user_projects/domains/ucm_domain/ucm/ibr/config/config.cfg構成ファイルにIntradocServerPortとして格納されます。

受信ソケット接続アドレス・セキュリティ・フィルタ

どのマシンがソケット接続によってWebCenter Content Serverにアクセスできるかを指定するサーバー・フィルタ。この値は、SocketHostAddressSecurityFilterとして管理対象サーバーの構成ファイルに格納されます。

フルテキスト検索

(オプションですが、強くお薦めします)

フルテキスト検索エンジンを指定します。SearchIndexerEngineName=ORACLETEXTSEARCHは推奨値です。

表6-2 構成の前提条件 - Inbound Refinery

設定 説明

サーバーのソケット・ポート

このポートは、WebCenter Content ServerとInbound Refineryとの通信に使用されます。この値はインストール後の構成ページで入力されており、Inbound Refineryの構成情報ページにある「サーバー・ポート」で確認できます。また、MW_HOME/user_projects/domains/ucm_domain/ucm/ibr/config/config.cfgファイル内のIntradocServerPortでも確認できます。

受信ソケット接続アドレス・セキュリティ・フィルタ

どのマシンがRIDCによってInbound Refineryにアクセスできるかを指定するサーバー・フィルタ。この値は、SocketHostAddressSecurityFilterとして管理対象サーバーの構成ファイルに格納されます。

6.2.4 Oracle WebCenter Content ServerおよびInbound Refineryのセキュリティの前提条件

Oracle WebCenter Content ServerとInbound Refineryは、同じドメインにインストールする必要があります。WebCenter Content ServerとInbound Refineryは、Oracle WebCenter Portalと同じドメインにインストールすることをお薦めします。これらを同じドメインにインストールすると、外部LDAP認証プロバイダを使用するための追加構成は必要なくなります。

WebCenter Content Serverは、WebCenter Portalと同じアイデンティティ・ストアLDAPサーバーを使用するように構成する必要があります。アイデンティティ・ストアを外部のLDAPサーバーに再度関連付ける方法の詳細は、「外部LDAPサーバーへのアイデンティティ・ストアの再関連付け」を参照してください。

また、WebCenter Content Serverおよび他のWebCenter Portalコンポーネントにアクセスするときにユーザーが2回ログインする必要がないように、シングル・サインオン・ソリューションをインストールおよび構成することをお薦めします。シングル・サインオン・ソリューションの詳細は、「シングル・サインオンの構成」を参照してください。

6.3 Oracle WebCenter Content Serverの構成ロードマップ

この項のフロー・チャートは、Oracle WebCenter Content ServerがOracle WebCenter Portalと連動してコンテンツ統合を提供するために必要な前提条件とタスクの概要を示しています。

フロー・チャート(図6-1 )に手順を示します。手順は表6-3 でも説明されており、詳細は「Oracle WebCenter Content Serverの構成」のトピックに記載されています。

図6-1 WebCenter Portalに対するWebCenter Content Serverの構成

図6-1の説明が続きます
「図6-1 WebCenter Portalに対するWebCenter Content Serverの構成」の説明

表6-3 WebCenter Content Serverに対するWebCenter Portalの構成タスク

タスク 説明 ドキュメント

必須コンポーネントの有効化

必須

WebCenter Portal用にWebCenter Content Serverのインスタンスを構成する、WebCenterConfigureコンポーネントを有効にする必要があります。

WebCenter Content Server内でコンテンツへの階層フォルダ・インタフェースを提供する、FrameworkFoldersコンポーネントも有効にする必要があります。

また、AutoSuggestConfigコンポーネントも有効にしてください。このコンポーネントは、Web UIに必要なAutoSuggest機能環境変数を設定します。

「必須コンポーネントの有効化」を参照してください。

Dynamic Converterコンポーネントの構成

必須

このコンポーネントによってHTMLレンディションが可能になります。DynamicConverterコンポーネントとWebCenterConfigureコンポーネントの両方がインストールされている場合、WebCenter Portalでスライド・プレビューアを使用できます。

「Dynamic Converterコンポーネントの構成」を参照してください。

Inbound Refineryの構成

オプションですが、強くお薦めします

ドキュメント、デジタル・イメージ、動画などの電子アセット用のファイル変換を管理する変換サーバーです。また、ドキュメントと画像のサムネイル機能、およびビデオのストーリボードも提供します。Inbound Refineryを使用して、WebCenter Content Serverに格納されているコンテンツ・アイテムを変換できます。

「Inbound Refineryの構成」を参照してください。

WebCenter Content Server用のSecure Sockets Layer (SSL)の構成

オプションですが、強くお薦めします

セキュアなアイデンティティ伝播を保証するには、WebCenter Content Serverに対してSSLを設定します。

「Oracle WebCenter Content Serverに対するSSLの設定」を参照してください。

SESクローラの構成

オプション

デフォルトの検索アダプタをオーバーライドして、ドキュメント、ページ、人などのWebCenter Portalリソースの統合ランキング結果の取得にOracle SESを使用できます。

「Oracle SESのためのOracle WebCenter Content Serverの設定」を参照してください。

また、「SESクローラの構成」も参照してください。

Site Studioの構成

オプションですが、強くお薦めします

Site Studioを構成すると、Site Studioを使用してSite Studioアセット(リージョン定義および表示テンプレート)を作成し、そのアセットをコンテンツ・プレゼンタで使用できるようになります。Site Studioが不要であることが確実ではない場合、後でやり直すことがないように、インストールおよび構成することを強くお薦めします。

「Site Studioの設定」を参照してください。

詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のコンテンツ・プレゼンタを使用したコンテンツの公開に関する項も参照してください。Oracle Site Studioの管理も参照してください。

フルテキスト検索オプションの有効化

オプションですが、強くお薦めします

フルテキストの検索および索引付け機能の構成は、名目上はオプションですが、フルテキスト検索用にOracleTextSearch検索オプションを使用することを強くお薦めします。このオプションは、Oracle Databaseとの組合せでのみ使用可能なことに注意してください。MS-SQLには、DATABASE.FULLTEXTオプションを使用します。

「フルテキスト検索の有効化」を参照してください。

詳細は、『Oracle WebCenter Contentのインストールと構成』のWebCenter Content用のOracleTextSearchの構成に関する項および『Oracle WebCenter Contentのマネージング』のSite Studioの統合に関する項も参照してください。

コンテンツ・プロファイルの作成

オプション

ユーザーは、コンテンツ・プロファイルに基づいてコンテンツをアップロードできます

「Oracle WebCenter Content Serverでのコンテンツ・プロファイルの作成」を参照してください。

コンテンツ・プロファイルの作成の詳細は、『Oracle WebCenter Contentのマネージング』のコンテンツ・プロファイルの管理に関する項を参照してください。

Digital Asset Managerの有効化

オプション

コンテンツ・プレゼンタを使用してポータルで異なるイメージ・レンディションを使用する場合、WebCenter Content ServerでDigital Asset Manager (DAM)を有効化できます。

「Digital Asset Managerの有効化」を参照してください。

『Oracle WebCenter Contentのマネージング』のイメージ変換およびビデオ変換の使用に関する項も参照してください。

追加オプション構成

オプション

残りの構成が完了したら、必要に応じてデスクトップ統合の構成、FileStore Providerコンポーネントの構成およびノード・マネージャの設定が可能です。

「Oracle WebCenter Content Serverに対する追加オプション構成」を参照してください。

Content Serverの登録

必須

ほとんどの場合、WebCenter Portalの最初の起動時に接続が構成されますが、少なくとも接続のテストを行って、接続が使用している環境用に正しく構成されていること、およびデータが正しくシードされていることを確認してください。

「Oracle WebCenter Portalに対するOracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続の構成」を参照してください。

「Oracle WebCenter Content ServerにシードされるOracle WebCenter Portalデータの確認」で説明されているように、シードされるデータも必ず確認してください。

6.4 Oracle WebCenter Content Serverの構成

Oracle WebCenter Content 12cをインストールするか、これにアップグレードした後、Oracle WebCenter Content ServerとOracle WebCenter Portalを連動させるために実行するいくつかの構成タスクがあります。

構成タスクは、表6-3 に示すとおりです。

注意:

構成を開始する前に、この項の構成手順の開始点を定義した「Oracle WebCenter Content Serverの構成の前提条件」で説明しているインストール手順と構成手順を完了しておく必要があります。

注意:

競合を回避し、複数のWebCenter Content Serverインスタンス間のドキュメントの移行を保証するために、WebCenter Content Serverインスタンスで一意の自動採番接頭辞を入力したことを確認してください。自動採番接頭辞がすべてのWebCenter Content Serverインスタンス間で一意であることを確認するには、WebCenter Content Serverにログインして、「管理」→「管理サーバー」→「一般構成」の順に移動します。

6.4.1 必須コンポーネントの有効化

コンポーネントとは、追加の機能を提供したり既存の機能を変更するために、Oracle WebCenter Content Serverにプラグインできる機能単位です。

Oracle WebCenter Portal用にWebCenter Content Serverを準備するには、次の操作を行う必要があります。

  • FrameworkFoldersの有効化

    詳細は、「FrameworkFoldersコンポーネントの有効化」を参照してください

  • WebCenterConfigureの有効化

    詳細は、「WebCenterConfigureコンポーネントの有効化」を参照してください

  • AutoSuggestConfigの有効化 

    AutoSuggestConfigは、Web UIに必要なAutoSuggest機能環境変数を設定します。このコンポーネントを有効化する場合は、FrameworkFoldersやWebCenterConfigureなどの他のコンポーネントの有効化のために使用した同じ手順を実行してください。

6.4.1.1 FrameworkFoldersコンポーネントの有効化

FrameworkFoldersは、従来のファイル・システムと同様に、Oracle WebCenter Content Server内の一部またはすべてのコンテンツを編成および検索するための階層フォルダ・インタフェースを提供します。さらに、これによってWebCenter Content Serverモバイル・アプリケーションを使用して、ポータルのコンテンツにアクセスして、ADFコンテンツUIを活用できるようになります。

FrameworkFoldersコンポーネントを有効化するには:

  1. 管理者としてWebCenter Content Serverにログオンします。
  2. 「メイン」メニューから、「管理」「管理サーバー」「コンポーネント・マネージャ」を選択します。
  3. 「コンポーネント・マネージャ」ページで、FrameworkFoldersチェック・ボックスを選択します。
  4. 「更新」をクリックします。
  5. 「拡張コンポーネント・マネージャ」をクリックします。
  6. 「拡張コンポーネント・マネージャ」ページで、次を確認します。
    • FrameworkFoldersが「有効なコンポーネント」セクションにリストされている

    • Folders_gが「無効なコンポーネント」セクションにリストされている

  7. WebCenter Content Serverインスタンスを再起動します。

6.4.1.2 WebCenterConfigureコンポーネントの有効化

Oracle WebCenter Portal用にOracle WebCenter Content Serverを構成するために、WebCenterConfigureコンポーネントを有効化する必要があります。

表6-4 は、このコンポーネントを有効化する際にWebCenter Content Serverで実行されるタスクを示しています。

WebCenterConfigureコンポーネントを有効にするには:

  1. 管理者としてWebCenter Content Serverにログオンします。
  2. 「メイン」メニューから、「管理」「管理サーバー」「コンポーネント・マネージャ」を選択します。
  3. 「コンポーネント・マネージャ」ページで、「WebCenterConfigure」チェック・ボックスを選択します。

    ヒント:

    「コンポーネント・マネージャ」ページで、「Dynamic Converter」などの他のコンポーネントを選択できます(これらのコンポーネントを使用する予定だが、使用しないときは後で有効化する必要がある場合)。

  4. 「更新」をクリックします。
  5. 「拡張コンポーネント・マネージャ」をクリックします。
  6. 「拡張コンポーネント・マネージャ」ページで、WebCenter Configureが「有効なコンポーネント」セクションにリストされていることを確認します。
  7. WebCenter Content Serverインスタンスを再起動します。

WebCenterConfigureコンポーネントを有効化すると、WebCenter Content Serverで特定のタスクが実行されます。表6-4 で、これらのタスクについて説明します。

表6-4 WebCenterConfigureコンポーネントに関連付けられたタスク

タスク タスクの完了を検証するポインタ

アカウントの有効化

「Content Server」→「管理」→「管理サーバー」→「一般構成」→「アカウントの有効化」チェック・ボックス

または

MW_HOME/user_projects/domains/ucm_domain/ucm/cs/config/config.cfgファイル。このファイル内の設定がUseAccounts=1となります。

リリース前のドキュメントに対する更新の許可

「Content Server」→「管理」→「管理サーバー」→「一般構成」→「追加の構成変数」

または

MW_HOME/user_projects/domains/ucm_domain/ucm/cs/config/config.cfg

設定がAllowUpdateForGenwww=1となります。

次のメタデータ・フィールドの追加

  • xWCTags

  • xWCPageId

  • xWCWorkflowAssignment

  • xWCWorkflowApproverUserList

メタデータ・フィールドの表示、編集および追加は、「Content Server」→「管理」→「管理アプレット」→「構成マネージャ」→「情報フィールド」タブで行えます。

次のフォルダ設定の設定(Folders_gコンポーネントが有効化されている場合)

  • システムのデフォルト情報のフィールド構成: 「ドキュメント・タイプ」=「ドキュメント」

  • フィールド情報の継承構成

    • xWCWorkflowAssignment
    • xWCWorkflowApproverUserList

「Content Server」→「管理」→「フォルダ構成」→「システムのデフォルト情報のフィールド構成」

「Content Server」→「管理」→「フォルダ構成」→「フィールド情報の継承構成」

WCWorkflowApproverUserTokenワークフロー・トークンの追加

「Content Server」→「管理」→「管理アプレット」→「ワークフロー管理」→「オプション」→「トークン」メニュー

3つのDynamicConverterテンプレートの追加

DynamicConverterコンポーネントが有効化されると、DynamicConverterサービスがコールされ、次の3つのDynamicConverterテンプレートが作成されます。

  • SLIDE-PREVIEW

  • SLIDE-PREVIEW-TEXT

  • SLIDE-PREVIEW-LARGE

Site StudioをWebCenter Portalで動作させるための、Site Studioコンテンツの切替えウィザードの特定の動作のオーバーライド

これにより、コンテンツ・プレゼンタ内からSite Studioコンテンツの切替えウィザードとSite Studioコントリビュータ・エディタにアクセスして、WebCenter PortalからSite Studioドキュメントの追加および編集を行えるようになります。

  • contentwizard.hcspファイルとcontentwizard.jsファイルが/WebCenterConfigure.zip/component/WebCenterConfigure/publish/contentwizard/ディレクトリからOCS_HOME/cs/weblayout/resources/wcm/custom/sitestudio/contentwizard/webcenter/ディレクトリにコピーされます。

  • wcm.sitestudio.form.jsファイルが/WebCenterConfigure.zip/component/WebCenterConfigure/publish/contentwizard/ディレクトリからOCS_HOME/cs/weblayout/resources/wcm/custom/sitestudio/ディレクトリにコピーされます。

6.4.2 Dynamic Converterコンポーネントの構成

Dynamic Converterコンポーネントを構成して、Oracle WebCenter Portalのスライド・プレビューア機能を有効にします。

スライド・プレビューアでは、Dynamic Converterによってオンザフライで生成される、HTMLレンディションが利用されます。

注意:

Inbound Refineryも構成する必要があります。これを構成していないと、すべてのプレビューが失敗します。Inbound Refineryの構成手順は、「Inbound Refineryの構成」を参照してください。

Dynamic Converterの構成には、次の2つの手順が含まれます。

6.4.2.1 Dynamic Converterコンポーネントの有効化

Dynamic Converterによって、Oracle WebCenter Portalのスライド・プレビューアで使用できるHTMLレンディションがオンザフライで生成されます。

Dynamic Converterコンポーネントを有効化する手順は次のとおりです。

  1. 管理者としてWebCenter Content Serverにログオンします。
  2. 「メイン」メニューから、「管理」「管理サーバー」「コンポーネント・マネージャ」を選択します。
  3. 「コンポーネント・マネージャ」ページでDynamicConverterチェック・ボックスを選択します。
  4. 「更新」をクリックします。
  5. WebCenter Content Serverインスタンスを再起動します。

6.4.2.2 ファイル・タイプ、ファイル・サイズおよびタイムアウト設定の指定

Dynamic Converterコンポーネントを有効化した後で、Dynamic Converterの利用が可能なファイル・タイプを定義する必要があります。Dynamic Converterが処理できる最大ファイル・サイズと、変換操作が失敗するまでの時間も指定できます。

Dynamic Converterでサポートされるファイル・タイプ、許可される最大ファイル・サイズおよびタイムアウト設定を設定する手順は次のとおりです。

  1. 管理者としてWebCenter Content Serverにログオンします。
  2. 「メイン」メニューから、「管理」「Dynamic Converterの管理」「構成設定」を選択します。

    注意:

    「Dynamic Converterの管理」メニュー・オプションは、Dynamic Converterコンポーネントを有効化した後にWebCenter Content Serverインスタンスを再起動しないと、表示されません。

  3. 「変換フォーマット」セクションで、Dynamic Converterを有効化するファイル形式をドロップダウン・リストから選択します。HTMLレンディションを生成できる必要があるすべてのドキュメント・フォーマット(Word、Excel、PowerPoint、PDFなど)を選択します。
  4. 「最大ファイル・サイズ」フィールドで、Dynamic Converterによって処理されるファイルの最大サイズを指定します。

    注意:

    コンテンツ・マネージャを使用するか、wiki、ブログ、アクティビティ・ストリームなどの機能からアップロードされるファイルの最大アップロード・サイズの指定の詳細は、「Oracle WebCenter Portalの構成」を参照してください。
  5. 「タイムアウト」フィールドで、動的変換の実行時間がそれを超えた場合に失敗とする時間を指定します。

    注意:

    Inbound Refineryサーバーのタイムアウト設定の設定の詳細は、「ファイル変換のタイムアウト設定の指定」を参照してください。

6.4.3 Inbound Refineryの構成

Inbound Refineryは、ドキュメント、デジタル・イメージ、動画などの電子アセット用のファイル変換を管理する変換サーバーです。また、ドキュメントと画像のサムネイル機能、およびビデオのストーリボードも提供します。

オプションですが、強くお薦めします

Inbound Refineryを使用して、Oracle WebCenter Content Serverに格納されているコンテンツ・アイテムを変換できます。「Dynamic Converter」コンポーネントを有効化した場合(スライド・プレビューを生成するために使用)は、IBRも構成する必要があります。

Inbound Refineryを構成するには、WebCenter Content ServerからInbound Refineryへの送信プロバイダを設定し、変換するファイル・タイプを指定する必要があります。必要に応じて、wikiおよびブログのPDFへの変換も有効化します。

Inbound Refineryの構成前に、次のことを完了しておきます。

この項には次のサブセクションが含まれます:

6.4.3.1 アウトバウンド・プロバイダの作成

Oracle WebCenter Content ServerからInbound Refineryにファイルを送信して変換を実施するには、「Inbound Refinery変換ジョブの処理」オプションを事前に選択して、WebCenter Content ServerからInbound Refineryへの送信プロバイダを設定する必要があります。

アウトバウンド・プロバイダを作成するには:

  1. WebCenter Content Serverの「管理」メニューから「プロバイダ」を選択します。
  2. 「プロバイダ」ページの「新規プロバイダの作成」セクションで、「送信」行にある「追加」をクリックします。
  3. 次のフィールドに値を入力します。
    • プロバイダ名: 送信プロバイダが必要とするInbound Refineryインスタンスを記述する、スペースを含まない短い名前。Inbound Refineryの「インスタンス名」と同じ名前を使用するのが適切です。

    • プロバイダの説明: 送信プロバイダの説明。

    • サーバー・ホスト名: Inbound Refineryインスタンスを実行するホスト・マシン名(例: myhost.example.com)。

    • HTTPサーバー・アドレス: Inbound Refineryインスタンスのアドレス(http://myhost.example.com:16250など。16250はWebポートです)。

    • サーバー・ポート: Inbound RefineryインスタンスのIntradocServerPort値。この値はインストール後の構成ページで入力されており、Inbound Refineryの構成情報ページにある「サーバー・ポート」で確認できます。また、MW_HOME/user_projects/domains/ucm_domain/ucm/ibr/config/config.cfgファイル内のIntradocServerPortでも確認できます。

      Inbound Refinery構成情報ページを表示するには:

      1. WebCenter Content Serverにログインして、「管理」→「instanceNameの構成」を選択します。

      2. 「サーバーの構成」をクリックしてサーバーの構成を表示します。

      または、「管理」→「管理サーバー」→「一般構成」でIBRにログインします。

    • インスタンス名: Inbound Refineryのインスタンス名(config.cfgファイルのIDC_Name値)。この値は、「コンテンツ・サーバーのインスタンス名」のインストール後の構成ページに入力されたものです。インスタンス名を検索するには、Inbound Refineryにログインして、「管理」→「instanceNameの構成」に移動します。

    • 相対Webルート: Inbound RefineryインスタンスのWebルート(例: /ibr/)。

  4. 「変換オプション」で、「Inbound Refinery変換ジョブの処理」を選択します。「Inbound Refineryの読取り専用モード」は選択しないでください。
  5. 「追加」をクリックします。
  6. WebCenter Content Serverを再起動します。
  7. 「プロバイダ」ページに戻り、プロバイダの「接続状態」の値がgoodになっていることを確認します。

    値がgoodでない場合は、これまでのすべての入力値に誤りがないことを再確認するとともに、WebCenter Content ServerインスタンスとInbound Refineryインスタンスが互いにping可能なことを確認します。

6.4.3.2 変換するファイル形式の選択

Oracle WebCenter Content Serverに対してどのファイルをInbound Refineryに送信して変換するかを指示するには、ファイル・フォーマットを選択する必要があります。

変換するファイル形式を選択するには:

  1. WebCenter Content Serverの「管理」メニューから、「リファイナリ管理」を選択し、「ファイル・フォーマット・ウィザード」を選択します。

    注意:

    Inbound Refineryインスタンスへの有効な送信プロバイダがない場合、Refinery Administrationはリストに表示されません。

    WebCenter Content Serverに、「ファイル・フォーマット・ウィザード」ページが表示されます。このページでは、WebCenter Content Serverへのチェックイン時に変換対象としてInbound Refineryに送信するファイル形式を構成します。

  2. 変換するファイル・フォーマットを選択します。

    変換対象としてInbound Refineryに送信するすべてのファイル・タイプを確実に選択してください。HTMLは選択しません。また、wikiブログについても、WebCenterConversionsコンポーネントを介してこれらの変換を有効化していない場合は選択しないでください。この有効化については、「WikiおよびブログのPDFへの変換の有効化」で説明します。

  3. 「更新」をクリックします。

6.4.3.3 WikiおよびブログのPDFへの変換の有効化

WikiおよびブログのPDFへの変換を有効化するには、まず、Inbound RefineryサーバーとOracle WebCenter Content Serverのそれぞれで、WebCenterConversionsコンポーネントをインストールし、HTMLからPDFへの変換を実行するOpenOfficeを構成する必要があります。

オプション

WebCenterConversionsコンポーネントによってHtmToPDFOpenOffice変換オプションが追加されます。このオプションでは、Inbound RefineryでOpenOffice変換が活用されます(したがって、そのInbound Refineryに対してOpenOfficeが構成されていることが必要です)。

次に示す手順は順序どおり実行する必要がある点に注意してください。Inbound Refineryをインストールおよび有効化せずに、ファイル・フォーマット・ウィザードでWikiおよびブログを選択して有効化すると、Inbound Refineryの変換キューでWikiおよびブログ・ドキュメントがスタックします。

注意:

リッチ・テキスト・エディタ(RTE)から「イメージの埋込み」機能を使用して追加したイメージのみが、生成されたPDFに表示されます。外部URLで参照されるイメージは、PDFに表示されません。RTEの詳細は、『Oracle WebCenter Portalの使用』のリッチ・テキスト・エディタ(RTE)の使用に関する項を参照してください。

ヒント:

『Oracle WebCenter Contentのマネージング』のOpen OfficeによってPDFに変換されるファイル形式に関する項も参照してください。

WebCenter PortalでWikiおよびブログのPDFへの変換を有効化するには、まず次のことを実行する必要があります。

  • Inbound RefineryとのOpenOffice統合の設定。詳細は、『Oracle WebCenter Contentのマネージング』のOpenOfficeを使用するInbound Refineryの構成に関する項 を参照してください。

  • 『Oracle WebCenter Contentのマネージング』のOpenOfficeクラス・ファイルのクラスパスの設定に関する項で説明している手順を実行します(ホストにログインしないでOpenOfficeを使用する方法に関する項も参照してください)。

  1. WebCenterConversionコンポーネントをインストールします。
    1. Inbound Refineryサーバーにログインします。
    2. 「管理」をクリックし、「管理サーバー」を選択します。
      Inbound Refineryの「管理サーバー」ページが表示されます。
    3. 「コンポーネント・マネージャ」で、「拡張コンポーネント・マネージャ」リンクをクリックします。
      「コンポーネント・マネージャ」ページが表示されます。
    4. 「新規コンポーネントのインストール」セクションで、WebCenterConversions.zipへのパスを選択して「インストール」をクリックします。
      WebCenterConversions.zipは、MW_HOME/wcportal/install/にあります。
      WebCenterConversionコンポーネントが「無効なコンポーネント」ボックスに表示されます。
    5. 「WebCenterConversion」を選択して「有効化」をクリックします。
    6. Inbound Refineryサーバーを再起動します。
  2. Inbound RefineryがOpenOfficeと統合できるようにします。
    1. Inbound Refineryサーバーに再度ログインします。
    2. 「管理」をクリックし、「管理サーバー」を選択します。
      Inbound Refineryの「管理サーバー」ページが表示されます。
    3. 「コンポーネント・マネージャ」ページで、「OpenOfficeConversion」チェック・ボックスを選択します。
    4. Inbound Refineryサーバーを再起動します。
  3. WebCenterConversionコンポーネントを有効にします。
    1. Inbound Refineryサーバーで、「変換設定」の下にある「変換リスト」リンクをクリックします。
      これにより、「変換リスト」ページが表示されます。
    2. 「変換」表で、HtmToPDFOpenOffice「承認」チェック・ボックスを選択し、「更新」をクリックします。
      関連付けられたWebCenter Content Serverインスタンスの、WebCenter Content Serverのファイル・フォーマット・ウィザードで、Wikiとブログのオプションが表示されるようになります。
  4. WebCenter Content ServerでWikiおよびブログのPDFへの変換を有効化します。
    1. WebCenter Content Serverにログインします。
    2. 「管理」ノードを開き、「リファイナリ管理」を開いて、「ファイル・フォーマット・ウィザード」をクリックします。
    3. 「ファイル・タイプの選択」で、「Wiki」および「ブログ」チェック・ボックスを選択し、「更新」をクリックします。
  5. Inbound RefineryでPDF変換を有効にします。
    1. Inbound Refineryサーバーに再度ログインします。
    2. 「変換設定」を選択し、「プライマリWebレンディション」を選択します。
    3. 「OpenOfficeを使用してPDFに変換」オプションを選択します。
    4. 「更新」をクリックします。

6.4.3.4 ファイル変換のタイムアウト設定の指定

オプションで、Inbound Refineryによる個別の変換操作について最大と最小の処理時間を設定できます。

変換操作に対してタイムアウト設定を構成する手順は次のとおりです。

  1. Inbound Refineryサーバーにログオンします。
  2. 「設定」で、「タイムアウト」を選択します。
  3. 必要に応じて、様々な変換操作の最小および最大のタイムアウト設定を指定します。
  4. 「更新」をクリックします。

    注意:

    Dynamic Converterのタイムアウト設定の設定の詳細は、「ファイル・タイプ、ファイル・サイズおよびタイムアウト設定の指定」を参照してください。

6.4.4 Oracle WebCenter Content Serverに対するSSLの設定

コンテンツ・リポジトリに使用するOracle WebCenter PortalとOracle WebCenter Content Serverが、同じシステム上または信頼できる同じプライベート・ネットワーク上にない場合、アイデンティティ伝播はセキュアではありません。

セキュアなアイデンティティ伝播を保証するには、さらにWebCenter Content Serverに対してSSLを設定する必要があります。

6.4.5 SESクローラの構成

デフォルトの検索アダプタをオーバーライドして、ドキュメント、ページ、人などのOracle WebCenter Portalリソースの統合ランキング結果の取得にOracle SESを使用できます。

オプション

SESクローラの構成は、「Oracle SESのためのOracle WebCenter Content Serverの設定」の手順に従ってください。

6.4.6 Site Studioの設定

Site Studioを構成すると、Site Studioを使用してSite Studioアセット(リージョン定義および表示テンプレート)を作成し、そのアセットをコンテンツ・プレゼンタで使用できるようになります。

オプションですが、強くお薦めします

Site Studioの構成はオプションですが、この構成を行わないと、コンテンツ・プレゼンタでのSite Studio関連のアセットの作成および使用はできません。Site Studioが不要であることが確実ではない場合、後でやりなおすことがないように、インストールおよび構成することを強くお薦めします。

Site Studioを有効化する手順は次のとおりです。

  1. WebCenter Content Serverにログインして、「管理サーバー」ページを開きます。

    「コンポーネント・マネージャ」ページが表示されます。

  2. 「すべての機能」をクリックします。

    ドキュメント管理、フォルダ、Inbound Refinery、統合およびWebコンテンツ管理カテゴリのすべてのコンポーネントが表示されます。

  3. 有効化する各コンポーネントのチェック・ボックスを選択します。次のコンポーネントを有効化する必要があります。
    • LinkManager

    • SiteStudio

    • DBSearchContainsOpSupport (フルテキスト検索に必要)

    • PortalVCRHelper

  4. 「更新」をクリックします。
  5. WebCenter Content Serverインスタンスを再起動します。
  6. WebCenter Content Serverに再度ログインして、「管理」ページを開きます。
  7. 「Site Studioの管理」を選択し、「デフォルトのプロジェクト・ドキュメント情報の設定」を選択します。
  8. デフォルトを受け入れて「更新」をクリックします。
  9. 「Site Studioの管理」を選択し、「デフォルトのWebアセット・ドキュメント情報の設定」を選択します。
  10. デフォルトを受け入れて「更新」をクリックします。
  11. Site Studio Designerを使用するには、WebCenter Content Serverコンソールにログインし、「コンテンツ・サーバー」→「ダウンロード」に移動して、Site Studio Designerのダウンロードとインストールを実行します。

Site Studioを設定した後、WebCenter Content ServerインスタンスにRD_ARTICLEリージョン定義などの適切なアセットをシードするために、Oracle WebCenter Portalを起動(または再起動)します。

6.4.6.1 iFrame化UIの有効化

個別のウィンドウではなく、インライン・フレームを使用してコンテンツ・プレゼンタにSite Studioが表示されるようにする必要があり、Oracle WebCenter PortalとOracle WebCenter Content Serverが同じドメインにない(Webアドレスの観点で)場合は、Oracle HTTP Server (OHS)を構成する必要があります。

ノート

  • iFrame化のサポートを有効化する前に、「Oracle HTTP Serverのインストールと構成」の説明に従って、OHSのインストールと構成を完了しておく必要があります。

  • コンテンツ・プレゼンタは異なるコンテンツ・サーバー接続を指定できますが、iFrameはデフォルトのコンテンツ・サーバー接続でのみサポートされます。

iFrame化UIを有効化する手順は次のとおりです。
  1. mod_wl_ohs.confファイルを開いて、このファイルが適切なWebCenter Content Serverインスタンスを指していることを確認します。

    このファイルのデフォルトの場所は、OHS_HOME/Oracle_WT1/instances/instance1/config/OHS/ohs1/mod_wl_ohs.confです

  2. Content Serverの接続プロパティをwebContextRoot='/cs'に更新します。

    注意:

    この設定は、OHSが設定されていない場合や、正しく動作していない場合には、設定しないでください。

  3. WebCenter Content ServerおよびadfAuthentication保護URI情報でmod_wl_ohs.confファイルを更新することによって、OHSを構成します。

    例:

    <Location /cs>
    SetHandler weblogic-handler
    WeblogicHost example.com
    WeblogicPort 9400
    </Location>
    
    <Location /adfAuthentication>
    SetHandler weblogic-handler
    WeblogicHost example.com
    WeblogicPort 9400
    </Location>

    WebCenter Content ServerがOracle AutoVue VueLinkサーブレットで構成されている場合は、次の追加エントリを含めます。

    <Location /vuelink>
    SetHandler weblogic-handler
    WeblogicHost example.com  # Same as /cs entry
    WeblogicPort 9400    # Same as /cs entry
    </Location>

    mod_wl_ohs.confファイルによるOHSの構成の詳細は、「Oracle HTTP Serverの構成」を参照してください。

これでWebCenter PortalのフロントエンドがOHSになったため、WebCenter Portalへのアクセス時にOHSからそうする必要があることに注意してください。したがって、次のURLを指定してアプリケーションにアクセスします。

http://host:OHSPort/webcenter

例:

http://my.example.com:7777/webcenter

6.4.7 フルテキスト検索の有効化

デフォルトでは、Oracle WebCenter Content Serverで使用されるデータベースは、メタデータのみの検索および索引付け機能の提供を目的に設定されます。しかし、フルテキストの検索および索引付け機能も追加でサポートするように、データベースのデフォルト構成を変更できます。

オプションですが、強くお薦めします

名目上はオプションですが、OracleTextSearchオプションを使用してフルテキスト検索を実装することをお薦めします。

詳細は、『Oracle WebCenter Contentのインストールと構成』のContent Server用のOracleTextSearchの構成に関する項および『Oracle WebCenter Contentのマネージング』のSite Studioの統合に関する項を参照してください。

6.4.8 Oracle WebCenter Content Serverでのコンテンツ・プロファイルの作成

ユーザーは、Content Serverプロファイルを使用してコンテンツをアップロードできます。

オプション

WebCenter Content Serverプロファイルの詳細は、『Oracle WebCenter Contentのマネージング』のコンテンツ・プロファイルの管理に関する項を参照してください。

コンテンツ・チェックイン・ページを使用して、ファイルをWebCenter Content Serverにチェックインできます。必須フィールドはアスタリスク(*)で示されています。すべてのコンテンツ・プロファイルには、必須フィールドを含める必要があります。これらが含まれていないと、チェックインに失敗します。

WebCenter Content Serverプロファイルには、WebCenter Content Serverにファイルをアップロードするために必要となる必須フィールドに加えて、ドキュメント・ライブラリおよびOracle WebCenter Portalでアップロード・プロファイルを正しく動作させるための次のフィールドも含める必要があります。

  • xCollectionID: フォルダ名の永続化用

  • xIdcProfile: プロファイル値の永続化用

  • dRevLabel: 新しいバージョンのチェックインを可能にするために、CHECKIN_SEL_FORM APIで必要

これらのフィールドを非表示フィールドとしてプロファイルに追加できます。

6.4.9 Digital Asset Managerの有効化

フル・イメージ・レンディションをサポートするには、イメージがチェックインされているOracle WebCenter Content ServerでDigital Asset Manager (DAM)が有効化されている必要があります。

オプション

たとえば、イメージを含むページを、デスクトップ・ブラウザで表示する場合は高解像度の大きなイメージを使用し、携帯電話で表示する場合は低解像度の小さいイメージを使用し、タブレットで表示する場合はサイズは中型であるが低解像度のイメージを使用できます。

DAMが有効な場合、イメージがチェックインする際に様々なレンディションが自動的に作成され、チェックイン時にレンディション・セットによって判断されます。DAMには組込みのレンディション・セットがいくつか用意されていますが、Content Server管理者は新しいレンディション・セットを作成することもできます。個々のレンディションは、適切なEL式を使用することでコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートの名前で参照できます。

DAMが有効でない場合、サポートがwebレンディションおよびthumbnailレンディションによるInbound Refineryを介したイメージ・レンディションのみに制限されます。

DAMの有効化およびレンディション・セットの作成の詳細は、『Oracle WebCenter Contentのマネージング』のイメージおよびビデオの変換の使用に関する項を参照してください。

注意:

Oracle WebCenter Portalでは、イメージのみの複数のレンディションをサポートします(ビデオはサポートしません)。

6.4.10 Oracle WebCenter Content Serverに対する追加オプション構成

この項では、追加のオプション構成について説明します。これらの構成はOracle WebCenter Content Serverを適切に機能させるために必須ではありませんが、これらに構成によって価値が得られ、WebCenter Content Serverのエンタープライズ・インストールのベスト・プラクティスが確立されます。

この項には次のトピックが含まれます:

6.4.10.1 Desktop用のOracle WebCenter Content Serverの構成

Oracle WebCenter Content: Desktopを使用すると、Windowsエクスプローラ、Microsoft Officeアプリケーション(Word、ExcelおよびPowerpoint)、電子メール・クライアント(Microsoft OutlookおよびLotus Notes)、Webブラウザ(Internet Explorer、Mozilla FirefoxおよびGoogle Chrome)などの数多くの使い慣れたデスクトップ・アプリケーションから、Oracle WebCenter Content Serverのファイルに簡単にアクセスできるようになります。

Desktopクライアント・ソフトウェアがWebCenter Content Serverに接続するためには、次のシステム・コンポーネントをサーバーで有効にする必要があります。

  • CoreWebdav。コンテンツ管理を統合するためのコアとなるWebDAV機能を提供します。

また、次のコンポーネントも有効化する必要があります。

  • サーバーに対してコアとなるコンテンツ管理統合機能を処理するDesktopIntegrationSuite

  • DesktopTag。コンテンツを追跡する目的で使用されるMicrosoft Officeファイルのカスタム・プロパティを管理したり、Microsoft Officeアプリケーションでワークフロー処理機能を提供します。

  • 統合階層のコンテンツ・フォルダを有効化するFramework Folders

また、次のコンポーネントも有効化できます。

  • 電子メール・メッセージ・フィールドを電子メール・メタデータ・フィールドにマップし、Microsoft OutlookおよびLotus Notesでコンテンツ・フォルダに電子メールをドラッグ・アンド・ドロップする場合にも必要なEmailMetadata

Desktop用にWebCenter Content Serverを構成する手順は次のとおりです。

  1. WebCenter Content Serverにログインします。

  2. WebCenter Content Serverの「管理」トレイまたはメニューで、「管理サーバー」「コンポーネント・マネージャ」を選択します。

  3. 「コンポーネント・マネージャ」ページで「フォルダ」を選択し、フォルダ・カテゴリのコンポーネントを表示します。

  4. FrameworkFoldersコンポーネントを選択します。

  5. DesktopIntegrationSuiteDesktopTag、オプションでEmailMetadataの各コンポーネントを選択します。

  6. 「更新」ボタンをクリックして「OK」をクリックし、選択を確定します。

  7. 「コンポーネント・マネージャ」ページの最初の段落で、「拡張コンポーネント・マネージャ」をクリックします。

  8. 「拡張コンポーネント・マネージャ」ページの「無効なコンポーネント」ボックスで、FolderStructureArchiveを選択し、「有効化」ボタンをクリックします。

  9. CoreWebdavコンポーネントが有効化されていることを確認します。

    1. 「拡張コンポーネント・マネージャ」ページの「カテゴリ・フィルタ」で、「システム・コンポーネントの表示」を選択します。

    2. CoreWebdavが「有効なコンポーネント」ボックス内にない場合は、「無効なコンポーネント」ボックスでCoreWebdavを選択し、「有効化」ボタンをクリックします。

  10. WebCenter Content Serverを再起動します。

Desktopの追加構成情報は、『Oracle WebCenter Contentのマネージング』のDesktopの管理に関する項を参照してください。

Desktopクライアント・ソフトウェアは、デスクトップ統合を使用するユーザーのコンピュータにインストールする必要があります。詳細は、『Oracle WebCenter Content: Desktopの使用』のコンピュータ上でのDesktopクライアント・ソフトウェアの設定に関する項を参照してください。

6.4.10.2 ファイル・ストア・プロバイダの構成

Oracle WebCenter Content Serverでは、コンテンツの格納および編成用の従来のファイル・システムのかわりに、データ管理用のファイル・ストアが使用されます。

File Store Providerコンポーネントは、(ドキュメントが格納されていない)新しいWebCenter Content Serverインスタンスに対して、デフォルトでインストール、有効化およびアップグレードされます。File Store Providerコンポーネントは、このコンポーネントによって公開される機能(Web、ボールトおよびWeb URLパス表現の変更など)を活用するために、デフォルトのファイル・ストア(DefaultFileStore)を自動的にアップグレードします。

File Store ProviderコンポーネントはWebCenter Content Serverインタフェースでファイル・ストア機能を公開し、追加の構成オプションを使用可能にします。たとえば、バイナリ・ラージ・オブジェクト(BLOB)データ型を使用して、ファイル・システムのかわりにデータベースにコンテンツを格納するように、WebCenter Content Serverインスタンスを構成できます。

File Store Providerでは、チェックインされたコンテンツおよび関連付けられたメタデータが、システム管理者が設定した基準に基づいて調べられ、これらにストレージ・ルールが割り当てられます。基準には、メタデータ、プロファイルまたはその他の考慮事項を含めることができます。ストレージ・ルールによって、WebCenter Content ServerシステムによるボールトおよびWebファイルの格納方法と、これらへのWebサーバーからのアクセス方法が決まります。

File Store Providerコンポーネントを使用することによって、WebCenter Content Serverシステムの管理対象のコンテンツの格納とコンテンツへのアクセスのためのデータドリブン・ルールを定義できます。次に示す構成手順では、ファイル・システム上ではなくデータベースにコンテンツが確実に格納されるようにするためのストレージ・ルールが作成されます。

ストレージ・ルールを作成するには:

  1. システム管理者としてWebCenter Content Serverインスタンスにログインします。
  2. 「管理」を選択し、「プロバイダ」を選択します。

    「プロバイダ」ページが表示されます。

  3. DefaultFileStoreプロバイダの隣にある「アクション」列の「情報」をクリックします。

    「ファイル・ストア・プロバイダ情報」ページが表示されます。

  4. ルール名(例: DBStorage)を指定し、JDBCストレージを選択します。
  5. 「OK」をクリックします。

    「ファイル・ストア・プロバイダの編集」ページが表示されます。

  6. 「更新」をクリックします。
  7. WebCenter Content Serverインスタンスを再起動します。

6.4.10.3 ノード・マネージャの設定

Oracle WebCenter Content Serverおよびこのサーバーが配置されているドメイン内の他のサーバーの構成および管理の追加手順として、Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの使用も考えられます。ノード・マネージャを使用すると、WebLogic Serverインスタンスのリモートからの起動および停止、これらのモニター、および予期しない障害発生後の自動再起動が可能になります。

WebCenter Content Server、管理サーバーおよびノード・マネージャが同じWebLogic Serverドメイン内でともに動作するように、これらを構成できます。ノード・マネージャは、いずれかのサーバー・インスタンスをホストするすべてのマシンにインストールされます。ノード・マネージャの使用の詳細は、『Oracle WebCenter Contentのインストールと構成』のOracle WebCenter Contentでのノード・マネージャの使用に関する項を参照してください。

6.4.10.4 ローカライゼーション・プロパティの構成

コンテンツ・マネージャ・タスク・フローが機能し、英語以外のロケールの適切な翻訳が表示されるようにするには、ローカライゼーション用にContent Serverを構成する必要があります。

Content Serverでロケールの有効または無効を構成する手順は次のとおりです。
  1. WebCenter Contentに管理者としてログオンします。
  2. メイン・メニューから、「管理」「ローカライズ」を選択します。
  3. 必要なロケールのチェック・ボックスを選択します。
  4. 「更新」をクリックします。

6.4.10.5 リッチ・テキスト・エディタのWikiマークアップ・タブの表示および非表示

リッチ・テキスト・エディタ(RTE)でWikiドキュメントを作成または編集するときに、デフォルトでは、「Wikiマークアップ」タブが非表示にされています。「Wikiマークアップ」タブを表示または非表示にするには、構成ファイルblog-wiki-config.xml.xmlを編集します。

オプション

警告:

RTEの「Wikiマークアップ」タブと、その他のタブの間で切り替えると、データが失われる場合があります。このため、デフォルトでは「Wikiマークアップ」タブが無効化されています。「Wikiマークアップ」タブを有効化する前に、有効化することにより発生する可能性のある問題について考慮してください。

ポータルの「Wikiマークアップ」タブを表示および非表示にするには:

  1. 最新の構成ファイルblog-wiki-config.xml.xmlをMDSからエクスポートします。
    exportMetadata(application='webcenter', server='WC_Portal', toLocation='/scratch/aime1', docs='/oracle/webcenter/doclib/config/mdssys/cust/site/webcenter/blog-wiki-config.xml.xml')
    
  2. この構成ファイルが見つからない場合は、手順1で指定したパスで構成ファイルを作成してから、次のコードを追加するためにファイルを編集します。
    <?xml version='1.0' encoding='UTF-8'?>
    <mds:customization version="11.1.1.64.86" xmlns:mds="http://xmlns.oracle.com/mds" motype_local_name="adf-blogwiki-config" motype_nsuri="http://xmlns.oracle.com/webcenter/blogwiki/config">
    <mds:modify element="(xmlns(mds_ns1=http://xmlns.oracle.com/webcenter/blogwiki/config))/mds_ns1:adf-blogwiki-config/mds_ns1:properties/mds_ns1:property[@name='wiki.markup.enabled']">
    <mds:attribute name="value" value="false"/>
    </mds:modify>
    </mds:customization>
    
  3. 構成ファイルを編集して、次に示すように要素wiki.markup.enabledの値を変更します。
    <mds:modify element="(xmlns(mds_ns1=http://xmlns.oracle.com/webcenter/blogwiki/config))/mds_ns1:adf-blogwiki-config/mds_ns1:properties/mds_ns1:property[@name='wiki.markup.enabled']"><mds:attribute name="value" value="[true|false]"/></mds:modify>
    

    ここで:

    • true: 「Wikiマークアップ」タブの表示

    • false (デフォルト): 「Wikiマークアップ」タブの非表示

  4. 更新したファイルをMDSにインポートします。
    importMetadata(application='webcenter', server='WC_Portal', fromLocation='/scratch/aime1', docs='/oracle/webcenter/doclib/config/mdssys/cust/site/webcenter/blog-wiki-config.xml.xml')

6.4.10.6 リッチ・テキスト・エディタのテキスト折返しの無効化

デフォルトでは、リッチ・テキスト・エディタでHTMLソースが68文字で折り返されます。これにより、一部のマルチバイトの記号が誤って折り返される場合があります。この問題が発生する場合は、リッチ・テキスト・エディタのテキスト折返しを無効化できます。

オプション

リッチ・テキスト・エディタのテキスト折返しを無効化する手順は次のとおりです。

  1. 最新の構成ファイルblog-wiki-config.xml.xmlをMDSからエクスポートします。
    exportMetadata(application='webcenter', server='WC_Portal', toLocation='/scratch/aime1', docs='/oracle/webcenter/doclib/config/mdssys/cust/site/webcenter/blog-wiki-config.xml.xml')
    
  2. この構成ファイルが見つからない場合は、手順1で指定したパスで構成ファイルを作成してから、次のコードを追加するためにファイルを編集します。
    <?xml version='1.0' encoding='UTF-8'?>
    <mds:customization version="11.1.1.64.86" xmlns:mds="http://xmlns.oracle.com/mds" motype_local_name="adf-blogwiki-config" motype_nsuri="http://xmlns.oracle.com/webcenter/blogwiki/config">
    <mds:modify element="(xmlns(mds_ns1=http://xmlns.oracle.com/webcenter/blogwiki/config))/mds_ns1:adf-blogwiki-config/mds_ns1:properties/mds_ns1:property[@name='wiki.markup.enabled']">
    <mds:attribute name="value" value="false"/>
    </mds:modify>
    </mds:customization>
    
  3. 構成ファイルを編集して、次に示すように要素text.wrap.lengthの値を0に変更します。
    <mds:modify element="(xmlns(mds_ns1=http://xmlns.oracle.com/webcenter/blogwiki/config))/mds_ns1:adf-blogwiki-config/mds_ns1:properties/mds_ns1:property[@name='text.wrap.length']"><mds:attribute name="value" value="0"/></mds:modify>
    
  4. 更新したファイルをMDSにインポートします。
    importMetadata(application='webcenter', server='WC_Portal', fromLocation='/scratch/aime1', docs='/oracle/webcenter/doclib/config/mdssys/cust/site/webcenter/blog-wiki-config.xml.xml')

6.4.11 デフォルトのOracle WebCenter Content Serverのリポジトリの登録

Oracle WebCenter PortalとOracle WebCenter Content Server間のデフォルトの接続は、WebCenter Portalの最初の起動時に構成される場合がありますが、接続のテストを行って、期待されるデータが正しくシードされていることを確認することを強くお薦めします。

オプションですが、強くお薦めします

この項には次のトピックが含まれます:

6.4.11.1 Oracle WebCenter Portalに対するOracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続の構成

Oracle WebCenter PortalとOracle WebCenter Content Server間のデフォルトの接続は、WebCenter Portalの最初の起動時に自動的に構成される場合がありますが、接続のテストを行って、使用している環境用に正しく構成されていることを確認してください。

高可用性環境やシングル・サインオン環境では、WebCenter Portalのホストおよびポート設定を変更する必要がある場合があります。

WebCenter Content Serverをインストールおよび構成して、WebCenter Portalを再起動した後、WebCenter PortalとWebCenter Content Serverの間の接続が正しく構成されていることを確認します。接続が正しく構成されていない場合は、「Oracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続に対する接続プロパティの設定」に示されているようにそれを構成します。

一部のWebCenter Portalコンポーネントは、WebCenter Portalの最初の起動時にWebCenter Content Serverにシードされるデータを使用します。WebCenter Portalで他のコンポーネントを構成する前に、期待されるデータが正しくシードされていることを、「Oracle WebCenter Content ServerにシードされるOracle WebCenter Portalデータの確認」の説明に従って確認してください。

6.4.11.2 Oracle WebCenter Content ServerにシードされるOracle WebCenter Portalデータの確認

Oracle WebCenter Portalの最初の起動時には、一連のデフォルト・データがデフォルトのOracle WebCenter Content Serverにシードされます。WebCenter Portalインスタンスに対してWebCenter Content Serverにシードされるデータは、デフォルトのWebCenter Content Serverの接続で設定されるプロパティに基づきます。

例:

Portal Server Identifier = /WebCenter1
Security Group = WC1

データが正しくない場合や、部分的にしかシードされていない場合は、WebCenter PortalのログとWebCenter Content Serverの構成を確認して、それらのプロパティに必要な修正を行います。その後、WebCenter Portalインスタンスを再起動してデータを再シードしてください。デフォルトのWebCenter Content Serverの接続の設定、およびWebCenter Portalのコンテンツ・リポジトリに必要な追加のプロパティの設定の詳細は、「Oracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続に対する接続プロパティの設定」を参照してください。

表6-5 は、シードされるWebCenter Portalデータ(「シードされるデータ」)、シードされるデータのネーミング(「ネーミング」)、およびWebCenter Content Serverにデータが作成されていることの確認方法(「検証」)を示しています。

表6-5 WebCenter Portalでシードされるデータ

シードされるデータ ネーミング 検証

セキュリティ・グループ

1つのセキュリティ・グループがシードされます。

securityGroup

例: WC1

WebCenter Content Serverで、「管理」→「管理アプレット」→「ユーザー管理」→「セキュリティ」→「グループの権限」に移動します

ロール

2つのロールがシードされます。

  • securityGroupUser (セキュリティ・グループに対するR権限を持つ)

  • securityGroupAuthenUser (セキュリティ・グループに対するRWD権限を持つ)

例: WC1UserおよびWC1AuthenUser

WebCenter Content Serverで、「管理」→「管理アプレット」→「ユーザー管理」→「セキュリティ」→「ロールの権限」に移動します

ルート・フォルダ名

portalServerIdentifier

(Security Group = securityGroup)

例: /WebCenter1

コンテンツを参照します(フォルダはトップレベルのフォルダとしてリストされます)。

デフォルト属性 - パブリック・ユーザー

すべてのパブリック・ユーザーには次の権限があります。

  • アカウント接頭辞PUBLICに対する読取り権限

  • アカウント接頭辞WCILSに対する読取り権限

  • securityGroupロール

ExtendedConfigProperties表に対する問合せを実行します。または、WebCenter Content Serverにログインした後にユーザー名をクリックして、ロールとアカウントをリストするユーザーのプロファイル・ページを表示し、アカウントPUBLICおよびWCILSと、ロールsecurityGroupUserが含まれていることを確認します

デフォルト属性 - 認証されたユーザー

認証されたすべてのユーザーには次の権限があります。

  • アカウント接頭辞AUTHENに対する読取り権限

  • アカウント接頭辞WCILSに対する読取り、書込み、削除、管理権限

  • securityGroupAuthenUserロール

ExtendedConfigProperties表に対する問合せを実行します。または、WebCenter Content Serverにログインした後にユーザー名をクリックして、ロールとアカウントをリストするユーザーのプロファイル・ページを表示し、アカウントAUTHENおよびWCILSと、ロールsecurityGroupAuthenUserが含まれていることを確認します

表6-6 は、ホーム・ポータルに対してシードされるデータ(「シードされるデータ」)、シードされるデータのネーミング(「ネーミング」)、およびWebCenter Content Serverにデータが作成されていることの確認方法(「検証」)を示しています。同じWebCenter Content Serverを使用しているWebCenter Portalインスタンスの数にかかわらず、ホーム・ポータルのデータはWebCenter Content Serverインスタンスに1回のみシードされます。したがって、複数のWebCenter Portalインスタンスで同じWebCenter Content Serverを使用している場合、これらのインスタンスは同じホーム・ポータル・データを共有することになります。

表6-6 ホーム・ポータルに対してシードされるデータ

シードされるデータ ネーミング 検証

セキュリティ・グループ

1つのセキュリティ・グループがシードされます。

PersonalSpaces

WebCenter Content Serverで、「管理」→「管理アプレット」→「ユーザー管理」→「セキュリティ」→「グループの権限」に移動します

ロール

2つのロールがシードされます。

  • PersonalSpacesRole (セキュリティ・グループPersonalSpacesに対するR権限を持つ)

  • PersonalSpacesAuthenRole (セキュリティ・グループPersonalSpacesに対するRWD権限を持つ)

WebCenter Content Serverで、「管理」→「管理アプレット」→「ユーザー管理」→「セキュリティ」→「ロールの権限」に移動します

ルート・フォルダ名

PersonalSpaces (Security Group=PersonalSpaces)

コンテンツを参照します(フォルダはトップレベルのフォルダとしてリストされます)。

デフォルト属性 - パブリック・ユーザー

すべてのパブリック・ユーザーには次の権限があります。

  • ルート・フォルダのアカウントに対する読取り権限

  • PersonalSpacesロール

ExtendedConfigProperties表に対する問合せを実行します。または、WebCenter Content Serverにログインした後にユーザー名をクリックして、ロールとアカウントをリストするユーザーのプロファイル・ページを表示し、アカウントPEWebCenter/PUと、ロールPersonalSpacesRoleが含まれていることを確認します

デフォルト属性 - 認証されたユーザー

認証されたすべてのユーザーには次の権限があります。

  • PersonalSpacesAuthenRoleロール

ExtendedConfigProperties表に対する問合せを実行します。または、WebCenter Content Serverにログインした後にユーザー名をクリックして、ロールとアカウントをリストするユーザーのプロファイル・ページを表示し、ロールPersonalSpacesAuthenRoleが含まれていることを確認します

6.5 Oracle WebCenter Content Serverへの接続の作成

Oracle WebCenter Portalを最初に起動するときにOracle WebCenter Content Serverへのデフォルト接続が自動的に作成および構成されるようにできますが、デフォルト設定を変更したり、他のWebCenter Content Serverリポジトリを登録することができます。

この項では、次の項目について説明します。

6.5.1 Oracle WebCenter Content Serverへの接続の作成について

Oracle WebCenter Content Serverへの接続を作成するときには、考慮事項がいくつか存在します。

次の点を考慮してください。

  • Oracle WebCenter Portalは、Remote Intradoc Client (RIDC)経由でWebCenter Content Serverと通信します。RIDCにより、WebCenter PortalはWebCenter Content Serverのサービスをリモートで実行できます。また、接続プーリング、セキュリティ、プロトコルの固有情報なども処理されます。RIDCは、ソケットベース通信、およびHTTPプロトコルとJAX-WSプロトコルをサポートします。

    • ソケット - ソケット・プロトコルは、Intradocソケット・ポート経由でWebCenter Content Serverと通信します。このプロトコルは、WebCenter PortalとWebCenter Content Server間の信頼できる接続を必要とし、パスワード検証は行いません。

      セキュリティを強化するために、SSLを介して実行されるようにソケットベース通信を構成することもできます

    • HTTP - RIDCは、HTTPClientパッケージを使用して、WebCenter Content Serverに接続されたWebサーバーと通信します。ソケット・プロトコルとは異なり、このプロトコルでは、各リクエストについて認証資格証明が必要です。

      また、HTTPプロトコルは、Oracle Traffic DirectorなどのHTTPロード・バランサを使用して負荷分散することもできます。

    • JAX-WS - JAX-WSを使用する場合、WebCenter Portalからのすべての接続が自動的に信頼できる接続となると想定するのではなく、WebCenter PortalがWebCenter Content Serverに対して各接続を認証する必要があります。JAX-WSプロトコルは、適切に構成されたWebCenter Content ServerインスタンスとRIDCクライアントがインストールされているOracle WebCenter Contentでのみサポートされます。

  • デフォルトのWebCenter Content Serverの接続には、追加構成が必要です。

    • WebCenter Content Serverインスタンスに対する管理権限を持つユーザー名が必要です(Content Administrator)。ポータル・コンテンツ、セキュリティ・グループおよびロール用のフォルダの作成と保守、およびコンテンツへのアクセス権の管理には、このユーザーが使用されます。デフォルトのコンテンツ管理者はsysadminです。

      WebCenter Portalユーザーにかわって操作を実行するには、この接続に対する管理権限が必要です。

    • ポータル・サーバー識別子の値は、すべてのWebCenter Portalコンテンツの格納場所である、WebCenter Content Serverリポジトリ内のルート・フォルダの名前として使用されます。ポータル・サーバー識別子の値には、まだ存在しないWebCenter Content Serverフォルダを指定する必要があります。形式は/foldernameを使用します。たとえば、/MyWebCenterPortalなどです。ポータル・サーバー識別子は、/やWebCenter Content Serverのルート自体にすることはできず、これは異なるポータル間で一意にする必要があります。WebCenter Portalの起動時に、指定したフォルダが作成されます。無効なエントリの例: //foldername//foldername/subfolder

    • セキュリティ・グループはこのWebCenter Content Serverリポジトリ内でWebCenter Portalインスタンスを識別し、これには一意の値(例: MyWCPApp)を指定する必要があります。この名前は14文字以内とし、英字を先頭に、英数字またはアンダースコア文字の任意の組合せで構成する必要があります。

      セキュリティ・グループの値は、次のことのために使用されます。

      • 複数のWebCenter Portalインスタンスが同じWebCenter Content Serverインスタンスを共有しており、アプリケーション間で一意にする必要があるときにデータを分離するために使用する。

      • WebCenter Portalインスタンスで作成されたすべてのデータを格納するセキュリティ・グループの名前として使用する。

      • ロールの接頭辞として使用する(名前の書式はsecurityGroupUserおよびsecurityGroupAuthenUser)。

      • 特定のWebCenter Portalインスタンス用にアカウントに対するユーザー権限をストライプ化するために使用する。

      • 特定のWebCenter Portalインスタンス用にデフォルトの属性をストライプ化するために使用する。

      セキュリティ・グループとロールの詳細は、『Oracle WebCenter Contentの管理』の「高度な管理: セキュリティ」を参照してください。フォルダの詳細は、『Oracle WebCenter Contentのマネージング』のコンテンツの整理に関する項を参照してください。

  • ポータル・サーバー識別子セキュリティ・グループの値は、次のとおりです。

    • WebCenter Portalでのデフォルト接続用に、ポータル・サーバー識別子セキュリティ・グループの値を使用してWebCenter Content Serverにシード・データが作成され、それによってポータル関連データの格納が可能になります。

      警告:

      ポータル・サーバー識別子またはセキュリティ・グループの値を個別に変更しないでください。常に両方を変更する必要があります。つまり、WebCenter Portalを構成し、実行した後にポータル・サーバー識別子の値を変更する場合は、セキュリティ・グループも変更する必要があります(逆の場合も同様です)。つまり、WebCenter Portalにすでにシード・データが格納されている場合は、両方(ポータル・サーバー識別子およびセキュリティ・グループ)の値を一意の値に変更する必要があります。

      これらの値を変更しても、WebCenter Content Server内の既存のシード・データの名前は変更されません。かわりに、アプリケーションを起動したときに、新しい値を使用して新しいシード・データが作成されます。アプリケーションが起動すると、新しいポータル・サーバー識別子フォルダの下に新しいWebCenter Portalデータが作成され、以前のフォルダの下の既存のデータは使用できなくなります。つまり、以前、ポータル・サーバー識別子の変更前にドキュメント・ツールが有効であったWebCenter Portalで、ドキュメント・ツールが無効化されます。

      注意:

      ポータル・サーバー識別子セキュリティ・グループの値は変更されますが、WebCenter Content Serverの他のすべてのフォルダと同様、検索結果には引き続き以前のフォルダが表示されます。

  • WebCenter Portalは起動時に、WebCenter PortalのデフォルトのWebCenter Content Serverリポジトリにシード・データを作成します(このデータがまだ存在しない場合)。

6.5.2 Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebCenter Content Serverへの接続の作成

Fusion Middleware Controlを使用して、Oracle WebCenter Content ServerをOracle WebCenter Portalのコンテンツ・リポジトリとして登録できます。

6.5.2.1 ソケットベース通信を使用したOracle WebCenter Content Serverへの接続

ソケット・プロトコルは、Intradocソケット・ポート経由でOracle WebCenter Content Serverと通信します。

注意:

デフォルトのWebCenter Content Serverの接続には、いくつかの追加構成が必要です。詳細は、「Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続に対する接続プロパティの設定」を参照してください。

ソケットベース通信を使用してWebCenter Content Serverに接続する手順は次のとおりです。

  1. Fusion Middleware Controlにログインし、WebCenter Portalのホームページに移動します。
  2. 「WebCenter Portal」メニューから「設定」「サービス構成」を選択します。
  3. 「WebCenter Portalサービス構成」ページのサービスのリストから、「コンテンツ・リポジトリ」を選択します。
  4. 「追加」をクリックします。
  5. 「接続名」フィールドに、WebCenter Content Serverの接続の一意の名前を入力します。

    ヒント:

    この名前は、WebCenter Portalのすべての接続タイプにおいて一意である必要があります。

  6. 「リポジトリ・タイプ」「Oracle Content Server」です。
  7. 「アクティブな接続」を選択して、これをWebCenter Portalに対するデフォルトのWebCenter Content Serverの接続にします。

    複数のWebCenter Content Serverインスタンスに対する接続を作成でき、すべての接続が使用されます。1つの接続をデフォルト接続にする必要があります。デフォルト接続は、ポータル関連ドキュメントを格納するためにWebCenter Portalによって使用されるものです。

    これがWebCenter Portalに対するデフォルト接続の場合、いくつかの追加構成が必要です。詳細は、「Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続に対する接続プロパティの設定」を参照してください。

    注意:

    このオプションの選択を解除しても、接続は無効化されません。接続が不要になった場合は、その接続を削除する必要があります。詳細は、「Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebCenter Content Serverの接続の削除」を参照してください。

  8. 「RIDCソケット・タイプ」ドロップダウン・リストから、「ソケット」を選択します。
  9. 「サーバー・ホスト」フィールドに、WebCenter Content Serverが稼働しているマシンのホスト名を入力します。

    たとえば、mycontentserver.example.comなどです。

  10. 「サーバー・ポート」フィールドに、WebCenter Content Serverのincomingプロバイダに対して指定されているポートを入力します。

    このプロパティは、WebCenter Content Server構成ファイル内のIntradocServerPort設定に対応しています。これは、デフォルトで4444になります。

    ヒント:

    WebCenter Content Serverにログインし、「管理」→「管理サーバー」→「一般構成」→「追加の構成変数」→「IntradocServerPort」に移動し、現在の値を検索できます。

  11. 「接続タイムアウト」フィールドに、WebCenter Content Serverへのログインを試行する、接続タイムアウト・メッセージを発行するまでの時間(ミリ秒)を入力します。

    この値は、すべてのサービス・リクエストの基礎となるRIDC接続のソケット・タイムアウトとしても使用されます。

    「接続タイムアウト」が設定されていない場合は、次の値が使用されます。

    • ログイン・タイムアウト - oracle.webcenter.contentリソース用に構成されたデフォルトの同時実効性タイムアウト(30秒または30000ミリ秒)。『パフォーマンスのチューニング』の同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

    • RIDCソケット・タイムアウト - デフォルトのRIDCソケット・タイムアウト(60秒または60000ミリ秒)。

    ヒント:

    「接続タイムアウト」に60000ミリ秒未満の値を指定すると、RIDCソケット・タイムアウトが早くなり、長時間実行しているリクエストがタイムアウトする可能性が高くなるため、これを指定しないことをお薦めします。たとえば、長時間実行中の検索、長時間に及ぶファイルのアップロード、長時間に及ぶコピー操作などでタイムアウトが発生する可能性があります。

  12. 「認証メソッド」ドロップダウン・リストから、次を選択します。
    • WebCenter Content Serverがユーザーの認証にWebCenter Portalと同じアイデンティティ・ストアを使用する場合、「アイデンティティ伝播」

      このオプションを選択する場合は、適切な「コンテンツ・サーバーのWebサーバー・コンテキスト・ルート」も指定する必要があります。

    • WebCenter Content Serverがユーザーの認証に外部アプリケーションを使用する場合、「外部アプリケーション」。パブリック資格証明、共有資格証明またはマップされた資格証明を使用する場合は、このオプションを選択します。

      このオプションを選択する場合は、適切な「関連付けられている外部アプリケーション」も指定する必要があります。

  13. (「認証メソッド」「アイデンティティ伝播」の場合のみ) WebCenter Content ServerのフロントエンドがOracle HTTP Server (OHS)の場合、「コンテンツ・サーバーのWebサーバー・コンテキスト・ルート」フィールドに、WebCenter Content ServerのWebサーバー・コンテキスト・ルートを入力します。

    形式/contextRootを使用します。たとえば、/csとなります。

    コンテンツ・プレゼンタを使用してSite Studioコンテンツを作成または編集する場合は、Oracle HTTP Server (OHS)を介してWebCenter Portalにアクセスにすることをお薦めします。Oracle HTTP Server (およびWebContextRoot構成)がなくても、コンテンツ・プレゼンタ内からSite Studioコンテンツの作成や編集を行えますが、作成および編集アクションは、コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フロー内で開かれるのではなく、新しいブラウザ・ウィンドウ(またはタブ)が起動されます。詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログでのSite Studioコンテンツの作成および編集に関する項を参照してください。

  14. (「認証メソッド」「外部アプリケーション」の場合のみ)「関連付けられている外部アプリケーション」ドロップダウン・リストから、WebCenter Content Serverでユーザーの認証に使用するアプリケーションを選択します。

    ヒント:

    アプリケーションがWebCenter Portalにまだ登録されていない場合は、ここで「新規作成」を選択してそれを登録します。詳細は、「Fusion Middleware Controlを使用した外部アプリケーションの登録」を参照してください。

  15. 「管理者ユーザー名」フィールドに、このWebCenter Content Serverインスタンスの管理権限を持つユーザーのユーザー名を入力します。

    このユーザーは、プロファイルに基づいてコンテンツ・タイプ情報をフェッチするため、およびキャッシュ無効化の目的でドキュメントの変更を追跡するために使用されます。

    デフォルト値はsysadminです。

  16. 「管理者パスワード」フィールドに、「管理者ユーザー名」フィールドで指定したユーザーのパスワードを入力します。
  17. 「キャッシュ無効化間隔」フィールドに、外部のWebCenter Content Serverコンテンツの変更を何分間隔で確認するかを入力します。

    WebCenter Portalは、変更されたアイテムをキャッシュから自動的にクリアします。最小間隔は2分です。

    デフォルトではキャッシュ無効化は無効になっているため、コンテンツ変更の定期的な確認は行われません(0が表示されます)。

  18. 「キャッシュされたドキュメントの最大サイズ(バイト)」に、WebCenter Content Serverバイナリ・ドキュメントの最大キャッシュ可能サイズ(バイト数)を入力します。

    このサイズより大きいドキュメントは、WebCenter Portalによってキャッシュされません。

    デフォルトは102400バイト(100KB)です。

    ヒント:

    この値は、マシンのメモリー構成およびキャッシュするバイナリ・ドキュメントのタイプに応じて調整してください。Coherenceが有効化されている場合を除き、キャッシュの最大合計サイズはありません。

    Coherenceを使用している場合、バイナリ・キャッシュに使用するメモリー量合計を追加で指定できます。この理由により、どのタイプの本番環境にもCoherenceを使用することを強くお薦めします。これは、高可用性(HA)環境の要件です。詳細は、「コンテンツ・プレゼンタのキャッシュ設定の変更」を参照してください。

    注意:

    WebCenter Content Serverに格納されている大部分のドキュメントは、バイナリ・コンテンツ、つまりイメージ、プレーン・テキスト、Wordドキュメントなどとみなされます。唯一の例外はCDFデータ・ファイルに格納されるSite Studioコンテンツで、これは仮想コンテンツ・リポジトリ(VCR)キャッシュ(またはノード・キャッシュ)に個別にキャッシュされます。

  19. 「テスト」をクリックして、作成した接続が機能するかどうかを検証します。
  20. OK」をクリックして接続を保存します。

登録された接続がコンテンツ・マネージャ・タスク・フローおよびコンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローで使用可能になり、WebCenter Portalでページに追加できるようになります。『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のコンテンツ・マネージャ・タスク・フローの使用に関する項も参照してください。

接続の使用を開始するには、WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります(デフォルトはWC_Portal)。詳細は、「管理対象サーバーの起動と停止」を参照してください。

6.5.2.2 セキュア・ソケットベース通信を使用したOracle WebCenter Content Serverへの接続

ソケット・プロトコルは、Intradocソケット・ポート経由でOracle WebCenter Content Serverと通信します。セキュリティを強化するために、SSLを介して実行されるようにソケットベース通信を構成することもできます。

セキュア・ソケットベース通信を使用してWebCenter Content Serverに接続するには、次のことを実行する必要があります。

  • WebCenter Content ServerでSSLを構成します。

注意:

デフォルトのWebCenter Content Serverの接続には、いくつかの追加構成が必要です。詳細は、「Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続に対する接続プロパティの設定」を参照してください。

セキュア・ソケットベース通信を使用してWebCenter Content Serverに接続する手順は次のとおりです。

  1. Fusion Middleware Controlにログインし、WebCenter Portalのホームページに移動します。
  2. 「WebCenter Portal」メニューから「設定」「サービス構成」を選択します。
  3. 「WebCenter Portalサービス構成」ページのサービスのリストから、「コンテンツ・リポジトリ」を選択します。
  4. 「追加」をクリックします。
  5. 「接続名」フィールドに、WebCenter Content Serverの接続の一意の名前を入力します。

    ヒント:

    この名前は、WebCenter Portalのすべての接続タイプにおいて一意である必要があります。

  6. 「リポジトリ・タイプ」「Oracle Content Server」です。
  7. 「アクティブな接続」を選択して、これをWebCenter Portalに対するデフォルトのWebCenter Content Serverの接続にします。

    複数のWebCenter Content Serverインスタンスに対する接続を作成でき、すべての接続が使用されます。1つの接続をデフォルト接続にする必要があります。デフォルト接続は、ポータル関連ドキュメントを格納するためにWebCenter Portalによって使用されるものです。

    これがWebCenter Portalに対するデフォルトのWebCenter Content Serverの接続である場合は、いくつかの追加構成が必要です。詳細は、「Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続に対する接続プロパティの設定」を参照してください。

    注意:

    このオプションの選択を解除しても、接続は無効化されません。接続が不要になった場合は、その接続を削除する必要があります。詳細は、「Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebCenter Content Serverの接続の削除」を参照してください。

  8. 「RIDCソケット・タイプ」ドロップダウン・リストから、「ソケットSSL」を選択します。
  9. 「サーバー・ホスト」フィールドに、WebCenter Content Serverが稼働しているマシンのホスト名を入力します。

    たとえば、mycontentserver.example.comなどです。

  10. 「サーバー・ポート」フィールドに、WebCenter Content Serverのsslincomingプロバイダに対して指定されているポートを入力します。

    このプロパティは、WebCenter Content Server構成ファイル内のIntradocServerPort設定に対応しています。これは、デフォルトで4444になります。

    ヒント:

    WebCenter Content Serverにログインし、「管理」→「管理サーバー」→「一般構成」→「追加の構成変数」→「IntradocServerPort」に移動し、現在の値を検索できます。

  11. 「接続タイムアウト」フィールドに、WebCenter Content Serverへのログインを試行する、接続タイムアウト・メッセージを発行するまでの時間(ミリ秒)を入力します。

    この値は、すべてのサービス・リクエストの基礎となるRIDC接続のソケット・タイムアウトとしても使用されます。

    「接続タイムアウト」が設定されていない場合は、次の値が使用されます。

    • ログイン・タイムアウト - oracle.webcenter.contentリソース用に構成されたデフォルトの同時実効性タイムアウト(30秒または30000ミリ秒)。『パフォーマンスのチューニング』の同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

    • RIDCソケット・タイムアウト - デフォルトのRIDCソケット・タイムアウト(60秒または60000ミリ秒)。

    ヒント:

    「接続タイムアウト」に60000ミリ秒未満の値を指定すると、RIDCソケット・タイムアウトが早くなり、長時間実行しているリクエストがタイムアウトする可能性が高くなるため、これを指定しないことをお薦めします。たとえば、長時間実行中の検索、長時間に及ぶファイルのアップロード、長時間に及ぶコピー操作などでタイムアウトが発生する可能性があります。

  12. 「認証メソッド」ドロップダウン・リストから、次を選択します。
    • WebCenter Content Serverがユーザーの認証にWebCenter Portalと同じアイデンティティ・ストアを使用する場合、「アイデンティティ伝播」

      このオプションを選択する場合は、適切な「コンテンツ・サーバーのWebサーバー・コンテキスト・ルート」も指定する必要があります。

    • WebCenter Content Serverがユーザーの認証に外部アプリケーションを使用する場合、「外部アプリケーション」。パブリック資格証明、共有資格証明またはマップされた資格証明を使用する場合は、このオプションを選択します。

      このオプションを選択する場合は、適切な「関連付けられている外部アプリケーション」も指定する必要があります。

  13. (「認証メソッド」「アイデンティティ伝播」の場合のみ) WebCenter Content ServerのフロントエンドがOracle HTTP Server (OHS)の場合、「コンテンツ・サーバーのWebサーバー・コンテキスト・ルート」フィールドに、WebCenter Content ServerのWebサーバー・コンテキスト・ルートを入力します。

    形式/contextRootを使用します。たとえば、/csとなります。

    コンテンツ・プレゼンタを使用してSite Studioコンテンツを作成または編集する場合は、Oracle HTTP Server (OHS)を介してWebCenter Portalにアクセスにすることをお薦めします。Oracle HTTP Server (およびWebContextRoot構成)がなくても、コンテンツ・プレゼンタ内からSite Studioコンテンツの作成や編集を行えますが、作成および編集アクションは、コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フロー内で開かれるのではなく、新しいブラウザ・ウィンドウ(またはタブ)が起動されます。詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の「コンテンツ・プレゼンタ構成」ダイアログでのSite Studioコンテンツの作成および編集に関する項を参照してください。

  14. (「認証メソッド」「外部アプリケーション」の場合のみ)「関連付けられている外部アプリケーション」ドロップダウン・リストから、WebCenter Content Serverでユーザーの認証に使用するアプリケーションを選択します。

    ヒント:

    アプリケーションがWebCenter Portalにまだ登録されていない場合は、ここで「新規作成」を選択してそれを登録します。詳細は、「Fusion Middleware Controlを使用した外部アプリケーションの登録」を参照してください。

  15. 「管理者ユーザー名」フィールドに、このWebCenter Content Serverインスタンスの管理権限を持つユーザー名を入力します。

    このユーザーは、プロファイルに基づいてコンテンツ・タイプ情報をフェッチするため、およびキャッシュ無効化の目的でドキュメントの変更を追跡するために使用されます。

    デフォルトはsysadminです。

  16. 「管理者パスワード」フィールドに、「管理者ユーザー名」フィールドで指定したユーザーのパスワードを入力します。
  17. 「キー・ストアの場所」フィールドに、セキュリティ・アサーションの署名に使用する秘密鍵が含まれるキーストアの場所を入力します。

    キーストアの場所は、絶対パスである必要があります。

    たとえば、D:\keys\keystore.xyzとなります。

  18. 「キー・ストア・パスワード」フィールドに、キーストアへのアクセスに必要なパスワードを入力します。

    たとえば、T0PS3CR3Tとなります。

  19. 「秘密鍵の別名」フィールドに、キーストアのクライアント秘密鍵の別名を入力します。

    この秘密鍵に対応する公開鍵をサーバーのキーストアにインポートする必要があります。

    特殊文字および空白を含まない別名を指定する必要があります。

    たとえば、enigmaとなります。

  20. 「秘密鍵のパスワード」フィールドに、キーストアの秘密鍵の別名とともに使用されるパスワードを入力します。

    たとえば、c0d3bR3ak3Rとなります。

  21. 「キャッシュ無効化間隔」フィールドに、外部のWebCenter Content Serverコンテンツの変更を何分間隔で確認するかを入力します。

    WebCenter Portalは、変更されたアイテムをキャッシュから自動的にクリアします。最小間隔は2分です。

    デフォルトではキャッシュ無効化は無効になっているため、コンテンツ変更の定期的な確認は行われません(0が表示されます)。

  22. 「キャッシュされたドキュメントの最大サイズ(バイト)」に、WebCenter Content Serverバイナリ・ドキュメントの最大キャッシュ可能サイズ(バイト数)を入力します。

    このサイズより大きいドキュメントは、WebCenter Portalによってキャッシュされません。

    デフォルトは102400バイト(100KB)です。

    ヒント:

    この値は、マシンのメモリー構成およびキャッシュするバイナリ・ドキュメントのタイプに応じて調整してください。Coherenceが有効化されている場合を除き、キャッシュの最大合計サイズはありません。

    Coherenceを使用している場合、バイナリ・キャッシュに使用するメモリー量合計を追加で指定できます。この理由により、どのタイプの本番環境にもCoherenceを使用することを強くお薦めします。これは、高可用性(HA)環境の要件です。詳細は、「コンテンツ・プレゼンタのキャッシュ設定の変更」を参照してください。

    注意:

    WebCenter Content Serverに格納されている大部分のドキュメントは、バイナリ・コンテンツ、つまりイメージ、プレーン・テキスト、Wordドキュメントなどとみなされます。唯一の例外はCDFデータ・ファイルに格納されるSite Studioコンテンツで、これは仮想コンテンツ・リポジトリ(VCR)キャッシュ(またはノード・キャッシュ)に個別にキャッシュされます。

  23. 「テスト」をクリックして、作成した接続が機能するかどうかを検証します。
  24. OK」をクリックして接続を保存します。

登録された接続がコンテンツ・マネージャ・タスク・フローおよびコンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローで使用可能になり、WebCenter Portalでページに追加できるようになります。『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のコンテンツ・マネージャ・タスク・フローの使用に関する項も参照してください。

接続の使用を開始するには、WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります(デフォルトはWC_Portal)。詳細は、「管理対象サーバーの起動と停止」を参照してください。

6.5.2.3 JAX-WSを使用したOracle WebCenter Content Serverへの接続

WebCenter Portalからのすべての接続が自動的に信頼できる接続となることを想定するのではなく、Oracle WebCenter PortalでJAX-WSを使用して、各接続をOracle WebCenter Content Serverで認証する必要があります。

注意:

デフォルトのWebCenter Content Serverの接続には、いくつかの追加構成が必要です。詳細は、「Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続に対する接続プロパティの設定」を参照してください。

JAX-WSを使用してWebCenter Content Serverに接続する手順は次のとおりです。

  1. Fusion Middleware Controlにログインし、WebCenter Portalのホームページに移動します。
  2. 「WebCenter Portal」メニューから「設定」「サービス構成」を選択します。
  3. 「WebCenter Portalサービス構成」ページのサービスのリストから、「コンテンツ・リポジトリ」を選択します。
  4. 「追加」をクリックします。
  5. 「接続名」フィールドに、WebCenter Content Serverの接続の一意の名前を入力します。

    ヒント:

    この名前は、WebCenter Portalのすべての接続タイプにおいて一意である必要があります。

  6. 「リポジトリ・タイプ」「Oracle Content Server」です。
  7. 「アクティブな接続」を選択して、これをWebCenter Portalに対するデフォルトのWebCenter Content Serverの接続にします。

    複数のWebCenter Content Serverインスタンスに対する接続を作成でき、すべての接続が使用されます。1つの接続をデフォルト接続にする必要があります。デフォルト接続は、ポータル関連ドキュメントを格納するためにWebCenter Portalによって使用されるものです。

    これがWebCenter Portalのデフォルトのコンテンツ・リポジトリである場合は、いくつかの追加構成が必要です。詳細は、「Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続に対する接続プロパティの設定」を参照してください。

    注意:

    このオプションの選択を解除しても、接続は無効化されません。接続が不要になった場合は、その接続を削除する必要があります。詳細は、「Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebCenter Content Serverの接続の削除」を参照してください。

  8. 「RIDCソケット・タイプ」ドロップダウン・リストから、JAX-WSを選択します。
  9. 「WebサービスURL」フィールドに、JAX-WSプロトコルを使用している場合に、WebCenter Content Serverに接続するために必要なWebサービスURLを入力します。

    http://host:port/webRootの形式を使用します

    例: http://myhost.com:9044/idcnativews

  10. 「クライアント・セキュリティ・ポリシー」フィールドに、使用するクライアント・セキュリティ・ポリシーを入力します。

    例: oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_policy

    JAX-WSクライアント・セキュリティ・ポリシーには、有効なOWSMポリシーを使用できますが、WebCenter Content ServerのネイティブWebサービスであるIdcWebLoginサービスに対して構成されたセキュリティ・ポリシーに一致する必要があります。IdcWebLoginサービスの詳細は、『Oracle WebCenter Contentでの開発』のWebCenter Content Webサービスに関する項を参照してください。

    ヒント:

    使用している環境でグローバル・ポリシー・アタッチメント(GPA)をサポートしている場合は、このフィールドを空白のままにします。

  11. 「接続タイムアウト」フィールドに、WebCenter Content Serverへのログインを試行する、接続タイムアウト・メッセージを発行するまでの時間(ミリ秒)を指定します。

    「接続タイムアウト」が設定されていない場合、oracle.webcenter.contentリソース用に構成されたデフォルトの同時実効性タイムアウトが使用されます(30秒または30000ミリ秒)。『パフォーマンスのチューニング』の同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

  12. 「管理者ユーザー名」フィールドに、このWebCenter Content Serverインスタンスの管理権限を持つユーザー名を入力します。

    このユーザーは、プロファイルに基づいてコンテンツ・タイプ情報をフェッチするため、およびキャッシュ無効化の目的でドキュメントの変更を追跡するために使用されます。

    デフォルトはsysadminです。

  13. 「管理者パスワード」フィールドに、「管理者ユーザー名」フィールドで指定したユーザーのパスワードを入力します。
  14. 「キャッシュ無効化間隔」フィールドに、外部のWebCenter Content Serverコンテンツの変更を何分間隔で確認するかを入力します。

    変更されたアイテムは、WebCenter Portalによって自動的にキャッシュからクリアされます。最小間隔は2分です。

    デフォルトではキャッシュ無効化は無効になっているため、コンテンツ変更の定期的な確認は行われません(0が表示されます)。

  15. 「キャッシュされたドキュメントの最大サイズ(バイト)」に、WebCenter Content Serverバイナリ・ドキュメントの最大キャッシュ可能サイズ(バイト数)を入力します。

    このサイズより大きいドキュメントは、WebCenter Portalによってキャッシュされません。

    デフォルトは102400バイト(100KB)です。

    ヒント:

    この値は、マシンのメモリー構成およびキャッシュするバイナリ・ドキュメントのタイプに応じて調整してください。Coherenceが有効化されている場合を除き、キャッシュの最大合計サイズはありません。

    Coherenceを使用している場合、バイナリ・キャッシュに使用するメモリー量合計を追加で指定できます。この理由により、どのタイプの本番環境にもCoherenceを使用することを強くお薦めします。これは、高可用性(HA)環境の要件です。詳細は、「コンテンツ・プレゼンタのキャッシュ設定の変更」を参照してください。

    注意:

    WebCenter Content Serverに格納されている大部分のドキュメントは、バイナリ・コンテンツ、つまりイメージ、プレーン・テキスト、Wordドキュメントなどとみなされます。唯一の例外はCDFデータ・ファイルに格納されるSite Studioコンテンツで、これは仮想コンテンツ・リポジトリ(VCR)キャッシュ(またはノード・キャッシュ)に個別にキャッシュされます。

  16. 「テスト」をクリックして、作成した接続が機能するかどうかを検証します。
  17. OK」をクリックして接続を保存します。

登録された接続がコンテンツ・マネージャ・タスク・フローおよびコンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローで使用可能になり、WebCenter Portalでページに追加できるようになります。『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のコンテンツ・マネージャ・タスク・フローの使用に関する項も参照してください。

接続の使用を開始するには、WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります(デフォルトはWC_Portal)。詳細は、「管理対象サーバーの起動と停止」を参照してください。

6.5.2.4 HTTPを使用したOracle WebCenter Content Serverへの接続

RIDCは、HTTPClientパッケージを使用して、Oracle WebCenter Content Serverに接続されたWebサーバーと通信します。

  1. Fusion Middleware Controlにログインし、WebCenter Portalのホームページに移動します。
  2. 「WebCenter Portal」メニューから「設定」「サービス構成」を選択します。
  3. 「WebCenter Portalサービス構成」ページのサービスのリストから、「コンテンツ・リポジトリ」を選択します。
  4. 「追加」をクリックします。
  5. 「接続名」フィールドに、WebCenter Content Serverの接続の一意の名前を入力します。

    ヒント:

    この名前は、WebCenter Portalのすべての接続タイプにおいて一意である必要があります。

  6. 「リポジトリ・タイプ」「Oracle Content Server」です。
  7. 「アクティブな接続」は選択しないでください。

    HTTPプロトコルでアイデンティティ伝播が許可されることはないため、これはWebCenter Portalに対するデフォルトのWebCenter Content Serverの接続を使用する場合には不適切です。つまり、ポータル関連ドキュメントを格納するために使用されているバックエンドWebCenter Content Serverリポジトリへの接続には、このプロトコルを使用できません。

  8. 「RIDCソケット・タイプ」ドロップダウン・リストから、「Web」を選択します。
  9. 「Web URL」フィールドに、WebCenter Content ServerのWebサーバーURLを入力します。

    http://host:port/webRoot/pluginRootの形式を使用します。

    例: http://mycontentserver/cms/idcplug

  10. 「接続タイムアウト」フィールドに、WebCenter Content Serverへのログインを試行する、接続タイムアウト・メッセージを発行するまでの時間(ミリ秒)を指定します。

    この値は、すべてのサービス・リクエストの基礎となるRIDC接続のソケット・タイムアウトとしても使用されます。

    「接続タイムアウト」が設定されていない場合は、次の値が使用されます。

    • ログイン・タイムアウト - oracle.webcenter.contentリソース用に構成されたデフォルトの同時実効性タイムアウト(30秒または30000ミリ秒)。『パフォーマンスのチューニング』の同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

    • RIDCソケット・タイムアウト - デフォルトのRIDCソケット・タイムアウト(60秒または60000ミリ秒)。

    ヒント:

    「接続タイムアウト」に60000ミリ秒未満の値を指定すると、RIDCソケット・タイムアウトが早くなり、長時間実行しているリクエストがタイムアウトする可能性が高くなるため、これを指定しないことをお薦めします。たとえば、長時間実行中の検索、長時間に及ぶファイルのアップロード、長時間に及ぶコピー操作などでタイムアウトが発生する可能性があります。

  11. 「関連付けられている外部アプリケーション」ドロップダウン・リストから、WebCenter Content Serverでユーザーの認証に使用するアプリケーションを選択します。

    ヒント:

    アプリケーションがWebCenter Portalにまだ登録されていない場合は、ここで「新規作成」を選択してそれを登録します。詳細は、「Fusion Middleware Controlを使用した外部アプリケーションの登録」を参照してください。

  12. 「管理者ユーザー名」フィールドに、このWebCenter Content Serverインスタンスの管理権限を持つユーザー名を入力します。

    このユーザーは、プロファイルに基づいてコンテンツ・タイプ情報をフェッチするため、およびキャッシュ無効化の目的でドキュメントの変更を追跡するために使用されます。

    デフォルトはsysadminです。

  13. 「管理者パスワード」フィールドに、「管理者ユーザー名」フィールドで指定したユーザーのパスワードを入力します。
  14. 「キャッシュ無効化間隔」フィールドに、外部のWebCenter Content Serverコンテンツの変更を何分間隔で確認するかを入力します。

    変更されたアイテムは、WebCenter Portalによって自動的にキャッシュからクリアされます。最小間隔は2分です。

    デフォルトではキャッシュ無効化は無効になっているため、コンテンツ変更の定期的な確認は行われません(0が表示されます)。

  15. 「キャッシュされたドキュメントの最大サイズ(バイト)」に、WebCenter Content Serverバイナリ・ドキュメントの最大キャッシュ可能サイズ(バイト数)を入力します。

    このサイズより大きいドキュメントは、WebCenter Portalによってキャッシュされません。

    デフォルトは102400バイト(100KB)です。

    ヒント:

    この値は、マシンのメモリー構成およびキャッシュするバイナリ・ドキュメントのタイプに応じて調整してください。Coherenceが有効化されている場合を除き、キャッシュの最大合計サイズはありません。

    Coherenceを使用している場合、バイナリ・キャッシュに使用するメモリー量合計を追加で指定できます。この理由により、どのタイプの本番環境にもCoherenceを使用することを強くお薦めします。これは、高可用性(HA)環境の要件です。詳細は、「コンテンツ・プレゼンタのキャッシュ設定の変更」を参照してください。

    注意:

    WebCenter Content Serverに格納されている大部分のドキュメントは、バイナリ・コンテンツ、つまりイメージ、プレーン・テキスト、Wordドキュメントなどとみなされます。唯一の例外はCDFデータ・ファイルに格納されるSite Studioコンテンツで、これは仮想コンテンツ・リポジトリ(VCR)キャッシュ(またはノード・キャッシュ)に個別にキャッシュされます。

  16. OK」をクリックして接続を保存します。
  17. 「テスト」をクリックして、作成した接続が機能するかどうかを検証します。

登録された接続がコンテンツ・マネージャ・タスク・フローおよびコンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローで使用可能になり、WebCenter Portalでページに追加できるようになります。『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のコンテンツ・マネージャ・タスク・フローの使用に関する項も参照してください。

接続の使用を開始するには、WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります(デフォルトはWC_Portal)。詳細は、「管理対象サーバーの起動と停止」を参照してください。

6.5.3 WLSTを使用したOracle WebCenter Content Serverの登録

WLSTコマンドcreateContentServerConnectionを使用して、Oracle WebCenter Content ServerをOracle WebCenter Portalに登録します。

コマンドの構文と例は、WebCenter WLSTコマンド・リファレンスcreateContentServerConnectionに関する項を参照してください。

接続をWebCenter Portalに対するデフォルト接続として構成するには、isPrimary='true'を設定します。接続をプライマリとして指定する場合は、プライマリWebCenter Content Server接続に必要ないくつかの追加のプロパティを指定するために、setContentServerProperties WLSTコマンドを実行する必要があります。「Oracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続の変更」を参照してください。

注意:

デフォルトのWebCenter Content Serverの接続には、追加の接続プロパティを設定する必要があります。詳細は、「WLSTを使用したOracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続に対する接続プロパティの設定」を参照してください。

WLSTコマンドの実行方法の詳細は、「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。

新しい接続の使用を開始するには、WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。『Oracle Fusion Middlewareの管理』のWLSTを使用した管理対象サーバーの起動および停止に関する項を参照してください。

コンテンツ・マネージャ・タスク・フローまたはコンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローを使用している場合は、初期プロビジョニングが実行されるように、最初にWebCenter Content Serverを起動する必要があることに注意してください。

6.5.4 RIDCソケット・タイプに対するOracle WebCenter Content Server接続パラメータ

Oracle WebCenter Content Serverの接続に対して設定する必要がある構成パラメータは、RIDCソケット・タイプによって異なります。

表6-7 RIDCソケット・タイプに対するWebCenter Content Server接続パラメータ

接続パラメータ(WLSTコマンド引数) RIDCソケット・タイプ: HTTP RIDCソケット・タイプ: ソケット RIDCソケット・タイプ: セキュア・ソケット RIDCソケット・タイプ: JAX-WS

接続名

(name)

必須 必須 必須 必須

リポジトリ・タイプ

Oracle Content Server Oracle Content Server Oracle Content Server Oracle Content Server

アクティブな接続

(isPrimary)

オプション オプション オプション オプション

RIDCソケット・タイプ

(socketType)

Web ソケット ソケットSSL JAX-WS

サーバー・ホスト

(serverHost)

該当なし 必須 必須 該当なし

サーバー・ポート

(serverPort)

該当なし

必須

デフォルトは4444です

必須

デフォルトは4444です

該当なし

Web URL

(url)

必須

http://host:port/webRoot/pluginRootの形式を使用します

該当なし 該当なし 該当なし

WebサービスURL

(url)

該当なし 該当なし 該当なし

必須

http://host:port/webRootの形式を使用します

クライアント・セキュリティ・ポリシー

(clientSecurityPolicy)

該当なし 該当なし 該当なし

グローバル・ポリシー・アタッチメント(GPA)が使用されていない場合は必須です。使用されている場合は、空白のままにしておく必要があります

Content ServerのネイティブWebサービスであるIdcWebLoginサービスに対して構成された対応するサーバー側のポリシーに一致する必要があります

接続タイムアウト

(timeout)

オプション

60000 (ミリ秒)未満の値を指定しないでください

ログイン・タイムアウトは30000 (ミリ秒)、RIDCソケット・タイムアウトは60000 (ミリ秒)にデフォルト設定されます

オプション

60000 (ミリ秒)未満の値を指定しないでください

ログイン・タイムアウトは30000 (ミリ秒)、RIDCソケット・タイムアウトは60000 (ミリ秒)にデフォルト設定されます

オプション

60000 (ミリ秒)未満の値を指定しないでください

ログイン・タイムアウトは30000 (ミリ秒)、RIDCソケット・タイムアウトは60000 (ミリ秒)にデフォルト設定されます

オプション

デフォルトは30000 (ミリ秒)です

認証方式 該当なし 必須 必須 該当なし

Webサーバー・コンテキスト・ルート

(webContextRoot)

該当なし

「認証メソッド」が「アイデンティティ伝播」に設定されている場合は必須

「認証メソッド」が「外部アプリケーション」に設定されている場合は該当なし

「認証メソッド」が「アイデンティティ伝播」に設定されている場合は必須

「認証メソッド」が「外部アプリケーション」に設定されている場合は該当なし

該当なし

関連付けられている外部アプリケーション

(extAppId)

必須

「認証メソッド」が「外部アプリケーション」に設定されている場合は必須

「認証メソッド」が「アイデンティティ伝播」に設定されている場合は該当なし

「認証メソッド」が「外部アプリケーション」に設定されている場合は必須

「認証メソッド」が「アイデンティティ伝播」に設定されている場合は該当なし

該当なし

管理者ユーザー名

(adminUserName)

オプション

デフォルトは、sysadminです

オプション

デフォルトは、sysadminです

オプション

デフォルトは、sysadminです

必須

デフォルトは、sysadminです

管理者パスワード

(adminPassword)

必須

該当なし

該当なし

オプション

パスワードが使用されるかどうかは、選択したJAX-WSセキュリティ・ポリシーに応じて異なります

キー・ストアの場所

(keystoreLocation)

該当なし 該当なし 必須 該当なし

キー・ストア・パスワード

(keystorePassword)

該当なし 該当なし 必須 該当なし

秘密鍵の別名

(privateKeyAlias)

該当なし 該当なし 必須 該当なし

秘密鍵のパスワード

(privateKeyPassword)

該当なし 該当なし 必須 該当なし

キャッシュ無効化間隔

(cacheInvalidationInterval)

オプション

デフォルトは0 (無効)です

オプション

デフォルトは0 (無効)です

オプション

デフォルトは0 (無効)です

オプション

デフォルトは0 (無効)です

キャッシュされたドキュメントの最大サイズ(バイト)

(binaryCacheMaxEntrySize)

オプション

デフォルトは102400バイトです

オプション

デフォルトは102400バイトです

オプション

デフォルトは102400バイトです

オプション

デフォルトは102400バイトです

6.6 Oracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続の変更

Oracle WebCenter Portalでは複数のOracle WebCenter Content Serverの接続がサポートされていますが、デフォルトの接続として指定できるのは、1つの接続のみです。

デフォルトのWebCenter Content Serverの接続は、ポータル・ドキュメント(ホーム・ポータルを含む)のデフォルトのバックエンド・リポジトリになります。デフォルトの接続は、ドキュメント・ツール、コンテンツ・マネージャ・タスク・フローおよびコンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローのデフォルトの接続としても使用されます。

この項では、次の項目について説明します。

6.6.1 Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続の変更

Fusion Middleware Controlを使用して、デフォルトのOracle WebCenter Content Serverの接続を変更できます。

アクティブな(またはデフォルトの)コンテンツ・リポジトリ接続を変更するには:

  1. Fusion Middleware Controlにログインし、WebCenter Portalのホームページに移動します。WebCenter Portalのホームページへの移動」を参照してください。
  2. 「WebCenter Portal」メニューから「設定」「サービス構成」を選択します。
  3. 「WebCenter Portalサービス構成」ページのサービスのリストから、「コンテンツ・リポジトリ」を選択します。

    「コンテンツ・リポジトリ接続の管理」表に、現在のデフォルト接続(ある場合)が示されます。

  4. デフォルト接続にする接続を選択し、「編集」をクリックします。
  5. 「アクティブな接続」チェック・ボックスを選択します。

    変更を保存する前に、必ず「コンテンツ管理者」「ポータル・サーバー識別子」および「セキュリティ・グループ」のフィールドに値を指定してください。詳細は、「Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続に対する接続プロパティの設定」を参照してください。

  6. 「テスト」をクリックして、アクティブ化した接続が機能するかどうかを検証します。
  7. 「OK」をクリックして、接続を更新します。
  8. 更新された接続の使用を開始するには、WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。

6.6.2 WLSTを使用したOracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続の変更

既存のOracle WebCenter Content Serverの接続をデフォルト接続として指定するには、isPrimary='true'を指定したWLSTコマンドsetContentServerConnectionを使用します。

コマンドの構文と例は、WebCenter WLSTコマンド・リファレンスsetContentServerConnectionに関する項を参照してください。

注意:

デフォルトのWebCenter Content Serverの接続には、追加の接続プロパティを設定する必要があります。詳細は、「WLSTを使用したOracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続に対する接続プロパティの設定」を参照してください。

後からデフォルトのWebCenter Content Serverの接続を無効化するには、isPrimary='false'と指定して同じWLSTコマンドを実行します。接続の詳細は保持されますが、この接続はadf-config.xml内にデフォルト接続として示されなくなります。

WLSTコマンドの実行方法の詳細は、「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。

注意:

新しいデフォルト接続の使用を開始するには、WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。『Oracle Fusion Middlewareの管理』のWLSTを使用した管理対象サーバーの起動および停止に関する項を参照してください。

6.6.3 Oracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続に対する接続プロパティの設定

デフォルトのコンテンツ・リポジトリは、ポータル関連のドキュメントを格納するためにWebCenter Portalによって使用されます。デフォルトのリポジトリには、いくつかの追加構成が必要です。

この項では、次の項目について説明します。

6.6.3.1 Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続に対する接続プロパティの設定

ポータル・ドキュメントを格納するためにOracle WebCenter Portalによって使用されているOracle WebCenter Content Serverの接続の接続情報を表示、変更および削除できます。

警告:

ポータル・サーバー識別子またはセキュリティ・グループの値を個別に変更しないでください。常に両方を変更する必要があります。つまり、WebCenter Portalを構成し、実行した後にポータル・サーバー識別子の値を変更する場合は、セキュリティ・グループも変更する必要があります(逆の場合も同様です)。つまり、WebCenter Portalにすでにシード・データが格納されている場合は、両方(ポータル・サーバー識別子およびセキュリティ・グループ)の値を一意の値に変更する必要があります。

Fusion Middleware Controlを使用してデフォルトのWebCenter Content Serverの接続の接続プロパティを設定する手順は次のとおりです。

  1. Fusion Middleware Controlにログインし、WebCenter Portalのホームページに移動します。
  2. 「WebCenter Portal」メニューから「設定」「サービス構成」を選択します。
  3. 「WebCenter Portalサービス構成」ページのサービスのリストから、「コンテンツ・リポジトリ」を選択します。
  4. デフォルト接続を選択し、「編集」をクリックします。
  5. 「ポータル・サーバー識別子」フィールドに、WebCenter Portalコンテンツが格納されたWebCenter Content Serverのフォルダの名前を入力します。

    形式/folderNameを使用します。

    たとえば、/WebCenterまたは/WCPMain

    このフォルダはWebCenter Content Serverのルート・フォルダ(/)にはできず、これはアプリケーション間で一意である必要があります。フォルダが存在しない場合、それが作成されます。

    注意:

    この値を変更しても、WebCenter Content Server内の既存のシード・データの名前は変更されません。かわりに、WebCenter Portalを起動すると、新しい値を使用して新しいシード・データが作成されます。WebCenter Portalが起動すると、新しいフォルダの下に新しいデータが作成され、以前のフォルダの下の既存のデータは使用できなくなります。つまり、以前、ポータル・サーバー識別子の変更前にドキュメント・ツールが有効であったWebCenter Portalで、ドキュメント・ツールが無効化されます。

    WebCenter Content Serverの他のすべてのルート・フォルダと同様、検索結果には引き続き以前のフォルダが表示されます。

    警告:

    ポータル・サーバー識別子を変更する場合は、セキュリティ・グループにも新しい値を指定する必要があります。

  6. 「コンテンツ管理者」フィールドに、WebCenter Content Serverインスタンスの管理権限を持つユーザー名を入力します。

    たとえば、sysadminです。

    このユーザーは、WebCenter Portalコンテンツのフォルダの作成と維持や、コンテンツ・アクセス権限の管理に使用されます。WebCenter Portalユーザーにかわって操作を実行できるようにするために、デフォルト接続には管理権限が必要です。

  7. 「セキュリティ・グループ」フィールドに、WebCenter Portalで作成されたWebCenter Content Serverのファイルに割り当てられたセキュリティ・グループの値として使用する一意の識別子を入力します。

    この名前は、複数のWebCenter Portalインスタンスが同じWebCenter Content Serverインスタンスを共有している場合にデータを区別するために使用されます。

    アプリケーション名は次のようにする必要があります。
    • すべてのWebCenter Portalアプリケーション間で一意にします。

    • 先頭がアルファベットで、その後は英数字またはアンダースコアの任意の組合せである必要があります。

    • 30文字以下である必要があります。

    警告:

    セキュリティ・グループを変更する場合は、ポータル・サーバー識別子にも新しい値を指定する必要があります。

  8. OK」をクリックして、変更を保存します。

更新した接続プロパティの使用を開始するには、WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります(デフォルトはWC_Portal)。

6.6.3.2 WLSTを使用したOracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続に対する接続プロパティの設定

WLSTコマンドを使用して、ポータル・ドキュメントを格納する場所を識別するためにOracle WebCenter Portalで使用されているOracle WebCenter Content Serverの接続のプロパティを表示、設定および削除します。

デフォルトのWebCenter Content Serverの接続に対して、次の値を設定する必要があります。

  • portalServerIdentifier-WebCenter Portalコンテンツが格納されたWebCenter Content Serverのフォルダの名前を指定します。

  • adminUserName-WebCenter Content Serverインスタンスに対する管理権限を持つユーザー名を指定します。

  • securityGroup-フィールドに、WebCenter Portalで作成されたWebCenter Content Serverのファイルに割り当てられたセキュリティ・グループの値として使用する一意の識別子を指定します。

警告:

portalServerIdentifierまたはsecurityGroupの値を個別に変更しないでください。常に両方を変更する必要があります。つまり、WebCenter Portalを構成し、実行した後にportalServerIdentifierの値を変更する場合は、securityGroupの値も変更する必要があります(逆の場合も同様です)。つまり、WebCenter Portalにすでにシード・データが格納されている場合は、両方(portalServerIdentifierおよびsecurityGroup)の値を一意の値に変更する必要があります。

次のコマンドを使用します(コマンドの構文と詳細な例は、WebCenter WLSTコマンド・リファレンスのlinkedに関する項を参照してください)。

  • listContentServerProperties

  • setContentServerProperties

  • deleteContentServerProperties

WLSTコマンドの実行方法の詳細は、「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。

6.7 Oracle WebCenter Content Serverの接続の詳細の変更

この項では、次の項目について説明します。

6.7.1 Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebCenter Content Serverの接続の詳細の変更

Fusion Middleware Controlを使用して、Oracle WebCenter Content Serverの接続の詳細を変更できます。

Fusion Middleware Controlを使用してWebCenter Content Serverの接続の詳細を更新する手順は次のとおりです。

  1. Fusion Middleware Controlにログインし、Oracle WebCenter Portalのホームページに移動します。
  2. 「WebCenter Portal」メニューから「設定」「サービス構成」を選択します。
  3. 「WebCenter Portalサービス構成」ページのサービスのリストから、「コンテンツ・リポジトリ」を選択します。
  4. 接続名を選択し、「編集」をクリックします。
  5. 必要に応じて接続の詳細を編集します。
  6. 「テスト」をクリックして、更新した接続が機能するかどうかを検証します。
  7. OK」をクリックして、変更を保存します。
  8. 更新された接続の使用を開始するには、WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。

6.7.2 WLSTを使用したOracle WebCenter Content Serverの接続の詳細の変更

WLSTコマンドsetContentServerConnectionを使用して、Oracle WebCenter Content Serverの接続の詳細を編集します。

コマンドの構文と例は、WebCenter WLSTコマンド・リファレンスsetContentServerConnectionに関する項を参照してください。

特定の接続をデフォルト接続として構成するには、isPrimary='true'を設定します。「Oracle WebCenter Content Serverのデフォルト接続の変更」を参照してください。

WLSTコマンドの実行方法の詳細は、「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。

注意:

更新された接続の詳細の使用を開始するには、WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。『Oracle Fusion Middlewareの管理』のWLSTを使用した管理対象サーバーの起動および停止に関する項を参照してください。

6.7.3 コンテンツ・プレゼンタのキャッシュ設定の変更

デフォルトでは、コンテンツ・プレゼンタはローカル(インメモリー)キャッシュを使用するように構成されています。ただし、本番環境のすべてのタイプでCoherenceを使用することをお薦めします。これは、高可用性(HA)環境での要件です。Coherenceの構成ファイルを変更することで、Coherenceでのコンテンツ・キャッシュを有効にできます。

注意:

ご使用のCoherenceのライセンスは、購入したライセンス・オプションによっては複数ノードの環境をサポートしない可能性があります。

キャッシュのメカニズムとしてCoherenceを有効化およびテストする手順は次のとおりです。

  1. ORACLE_HOME/wcportal/webcenter/modules/oracle.webcenter.framework/content-app-lib.earファイルを開き、sample-content-coherence-cache-config.xmlファイルをORACLE_HOME/webcenter/modules/oracle.webcenter.content.integration_11.1.1/content-app-lib.earからコピーします。

    sample-content-coherence-cache-config.xmlファイルが/content-app-lib.ear/APP-INF/classes/sample-content-coherence-cache-config.xmlの下にあります。

  2. sample-content-coherence-cache-config.xmlファイルをMW_HOME/user_projects/applications/<Domain_Name>/custom.webcenter.spaces.fwk/APP-INF/classes/にコピーして、content-coherence-cache-config.xmlに名前を変更します。
  3. サンプル・ファイル(例6-1 )およびエントリの説明(表6-8 )に基づいて、Coherence構成ファイルをローカル環境に合わせて変更します。

    表6-8 content-coherence-cache-config.xml内のキャッシュ・エントリ

    キャッシュ・エントリ名 説明

    repo.ucm.nodeUidCache.*

    IDに基づいてリポジトリのノードのリストを格納します。このキャッシュ・エントリのサイズは、アクティブなリポジトリ内のノードの数に依存します。このキャッシュは、ノード・データのリフレッシュ時期およびこのデータが他のアプリケーションから変更された回数に基づいて有効期限が切れます。

    キー - ノードUID - 文字列

    - Oracle WebCenter Content Serverノード・オブジェクト

    repo.ucm.nodePathToUidCache.*

    パスに基づいてリポジトリのノードのリストを格納します。このキャッシュのサイズは、デフォルトのリポジトリ内のノードの数に依存します。このキャッシュ・エントリは、ノード・データのリフレッシュ時期およびこのデータが他のアプリケーションから変更された回数に基づいて有効期限が切れます。サイズおよび有効期限は、nodeUidCacheのものと同じである必要があります。

    キー - ノード・パス - 文字列

    - ノードUID - 文字列

    repo.ucm.securityInfoCache.*

    ノードのキャッシュ済セキュリティ情報を格納します。このキャッシュのサイズは、リポジトリ内のノードの数に依存します。このキャッシュは、ノード・セキュリティ・データの更新頻度に基づいて有効期限が切れます。

    キー - ノードUID - 文字列

    - ノードのセキュリティ情報

    repo.ucm.typeNameCache.*

    コンテンツ・タイプ情報をキャッシュします。このキャッシュのサイズは、リポジトリ内のタイプの数に依存します。このキャッシュは、タイプ情報のリフレッシュ時期およびタイプが他のアプリケーションから変更された回数に基づいて有効期限が切れます。

    キー - コンテンツ・タイプUID - 文字列

    - ContentTypeオブジェクト

    repo.ucm.typeNamesCache.*

    WebCenter Content Serverが認識しているすべてのタイプ名をキャッシュします。すべてのタイプ名は同時に(単一キー)キャッシュされるため、同時に有効期限が切れます。

    このキャッシュは、新しいタイプの作成または削除の頻度に基づいて有効期限が切れます。

    キー - このキャッシュには1つのキーtypeNamesしかありません

    - タイプ名のArrayList<String>

    binaryCache.*

    バイナリ・プロパティ・データをキャッシュします。リポジトリ構成プロパティbinaryCacheMaxEntrySizeより小さいバイナリのみキャッシュされます。

    このキャッシュのサイズは、binaryCacheMaxEntrySize設定より小さいバイナリ・プロパティの使用回数と使用頻度に基づくか、またはバイナリ・キャッシュで使用されるメモリー容量の合計に基づきます。

    このキャッシュは、バイナリ・データのリフレッシュ時期およびこのデータが他のアプリケーションから変更された回数に基づいて有効期限が切れます。

    キー - ノードUIDおよびバイナリ・プロパティUID (nodeUid.propUid) - 文字列

    - バイナリ・ストリーム・データ - byte[]

    注意: WebCenter Content Serverに格納されているほとんどのドキュメントは、イメージ、プレーン・テキスト、Word文書などのバイナリ・コンテンツです。唯一の例外はCDFデータ・ファイルに格納されるSite Studioコンテンツで、これは仮想コンテンツ・リポジトリ(VCR)キャッシュ(またはノード・キャッシュ)に個別にキャッシュされます。

    repo.ucm.searchCriteriaCache.*

    WebCenter Content Serverの検索文法に基づいて、パラメータへの検索問合せセットをキャッシュします。このキャッシュのサイズは、繰り返し実行されることが予想される一意の検索の数に依存します。

    最終的に未使用の検索の有効期限が切れて、キャッシュ・メモリーを抑えるように、有効期限を設定する必要があります。

    キー - 検索問合せパラメータのセット。

    - コンテンツ・サーバー用語での検索問合せパラメータのセット。

    repo.ucm.indexedFieldsCache.*

    リポジトリの索引付き(検索可能)システム・プロパティを保持します。このキャッシュには、次の3つのキーがあります。

    • indexedFieldsは、WebCenter Content Serverのすべての索引付きフィールドを保持します。

    • indexedFolderPropsは、フォルダの索引付きシステム・プロパティを保持します。

    • indexedDocPropsは、ドキュメントの索引付きシステム・プロパティを保持します。

    このキャッシュは、索引付きフィールドの変更頻度に基づいて有効期限が切れます。

    キー - 文字列

    - Map<String,Boolean>は、各索引付きプロパティ名のキー、およびそのプロパティも順序付けが可能かを示すブール値を保持します。

    repo.ucm.securityUserCache.*

    ローカル・ユーザー名(現在のアプリケーション)とWebCenter Content Server内の同じユーザーの名前との間のマッピングをキャッシュします。このキャッシュのサイズは、同時ユーザーまたはよくアクセスするユーザー、あるいはその両方の数に依存します。

    このキャッシュは、ユーザー・アイデンティティ・マッピングの更新頻度に基づいて有効期限が切れます。

    キー - ローカル・ユーザーID - 文字列

    - WebCenter Content ServerのユーザーId - 文字列

    repo.ucm.profileTriggerValueCache.*

    ドキュメントが作成されたときに使用可能になるように、特定のプロファイルのプロファイル・トリガー値をキャッシュします。このキャッシュ内の最大エントリ数は、暗黙的にWebCenter Content Serverインスタンス上のプロファイルの最大数に制限されます。キャッシュ・エントリは小さいサイズです。プライマリ・エントリで異なるのは有効期限です。これは、プロファイル・トリガー・フィールドの値がWebCenter Content Server内で変更される頻度に依存します。これらの値は、プロファイルがWebCenter Content Serverシステム上で一旦構成されると変更されることはほとんどありません。そのため、有効期限を適切に設定する必要があります。

    キー - WebCenter Content Serverプロファイル名 - 文字列

    - WebCenter Content Serverのプロファイル・トリガー値 - 文字列

  4. Coherenceが正しく構成されていることをテストできるように、setDomainEnv.shファイルに次を追加します。
    JAVA_OPTIONS="${JAVA_OPTIONS} -Dtangosol.coherence.management=all"
    export JAVA_OPTIONS
    
  5. WC_Portalサーバーを再起動して、コマンド行からjconsoleと入力し、WC_Portalに対応するプロセスを選択してJConsoleを開き、それに接続します。
  6. JConsoleの「MBean」タブでCoherenceを確認します。

    注意:

    • MBeanがJconsoleに表示されるには、キャッシュになんらかの内容が存在する必要があります。つまり、MBeanが存在するには、「コンテンツ・プレゼンタ」ページを作成し、アクセスしている必要があります。

    • 「コンテンツ・プレゼンタ」ページが存在することで、キャッシュに移入されると、WC_Portalサーバーに接続されたJConsoleで、「Coherence」→「Cache」→「LocalCache」を開き、repo.ucm.*.{ucm-connection-name}の複数のエントリを表示できます。例: repo.ucm.typeNameCache.{ucm-connection-name}です

例6-1 Coherence構成ファイルのサンプル

<!DOCTYPE cache-config SYSTEM "cache-config.dtd">
<cache-config>
  <caching-scheme-mapping>
    <cache-mapping>
      <cache-name>repo.ucm.nodeUidCache.*</cache-name>
      <scheme-name>ContentNodeCaches</scheme-name>
    </cache-mapping>
    <cache-mapping>
      <cache-name>repo.ucm.nodePathToUidCache.*</cache-name>
      <scheme-name>ContentNodeCaches</scheme-name>
    </cache-mapping>
    <cache-mapping>
      <cache-name>repo.ucm.securityInfoCache.*</cache-name>
      <scheme-name>ContentNodeCaches</scheme-name>
    </cache-mapping>
    <cache-mapping>
      <cache-name>repo.ucm.typeNameCache.*</cache-name>
      <scheme-name>ContentTypeCaches</scheme-name>
    </cache-mapping>
   <cache-mapping>
      <cache-name>repo.ucm.typeNamesCache.*</cache-name>
      <scheme-name>ContentTypeCaches</scheme-name>
    </cache-mapping>
    <cache-mapping>
      <cache-name>binaryCache.*</cache-name>
      <scheme-name>ContentBinaryCaches</scheme-name>
    </cache-mapping>
    <cache-mapping>
      <cache-name>repo.ucm.searchCriteriaCache.*</cache-name>
      <scheme-name>ContentSearchCaches</scheme-name>
    </cache-mapping>
    <cache-mapping>
      <cache-name> repo.ucm.indexedFieldsCache.*</cache-name>
      <scheme-name>ContentSearchCaches</scheme-name>
    </cache-mapping>
    <cache-mapping>
      <cache-name>repo.ucm.securityUserCache.*</cache-name>
      <scheme-name>ContentSecurityCaches</scheme-name>
    </cache-mapping>
    <cache-mapping>
      <cache-name>repo.ucm.profileTriggerValueCache.*</cache-name>
      <scheme-name>ContentProfileCaches</scheme-name>
    </cache-mapping>
    <cache-mapping>
      <cache-name>binaryContentTypeCache.*</cache-name>
      <scheme-name>ContentBinaryCaches</scheme-name>
    </cache-mapping>
  </caching-scheme-mapping>
  <caching-schemes>
<!--    The following schemes are all local.  For a clustered deployment,
    a distributed, replcated, or other clustered scheme is recommended.
    See Coherence documentation for more information.
    -->
    <local-scheme>
      <scheme-name>ContentNodeCaches</scheme-name>
      <expiry-delay>1m</expiry-delay>
      <high-units>100</high-units>
    </local-scheme>
    <local-scheme>
      <scheme-name>ContentTypeCaches</scheme-name>
      <expiry-delay>30m</expiry-delay>
      <high-units>50</high-units>
    </local-scheme>
    <local-scheme>
      <scheme-name>ContentBinaryCaches</scheme-name>
      <expiry-delay>1m</expiry-delay>
      <high-units>100000</high-units>
      <unit-calculator>
        <class-scheme>
          <class-name>com.tangosol.net.cache.SimpleMemoryCalculator</class-name>
        </class-scheme>
      </unit-calculator>
    </local-scheme>
    <local-scheme>
      <scheme-name>ContentSearchCaches</scheme-name>
      <expiry-delay>5m</expiry-delay>
      <high-units>50</high-units>
    </local-scheme>
   <local-scheme>
      <scheme-name>ContentSecurityCaches</scheme-name>
      <expiry-delay>10m</expiry-delay>
      <high-units>50</high-units>
    </local-scheme>
   <local-scheme>
      <scheme-name>ContentProfileCaches</scheme-name>
      <expiry-delay>1h</expiry-delay>
      <high-units>100</high-units>
    </local-scheme>
    <!--
    <class-scheme>
      <scheme-name>ContentDisabledCaches</scheme-name>
      <class-name>com.tangosol.util.NullImplementation$NullMap</class-name>
    </class-scheme>
    -->
  </caching-schemes>
</cache-config>

6.7.4 外部のOracle WebCenter Content Serverの変更を確認するためのキャッシュの構成

ここでは、変更が取得されようにContent Serverのキャッシュ無効化間隔を変更する方法について説明します。

この項には次のトピックが含まれます:

6.7.4.1 Oracle WebCenter Content Serverのコントリビュータ・データ・ファイルの変更

コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローにより、Page-Edit権限を持つOracle WebCenter Portalユーザーはコンテンツの選択および表示をカスタマイズできます。コンテンツ・プレゼンタでは、コンテンツの単一アイテム、フォルダの下にあるコンテンツ、アイテムのリストまたはコンテンツの問合せを選択した後、WebCenter Portalのページでそのコンテンツをレンダリングするコンテンツ・プレゼンタ・テンプレートを選択できます。

コンテンツ・プレゼンタではOracle WebCenter Content Serverのフォルダとファイルが表示される他に、Oracle Site Studioとの統合により、Site Studioのコントリビュータ・データ・ファイル(WebCenter Content Serverドキュメント)をSite Studioリージョン・テンプレートまたはカスタム・コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートで作成、アクセス、編集および表示できます。コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートの作成の詳細は、『Oracle JDeveloperによる、WebCenter Portalアセットおよびカスタム・コンポーネントの開発』のコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートの開発に関する項を参照してください。

WebCenter Content Serverのコントリビュータ・データ・ファイルをWebCenter Content Serverを介して直接変更する場合があります。この操作は完全にサポートされています。ただし、コントリビュータ・データ・ファイルがWebCenter Portalを使用する以外の方法で変更される場合、同じデータ・ファイルを使用する実行中のWebCenter Portalページに、それらは即時には表示されません。これは、WebCenter Portalページではコンテンツ・プレゼンタを使用してデータ・ファイルのコンテンツを表示するが、WebCenter Portalはキャッシュされたバージョンのデータ・ファイルを使用しているためです。幸い、このような変更が即時に自動的に取得されるように、キャッシュを構成する方法があります。

6.7.4.2 Oracle WebCenter Content Serverのキャッシュ無効化間隔の変更

Oracle WebCenter Content Serverのキャッシュ無効化間隔を変更することで、キャッシュ・スイーパ・ユーティリティでキャッシュをモニターできるようになります。

キャッシュ・スイーパはWebCenter Content Serverの変更を問い合せて、変更があった場合、キャッシュに「ダーティ」というフラグを付けます。これにより、アプリケーションはWebCenter Content Serverからドキュメントの新規コピーを取得し、キャッシュされたバージョンをこれと置き換えます。

デフォルトでは、キャッシュ無効化間隔の初期値は0 (分)に設定されています。すなわち、スイーパはオフになっています。スイーパをオンにするには、値を(分単位で)設定する必要があります。設定できる最小値は2 (分)です。これは、Fusion Middleware Controlの「キャッシュ詳細」ページで、またはWLSTコマンドを使用して行うことができます。

この項には次のトピックが含まれます:

6.7.4.2.1 Fusion Middleware Controlを使用したキャッシュ無効化間隔の変更

Fusion Middleware Controlを使用してキャッシュ無効化間隔を変更できます。

Fusion Middleware Controlを使用してキャッシュ無効化間隔を変更するには:

  1. Fusion Middleware Controlにログインし、Oracle WebCenter Portalのホームページに移動します。
  2. 「WebCenter Portal」メニューから「設定」「サービス構成」を選択します。
  3. 「WebCenter Portalサービス構成」ページのサービスのリストから、「コンテンツ・リポジトリ」を選択します。
  4. 接続名を選択し、「編集」をクリックします。
  5. 「キャッシュ詳細」セクションで、キャッシュ無効化間隔2 (最小許容時間)または同様の低い値に設定します。

注意:

一部のインスタンスでは、Fusion Middleware Controlでキャッシュ無効化間隔の値を一度設定(および保存)すると、値は固定化され、setContentServerConnectionのWLSTコマンドを使用して間隔の値を0に設定しなおすことしかできません。詳細は、「WLSTを使用したキャッシュ無効化間隔の変更」を参照してください。

6.7.4.2.2 WLSTを使用したキャッシュ無効化間隔の変更

setContentServerConnectionのWLSTコマンドを使用して、キャッシュ無効化間隔の値を更新できます。

次のようにコマンドを実行します。

setContentServerConnection(appName, name, [socketType, url, serverHost, serverPort, keystoreLocation, keystorePassword, privateKeyAlias, privateKeyPassword, webContextRoot, clientSecurityPolicy, cacheInvalidationInterval, binaryCacheMaxEntrySize, adminUsername, adminPassword, extAppId, timeout, isPrimary, server, applicationVersion])

例:

setContentServerConnection(appName='webcenter',name='UCM', socketType='socket', serverHost='webcenter.oracle.local', serverPort='4444', webContextRoot='/cs', cacheInvalidationInterval='2', binaryCacheMaxEntrySize='1024',adminUsername='sysadmin',isPrimary=1)

ヒント:

コマンドを実行するための他の必須パラメータ値を取得するために、listContentServerConnections(appName='webcenter',verbose=true)コマンドを使用できます。

注意:

変更を有効にするために、Oracle WebCenter Portal管理対象サーバー(WC_Portal)を再起動する必要があります。

6.7.4.3 キャッシュ設定のテスト

スイーパをオンにすると、変更されたキャッシュ・オブジェクトのみが無効化されます。

これをテストするには、イベントをモニターおよび報告するようにOracle WebCenter Content Serverを構成します。

イベントをモニターおよび報告するようにOracle WebCenter Content Serverを構成する手順は次のとおりです。

  1. WebCenter Content Serverコンソール・アプリケーションにログインし、「管理」メニュー項目下の「システム監査情報」を選択します。

    コンソールで左のメニュー表示オプションが使用されている場合、そこに「管理」リンクがあります。

  2. 「トレース・セクション情報」で、「アクティブなセクション」にsystemrequestauditのみを追加します。完全冗長トレースと「保存」を選択し、「更新」ボタンをクリックします。その後、「サーバー出力を表示」メニュー・オプションを選択します。ブラウザ・ビューが変更され、ログが表示されます。これが、WebCenter Content Serverを構成するために必要なすべてです。

    たとえば、キャッシュ無効化間隔が2 (分)に設定されたサーバー出力の表示を次に示します。タイムスタンプに注意してください。

    requestaudit/6 08.30 09:52:26.001  IdcServer-68    GET_FOLDER_HISTORY_REPORT [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.016933999955654144(secs)
    requestaudit/6 08.30 09:52:26.010  IdcServer-69    GET_FOLDER_HISTORY_REPORT [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.006134999915957451(secs)
    requestaudit/6 08.30 09:52:26.014  IdcServer-70    GET_DOCUMENT_HISTORY_REPORT [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.004271999932825565(secs)
    
    ... other trace info ...
    
    requestaudit/6 08.30 09:54:26.002  IdcServer-71    GET_FOLDER_HISTORY_REPORT [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.020323999226093292(secs)
    requestaudit/6 08.30 09:54:26.011  IdcServer-72    GET_FOLDER_HISTORY_REPORT [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.017928000539541245(secs)
    requestaudit/6 08.30 09:54:26.017  IdcServer-73    GET_DOCUMENT_HISTORY_REPORT [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.010185999795794487(secs)
    
  3. トレース・ログが適切にレポートされたら、次のステップではスイーパをテストするようにOracle WebCenter Portalを設定します。これを行うには、コンテンツ・プレゼンタ・タスク・フローで最大2つのページを設定します。各タスク・フローでは、別個のカスタム・コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートを使用して、各ページに別個のコントリビュータ・データ・ファイル(キャッシュ内のドキュメント)を割り当てます。

    コンテンツを含むWebCenter Portalページが初めてブラウザにロードされると、Content Server出力ビューアにトレース情報が表示されます。例:

    requestaudit/6 08.30 11:51:12.030 IdcServer-129 CLEAR_SERVER_OUTPUT [dUser=weblogic] 0.029171999543905258(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:51:12.101 IdcServer-130 GET_SERVER_OUTPUT [dUser=weblogic] 0.025721000507473946(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:51:26.592 IdcServer-131 VCR_GET_DOCUMENT_BY_NAME [dID=919][dDocName=DF_UCMCACHETESTER]
    [dDocTitle=DF_UCMCacheTester][dUser=weblogic][RevisionSelectionMethod=LatestReleased][IsJava=1] 0.21525299549102783(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:51:27.117 IdcServer-132 VCR_GET_CONTENT_TYPES [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.5059549808502197(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:51:27.146 IdcServer-133 VCR_GET_CONTENT_TYPE [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.03360399976372719(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:51:27.169 IdcServer-134 VCR_GET_CONTENT_TYPE [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.008806000463664532(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:51:27.204 IdcServer-135 VCR_GET_CONTENT_TYPE [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.013265999965369701(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:51:27.384 IdcServer-136 VCR_GET_CONTENT_TYPE [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.18119299411773682(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:51:27.533 IdcServer-137 VCR_GET_CONTENT_TYPE [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.1519480049610138(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:51:27.634 IdcServer-138 VCR_GET_CONTENT_TYPE [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.10827399790287018(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:51:27.687 IdcServer-139 VCR_GET_CONTENT_TYPE [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.059702999889850616(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:51:28.271 IdcServer-140 GET_USER_PERMISSIONS [dUser=weblogic][IsJava=1] 0.006703000050038099(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:51:28.285 IdcServer-141 GET_ENVIRONMENT [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.010893999598920345(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:51:30.433 IdcServer-142 GET_SERVER_OUTPUT [dUser=weblogic] 0.017318999394774437(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:51:41.837 IdcServer-143 VCR_GET_DOCUMENT_BY_NAME [dID=508][dDocName=113_ES]
    [dDocTitle=Landing Home][dUser=weblogic][RevisionSelectionMethod=LatestReleased][IsJava=1] 0.15937699377536774(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:51:42.781 IdcServer-144 GET_FILE [dID=326][dDocName=WEBCENTERORACL000315][dDocTitle=Duke][dUser=anonymous][RevisionSelectionMethod=LatestReleased][dSecurityGroup=Public][xCollectionID=0] 0.16288499534130096(secs)
    

    強調表示されたセクションは、2つのサンプル・データ・ファイルのDF_UCMCACHETESTERと113_ESがWebCenter Content ServerへのWebCenter Portal VCR接続によって呼び出されたことを示しています。VCR_GET_DOCUMENT_BY_NAME呼出しに注目してください。

    これら2つのページの以降のリフレッシュでは、(WebCenter Content Serverのサーバー出力の表示をリフレッシュした後)同じVCR_GET_DOCUMENT_BY_NAME呼出しのトレースはないことがわかります。これは、ページはキャッシュからドキュメントを取得しているためです。

  4. 次の手順では、Content Serverコンソールを使用して、バックドアでいずれかのドキュメントを変更します。これを行うには、データ・ファイル・ドキュメントを見つけて、コンテンツ情報ページでデータ・ファイルの編集を選択します。

    Site Studioコントリビュータが起動され、いくつかの変更を行うことができます。

    Content Serverの「サーバー出力を表示」をリフレッシュすると、トレースでドキュメントに対して実行された操作が表示されます。

    requestaudit/6 08.30 11:56:59.972 IdcServer-255 SS_CHECKOUT_BY_NAME [dID=922][dDocName=DF_UCMCACHETESTER][dUser=weblogic]
    [dSecurityGroup=Public] 0.05558200180530548(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:57:00.065 IdcServer-256 SS_GET_CONTRIBUTOR_CONFIG [dID=922][dDocName=DF_UCMCACHETESTER]
    [dDocTitle=DF_UCMCacheTester][dUser=weblogic][dSecurityGroup=Public][xCollectionID=0] 0.08632399886846542(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:57:00.470 IdcServer-259 DOC_INFO_BY_NAME [dID=922][dDocName=DF_UCMCACHETESTER]
    [dDocTitle=DF_UCMCacheTester][dUser=weblogic][dSecurityGroup=Public][xCollectionID=0] 0.02268899977207184(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:57:10.177 IdcServer-264 GET_FOLDER_HISTORY_REPORT [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.007652000058442354(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:57:10.181 IdcServer-263 GET_FOLDER_HISTORY_REPORT [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.01868399977684021(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:57:10.187 IdcServer-265 GET_DOCUMENT_HISTORY_REPORT [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.009367000311613083(secs)
    (internal)/6 08.30 11:57:26.118 IdcServer-266 File to be removed: /oracle/app/admin/domains/webcenter/ucm/cs/vault/~temp/703253295.xml
    (internal)/6 08.30 11:57:26.121 IdcServer-266 File to be removed: /oracle/app/admin/domains/webcenter/ucm/cs/vault/~temp/703253295.xml
    requestaudit/6 08.30 11:57:26.122 IdcServer-266 SS_SET_ELEMENT_DATA [dID=923][dDocName=DF_UCMCACHETESTER]
    [dDocTitle=DF_UCMCacheTester][dUser=weblogic][dSecurityGroup=Public][xCollectionID=0][StatusCode=0][StatusMessage=Successfully checked in content item 'DF_UCMCACHETESTER'.] 0.3765290081501007(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:57:30.710 IdcServer-267 DOC_INFO_BY_NAME [dID=923][dDocName=DF_UCMCACHETESTER]
    [dDocTitle=DF_UCMCacheTester][dUser=weblogic][dSecurityGroup=Public][xCollectionID=0] 0.07942699640989304(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:57:30.733 IdcServer-268 SS_GET_CONTRIBUTOR_STRINGS [dUser=weblogic] 0.0044570001773536205(secs)
    

    最初のページがリフレッシュされると、更新が適用されたことがわかります。キャッシュ無効化間隔(2分に設定された)はいつ変更が発生したかによって決定されるわけではないため、リフレッシュ時間は変化することがあります。スイーパは2分ごとに実行されます。

    WebCenter Content Serverのサーバー出力の表示をリフレッシュすると、この例の場合、トレースで次の情報が表示されます。

    requestaudit/6 08.30 11:59:10.171 IdcServer-270 GET_FOLDER_HISTORY_REPORT [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.00952600035816431(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:59:10.179 IdcServer-271 GET_FOLDER_HISTORY_REPORT [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.011118999682366848(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:59:10.182 IdcServer-272 GET_DOCUMENT_HISTORY_REPORT [dUser=sysadmin][IsJava=1] 0.007447000127285719(secs)
    requestaudit/6 08.30 11:59:16.885 IdcServer-273 VCR_GET_DOCUMENT_BY_NAME [dID=923][dDocName=DF_UCMCACHETESTER]
    [dDocTitle=DF_UCMCacheTester][dUser=weblogic][RevisionSelectionMethod=LatestReleased][IsJava=1] 0.0786449983716011(secs)
    

    指定したキャッシュ無効化間隔時間の後、スイーパが起動されます(GET_コールによって追跡された)。変更内容はメモに記録されているため、次のコールは、変更された新規バージョンのデータ・ファイルを取得するためにVCR_GET_DOCUMENT_BY_NAMEに対して行われます。

    2番目のページに戻り、サーバー出力を表示すると、データ・ファイルを取得するVCR_GET_DOCUMENT_BY_NAMEはもう存在しません。これは、単にデータ・ファイルがキャッシュから取得されたばかりであることを示します。サンプルのサーバー出力を見ると、VCR_GET_DOCUMENT_BY_NAMEに対するリクエストは1つだけであることがわかります。

    requestaudit/6 08.30 12:08:00.021 Audit Request Monitor Request Audit Report over the last 120 Seconds for server webcenteroraclelocal16200****
    requestaudit/6 08.30 12:08:00.021 Audit Request Monitor -Num Requests 8 Errors 0 Reqs/sec. 0.06666944175958633 
    Avg. Latency (secs) 0.02762500010430813 Max Thread Count 2
    requestaudit/6 08.30 12:08:00.021 Audit Request Monitor 1 Service VCR_GET_DOCUMENT_BY_NAME 
    Total Elapsed Time (secs) 0.09200000017881393 Num requests 1 Num errors 0 Avg. Latency (secs) 0.09200000017881393
    requestaudit/6 08.30 12:08:00.021 Audit Request Monitor 2 Service GET_PERSONALIZED_JAVASCRIPT 
    Total Elapsed Time (secs) 0.054999999701976776 Num requests 1 Num errors 0 Avg. Latency (secs) 0.054999999701976776
    requestaudit/6 08.30 12:08:00.021 Audit Request Monitor 3 Service GET_FOLDER_HISTORY_REPORT 
    Total Elapsed Time (secs) 0.028999999165534973 Num requests 2 Num errors 0 Avg. Latency (secs) 0.014499999582767487
    requestaudit/6 08.30 12:08:00.021 Audit Request Monitor 4 Service GET_SERVER_OUTPUT 
    Total Elapsed Time (secs) 0.017999999225139618 Num requests 1 Num errors 0 Avg. Latency (secs) 0.017999999225139618
    requestaudit/6 08.30 12:08:00.021 Audit Request Monitor 5 Service GET_FILE 
    Total Elapsed Time (secs) 0.013000000268220901 Num requests 1 Num errors 0 Avg. Latency (secs) 0.013000000268220901
    requestaudit/6 08.30 12:08:00.021 Audit Request Monitor ****End Audit Report*****

6.8 Oracle WebCenter Content Serverの接続の削除

この項には次のトピックが含まれます:

注意:

使用していないWebCenter Content Serverの接続のみ削除します。接続がデフォルト接続してマークされている場合は、アクティブ・リストからその接続を除外してから削除します。

6.8.1 Fusion Middleware Controlを使用したOracle WebCenter Content Serverの接続の削除

Fusion Middleware Controlを使用して、Oracle WebCenter Content Serverの接続を削除できます。

コンテンツ・リポジトリ接続を削除するには:

  1. Fusion Middleware Controlにログインし、Oracle WebCenter Portalのホームページに移動します。
  2. 「WebCenter Portal」メニューから「設定」「サービス構成」を選択します。
  3. 「WebCenter Portalサービス構成」ページのサービスのリストから、「コンテンツ・リポジトリ」を選択します。
  4. 接続名を選択し、「削除」をクリックします。
  5. この変更を有効にするには、WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。

6.8.2 WLSTを使用したOracle WebCenter Content Serverの接続の削除

WLSTコマンドのdeleteContentServerConnectionを使用して、コンテンツ・リポジトリ接続を削除します。

コマンドの構文と例は、WebCenter WLSTコマンド・リファレンスdeleteContentServerConnectionに関する項を参照してください。

WLSTコマンドの実行方法の詳細は、「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。

注意:

この変更を有効にするには、Oracle WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。『Oracle Fusion Middlewareの管理』のWLSTを使用した管理対象サーバーの起動および停止に関する項 を参照してください。

6.9 最大ファイル・アップロード・サイズの変更

デフォルトでは、ファイルの最大アップロード・サイズは2GBです。

最大ファイル・アップロード・サイズをカスタマイズできます。詳細は、「コンテンツ・マネージャでのファイル・アップロード・サイズの変更」を参照してください。