この章の内容は次のとおりです。
権限
この章のタスクを実行するには、ポータル・マネージャであるか、ポータルのManage Security and Configuration
またはManage Configuration
のいずれかの権限を持つメンバーである必要があります。
ポータルの管理設定にアクセスする、Manage
権限を持たないすべてのユーザー(たとえば、Customize Pages
権限を持ち、ポータル内のページの編集権限が付与されているユーザー)には、自分のロールと権限で使用できる設定のみが表示されます。
権限の詳細は、「ポータルのロールと権限について」を参照してください。
分析を使用すると、システム管理者とポータル・マネージャは、WebCenter Portalのトラフィックおよび使用状況を追跡して分析できます。分析では、次の基本機能が提供されます。
使用状況トラッキング・メトリック: コミュニティやポートレット・トラフィックなど、共通のWebCenter Portal機能のメトリックを収集してレポートします。
動作トラッキング: WebCenter Portalメトリックを分析して、ページのアクセス時間や使用時間などの使用パターンを判断できます。
ユーザー・プロファイルの相関: メトリック情報をユーザー・プロファイル情報と関連付けることができます。国、会社、役職などのユーザー・プロファイル・データを基準に、使用状況トラッキング・レポートを表示およびフィルタ処理できます。
注意:
プロファイル情報はキャッシュされます。つまり、ユーザー・プロファイルの変更は、キャッシュが更新されるまでレポートに表示されません。デフォルトのキャッシュ時間は60分ですが、管理者はこの値を変更できます。
この項では、次の項目について説明します。
WebCenter Portalアプリケーション全体のメトリックが表示される分析コンソールは、Manage Configuration
権限を持つシステム管理者が使用できます。コンソールは4つのページで構成され、次のような様々なレポートがグループ化されています。
サマリー・メトリック: ポータル・トラフィック、ページ・ビューおよびログイン・メトリック
ポータル・メトリック: ポータルの使用状況およびレスポンス時間
ポートレット・メトリック: ポートレット・ビューおよびレスポンス時間
サービス・メトリック: 検索の使用状況、ドキュメント、Wiki、ブログおよびディスカッション
このコンソールはデフォルトで、「分析」というビジネス・ロール・ページからのみアクセスできます。ユーザーが「分析」ページを表示するには、システム管理者が必要な権限を付与する必要があります。このページは、アクセスおよび使用状況の統計を分析する必要があるユーザーを対象としています。そのようなユーザーとして、管理者、営業部門またはマーケティング部門の部長や担当重役、ビジネス・アナリストなどが考えられます。
他のビジネス・ロール・ページと同様に、分析ページは割り当てられたすべてのユーザーにプッシュされ、ホーム・ポータルに表示されます。分析ページをホーム・ポータルで使用できるようになると、ユーザーは「ページの管理」ダイアログでページを表示または非表示にできます。詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』のビジネス・ロール・ページの対象読者の指定に関する項を参照してください。
この項では、WebCenter Portalに付属しているすべての分析タスク・フローをリストし、説明します。「管理者」と記載されているタスク・フローは、Administrator
ロールを持つユーザーのみが使用できます。次のタスク・フローは、標準設定で使用できます。
アプリケーション分析:
ポートレット分析:
サービス分析:
注意:
次の各項で示すイメージは、各レポートの1つのビューを表しています。ただし、各レポートをカスタマイズして別の方法(棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフ、表など)でデータを表示できます。レポートのカスタマイズの詳細は、「分析レポートのカスタマイズ」および「分析レポート・ビューのパーソナライズ」を参照してください。
WebCenterトラフィック・タスク・フロー(図43-2)は、ポータル内の共通イベントをまとめて表示します。
このタスク・フローを使用して、ポータル・ビュー、ページ・ビュー、ポートレット・ビュー、ログイン、検索回数、Wikiビュー、ブログ・ビュー、ディスカッション・フォーラム・ビューおよびドキュメント・ビューなどのアプリケーション全体のイベントを追跡します。
ページ・トラフィック・タスク・フロー(図43-3)には、ページ・ヒット数と、任意のポータル・ページに訪問したユーザー数(重複を除く)が表示されます。
このタスク・フローを使用すると、最も多く訪問されているページ(上位ページ)および訪問数が最も少ないページ(下位ページ)がすぐにわかります。ページ・データは、ヒット数(ページ・ビュー合計数)またはユーザー数(ページを表示した一意のユーザーの数)、あるいはその両方で表示できます。レポートをフィルタ処理して、特定のページのデータのみを表示したり(「表示」オプション・リストで「指定」を選択し、「選択」をクリックしてページを選択し、「OK」をクリック)、特定のポータルのページのデータのみを表示(WebCenter Portalの問合せオプション)することができます。
注意:
ホーム・ポータルに属するページはデフォルトで除外されますが、必要に応じてその情報を追加するオプションを使用できます。
ポートレット・トラフィック・タスク・フロー(図43-4)には、ポートレット使用状況情報として、ポートレット・ヒット数(ポートレットが表示された回数)およびポートレットにアクセスしたユーザー数(重複を除く)が表示されます。
このタスク・フローを使用すると、最も人気のあるポートレット(上位)および最も人気のないポートレット(下位)がすぐにわかります。データをフィルタ処理して、特定のポートレットのみを表示するかまたはすべてのポートレットを表示できます。同様に、ポータルでポートレット・データをフィルタ処理できます。
注意:
ホーム・ポータルは、データに含まれません。
ポートレット・インスタンス・トラフィック・タスク・フロー(図43-5 )は、個々のポートレット・インスタンスの使用状況情報として、ポートレット・ヒット数(ポートレットが表示された回数)およびポートレットにアクセスした一意のユーザー数を表示します。同じポートレットが複数のページに表示される場合は、各配置がポートレット・インスタンスとして考慮されます。
このタスク・フローを使用すると、最も人気のあるポートレット・インスタンス(上位)および最も人気のないポートレット・インスタンス(下位)がすぐにわかります。データをフィルタ処理して、特定のポートレット・インスタンスのみを表示するかまたはすべてのポートレット・インスタンスを表示できます。同様に、ポータルでポートレット・データをフィルタ処理できます。
注意:
ホーム・ポータルは、データに含まれません。
ポートレット・レスポンス時間タスク・フロー(図43-6 )は、個々のポートレットのパフォーマンス情報として、レスポンス時間の平均値、最小値および最大値を表示します。
このタスク・フローを使用すると、最も遅いポートレット(下位)および最も速いポートレット(上位)がすぐにわかり、パフォーマンス・データを比較できます。ページ・パフォーマンスと最も遅いポートレットには直接の関係があることが多いため、ポートレット・レスポンス時間は重要です。ポータル内のパフォーマンスの低さをトラブルシューティングする際、パフォーマンスが最も低いポートレットを特定することが重要です。データをフィルタ処理して、特定のポートレットのみを表示するかまたはすべてのポートレットを表示できます。同様に、ポータルでポートレット・データをフィルタ処理できます。
ポートレット・インスタンス・レスポンス時間タスク・フロー(図43-7)は、個々のポートレット・インスタンスのパフォーマンス情報として、レスポンス時間の平均値、最小値および最大値を表示します。同じポートレットが複数のページに表示される場合は、各配置がポートレット・インスタンスとして考慮されます。
このタスク・フローを使用すると、最も遅いポートレット・インスタンス(下位)および最も速いポートレット・インスタンス(上位)がすぐにわかり、パフォーマンス・データを比較できます。データをフィルタ処理して、特定のポートレット・インスタンスのみを表示するかまたはすべてのポートレット・インスタンスを表示できます。同様に、ポータルでポートレット・データをフィルタ処理できます。
検索メトリック・タスク・フロー(図43-8)は、ポータル内で実行される検索を追跡します。
このタスク・フローを使用すると、最多検索語句(上位)および最少検索語句(下位)がすぐにわかります。
ページに分析タスク・フローを追加する手順は、「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。
ヒント:
リソース・カタログでの分析タスク・フローの有無や場所は、リソース・カタログの構成方法によって異なります。たとえば、デフォルトのリソース・カタログでは、「分析」タスク・フローは「分析」フォルダに含まれます。
注意:
分析タスク・フローをポータルに追加した場合、すべてのポータルではなく、そのポータルの情報が表示されます。
分析タスク・フローには関連するプロパティがあり、これらのプロパティには、十分な権限を持つユーザーが、タスク・フローの「アクション・メニューの表示」からアクセスできます。たとえば、「パラメータ」を選択し、「パラメータ」ダイアログを表示します(図43-9 )。
関連項目:
次の各項では、分析タスク・フローのプロパティと、このタスク・フローのパラメータについて説明します。
ページ・エディタでコンポーネントを選択すると、「アクション・メニューの表示」が開き(図43-10)、ここから、コンポーネントのプロパティ(「パラメータ」、「アクセス」、「表示オプション」、「スタイル」および「コンテンツ・スタイル」)にアクセスできます。
図43-10 分析タスク・フローの「アクション・メニューの表示」
分析タスク・フローのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。
表43-1では、分析タスク・フローに固有のパラメータを説明しています。
表43-1 分析タスク・フローのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
Analytics Report Title |
分析データの上に表示される表示タイトルを指定します。 注意:
|
Analytics Resource Id |
MDSのタスク・フロー・インスタンスのユーザー・カスタマイズ/アプリケーション・カスタマイズを格納するために使用するMDSドキュメントを指定します。 注意: この値を編集しないでください。 |
Application Name* |
分析データを表示するポータルを指定します。WebCenter Portalの場合は常に 分析データベースを使用すると、複数のアプリケーションからのイベント・データを格納できるため、表示するアプリケーション・データを識別するためにこのパラメータが必要です。 省略した場合、タスク・フローは、サポートしているすべてのポータルの分析データを表示します。 |
Max Data Points Per Series |
棒グラフまたは折れ線グラフに表示されるデータ・ポイントの最大数を指定します。デフォルト値は25です。有効な値は1から1000までです。 注意: データ点の数を増やすと、レポートのレンダリングにかかる時間が増える場合があります。 |
この項では、次の項目について説明します。
分析レポートのデフォルトを設定する場合は、ページ・エディタでレポート設定を編集します。ページ・エディタで変更した内容は、ページ・ビュー・モードですべてのユーザーのデフォルト・レポート設定になります。たとえば、分析ページを編集し、トラフィック・レポートの「サマリー・メトリック」ページで次の設定を変更できます。レポート・タイプを円グラフに設定し、時間枠を今週に設定し、表示から「ディスカッション・フォーラム」を削除します。ユーザーが分析ページに訪問すると、これらの設定がデフォルトで適用されます。ユーザーは、必要に応じてレポートを編集できます。これは、ユーザーが一般的に使用することがわかっている特定の設定がある場合や、グループ固有ページ上の分析タスク・フローの特定のインスタンスをカスタマイズする場合に便利です。
レポート設定を構成して、表示モードでユーザーが使用可能なコントロールを決定することもできます。ページ・エディタで、「レポート・プリファレンスの構成」アイコンをクリックして、「レポート設定」ポップアップを表示します。このポップアップで、次のレポート設定を表示するかどうかを指定できます。
チャート
「チャート形式」リストでは、レポートの色スキームを選択できます。
「チャート形式オプション」では、レポートの上部にチャート形式(棒、円、折れ線、表)を表示または非表示にできます。
データ選択
「レポート・サマリー」では、レポートの左側の「レポート・サマリー」セクションを表示または非表示にできます。
「メトリック・セレクタ」では、メトリック(「ヒット」、「ユーザー数(重複を除く)」など)のリストを表示または非表示にできます。
「表示オプション」(「ログイン」では使用不可)では、表示オプション(「ポータル」、「ページ」、「ポートレット」など)のリストを表示または非表示にできます。
「選択ボタン」(「トラフィック」、「ログイン」、「ポータル・トラフィック」、「ポータル・レスポンス時間」、「検索メトリック」、「ドキュメント・メトリック」、「Wikiメトリック」、「ブログ・メトリック」、「ディスカッション・フォーラム・メトリック」では使用不可)では、「表示」リストの「指定」オプションおよびレポート上部の「選択」ボタンを表示または非表示にできます
「追加オプション」(「トラフィック」、「ログイン」、「ポータル・トラフィック」、「ポータル・レスポンス時間」、「ポートレット・トラフィック」、「ポートレット・インスタンス・トラフィック」、「ポートレット・レスポンス時間」、「ポートレット・インスタンス・レスポンス時間」、「検索メトリック」、「ドキュメント・メトリック」、「Wikiメトリック」、「ブログ・メトリック」、「ディスカッション・フォーラム・メトリック」では使用不可)では、レポートの左側の「追加オプション」セクションを表示または非表示にできます
フィルタリング
「時間枠フィルタ」では、レポートの左側の「時間枠」セクションを表示または非表示にできます。
「ユーザー・プロパティ・フィルタ」では、レポートの左側の「ユーザー・プロパティ」セクションを表示または非表示にできます。
「ポータル・フィルタ」(「トラフィック」、「ログイン」、「検索メトリック」では使用不可)では、レポートの左側の「ポータル」セクションを表示または非表示にできます
グループ化
「グループ化基準オプション」では、レポートの左側の「グループ化オプション」セクションを表示または非表示にできます。
分析タスク・フローには、レポート上部に表示オプションがあり、レポートの左側に問合せオプションがあります。これらのオプションを使用すると、必要に応じてレポートに含まれているメトリックおよびレポートの表示方法を変更することによって、レポートをパーソナライズできます。ほとんどのオプションはすべての分析タスク・フローで同じです。
この項では、次の内容について説明します。
レポート上部にあるレポート表示オプションを使用すると、レポートのタイプの選択、組み込むメトリックのタイプの選択、および一部のタスク・フローでは表示する上位/下位の範囲の制御を実行できます。
レポート・タイプ
選択した表示オプションおよび問合せオプションに応じて、棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフまたは表としてレポートを表示できます。レポート・タイプを選択するには、対応するアイコンをクリックします。
表43-2に、様々な表示オプションと問合せオプションで使用可能なレポート・タイプを示します。この表には次の列があります。
「選択したメトリック」は、メトリックのリスト内で選択されたもの、単一のメトリックまたは複数のメトリックを指定します。
注意:
「検索メトリック」タスク・フローおよび「ドキュメント・メトリック」タスク・フローは、単一のメトリックのみを表示します。メトリックを選択するリストはありません。
「グループ化基準オプション」は、レポートの左にある「グループ化オプション」セクションから選択されたもの、「選択なし」または選択可能な選択肢のいずれかを指定します。
棒、円、折れ線および表は、指定した選択肢でそのタイプのレポートを表示できるかどうかを指定します。
図43-2 分析タスク・フローの表示オプション
選択したメトリック | グループ化基準オプション | バー | 円 | 折れ線 | 表 |
---|---|---|---|---|---|
単一のメトリックログイン・トラフィック・タスク・フロー |
「選択なし」 |
N |
N |
N |
Y |
単一のメトリックその他すべてのタスク・フロー |
「選択なし」 |
Y |
Y |
N |
Y |
単一メトリック |
時間間隔、ユーザー・プロパティまたはこれら両方* |
Y |
N |
Y |
Y |
複数のメトリックWebCenterトラフィックおよびログイン・トラフィック・タスク・フロー |
「選択なし」 |
Y |
Y |
N |
Y |
複数のメトリックその他すべてのタスク・フロー |
「選択なし」 |
Y |
N |
Y |
Y |
複数のメトリックWebCenterトラフィックおよびログイン・トラフィック・タスク・フロー |
時間間隔またはユーザー・プロパティ |
Y |
N |
Y |
Y |
複数のメトリックその他すべてのタスク・フロー |
時間間隔またはユーザー・プロパティ |
N |
N |
N |
Y |
複数のメトリックログイン・トラフィック・タスク・フロー |
「両方」* |
N |
N |
N |
Y |
*グループ化オプションの両方はログイン・トラフィック・タスク・フローに対してのみ使用できます。
メトリック
レポートに組み込むメトリックのタイプを選択できます。メトリックのオプションは使用しているタスク・フローに応じて異なります。
WebCenterトラフィック: 「ポータル」、「ページ」、「ポートレット」、「ログイン」、「検索」、「Wiki」、「ブログ」、「ディスカッション・フォーラム」、「ドキュメント」
ページ・トラフィック: ヒット、ユーザー数(重複を除く)
ログイン・メトリック: ログイン、ユーザー数(重複を除く)
ポータル・トラフィック: 「ヒット」、「ユーザー数(重複を除く)」、「訪問」
ポータル・レスポンス時間: 「平均レスポンス時間」、「最小レスポンス時間」、「最大レスポンス時間」
ポートレット・トラフィック: ヒット、ユーザー数(重複を除く)
ポートレット・インスタンス・トラフィック: ヒット、ユーザー数(重複を除く)
ポートレット・レスポンス時間: 平均レスポンス時間、最小レスポンス時間、最大レスポンス時間
ポートレット・インスタンス・レスポンス時間: 平均レスポンス時間、最小レスポンス時間、最大レスポンス時間
検索メトリック: このタスク・フローは検索メトリックのみを表示するため、メトリックを選択するオプションはありません。
ドキュメント・メトリック: このタスク・フローはドキュメント・メトリックのみを表示するため、メトリックを選択するオプションはありません。
Wikiメトリック: ビュー、ユーザー数(重複を除く)
ブログ・メトリック: ビュー、ユーザー数(重複を除く)
ディスカッション・フォーラム・メトリック: ビュー、ユーザー数(重複を除く)
レポートに組み込むメトリックを選択するには、レポートの上にあるリストからメトリックを選択します。
上位、下位またはカスタムの範囲
一部のタスク・フローでは、レポートでメトリックの上位、下位、すべてまたはカスタムの範囲の表示を指定できます。これらのオプションを使用して、ポータルで最も人気のあるアイテムと最も人気のないアイテムを表示します。
レポートでメトリックの上位または下位の範囲を表示するには、レポートの上のリストで「上」または「下」を選択し、数を選択して範囲を定義します。
カスタムの範囲を表示するには、レポートの上のリストで、「指定」を選択し、「選択」をクリックします。
上オプションおよび下オプションは、「ページ」、「ポートレット・トラフィック」、「ポートレット・インスタンス・トラフィック」、「レスポンス時間」、「ポートレット・レスポンス時間」、「ポートレット・インスタンス・レスポンス時間」で使用できます。
カスタム範囲オプションは、「ページ」、「トラフィック」、「レスポンス時間」、「ポートレット・トラフィック」、「ポートレット・インスタンス・トラフィック」、「レスポンス時間」、「ポートレット・レスポンス時間」、「ポートレット・インスタンス・レスポンス時間」、「検索メトリック」、「ドキュメント・メトリック」、「Wikiメトリック」、「ブログ・メトリック」、「ディスカッション・フォーラム・メトリック」で使用できます。
分析タスク・フローには、レポートの左に次の問合せオプションが組み込まれています。
レポート・サマリー
選択した表示オプションおよび問合せオプションのサマリーをレポートに表示します。
時間枠
レポートに表示するメトリックの日付の範囲を指定できます。次のオプションから選択できます。「昨日」、「今日」、「今週」、「先週」、「今月」、「先月」、「過去3か月間」、「過去6か月間」、「今年」、「昨年」または独自の日付範囲を指定できます。
ユーザー・プロパティ
ユーザー・プロパティを基準にレポートをフィルタ処理できます。リストからプロパティを選択した後、そのプロパティに含める必要があるまたは含めてはならない値を指定できます。フィルタ処理されたプロパティに当てはまるメトリックのみがレポートに表示されます。
プロパティ: レポートをフィルタ処理するプロパティを選択します。「市区町村」、「会社」、「国」、「部門」、「表示名」、「従業員ID」、「IMユーザー」、「マネージャ」、「電話番号」、「都道府県」、「番地」、「役職」または「郵便番号」を選択できます。
演算子: プロパティをフィルタ処理する方法を選択します。「次を含む」または「次を含まない」を選択できます。
値: プロパティをフィルタ処理する値を入力します。
注意:
ワイルドカード(たとえば、%または?)を使用して検索する場合、ワイルドカードの前にスラッシュ(\)を付ける必要があります。たとえば、giveまたはgivingを検索するには、「値」ボックスにgiv\%
と入力します。
追加オプション
ホーム・ポータル・ページをレポートのデータに組み込むことができます。これらのオプションは、(「ページ・トラフィック」レポート内の)「ページ」タスク・フローで使用できます。
ポータル
分析タスク・フローをホーム・ポータルまたはビジネス・ロール・ページで表示する場合、レポートに追加するポータルを選択できます。分析タスク・フローを特定のポータル内で使用する場合は、そのポータルのメトリックのみが表示され、「ポータル」オプションは使用できません(グレー表示)。
レポートに追加するポータルを指定するには、「ポータル・フィルタ」アイコンをクリックして「ポータルの指定」ポップアップを表示します。レポートに追加するポータルを選択します。複数のポータルを選択するには、[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながらクリックします。
このオプションは、「トラフィック」、「ログイン」または「検索メトリック」の各タスク・フローでは使用できません。
グループ化オプション
レポートでメトリックをグループ化する基準のオプションを選択できます。時間間隔(時間、日付、週、月または年)、ユーザー・プロパティまたは「ログイン」タスク・フローあるいは両方でグループ化できます。
注意:
この設定は、レポートで使用できる表示オプションに影響します(表43-2を参照)。