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Oracle® Fusion Middleware Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成
12c (12.2.0.1)
E70107-04
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9.4 Replicatの構成

次の手順では、Replicatプロセスを構成します。統合および非統合Replicatモードが考慮されます。高度なマッピングのオプションの詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。

注意:

プラガブル・データベースに対してReplicatを構成するには、統合適用モードでReplicatプロセスを構成する必要があります

  1. ターゲット・システムのGGSCIで、Replicatパラメータ・ファイルを作成します。
    EDIT PARAMS name
    

    説明: nameは、Replicatグループの名前です。

  2. 次に示す順序でReplicatパラメータを入力します。パラメータ文ごとに新しい行を開始します。説明については、表9-1を参照してください。

    非統合モードのReplicatグループの基本的なパラメータ:

    REPLICAT financer
    USERIDALIAS tiger2
    ASSUMETARGETDEFS
    MAP hr.*, TARGET hr2.*;
    

    統合ReplicatモードのReplicatグループの基本的なパラメータ:

    REPLICAT financer
    DBOPTIONS INTEGRATEDPARAMS(parallelism 6)
    USERIDALIAS tiger2
    ASSUMETARGETDEFS
    MAP hr.*, TARGET hr2.*;
    

    表9-1 Replicatの基本的なパラメータ

    パラメータ 説明
    REPLICAT group

    groupは、Replicatグループの名前です。

    DBOPTIONS DEFERREFCONST

    非統合モードのReplicatに適用されます。DEFERREFCONSTでは、ターゲット・データベースによるカスケード制約の適用をReplicatトランザクションのコミットまで遅延させるDEFERRABLEに制約を設定します。重要な情報の詳細は、Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXを参照してください。

    DBOPTIONS INTEGRATEDPARAMS (parameter[, ...])

    このパラメータ指定は、統合モードのReplicatに適用されます。インバウンド・サーバーのオプション・パラメータを指定します。

    DBOPTIONSオプションのその他の重要情報は、「統合モード用のオプションのパラメータ」を参照してください。

    USERIDALIAS alias

    Replicatに割り当てられているユーザーのデータベース・ログイン資格証明のエイリアスを指定します。この資格証明は、Oracle GoldenGate資格証明ストアに存在する必要があります。詳細は、「Oracle GoldenGate資格証明の確立」を参照してください

    SOURCECATALOG container

    このパラメータは、ソース・データベースがマルチテナント・コンテナ・データベースの場合に使用します。2つの部分からなる名前を含む後続のすべてのMAPパラメータで、デフォルトのコンテナとして使用されるプラガブル・データベースの名前を指定します。このパラメータでは、3つの部分からなる名前(container.schema.object)ではなく、2つの部分からなるオブジェクト名(schema.object)を使用できます。別のSOURCECATALOGパラメータが発生するか、3つの部分からなる完全なMAP指定が発生するまで実質的に保持されます。SOURCECATALOGの詳細は、Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXを参照してください。

    MAP [container.]schema.object, TARGET schema.object;

    ソース表または順序、複数オブジェクト、および対応するターゲットオブジェクトの関係を指定します。

    • MAPは、ソース表または順序、またはオブジェクトのワイルドカード・セットを指定します。

    • TARGETは、ターゲット表または順序、またはオブジェクトのワイルドカード・セットを指定します。

    • containerは、コンテナの名前です(ソース・データベースがマルチテナント・コンテナ・データベースの場合)。

    • schemaは、スキーマ名またはスキーマのワイルドカード・セットです。

    • objectは、表または順序の名前、またはオブジェクトのワイルドカード・セットです。

    このパラメータ文はセミコロンで終了します。

    ワイルドカード指定からオブジェクトを除外するには、MAPEXCLUDEパラメータを使用します。

    データのフィルタリング、マッピングおよび操作を制御するその他のオプションとその詳細は、Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXMAPの項を参照してください。


  3. 統合Replicatを使用している場合は、Extractのパラメータ・ファイルに次のパラメータを追加します。
    • LOGALLSUPCOLS: このパラメータでは、変更前イメージの補足的にログに記録される列をキャプチャします。このパラメータは、Oracle GoldenGateでサポートされるすべてのソース・データベースで有効です。12cより前のExtractバージョンでは、GETUPDATEBEFORESおよびNOCOMPRESSDELETESパラメータを使用して、同じ要件を満たすことができます。主キー、一意キーおよび外部キーの変更前および変更後の値をログに記録するようにデータベースを構成する必要があります。LOGALLSUPCOLSの詳細は、Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXを参照してください。

    • COMPACTに設定されるUPDATERECORDFORMATパラメータ: この設定では、ExtractでUPDATE操作の変更前および変更後のイメージを証跡の単一レコードに結合します。このパラメータは、Oracle Databaseバージョン11.2.0.4以上で有効で、統合Replicatのパフォーマンスを改善します。詳細は、Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXを参照してください。

  4. 構成に推奨されるオプションのReplicatパラメータを入力します。このファイルは、GGSCIのEDIT PARAMSコマンドを使用して、処理を開始する前にいつでも編集できます。詳細は、Oracle GoldenGate Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXを参照してください。
  5. 構成のその他の考慮事項の詳細は、「統合モード用のオプションのパラメータ」を参照してください。
  6. ファイルを保存して閉じます。

注意:

統合Replicatを使用している場合に、処理の開始後にReplicatに構成変更を行う方法の詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。