Oracle® Fusion Middleware Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成 12c (12.2.0.1) E70107-04 |
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ORACLE_HOME
およびORACLE_SID
の設定ORACLE_HOME
およびORACLE_SID
のシステム環境変数が正しいOracleインスタンスに設定されていることを確認します。Oracle GoldenGateのプロセスでは、データベースへの接続時にそれらを参照します。
システム上に1つのOracle Databaseインスタンスが存在する場合には、システム・レベルでORACLE_HOME
およびORACLE_SID
環境変数を設定します。これらをそのように設定できない場合、インスタンスに接続されるすべてのExtractおよびReplicatのグループのパラメータ・ファイルで次のSETENV
文を使用します。SETENV
パラメータはシステムの設定より優先され、これらのパラメータによって、Oracle GoldenGateのプロセスがデータベースに接続する際にセッション・レベルでの変数の設定が可能になります。
SETENV (ORACLE_HOME =
"path to Oracle home location"
)
SETENV (ORACLE_SID =
"SID"
)
システムに複数のOracleインスタンスがあり、ExtractおよびReplicatのプロセスがそれらに接続する場合、各プロセス・グループのパラメータ・ファイルでSETENV
文を使用する必要があります。SETENV
パラメータへの入力として、Oracle GoldenGateを正しいOracleインスタンスに指し示すためにORACLE_HOME
およびORACLE_SID
環境変数を使用します。たとえば、別のOracleインスタンスからキャプチャする、2つのExtractグループのパラメータ・ファイルを次に示します。
グループ1:
EXTRACT ora9a SETENV (ORACLE_HOME = "/home/oracle/ora/product") SETENV (ORACLE_SID = "oraa") USERIDALIAS tiger1 RMTHOST sysb RMTTRAIL /home/ggs/dirdat/rt TABLE hr.emp; TABLE hr.salary;
グループ2:
EXTRACT orab SETENV (ORACLE_HOME = "/home/oracle/ora/product") SETENV (ORACLE_SID = "orab") USERIDALIAS tiger1 RMTHOST sysb RMTTRAIL /home/ggs/dirdat/st TABLE fin.sales; TABLE fin.cust;
システム上に1つのOracleインスタンスが存在する場合、Oracle GoldenGateについてはORACLE_HOME
とORACLE_SID
のレジストリ設定で十分です。それらの設定がレジストリで不正確であり、それらの設定を変更できない場合、次のようにオーバーライドを設定できます。
デスクトップまたは「スタート」メニュー(Windowsのバージョンに応じて)で、「マイ コンピュータ」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
「プロパティ」で「詳細設定」タブをクリックします。
「環境変数」をクリックします。
「システム環境変数」の下にある「新規」をクリックします。
「変数名」にORACLE_HOME
と入力します。
「変数値」にOracleバイナリのパスを入力します。
「OK」をクリックします。
「新規」を再度クリックします。
「変数名」にORACLE_SID
と入力します。
「変数値」にインスタンス名を入力します。
「OK」をクリックします。
システムに複数のOracleインスタンスがあり、ExtractおよびReplicatのプロセスがそれらに接続する場合、次の手順を実行します。
ORACLE_HOME
およびORACLE_SID
のシステム変数を最初のOracleインスタンスに設定します。ORACLE_HOME
およびORACLE_SID
の変数を編集して新しい情報を指定します。