プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成
12c (12.2.0.1)
E70107-04
目次へ移動
目次

前
次

8.4 データ・ポンプExtractの構成

次の手順では、ローカル証跡を読み取り、データをネットワーク経由でリモート証跡に送信するデータ・ポンプを構成します。データ・ポンプはオプションですが、使用することをお薦めします。データ・ポンプの詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。

  1. ソース・システムのGGSCIで、データ・ポンプ・パラメータ・ファイルを作成します。
    EDIT PARAMS name
    

    説明: nameは、データ・ポンプExtractの名前です。

  2. 次に示す順序でデータ・ポンプ・パラメータを入力します。パラメータ文ごとに新しい行を開始します。入力変数は異なるものになります。説明については、表8-2を参照してください。

    データ・ポンプExtractグループの基本パラメータ:

    EXTRACT extpump
    USERIDALIAS tiger1
    RMTHOST fin1, MGRPORT 7809 ENCRYPT AES192, KEYNAME securekey2
    RMTTRAIL /ggs/dirdat/rt
    SEQUENCE hr.employees_seq;
    TABLE hr.*;
    

    表8-2 データ・ポンプExtractの基本的なパラメータ

    パラメータ 説明
    EXTRACT group

    groupは、データ・ポンプExtractの名前です。詳細は、『Oracle GoldenGate for Windows and UNIXリファレンス』を参照してください。

    USERIDALIAS alias

    Extractに割り当てられるユーザーのデータベース・ログイン資格証明の別名を指定します。この資格証明は、Oracle GoldenGate資格証明ストアに存在する必要があります。詳細は、「Oracle GoldenGate資格証明の確立」を参照してください。

    RMTHOST hostname, MGRPORT portnumber,[, ENCRYPT algorithm KEYNAME keyname]
    • RMTHOSTは、ターゲット・システムの名前またはIPアドレスを指定します。

    • MGRPORTは、ターゲットでManagerが実行されるポート番号を指定します。

    • ENCRYPTは、TCP/IPでのオプションのデータの暗号化を指定します。

    その他のオプションおよび暗号化の詳細は、Oracle GoldenGate Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXを参照してください。

    RMTTRAIL pathname

    リモート証跡のパス名を指定します。詳細は、『Oracle GoldenGate for Windows and UNIXリファレンス』を参照してください。

    {TABLE | SEQUENCE} schema.object;

    表または順序、またはワイルドカードで指定された複数のオブジェクトを指定します。ほとんどの場合、このリストはプライマリExtractパラメータ・ファイルのリストと同じです。

    • TABLEは、表または表のワイルドカード・セットを指定します。

    • SEQUENCEは、順序または順序のワイルドカード・セットを指定します。

    • schemaは、スキーマ名またはスキーマのワイルドカード・セットです。

    • objectは、表または順序の名前、またはこれらのオブジェクトのワイルドカード・セットです。

    ワイルドカードを使用して、または使用せずにオブジェクト名を指定する方法の詳細は、Oracle GoldenGate Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。

    このパラメータ文はセミコロンで終了します。

    表または順序をワイルドカード指定から除外するには、TABLE文の後にTABLEEXCLUDEまたはSEQUENCEEXCLUDEパラメータを使用します。

    詳細およびデータのフィルタリング、マッピングおよび操作を制御するその他のTABLEオプションについては、Oracle GoldenGate Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXを参照してください。


  3. 構成に推奨されるオプションのExtractパラメータを入力します。このファイルは、GGSCIのEDIT PARAMSコマンドを使用して、処理を開始する前にいつでも編集できます。詳細は、Oracle GoldenGate Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXを参照してください。
  4. 構成のその他の考慮事項の詳細は、「統合モード用のオプションのパラメータ」を参照してください。
  5. ファイルを保存して閉じます。