Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX 12c (12.2.0.1) E70112-04 |
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STATS EXTRACT
では、1つ以上のExtractグループの統計を表示します。出力には、Oracle GoldenGate構成に含まれるDMLおよびDDL操作が含まれます。
最も正確な1秒当たりの処理操作数を取得するには、次のことを行います。
STATS EXTRACT
コマンドをRESET
オプションとともに発行します。
STATS EXTRACT REPORTRATE
コマンドを発行します。LATEST STATISTICS
フィールドに1秒当たりの操作数が表示されます。
注意:
DB2データベース上で実行された実際のDML操作数は、Oracle GoldenGateがレポートした抽出DML操作数と一致しないことがあります。更新文で行が物理的に変更されない場合、DB2はその更新文を記録しません。そのため、Oracle GoldenGateがそれを検出したり、統計に含めることはできません。
Oracle GoldenGateが最大保護モードで構成されているTeradataソース・システムで正確な統計を取得するには、プライマリExtractではなくVAMソートExtractにSTATS EXTRACT
を発行します。プライマリExtractには、ロールバックされるコミットされていないトランザクションの統計が含まれることがありますが、VAMソートExtractは、コミットされていないトランザクションの統計のみレポートします。
構文
STATS EXTRACTgroup_name
[, statistic] [, TABLE [container
. |catalog
.]schema
.table] [, TOTALSONLY [container
. |catalog
.]schema
.table] [, REPORTCHARCONV] [, REPORTFETCH | NOREPORTFETCH] [, REPORTRATE time_units] [, ... ]
group_name
1つのExtractグループ名、または複数のグループを指定するワイルドカード(*)。たとえば、「T*」と指定すると、名前がTから始まるすべてのExtractグループの統計が返されます。
statistic
表示する統計。それぞれをカンマで区切ることによって複数の統計を指定できます(例: STATS EXTRACT finance, TOTAL, DAILY
)。
次の値が有効です。
TABLE [
container
. |
catalog
.]
schema
.
table
指定した表、またはワイルドカード(*)で指定した表グループのみの統計を表示します。表の名前またはワイルドカード指定は2つの部分または3つの部分からなる完全修飾名である必要があります(例: hr.emp
または*.*.*
)。
TOTALSONLY [
container
. |
catalog
.]
schema
.
table
指定した表、またはワイルドカード(*)で指定した表グループの統計サマリーを表示します。表の名前またはワイルドカード指定は2つの部分または3つの部分からなる完全修飾名である必要があります(例: hr.emp
または*.*.*
)。
REPORTCHARCONV
TABLE
パラメータにTARGET
句があり、キャラクタ・セット変換が実行される場合のみ使用します。次の統計がSTATS
出力に追加されます。
Total column character set conversion failure
: 現在のExtractの実行での検証または変換の失敗の数。
Total column data truncation
: 現在のExtractの実行で、文字セット変換の結果列データが切り捨てられた回数。
REPORTFETCH | NOREPORTFETCH
フェッチ操作についての統計を出力に含めるかどうかを制御します。デフォルトはNOREPORTFETCH
です。フェッチを制御するデフォルトおよびフェッチ動作を変更するオプションについては、STATOPTIONSを参照してください。REPORTFETCH
の出力は次のようになります。
row fetch attempts
: Extractがトランザクション・ログから列値を取得できなかったときに、データベースから値をフェッチしようとした回数。
fetch failed
: 失敗した行フェッチの試行
回数。
row fetch by key: Oracleに有効です。主キーを使用して行われた行フェッチ試行の回数。デフォルトは、行IDによるフェッチです。
REPORTRATE
time_units
統計を絶対値ではなく処理レートとして表示します。
次の値が有効です。
HR MIN SEC
例
次の例では、特定の表について、合計と1分当たりの統計を表示し、最新の統計をリセットし、フェッチ統計を出力します。
STATS EXTRACT finance, TOTAL, HOURLY, TABLE hr.acct, REPORTRATE MIN, RESET, REPORTFETCH
次の例は、LATEST
およびREPORTFETCH
オプションを使用した出力です。
STATS EXTRACT ext, LATEST, REPORTFETCH Sending STATS request to EXTRACT GGSEXT... Start of Statistics at 2011-01-08 11:45:05. DDL replication statistics (for all trails): *** Total statistics since extract started *** Operations 3.00 Mapped operations 3.00 Unmapped operations 0.00 Default operations 0.00 Excluded operations 0.00 Output to ./dirdat/aa: Extracting from HR.EMPLOYEES to HR.EMPLOYEES: *** Latest statistics since 2011-01-08 11:36:55 *** Total inserts 176.00 Total updates 0.00 Total deletes 40.00 Total discards 0.00 Total operations 216.00 Extracting from HR.DEPARTMENTS to HR.DEPARTMENTS: *** Latest statistics since 2011-01-08 11:36:55 *** No database operations have been performed. End of Statistics.