ソフトウェア・リリースまたはパッチ・セット・リリースの増分に対するマニュアルの更新に加え、バグ修正およびカスタマ、プロダクト・マネージャ、サポート・チーム、その他の主要関係者からの付加価値のあるフィードバックを取り込むために、Oracleではマニュアルを定期的に改訂しています。マニュアルを改訂するたびに、改訂番号が1ずつ増加し、Oracle Technology Network (OTN)に公開されます。この章では、このリリースに追加された変更内容を示します。
新機能および更新された機能は、次のとおりです。
ピーク/オフピーク時のレートおよび使用量に基づく段階的な価格設定体系などの高度な価格設定モデルのサポート。
チャージ・プランのレート変更の影響を参照し、異なるチャージ・プランを比較できるようにするチャージの見積り機能。
チャージ・プランが作成されるエンティティおよび構成において理にかなったチャージ・レートを推測できるように支援するプラン・アドバイザ。また、投資コストを回収するために期間内にどれだけチャージするかを判断するのに役立ちます。
チャージを手動で調整する機能。
ルールの使用または直接割当てによる、エンティティまたはエンティティ・タイプへのチャージ・プランの割当て。
チャージ・プランおよびコスト・センターの継承の管理。
検索を作成、保存し、様々なフィルタ基準に基づいて「エンティティ」タブの表示を変更する。
詳細は、第38章「チャージバックの管理」を参照してください。
新機能および更新された機能は、次のとおりです。
Enterprise Managerの統合機能は、それぞれが独自のナビゲーションを有する、ホスト統合プランナとデータベース統合ワークベンチの2つのコンポーネントとして提示されるようになりました。
データベースからデータベースへの統合タイプ(D2D)を使用して、より少ない宛先データベースにソース・データベース(単一インスタンスまたはRAC)を統合する機能。宛先は、既存データベース(非CDBおよびCDB)または新しいサーバー上の新しいデータベース(Oracle Exadataデータベース・マシン、Oracle Compute Cloud形状または汎用サーバー)にすることができます。
データベースからサーバーへの統合タイプ(D2S)を使用して、同じデータベース数でより少ない宛先サーバーにソース・データベース(単一インスタンスまたはRAC)を統合する機能。宛先には、既存のサーバーまたは新規サーバー、すなわちOracle Exadataデータベース・マシン、Oracle Compute Cloud形状または汎用サーバーを指定できます。
新しい事前構成済の統合シナリオ、「きわめて保守的」は、指定された日付範囲内で観察された最高の使用量に基づいてデータを集計します。これはデータベース統合のデフォルトです。
ボトルネックが存在する可能性のある場所を決定するために、ルールを使用してパフォーマンス・データを収集して評価し、問題を緩和する方法をアドバイスするアドバイザ機能。
非圧縮データに必要となる容量を計算するために、ソース・データベースがどのくらいの圧縮を使用するかを推定する圧縮アドバイザ機能。
宛先データベースで使用するASM冗長性レベルと圧縮タイプを指定する機能。
サポートされた移行方法を使用して、ソース・データベースをマップされた宛先に移行することにより、リアルタイムのデータベース統合シナリオを実装する機能。
データベースの移行によるSQLワークロードへのパフォーマンスの影響を評価する機能。
詳細は、第39章「Enterprise Managerの統合」を参照してください。