この章では、Testing as a Service (TaaS)の設定に関連する手順の概要を示します。
これらの設定タスクの多くは、Infrastructure as a Serviceを使用する場合にも必要です。IaaSの設定が完了している場合は、これらのタスクの多くをすでに完了したことになります。この章の内容は次のとおりです。
下の表に、TaaSの設定タスクの概要を示します。
表36-1 TaaSの開始
手順 | 作業 | ロール |
---|---|---|
1 |
TaaSプラグインのインストール 第3.2項「必要なプラグインのデプロイ」を参照してください |
スーパー管理者 |
2 |
テスト実施者の作成 第36.2項「テスト管理者の作成」を参照してください。 |
CLOUD_ADMIN |
3 |
必要なアセンブリZipファイルを使用した仮想化(VT)アセンブリの作成 第36.3項「アセンブリ・コンポーネントの作成」を参照してください。 |
CLOUD_ADMIN |
4 |
Oracle VM Manager (OVM)のインストール これは、クラウド・インフラストラクチャの設定の一部です。第3章「クラウド管理インフラストラクチャの設定」を参照してください。 |
CLOUD_ADMIN |
5 |
Enterprise ManagerからのVTプラグインのインストール 第3.2項「必要なプラグインのデプロイ」を参照してください |
CLOUD_ADMIN |
6 |
OVMの登録 第5.3項「Oracle VM Managerの登録」を参照してください。 |
CLOUD_ADMIN |
7 |
Oracle VM Server (OVS)の登録 手順のイメージの再適用 第5.5項「仮想サーバーの検出」を参照してください。 |
CLOUD_ADMIN |
8 |
記憶域の追加 第5.10項「記憶域リポジトリの作成」を参照してください。 |
CLOUD_ADMIN |
9 |
マウント位置のリフレッシュ |
CLOUD_ADMIN |
10 |
記憶域リポジトリの追加 第5.10.1項「記憶域リポジトリでの管理操作の実行」を参照してください。 |
CLOUD_ADMIN |
11 |
サーバーの提示 第5.11項「記憶域リポジトリの提示」を参照してください。 |
CLOUD_ADMIN |
12 |
サーバー・プールの作成 第5.14項「仮想サーバー・プールの作成」を参照してください。 |
CLOUD_ADMIN |
13 |
ゾーンの作成 第5.15項「ゾーンの作成」を参照してください。 |
CLOUD_ADMIN |
14 |
記憶域リポジトリへのアセンブリのインポート |
CLOUD_ADMIN |
15 |
ネットワークの設定 第5.7項「ネットワークの設定」を参照してください。 |
CLOUD_ADMIN |
16 |
MACアドレスの生成 第5.7.1項「MACアドレスの生成」を参照してください。 |
CLOUD_ADMIN |
17 |
デプロイメント・プランの作成 第36.4項「デプロイメント・プランの作成」を参照してください。 |
CLOUD_ADMIN |
テスト管理者を作成するには、次の手順に従います。
スーパー管理者として、または新規管理者の作成権限のあるユーザーとして、Enterprise Managerにログインします。
「設定」メニューから、「セキュリティ」、「管理者」の順に選択します。
EM_SSA_ADMINISTRATOR
ロールを持つTAASADMIN
管理者を作成します。
EM_TAAS_DESIGNER
ロールを持つTAASDESIGNER
管理者を作成します。
EM_SSA_ROLE
を持つTAASUSER
管理者を作成します。
VTアセンブリを作成するには、次の手順を実行します。
「エンタープライズ」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」を選択し、「ソフトウェア・ライブラリ」を選択します。
ルート・ディレクトリを選択します。「アクション」、「フォルダの作成」の順に選択します。
書込みアクセス権のあるディレクトリを選択します。「アクション」メニューから、「エンティティの作成」、「仮想化」の順に選択します。
タイプとして「アセンブリ」を選択し、「OK」をクリックします。
必要な値を指定し、「次へ」をクリックします。
アップロード・メカニズムを選択します。「OK」をクリックします。
「追加」ボタンをクリックしてファイル名を入力し、「OK」をクリックします。
「確認」ページが表示されるまで「次へ」を繰り返しクリックし、「保存とアップロード」をクリックします。
OMSまたはエージェントからファイルをアップロードする場合は、ファイルのアップロード先にファイルをアップロードする必要があります。
デプロイメント・プランを作成するには、次の手順を実行します。
「エンタープライズ」メニューから、「クラウド」、「インフラストラクチャ・ホーム」の順に選択します。
右パネルで、ゾーンを選択して右クリックします。
注意: サポートされているオプションは、ゾーンから作成するデプロイメント・プランのみです。(デプロイメント・プランをサーバー・プールまたはOracle VM Serverから作成した場合、そのデプロイメント・プランはTaaSに表示されません。)
「アセンブリのデプロイ」を選択します。ソフトウェア・ライブラリ内に作成されたアセンブリ、または記憶域リポジトリに直接インポートされたアセンブリを選択します。「次」をクリックします。
アセンブリ・デプロイメント: ネットワークとエージェント・ページで、エージェント・プッシュ構成の有効化を選択します。プッシュとは、OVMの作成後にEnterprise ManagerエージェントがEnterprise Managerからプッシュされることを意味します。
「インストールのベース・ディレクトリ」、「プラットフォーム」、「ユーザー名」および「パスワード」を指定します。
「プランとして保存」をクリックします。計画の名前を指定し、ソフトウェア・ライブラリ・フォルダを選択します。指定する他の情報は、インストールするアセンブリによって異なります。