Redwood: 保守技術者ワークベンチでの知識管理の使用

Oracle Knowledge Managementは、組織がナレッジ・コンテンツを効果的に管理、作成および配布しやすくするために設計された包括的なソリューションです。 ナレッジ記事、ドキュメント、その他の情報コンテンツを保存してアクセスするための集中管理されたリポジトリを提供します。 これにより、カスタマ・サポート、セルフサービス・ポータル、内部チームなど、様々なチャネルに正確で一貫性のある情報を組織が提供できます。

この更新では、保守作業オーダー実行プロセスの一環として、知識管理のナレッジ・リポジトリを「自分の保守作業」で利用できるようになりました。 また、自分が実行している保守タスクのコンテキストで、公開済の記事をレビューし、オプションで編集および変更を提案することもできます。

「自分の保守作業」の作業オーダー行の「処理」メニューから「知識管理」を選択すると、作業オーダーのコンテキストで「知識管理」にナビゲートできます。 別の方法として、「作業のレポート」ページから「知識管理」タブを選択できます。 作業オーダー摘要は検索バーにデフォルト・テキストとして表示され、作業に関連した公開済ナレッジ記事を検索できます。 ナレッジ記事には、テキスト、ビデオ、画像、インフォグラフィック、アニメーションおよびオンライン・インタビューを含めることができます。

コンテンツ・タイプでは、ナレッジ・ベース内の様々なタイプの記事を定義します。 コンテンツ・タイプの定義は、特定の目的に使用される記事のオーサリング・テンプレートの役割を果たします。

知識管理には、ユーザーが記事を作成できる複数の部門があります。 知識管理およびOracle Maintenance Cloudは、内部ヘルプ・デスク部門と連携しています。 つまり、内部ヘルプ・デスク部門のコンテンツ・タイプに基づいて記事を作成する必要があります。 そうしないと、公開された記事がOracle Fusion Maintenance Cloudの作業オーダーに表示されません。

次のスクリーンショットは、作業オーダー行の「処理」メニューに「知識管理」オプションが表示された「自分の保守作業」ページを示しています:

知識管理

自分の保守作業

次のスクリーンショットは、「検索」フィールドに作業オーダー摘要が表示された「知識管理」ページを示しています:

知識管理

知識管理

記事行の処理アイコンを使用して、記事をお気に入りとして設定したり、記事を編集したり、変更を提案できます。 これらのオプションは、ユーザーに割り当てられた権限に基づいて有効になります。

詳細は、ナレッジ管理の管理のドキュメントを参照してください。

内部ヘルプ・デスク部門のコンテンツ・タイプを使用して、「自分の保守作業」のナレッジ記事を作成できます。 ナレッジ・ベースの記事へのアクセスは、ユーザー・グループで制御できます。 ユーザー・グループに割り当てられたユーザーは、そのユーザー・グループをターゲットにした記事にのみアクセスできます。

次のスクリーンショットは、ナレッジ記事のオーサリング・ユーザー・インタフェースを示しています:

知識管理のオーサリング

知識管理のオーサリング

知識管理では、業務全体に一貫した回答を提供できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

この更新により、Oracle Fusion Maintenance Cloudの知識管理が有効になります。 事前定義済ナレッジ・ユーザーの設定方法は、事前定義済ナレッジ・ロールを参照してください。

また、Redwoodユーザー・エクスペリエンスによる知識管理の実装も参照してください。

主なリソース

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 「顧客資産の管理」 (CSI_MANAGE_CUSTOMER_ASSETS_PRIV)
  • 「顧客資産の表示」 (CSI_VIEW_CUSTOMER_ASSETS_PRIV)
  • 「エンタープライズ資産の管理」  (CSE_MANAGE_ENTERPRISE_ASSETS_PRIV)
  • 「エンタープライズ資産の表示」 (CSE_VIEW_ENTERPRISE_ASSETS_PRIV)
  • ユーザーの設定および管理に役立つ、事前定義済のナレッジ権限およびロールがあります。 ほとんどの組織では、事前定義済ロールをベースにして、特定のニーズを満たす新しいロールを定義します。 詳細は、事前定義済ナレッジ・ロールのリンクを参照してください。

これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。