IPMItool コマンド行ユーティリティーはホスト上で実行され、IPMI プロトコルをサポートするデバイス (Oracle ILOM など) の管理や構成を可能にします。IPMItool を使用することに慣れている専門家のために、Oracle Hardware Management Pack for Oracle Solaris にはこのユーティリティーが含まれています。
Oracle Solaris 11.3 SRU 18 では、追加のセキュリティー機能が ORCLTLS と呼ばれる新しいセキュアインタフェースとして、Oracle Hardware Management Pack for Oracle Solaris バージョンの IPMItool (バージョン 1.8.15.1) に追加されました。これは、TLS プロトコルを使用した IPMItool コマンドの実行をサポートし、IPMI 2.0 で使用される LANPLUS プロトコル上で追加のセキュリティーを提供します。Oracle によって追加されたこの新しいインタフェースは、IPMItool に含まれるすべての標準インタフェースへの追加機能であり、3.2.8.1 以降のバージョンの Oracle ILOM でサポートされます。
Oracle ILOM でセキュアな IPMItool 機能を使用する方法の詳細については、Oracle ILOM 3.2 ドキュメントライブラリ (http://www.oracle.com/goto/ilom/docs) にあるマニュアル「Oracle ILOM SNMP および IPMI 用プロトコル管理リファレンスファームウェア Release 3.2.x」を参照してください。
Oracle Hardware Management Pack に含まれる IPMItool ユーティリティーの使用方法については、コマンド行のヘルプやマニュアルページを参照してください。