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Oracle® Hardware Management Pack for Oracle Solaris 11.3 インストールガイド

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更新: 2017 年 3 月
 
 

インストール、アップグレード、および使用法に関する問題

Oracle Hardware Management Pack のインストールを実行する前に、次の注意点を確認してください。


注 -  Oracle® Hardware Management Pack for Oracle Solaris 11.3 リリースノートに、インストールに関する問題が追加で記載されている可能性があります。Hardware Management Pack をインストールする前に、次の問題点に加え、リリースノートを確認してください。
  • Oracle Solaris 11.3 のインストールの場合、多くの Oracle Hardware Management Pack コンポーネントが事前インストールされていてすぐに使用できます。

    すぐに使用できる Oracle Hardware Management Pack コンポーネント、およびインストールする必要があるコンポーネントを確認するには、使用可能な Hardware Management Pack コンポーネントを参照してください。

  • Oracle Hardware Management Pack がインストールされている以前のバージョンの Oracle Solaris から Solaris 11.3 にアップグレードする場合。

    • Oracle Hardware Management Pack 2.2.7 以降がインストールされている以前のバージョンから Oracle Solaris OS 11.3 にアップグレードした場合、Hardware Management Pack は Oracle Solaris OS 11.3 パッケージに標準で付属しているバージョンに自動的にアップグレード (またはダウングレード) されます。

    • 2.2.7 より前の Oracle Hardware Management Pack がインストールされている以前のバージョンから Oracle Solaris OS 11.3 にアップグレードした場合は、Solaris 11.3 パブリッシャーが使用されるように Oracle Hardware Management Pack リポジトリパブリッシャーを再構成する必要があります。次のコマンドを入力します。

      pkg set-publisher --non-sticky mp-re

  • Oracle Solaris ゾーンでの Oracle Hardware Management Pack ツールのインストールおよび実行。

    Oracle Hardware Management Pack コンポーネントは、Solaris 大域ゾーンからインストールして実行することが意図されています。非大域ゾーンからコンポーネントパッケージをインストールすることはできますが、非大域ゾーンから Hardware Management Pack ツールを実行すると、「Not supported」というエラーメッセージが生成されます。

  • Oracle Solaris 論理ドメインでの Oracle Hardware Management Pack ツールの実行。

    LDOM ゲストドメインで実行できるのは、fwupdate および raidconfig のみです。操作が有効になるのは、LDOM に物理ハードウェア (IO ドメイン) がある場合のみです。

    LDOM ゲストドメインでほかのツールを実行した場合は、「Not supported」というエラーメッセージが生成されます。

  • Oracle Hardware Management Pack ツールの使用がサポートされているハードウェア。

    サポートされる Oracle Hardware Management Pack コンポーネントはサーバーやオペレーティングシステムによって異なるため、インストールするすべてのコンポーネントがターゲットのプラットフォームをサポートしていることを確認してください。次に進む前に、インストールするバージョンのサポート表を必ず確認しておいてください。サポート表は次で入手可能です。

    http://www.oracle.com/goto/ohmp

  • Solaris Automated Installer の使用時にホストと ILOM の相互接続機能が無効状態のままになっていることがある (CR 18696723)。

    Oracle Solaris Automated Installer (Oracle Solaris 11 で導入) を使用してサーバーにソフトウェアを配備すると、Automated Installer がインストール中にリブートを実行したあとで、サーバーのホストと ILOM の相互接続機能 (多数の Oracle Hardware Management Pack 機能に必須) が無効状態のままになっていることがあります。これが発生した場合、インストールの完了後に 2 回目のサーバーリブートを実行すると、この問題が修正されます。

    サーバーが Automated Installer によって設定されたかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。

    # netadm list | grep ncp
    ncp         Automatic      online      <-- Automated Installer was used
    ncp         DefaultFixed   disabled