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Oracle® Hardware Management Pack for Oracle Solaris 11.3 セキュリティーガイド

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更新: 2017 年 3 月
 
 

ホストと ILOM の相互接続のインタフェース

ホストと ILOM の相互接続のインタフェースを使用すると、ホストオペレーティングシステム上のクライアントは、内蔵の高速相互接続を介して Oracle ILOM と通信できます。この相互接続は、内蔵の Ethernet-over-USB 接続によって実装されており、IP スタックを実行します。Oracle ILOM およびホストには、このチャネルで通信するためのルーティング不可能な内部の IP アドレスが与えられています。この接続は Oracle Solaris オペレーティングシステムではデフォルトで有効になっています。

ホストと ILOM の相互接続を介して Oracle ILOM に接続するには認証が必要になりますが、これはちょうど、接続がネットワーク経由で Oracle ILOM 管理ポートに入ってくる場合と同じです。管理ネットワーク上で公開されているサービスまたはプロトコルはすべて、ホストと ILOM の相互接続を介して利用できます。たとえば、ホスト上の Web ブラウザを使用して Oracle ILOM の Web インタフェースにアクセスしたり、Secure Shell クライアントを使用して Oracle ILOM CLI に接続したりすることができます。どのようなケースであれ、LAN 相互接続を使用するには、有効なユーザー名とパスワードを入力する必要があります。

RFC 3927 と、リンクローカル IPv4 アドレスを使用する機能をネットワークでサポートすることをお勧めします。また、オペレーティングシステムがブリッジまたはルーターとして機能していないことを慎重に確認してください。これにより、ホストと ILOM の相互接続を介したホストと Oracle ILOM との間の管理トラフィックがプライベートのままであることが確実になります。

侵害されたパスワードをほかの Oracle ILOM を使用したシステムに対して使用できないように、各 Oracle ILOM サービスプロセッサでユーザーごとに一意のパスワードを作成することをお勧めします。

詳細は、Oracle® Hardware Management Pack for Oracle Solaris 11.3 インストールガイドを参照してください。