これらのサーバーでは、Oracle Solaris が新しいカーネルドライバモジュールを正常にロードできないときに、短い間に内蔵ストレージの列挙が発生することがあります。
これが発生した場合、Oracle Solaris は内蔵ストレージを管理できなくなります。これには、ディスク SMART 障害の fmd(1M) のモニタリングが失われることが含まれます。この問題のもっともわかりやすい兆候は、diskinfo(1M) の出力に /SYS/HDD ディスクが表示されないことです。
このコマンドの実行の結果、「SPARC-S7-2L」システムに「SPARC-S7-2L-12dbp」または「SPARC-S7-2L-24dbp」の内蔵ストレージバックプレーンがあることが示された場合、サーバーはこの問題により影響を受ける可能性があります。
# /usr/sbin/devprop compatible chassis,Sun-Microsystems.SPARC-S7-2L-24dbp.unknown.unknown + chassis,Sun-Microsystems.SPARC-S7-2L-24dbp + chassis.SPARC-S7-2L-24dbp + chassis,Sun-Microsystems.SPARC-S7-2L.unknown.unknown + chassis,Sun-Microsystems.SPARC-S7-2L + chassis.SPARC-S7-2L + sun4v
# /usr/sbin/devprop compatible chassis,Sun-Microsystems.SPARC-S7-2L-12dbp.unknown.unknown + chassis,Sun-Microsystems.SPARC-S7-2L-12dbp + chassis.SPARC-S7-2L-12dbp + chassis,Sun-Microsystems.SPARC-S7-2L.unknown.unknown + chassis,Sun-Microsystems.SPARC-S7-2L + chassis.SPARC-S7-2L + sun4v
回避方法: インストール済みの OS (Oracle Solaris 11.3 SRU 9) に、/etc/system: forceload: drv/ses への行の追加の形で、この問題の回避方法が含まれています。
この行は CR 18712182 に必要です。
18712182 の修正のある SRU がインストールされるまでは削除しないでください。
サーバーに Oracle Solaris 11.3 SRU9 を再インストールする場合は、再インストール後に /etc/system に必ず対応する行を追加してください。この CR 18712182 の修正を含む SRU をインストールしたら、/etc/system からこの行を削除します。
サーバーをリブートし、/etc/system ファイルへの変更を有効にします。