Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド 12c (12.2.1.1.0) E77227-02 |
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Oracle Business Intelligenceでは、Microsoft SQL Server、Sybase ASE、Informix、HiveおよびImpalaの各データベースへの接続性の確保のために、Linuxオペレーティング・システムおよびUNIXオペレーティング・システム用にDataDirect Connect ODBCドライバおよびドライバ・マネージャが提供されます。
Oracle Business Intelligenceをインストールすると、DataDirect Connect ODBCドライバがORACLE_HOME/bi/common/ODBC/Merant/7.1.5/lib
にインストールされます。
DataDirect Connect ODBCドライバを設定するために、ODBCINI環境変数を設定する必要はありません。この変数は、インストール中に自動的に設定されます。
サポートされるオペレーティング・システム、データベース、およびDataDirect Connect ODBCドライバのドライバ・バージョンの詳細は、システム要件と動作要件を参照してください。
注意:
Amazon Redshiftデータ・ソースもサポートされています。Amazon Webサービスから使用可能なAmazon Redshift ODBCドライバを使用する必要があります。その他のデータ・ソース用にドキュメント化されている手順を使用して、Amazon Redshiftデータ・ソースを構成します。
Oracle BI EEをインストールする場合、必要なDataDirect 7.1.5ドライバがインストールされ、自動的に構成されます。
obis.properties
およびodbc.ini
ファイルのデフォルト設定を定義できます。
既存のデータベース構成を変更して、DataDirectドライバを使用する必要があります。既存のデータベース構成の変更の詳細は、次の手順を参照してください。
DataDirect構成では、EssbaseがDataDirect 7.1.5ドライバに接続できるように、essbase.cfgファイルを変更する必要があります。
essbase.cfg
ファイルを変更するには:
編集するためにessbase.cfg
を開きます。essbase.cfg
は次の場所にあります。
BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/essbase
BPM_ORACLE_DriverDescriptor
エントリの位置を特定して、値を"DataDirect 7.1.5 Oracle Wire Protocol"
に変更します。
Essbaseを再起動する場合は、Fusion Middleware Controlを使用します。
Microsoft SQL Serverデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバ・ファイルの名前は、ARsql27.soです。
サポートされるMicrosoft SQL Serverのバージョンは、システム要件と動作要件を参照してください。
Microsoft SQL Serverに接続するDataDirect Connect ODBCドライバを構成するには:
MySQLデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバ・ファイルの名前は、ARmysql27.soです。
MySQLデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバ・ファイルの名前は、ARmysql27.soです。サポートされるMySQLのバージョンの詳細は、システム要件と動作要件を参照してください。
MySQLデータベースに接続するDataDirect Connect ODBCドライバを構成するには:
Sybase ASEデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバのファイル名は、ARase27.soです。
サポートされるSybase ASEのバージョンの詳細は、システム要件と動作要件を参照してください。
Sybase ASEデータベースに接続するDataDirect Connect ODBCドライバを構成するには:
Informixデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバのファイル名は、ARifcl27.soです。
サポートされるInformixのバージョンの詳細は、システム要件と動作要件を参照してください。
Informixに接続するDataDirect Connect ODBCドライバを構成するには:
Cloudera Impalaデータベースに接続するためのDataDirect ODBCドライバ・ファイルの名前は、ARimpala27.soです。
サポートされるCloudera Impalaのバージョンの詳細は、システム要件と動作要件を参照してください。
Impala 1.3.xでは、ORDER BY句のある問合せにLIMIT句が含まれている必要があります。
この句を構成で指定する方法は3つあります。Impalaデーモンのデフォルトの問合せオプションを変更する方法の使用をお薦めします。2番目と3番目の方法については、「Impala DefaultOrderByLimitを変更する代替方法」を参照してください。
次のいずれかの方法で制限したデフォルトの順番を指定すると、句によってORDERのある問合せに対して最大2,000,000列が戻ります。
Impalaデーモンのデフォルトの問合せオプションを変更する方法を使用してLIMIT句を指定したときに、問合せにORDER BY句が含まれていると、Impalaは最大2,000,000列を戻します。この制限を超過すると、Impalaは例外をスローします。
問合せが2,000,000列を超える場合のために、default_order_by_limit
値を高く指定します。
Default Order By Limit
は、Impalaサーバーのかわりにクライアント使用して指定することもできます。
先の2つの方法を使用してImpalaデーモンを変更する権限がない場合、この方法を使用してください。この方法を使用すると、Impalaにより、値が2,000,000列まで静的に切り詰められます。
Impalaデーモンのデフォルトの問合せオプションを変更する際に推奨される方法を使用するには:
Cloudera Managerで管理されていないImpala環境を使用している場合は、1番目のDefaultOrderByLimitの変更オプションを使用します。2番目のDefaultOrderByLimitのオプションは、Impalaデーモンを変更するための権限がない場合に使用します。
Cloudera Managerを使用することなくImpalaデーモンのデフォルトの問合せオプションを変更する
Cloudera Managerで管理されてる環境を使用していて、必要になる権限を持っている場合は、DefaultOrderByLimitを更新する際の推奨方法を使用してください。「LIMIT句を含めるImpala 1.3xの構成」を参照してください。
Cloudera Managerで管理されていないImpala環境を使用している場合は、LIMIT句の変更に役立つImpala製品のドキュメントを使用します。この作業を完了するには、『CDH 5 Installation Guide』内の、コマンドラインを使用したImpalaスタートアップ・オプションの構成に関する項を参照してください。
この方法を使用してLIMIT句を指定し、問合せにORDER BY句が含まれている場合、Impalaは最大2,000,000列を戻します。この制限を超過すると、Impalaは例外をスローします。
コマンドラインを使用したImpalaスタートアップ・オプションの構成に関する項の手順を使用してから、IMPALA_SERVER_ARGS
内に次のエントリを追加します。
-default_query_options 'default_order_by_limit=2000000;abort_on_default_limit_exceeded=true'
odbc.ini Impala DSNエントリのDefaultOrderByLimitパラメータを変更する
先の2つの方法を使用してImpalaデーモンを変更する権限がない場合、この方法を使用してください。この方法を使用すると、Impalaにより、値が2,000,000列まで静的に切り詰められます。
問合せが戻す数を2,000,000列よりも大きく指定する場合、DefaultOrderByLimit
パラメータの値をそれよりも高く指定します。
Default Order By Limitは、Impalaサーバーのかわりにクライアント使用して指定することもできます。
odbc.ini
DSNエントリのDefaultOrderByLimit
パラメータを変更するには:
BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core
DefaultOrderByLimit
パラメータを検索します。DefaultOrderByLimit=2000000
odbc.ini
ファイルを保存して閉じます。