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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド
12c (12.2.1.1.0)
E77227-02
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ネイティブODBCドライバを使用したデータベース接続の構成

Oracle BI EEには、一部のデータ・ソース(すべてではない)用にUNIX ODBCドライバが付属しています。

TeradataおよびOracle TimesTen In-Memory Databaseなどのデータ・ソースでは、独自のODBCドライバをインストールし、obis.propertiesファイルおよびodbc.iniファイルを更新して、データ・ソースを構成する必要があります。

Teradataを使用している場合、関連情報は、Teradataデータ・ソースに対する問合せのスプール領域エラーの回避も参照してください。

ネイティブODBCドライバを使用してデータベース接続を構成するには:

  1. obis.propertiesファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります:
    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/obis
    
  2. LD_LIBRARY_PATH変数を検索します。次の点に注意してください。
    • Solaris、LinuxおよびHP-UXの場合は、ライブラリ・パス変数はLD_LIBRARY_PATHです。

    • AIXの場合は、ライブラリ・パス変数はLIBPATHです。

    たとえば、Linux上のドライバにライブラリ・パス変数を設定するには、次のようにします。

    LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/opt/teradata/client/14.10/odbc_64/lib,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $ORACLE_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE,
    $ORACLE_HOME/lib 
    
  3. 必要に応じ、ドライバのパスが含まれるようにLD_LIBRARY_PATH変数を更新します。たとえば、Linux上のドライバの変数を更新するには、次のようにします。
    LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/opt/teradata/client/14.10/odbc_64/lib,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/server/bin,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $ORACLE_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE,
    $ORACLE_HOME/lib
    
  4. obis.propertiesPATH変数を検索し、必要に応じ、DataDirectドライバ・パスを含めます。
  5. ファイルを保存して閉じます。
  6. odbc.iniファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります:
    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core
    
  7. ODBC接続名がリポジトリで定義した接続プールに指定されているデータソース名と同じになるように、データベースにエントリを作成します。DriverパラメータをデータベースのネイティブODBCドライバのファイル名および場所に設定します。ファイル名には、オペレーティング・システムに適したライブラリ接尾辞を付けます(たとえば、SolarisおよびAIXには.so、HP-UXには.slを付けます)。

    次の例では、LinuxでのTeradataデータソースの詳細を示します。データソース名はTera_Northwindです。

    [Tera_Northwind]
    Driver=/opt/teradata/client/14.10/odbc_64/lib/tdata.so
    Description=NCR 3600 running Teradata V2R6.2
    DBCName=10.345.67.899
    astUser=
    Username=northwind
    Password=northwind
    Database=northwind
    DefaultDatabase=northwind
    NoScan=no
    

    DefaultDatabaseパラメータを空のままにできるのは、管理ツールでこのデータ・ソースに対して「接続プール」ダイアログの「一般」タブでオプション「完全修飾表名が必要」を選択した場合のみです。

  8. さらに、odbc.iniファイルの[ODBC Data Sources]セクションに、データ・ソースに適した詳細を指定したエントリを追加します。次の例では、Teradataデータソースの詳細を示します。データソース名はTera_Northwindです。
    Tera_Northwind=tdata.so
    
  9. OBIS1を再起動します。
  10. 管理ツールを使用して、リポジトリを開き、適切な物理データベース用に接続プールのデータ・ソース名として作成した新しいDSNを追加します。詳細は、接続プールの作成または変更を参照してください。