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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド
12c (12.2.1.1.0)
E77227-02
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13 Oracle BIサーバーの問合せ用の集計の作成および永続化

Oracle Business Intelligenceで集計の永続性を設定し、使用する方法について学習します。

データ・ウェアハウスの多くの専門家は、高度に集約された問合せのパフォーマンスを大幅に向上させるために集計データ表を作成します。これらの集計表にはあらかじめ計算された結果が格納され、その結果はディメンションの一連の属性を範囲とする集計メジャー(通常は合計)です。集計表の使用は、意志決定サポート・システムにおいて問合せの応答時間を向上させるために一般的に使用されるテクニックです。

SQL問合せを使用する場合、またはどの表が存在するかのみを理解しその意味を理解していないツールを使用する場合、集計表の数が増加するにつれて集計表の使用がより複雑になります。Oracle BIサーバーの集計ナビゲーション機能を利用すると、問合せにおいて集計表に格納されている情報を自動的に使用することが可能になります。Oracle BIサーバーを利用することにより、ユーザーは適切なビジネス上の質問を行うことに集中でき、最も高速に回答を返す表がどれであるかはサーバーによって判断されます。

Oracle Business Intelligenceには、ソース・データベース内の集計を利用するための集計ナビゲーション機能があります(詳細は、論理表ソース(マッピング)の管理を参照)。ただし、データ集計の作成と維持、およびデータベース・スクリプトのロードと対応するメタデータのマッピングには時間がかかることがあります。そのため、Oracle Business Intelligenceには、集計表の作成とロード、およびOracle Business Intelligenceの対応するメタデータのマッピングを自動化する、集計の永続性機能が用意されています。

この章のトピックは、次のとおりです: