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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド
12c (12.2.1.1.0)
E77226-02
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Fusion Middleware Controlを使用したOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントの管理

Fusion Middleware Controlを使用して、Oracle Business Intelligenceシステム・コンポーネント(Oracle BIサーバーOracle BIプレゼンテーション・サービスOracle BIスケジューラなど)を管理、監視および構成できます。また、Fusion Middleware Controlを使用して、管理サーバーおよび管理対象サーバーを管理することもできます。

この項では、次の項目について説明します。

Fusion Middleware Controlへのログイン

Fusion Middleware Controlにログインするには、Webブラウザを開き、Fusion Middleware ControlのURLを入力します。

URLを次の形式で入力します。

http://hostname.domain:port/em

ポート番号は管理サーバーの番号で、デフォルトは9500です。

Fusion Middleware Controlは、「Oracle Business Intelligenceシステムを起動する条件」で説明しているように、管理サーバーが稼働している場合にのみ使用できます。

Fusion Middleware Controlへのログイン方法:

  1. URLをWebブラウザに入力します。次に例を示します。
    http://host1.example.com:9500/em
    
  2. システム管理者のユーザー名とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。

    システム全体にわたる管理者のユーザー名とパスワードは、インストール・プロセスの実行時に指定します。このユーザー名とパスワードを使用して、WebLogic Server管理コンソール、Fusion Middleware ControlおよびOracle Business Intelligenceにログインできます。

    または、Oracle BIのAdministratorアプリケーション・ロールに付与されている別のユーザー名とパスワードを入力します。Fusion Middleware Controlが表示されます。

注意:

HTTPリクエストをプロキシ・サーバーに送信するようにブラウザが構成されている場合、管理サーバーのHTTPリクエストをプロキシ・サーバーに送信しないようにブラウザを構成しなければならないことがあります。管理サーバーがブラウザと同じコンピュータに配置されている場合は、localhostまたは127.0.0.1に対して送信されたリクエストがプロキシ・サーバーに送信されないようにしてください。

Fusion Middleware ControlOracle Business Intelligenceページの表示

ここでは、Oracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを管理するための、Oracle Business Intelligenceのページを表示する方法について説明します。

Fusion Middleware ControlOracle Business Intelligenceページを表示するには:

  1. Fusion Middleware Controlにログインします。

    詳細は、「Fusion Middleware Controlへのログイン」を参照してください。

  2. Business Intelligence」フォルダを展開して、biinstanceノードを選択します。

    次の図に示すように、Fusion Middleware Controlに「概要」ページが表示されます。

    注意:

    「Business Intelligence」フォルダが表示されない場合、またはその下にbiinstanceノードが存在しない場合は、Oracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントはインストールされていません。詳細は、Oracle Business Intelligenceのインストールと構成を参照してください。

    可用性およびBIドメイン内で確認されている問題について情報を入力すると、現在のシステムのステータスが「概要」ページに表示されます(「システムの論理アーキテクチャとは」を参照)。「概要」ページでは、Oracle Business Intelligenceを起動および停止することもできます。

  3. 「概要」ページで適切なタブを選択して、Oracle Business Intelligenceの管理タスクを実行します。

Fusion Middleware Controlのナビゲーション・ツリーの使用

ナビゲーション・ツリーを使用して、Fusion Middleware Controlで管理できるBIドメイン内のノードを移動および選択できます。

インストール時の選択内容に応じて、次のドメイン・コンポーネントをノードとしてナビゲーション・ツリーに表示できます。

  • アプリケーション・デプロイメント

    BIドメインにデプロイされているすべてのアプリケーションが表示されます(analytics、Oracle Business Intelligence for Microsoft OfficeOracle BI Publisherなど)。

  • WebLogicドメイン

    WebLogicサーバーの概要情報が表示されます。ノードを選択し、「Oracle WebLogic Server管理コンソール」メニュー・オプションをクリックしてWebLogic Server管理コンソールを表示し、Oracle WebLogic Serverを管理できます。

  • ビジネス・インテリジェンス

    • biinstance

      このノードは、Fusion Middleware Controlで管理できるOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを表します。

      このノードを選択して「概要」ページを表示し、システム・コンポーネントを管理します。

  • メタデータ・リポジトリ

    このノードは、Fusion Middleware Controlで管理できるメタデータ・サービス(MDS)のスキーマ・リポジトリを表します。

Fusion Middleware ControlOracle Business Intelligenceとともに使用するためのヒント

Fusion Middleware ControlOracle Business Intelligenceとともに使用する場合は、注意する必要がある考慮事項がいくつかあります。

Fusion Middleware Controlを使用してOracle Business Intelligenceを管理する場合は、次のヒントに留意してください。

  • Fusion Middleware Controlおよびその使用方法の詳細は、Oracle Fusion Middlewareの管理のOracle Fusion Middlewareの管理の概要に関する項を参照してください。

  • Fusion Middleware Control内でOracle Business Intelligenceに関する情報を表示できる(ただし変更はできない)ユーザーが必要な場合があります。このようなユーザーは、Monitorsグループのメンバーにすることで構成できます。Monitorsグループの詳細は、Oracle WebLogic Serverロールおよびポリシーによるリソースの保護を参照してください。

  • Fusion Middleware ControlとともにInternet Explorer 8を使用すると、表示に問題が発生することがあります。たとえば、「診断」ページの「ログ・メッセージ」タブで、全テキストを参照するためにスクロール・バーが必要なときにバーが消失していることがあります。

    この問題を回避するには、ブラウザで必ず互換表示モードの選択を解除してください。

    Internet Explorer 8の互換性ビュー・モードをオフにするには:

    1. 「ツール」メニューから「インターネット オプション」を選択します。「詳細設定」タブの「ブラウズ」セクションで、「ページ レイアウト エラーから互換表示で自動的に回復」の選択が解除されていることを確認します。

    2. 「ツール」メニューから「互換表示設定」を選択します。「互換表示でイントラネット サイトを表示する」および「互換表示ですべての Web サイトを表示する」の選択が解除されていることを確認します。