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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentエンタープライズ・デプロイメント・ガイド
リリース12.2.1.1
E77232-01
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16 WebCenter Contentユーザー・インタフェースを追加するためのドメインの拡張

この章では、Oracle WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ソフトウェアを含めてエンタープライズ・デプロイメント・ドメインを拡張する方法を説明します。

この章では、MBeanを使用したシステム・レベルの設定変更や、WebCenter Contentユーザー・インタフェース・クラスタを含めるhttpサーバーの構成について説明します。

16.1 WebCenter Contentユーザー・インタフェースのためのドメインの拡張

この項では、Oracle WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ソフトウェアを追加するために既存のエンタープライズ・デプロイメント・ドメインを拡張する手順を説明します。

ドメインの拡張には、次のタスクが含まれます。

16.1.1 構成ウィザードの起動

構成ウィザードを起動する手順は次のとおりです。

  1. WebLogic Serverコンソールから、このドメイン拡張により変更される管理対象サーバーを停止します。影響を受けない管理対象サーバーはオンラインのままです。
  2. 管理対象サーバーのステータスを確認した後に、管理サーバーを停止します。
  3. 次のディレクトリに移動し、WebLogic Server構成ウィザードを起動します。
    cd ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin
    ./config.sh

16.1.2 ドメインを拡張するために構成ウィザード画面へ移動

この項で説明する手順を実行して、目的のトポロジのドメインを作成して構成します。

注意:

この項で説明する手順を使用して、既存のドメインを拡張することもできます。この手順の説明では要件が満たされない場合は、その要件に応じた選択を行うか、サポート・ドキュメントで追加の詳細を参照してください。

ドメインを作成して構成するためのタスクは次のとおりです。

タスク1   ドメイン・タイプとドメイン・ホームの場所の選択

「構成タイプ」画面で、「既存ドメインの更新」を選択します。

「ドメインの場所」フィールドで、ASERVER_HOME変数の値を選択します。これは、エンタープライズ・デプロイメント用の初期インフラストラクチャ・ドメインの作成で作成した管理サーバー・ドメイン・ホームの完全なパスを表します。

ディレクトリの場所の変数の詳細は、「このガイドで使用するファイル・システムとディレクトリ変数」を参照してください。

ヒント:

この画面に示されるその他のオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「構成タイプ」に関する項を参照してください。

タスク2   構成テンプレートの選択

「テンプレート」画面で「製品テンプレートを使用してドメインを更新」が選択されていることを確認した後に、次のテンプレートを選択します。

  • Oracle WebCenter Content - Web UI - 12.2.1.1.0 [wccontent]

    また、初期ドメインを作成するために使用したため、次の追加のテンプレートもすでに選択されているはずです。

    • Oracle Universal Content Management - コンテンツ・サーバー - 12.2.1.1.0 [wccontent]

    • Oracle SOA Suite - 12.2.1.1.0 [soa]

    • Oracle Universal Content Management - Inbound Refinery - 12.2.1.1.0 [wccontent]

    • Oracle WebCenter Enterprise Capture - 12.2.1.1.0 [wccapture]

    • Oracle Enterprise Manager - 12.2.1.1.0 [em]

    • Oracle WSM Policy Manager - 12.2.1.1.0 [oracle_common]

    • Oracle JRF - 12.2.1.1.0 [oracle_common]

    • WebLogic Coherenceクラスタの拡張 - 12.2.1.1.0 [wlserver]

ヒント:

この画面に示されるオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「テンプレート」に関する項を参照してください。

タスク3   JDBCデータ・ソース情報の指定

「GridLinkへ変換」をクリックして、必要なデータベース接続の詳細を更新し、「次へ」をクリックします。

タスク4   GridLink Oracle RACデータ・ソース詳細の指定

「GridLink Oracle RACデータ・ソース」画面で次のタスクを実行します。

「SCAN」、「ホスト名」および「ポート」のセクションで次の手順を実行します。

  1. 「SCAN」チェック・ボックスを選択します。

  2. 「ホスト名」フィールドには、Oracle RACデータベースのSingle Client Access Name (SCAN)アドレスを入力します。

  3. 「ポート」フィールドには、データベースのSCANリスニング・ポートを入力します(1521など)。

「ONSホストとポート」セクション:

  1. 「ONSポート」フィールドには、Oracle RACデータベースのSCANアドレスを入力します。

  2. 「ポート」フィールドには、ONSリモート・ポートを入力します(通常は6200)。

「次へ」をクリックします。

タスク5 JDBCデータ・ソースのテスト

「次へ」をクリックして続行します。

タスク6   GridLink Oracle RACコンポーネント・スキーマの詳細情報の指定

「次へ」をクリックして続行します。

タスク7   JDBCコンポーネント・スキーマのテスト

「次へ」をクリックして続行します。

タスク8   wccadfConnectUserの資格証明の指定

「資格証明」画面で、WebLogicのユーザー名(weblogic_wcc以外)とパスワードを入力します。

「次へ」をクリックして続行します。

タスク9   拡張構成の選択

目的のトポロジに応じたドメインの構成を完了するには、「拡張構成」画面で次のオプションを選択します。

  • 「サーバー・テンプレート」、「管理対象サーバー」、「クラスタ」、「動的サーバー」、「仮想ターゲット」、「Coherence」

タスク10   管理対象サーバーの構成

「管理対象サーバー」画面で、サーバーのリストに新しい管理対象サーバーが表示されます。

次のタスクを実行して、デフォルトの管理対象サーバーを変更して2つ目の管理対象サーバーを作成します。

  1. デフォルトの管理対象サーバーの名前をWLS_WCCUI1に変更します。

  2. 「追加」をクリックして新しい管理対象サーバーを作成し、そのサーバーにWLS_WCCUI2と名前を付けます。

    ヒント:

    ここで推奨するサーバー名は、このドキュメント全体で使用します。別の名前を選択する場合は、必要に応じてそれらの名前に置き換えてください。

  3. 次の表を使用して、各Oracle WebCenter Contentユーザー・インタフェース管理対象サーバーの残りの列を入力します。

ヒント:

「管理対象サーバー」画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の管理対象サーバーに関する項を参照してください。

サーバー名 リスニング・アドレス リスニング・ポート SSLの有効化 SSLリスニング・ポート サーバー・グループ

WLS_WCCUI1

WCCHOST1

16225

いいえ

無効

UCM-ADF-MGD-SVR

WLS_WCCUI2

WCCHOST2

16225

いいえ

無効

UCM-ADF-MGD-SVR

タスク11   クラスタの構成

このタスクでは、Oracle WebCenter Contentソフトウェアのターゲットにすることができる管理対象サーバーのクラスタを作成します。

クラスタの「フロントエンド・ホスト」プロパティも設定します。これにより、WebLogic Serverは必要に応じてWebサービス・コールバックやその他のリダイレクトを、各リクエストのHOSTヘッダーにあるアドレスではなく、ロード・バランサ上のwcc.example.comにリダイレクトするようになります。

wcc.example.com仮想サーバー・アドレスの詳細は、「ハードウェア・ロード・バランサでの仮想ホストの構成」を参照してください。

「クラスタ」画面を使用して、新しいクラスタを作成します。

  1. 「追加」ボタンをクリックします。

  2. 「クラスタ名」フィールドでWCCUI_Clusterを指定します。

注意:

デフォルトでは、クラスタ内のサーバー・インスタンスは、ユニキャストを使用して相互に通信します。マルチキャストを使用するようにクラスタの通信を変更する場合は、『Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』のユニキャストまたはマルチキャストを選択する際の考慮事項に関する項を参照してください。

ヒント:

この画面に示されるオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「クラスタ」に関する項を参照してください。

タスク12   クラスタへの管理対象サーバーの割当て

「サーバーのクラスタへの割当」画面を使用して、WLS_WCCUI1およびWLS_WCCUI2を新規クラスタWCCUI_Clusterに割り当てます。

  1. 「クラスタ」ペインで、サーバーを割り当てるクラスタ(ここではWCCUI_Cluster)を選択します。

  2. 「サーバー」ペインで、次のいずれかの操作を実行して、WLS_WCCUI1をWCCUI_Clusterに割り当てます。

    • WLS_WCCUI1管理対象サーバーを1回クリックして選択し、右矢印をクリックして「クラスタ」ペインで選択されているクラスタの下に移動します。

    • WLS_WCCUI1をダブルクリックして、クラスタ・ペインで選択されているクラスタの下に移動します。

  3. 同じ手順を繰り返して、WLS_WCCUI2WCCUI_Clusterに割り当てます。

ヒント:

この画面に示されるオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「サーバーのクラスタへの割当」に関する項を参照してください。

タスク13   Coherenceクラスタの構成

「Coherenceクラスタ」画面を使用して、ドメインに自動的に追加されるCoherenceクラスタを構成します。ポート番号値は、初期インフラストラクチャ・ドメインの作成中に定義されているため、0のままにします。

注意:

Coherenceライセンス情報については、『Oracle Fusion Middlewareライセンス情報』のOracle Coherenceに関する項を参照してください。

タスク14 既存のマシンの検証

「Unixマシン」タブで、初期インフラストラクチャ・ドメインの作成時に作成したマシンの名前を確認します。

「次へ」をクリックします。

タスク15   マシンへのサーバーの割当て

「サーバーのマシンへの割当」画面を使用して、作成したばかりのOracle WebCenter Contentユーザー・インタフェース管理対象サーバーを、ドメイン内の対応するマシンに割り当てます。

WLS_WCCUI1WCCHOST1WLS_WCCUI2WCCHOST2に割り当てます。

ヒント:

この画面に示されるオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「サーバーのマシンへの割当」に関する項を参照してください。

タスク16   仮想ターゲットの構成

「次へ」をクリックして次の画面に進みます。

タスク17   パーティションの構成

「次へ」をクリックして次の画面に進みます。

タスク18   構成のサマリーの確認

「更新」をクリックして次の画面に進みます。

タスク19   構成の進捗の確認

すべてのプロセスが完了したら、「次へ」をクリックして、次の画面に進みます。

タスク20   構成の仕様の確認とドメインの構成

「構成サマリー」画面には、これから作成するドメインに関する詳細な構成情報が表示されます。この画面に示された各項目の詳細を調べて、情報に間違いがないことを確認します。

変更が必要な場合は、「戻る」ボタンを使用するか、ナビゲーション・ペインで画面を選択することで任意の画面に戻れます。

「更新」をクリックするまで、ドメインの作成は開始されません。

ヒント:

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の構成サマリーに関する項を参照してください。

タスク21   ドメイン・ホームと管理サーバーURLのメモ

「構成に成功しました」画面には、構成したばかりのドメインについて、次の項目が表示されます。

  • ドメインの場所

  • 管理サーバーURL

どちらの項目も後で必要になるため、メモしておく必要があります。ドメインの場所は、ノード・マネージャと管理サーバーの起動に使用するスクリプトへのアクセスで必要になります。また、URLは管理サーバーへのアクセスで必要になります。

「終了」をクリックして、構成ウィザードを閉じます。

タスク22   管理サーバーの起動

管理サーバーを起動して、ドメインに行った変更が適用されたことを確認します。

16.2 WLS_WCCUI1およびWLS_WCCUI2へのドメイン構成の伝播

起動スクリプトとクラスパス構成を管理サーバーのドメイン・ディレクトリから管理対象サーバーのドメイン・ディレクトリに伝播します。

WebCenter Contentユーザー・インタフェース管理対象サーバーにドメイン構成を伝播する手順は次のとおりです。
  1. 管理対象サーバーのドメイン・ディレクトリと管理対象サーバーのapplicationsディレクトリのコピーを作成します。
  2. 次のpackコマンドをWCCHOST1で実行し、テンプレート・パックを作成します。
    cd ORACLE_COMMON_HOME/common/bin
    
    ./pack.sh -managed=true -domain=ASERVER_HOME -template=edgdomaintemplateWCCUI.jar -template_name=edgdomain_templateWCCUI
  3. 次のunpackコマンドをWCCHOST1で実行して、前の手順で作成したテンプレートをWLS_WCCUI1ドメイン・ディレクトリに伝幡します。
    cd ORACLE_COMMON_HOME/common/bin
    
    ./unpack.sh -domain=MSERVER_HOME -template=edgdomaintemplateWCCUI.jar -app_dir=APPLICATION_HOME -overwrite_domain=true
  4. 次のコマンドをWCCHOST1で実行し、手順1で作成したテンプレート・パックをWCCHOST2にコピーします。
    scp edgdomaintemplateWCCUI.jar oracle@WCCHOST2:ORACLE_COMMON_HOME/common/bin
  5. unpackコマンドをWCCHOST2で実行して、伝播されたテンプレートをWLS_WCCUI2ドメイン・ディレクトリに解凍します。
    cd ORACLE_COMMON_HOME/common/bin
    
    ./unpack.sh -domain=MSERVER_HOME -template=edgdomaintemplateWCCUI.jar -app_dir=APPLICATION_HOME -overwrite_domain=true
  6. ここまでの変更を有効にするために管理サーバーを再起動します。まずnmKillコマンドまたは管理コンソールで管理サーバーを停止し、次にnmStartコマンドで起動します。再起動の前に、管理コンソールを使用してドメイン内のすべての管理対象サーバーを停止します。続いて再起動後に、それらの管理対象サーバーを起動します。weblogicユーザーの資格証明を使用して管理コンソールにログインします。

16.3 MBeanを使用したシステム・レベルの設定の変更

高可用性を保証するために、Fusion Middleware Controlの「システム構成」ページを使用して、WebCenter Contentユーザー・インタフェースのシステム・レベルの構成設定を変更できます。このページの設定によってWebCenter Contentユーザー・インタフェースのMBeanがドメイン用に構成されます。

システム・レベルの設定をFusion Middleware Controlで変更する方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Captureの管理のシステム構成設定の変更に関する項を参照してください。

  1. 次のパラメータを変更します。

    • AdfScopeHaSupport = true

    • ClusterCompatible = true

    • TemporayDirectory=/u01/oracle/config/domains/WCCDomain/WCCUI_Cluster/tempdir

    • PropConnectionUrl=idc://wccinternal.example.com:6300

  2. 「適用」をクリックします。

  3. 「ADF構成」をクリックします。

  4. この「構成」画面で「操作」タブをクリックします。

  5. 保存と呼出しをクリックして構成を保存します。

16.4 WebCenter Contentユーザー・インタフェース・クラスタと使用するOracle HTTP Serverの構成

WebCenter Contentユーザー・インタフェース・クラスタを使用してOracle HTTP Serverを構成し、クラスタのフロントエンドHTTPホストおよびポートを設定し、ロード・バランサを介してアクセスを検証します。

このセクションでは、次のタスクについて説明します。

16.4.1 WLS_WCCUI管理対象サーバー用のOracle HTTP Serverの構成

WLS_WCCUI管理対象サーバー用にOracle HTTP Serverを構成する手順は次のとおりです。
  1. WEBHOST1およびWEBHOST2上の各Webサーバーで、ORACLE_INSTANCE/config/OHS/ohs1/moduleconf/wcc_vh.confおよびORACLE_INSTANCE/config/OHS/ohs2/moduleconf/wcc_vh.confファイルに次の行を追加します。
    # ADF UI
    <Location /wcc>
      WebLogicCluster WCCHOST1:16225,WCCHOST2:16225
      WLSRequest ON
      WLCookieName WCCSID
      WLProxySSL ON
      WLProxySSLPassThrough ON
    </Location>
    
    
  2. 両方のOracle HTTP Serverを再起動します

16.4.2 WebCenter Contentユーザー・インタフェース・クラスタのフロントエンドHTTPホストおよびポートの設定

CaptureクラスタのフロントエンドHTTPホストとポートを設定する手順は次のとおりです。
  1. WebLogic Server管理コンソールにログインします。
  2. 「チェンジ・センター」セクションに移動して、「ロックして編集」をクリックします。
  3. 左側の「ドメイン構造」ツリーの「環境」ノードを開きます。
  4. 「クラスタ」をクリックします。
  5. 「クラスタのサマリー」ページで、「WCCUI_Cluster」を選択します。
  6. 「HTTP」タブを開きます。
  7. 次の値を設定します。
    • フロントエンド・ホスト: wcc.example.com

    • フロントエンドHTTPSポート: 443

    • フロントエンドHTTPポート: 80

  8. 「保存」をクリックします。
  9. 管理コンソールの「チェンジ・センター」セクションで「変更のアクティブ化」をクリックします。
  10. サーバーを再起動して、クラスタ内のフロントエンド・ホスト・ディレクティブを有効にします。

16.4.3 ロード・バランサを介したアクセスの検証

URLを検証して、HTTPサーバーからWCCUI_Clusterへのルーティングとフェイルオーバーが適切に機能することを確認します。URLを検証する手順は次のとおりです。
  1. WLS_WCCUI2が稼動している状態で、WebLogic Server管理コンソールからWLS_WCCUI1を停止します。
  2. http://wcc.example.com/wccにアクセスし、正しく動作していることを確認します。(Captureサーバーが停止しているため、レポートやデータは取得できません。)
  3. WebLogic Server管理コンソールからWLS_WCCUI1を起動します。
  4. WebLogic Server管理コンソールでWLS_WCCUI2を停止します。
  5. http://wcc.example.com/wccにアクセスし、正しく動作していることを確認します。
クラスタ・ノードを検証できます。このクラスタ・ノードは、ロード・バランサを介してトラフィック・バランシングが行われ、再びWeb層を介してトラフィック・バランシングが行われた後で転送されるクラスタ・ノードです。

16.5 ワークフロー構成の完了

WebCenter Contentユーザー・インタフェースのワークフロー構成を完了するには、管理対象サーバーを再起動し、構成を確認する必要があります。UseDatabaseWfInQueue構成変数により、WebCenter Contentユーザー・インタフェースは、ユーザーに割り当てられたワークフローにフィルタを適用できるようになります。EmailNotificationType構成変数では、ワークフローとサブスクリプションが異なるコンテンツ・サーバー・ユーザー・インタフェースに含まれる場合に、通知電子メール内のリンクがポイントする先を指定します。この構成変数のデフォルト値は、NativeWebUIです。

ワークフロー構成を完了するには:
  1. WCCHOST1/ucm/cs/config/config.cfgファイルに、次のどちらかに設定されたEmailNotificationType変数が含まれていることを確認します。
    • WebCenter Contentユーザー・インタフェースのみをポイントするリンクを含む電子メールを生成する場合は、config.cfg内でEmailNotificationType=ContentUIを設定します。

    • WebCenter Contentユーザー・インタフェースとネイティブの11gユーザー・インタフェースの両方をポイントするリンクを含む電子メールを生成する場合は、config.cfg内でEmailNotificationType=ContentUI,NativeWebUIを設定します。

  2. WebLogic Serverの管理コンソールを使用して、コンテンツ・サーバーの管理対象サーバーを再起動します。
  3. 再起動後にコンテンツ・サーバーのホーム・ページに表示される、Click to complete workflow setupという警告をクリックします。

    コンテンツ・サーバーから返される、「キュー内のワークフローの設定が成功しました。」という成功メッセージを確認します。

  4. WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ドメインにWebLogic Serverの管理コンソールを使用して、WebCenter Contentユーザー・インタフェースの管理対象サーバーを再起動します。
ワークフローの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのマネージング』のワークフローの管理に関する項を参照してください。