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Oracle® Fusion Middlewareインフラストラクチャ・コンポーネントWLSTコマンド・リファレンス
12c (12.2.1.1)
E77234-01
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4.3 アプリケーション・メタデータ管理コマンド

表4-3のコマンドを使用して、アプリケーション・メタデータを管理します。


表4-3 アプリケーション・メタデータ・コマンド

使用するコマンド 用途 使用するWLST

deleteMetadata

アプリケーション・リポジトリのメタデータを削除します。

オンライン

exportMetadata

アプリケーションのメタデータをエクスポートします。

オンライン

importMetadata

アプリケーションのメタデータをインポートします。

オンライン

purgeMetadata

メタデータをパージします。

オンライン


4.3.1 deleteMetadata

コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ

WLSTでの使用: オンライン

説明

アプリケーション・リポジトリから選択されたドキュメントを削除します。バージョニングをサポートするリポジトリ(つまり、データベース・ベースのリポジトリ)に対してこのコマンドが実行される場合、削除は論理的に行われ、選択されたドキュメントのヒント・バージョン(最新バージョン)がMDSリポジトリ・パーティションで削除済としてマークされます。

メタデータは、別のリポジトリに移動される場合、削除する必要があります。この場合、メタデータをエクスポートした後、元のリポジトリのメタデータを削除できます。

構文

deleteMetadata(application, server, docs [, restrictCustTo] [, excludeAllCust]
 [, excludeBaseDocs] [, excludeExtendedMetadata] [, cancelOnException] [, applicationVersion] [, tenantName])

引数 説明
application

メタデータを削除するアプリケーションの名前。

server

このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。

docs

完全修飾ドキュメントまたはドキュメント名パターン、あるいはその両方のカンマ区切りのリスト。パターンには、ワイルドカード文字「*」および「**」を含めることができます。

アスタリスク(*)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表します。2つのアスタリスク(**)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表し、サブネームスペースのすべてのドキュメントも再帰的に含めます。

たとえば、「/oracle/*」は、「/oracle/」の中のすべてのドキュメントを含めますが、「/oracle/mds/」の中のドキュメントを含めません。

別の例では、「/oracle/**」は、「/oracle/」の下のすべてのドキュメントを含め、「/oracle/mds/」の下のドキュメントおよびネームスペース・チェーンの連続のドキュメントも含めます。

restrictCustTo

オプション。有効な値は、パーセント(%)またはカスタマイズ・レイヤー名のカンマ区切りのリストです。後者は、指定したカスタマイズ・レイヤーに一致するカスタマイズ・ドキュメントのみを削除するように、削除操作を制限するために使用されます。各カスタマイズ・レイヤー名には、オプションのカスタマイズ・レイヤー値と値のパターン(カンマ区切り)を大カッコで囲んで含めることができます。

この引数で使用できるパターンの詳細は、「共通名のパターン形式」を参照してください。

例:

restrictCustTo="user[scott]"
restrictCustTo="site[site1],user[scott]"
restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]"

この引数を指定しない場合、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているカスタマイズ・クラスのみが削除されます。adf-config.xmlでcust-config要素が宣言されていない場合、すべてのカスタマイズ・クラスが削除されます。

この引数の値としてパーセント(%)を指定すると、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズが削除されます。

すべてのカスタマイズまたは宣言されたカスタマイズのサブセットを削除するには、このオプションを使用します。このオプションを使用して、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスのカスタマイズを削除することもできます。

excludeAllCust

オプション。すべてのカスタマイズ・ドキュメントを削除するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。

この引数のデフォルトはfalseです。restrictCustToオプションをオーバーライドします。

excludeBaseDocs

オプション。ベース・ドキュメントを削除するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。

excludeExtendedMetadata

オプション。拡張されたメタデータ・ドキュメントを削除するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。

cancelOnException

オプション。例外が発生する場合削除操作を中止するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。中止すると、削除が対象ストアでサポートされる場合、ロールバックされます。この引数のデフォルトはtrueです。

applicationVersion

オプション。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。

tenantName

この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションでは、指定された値はいずれも無視されます。


次の例では、サーバーserver1にデプロイされたmdsAppからパッケージmypackageのメタデータ・ファイルを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadata(application='mdsapp',
           server='server1', docs='/mypackage/*')
Executing operation: deleteMetadata.
"deleteMetadata" operation completed. Summary of "deleteMetadata" operation is:
List of documents successfully deleted:
/mypackage/jobs.xml
/mypackage/mo.xml
/mypackage/mdssys/cust/site/site1/jobs.xml.xml
/mypackage/mdssys/cust/site/site1/mo.xml.xml
4 documents successfully deleted.

次の例では、サーバーserver1にデプロイされたmdsAppからパッケージmypackageのメタデータ・ファイルを削除し、拡張されたメタデータおよびすべてのカスタマイズを除外します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadata(application='mdsapp',
        server='server1', docs='/mypackage/*', cancelOnException='false',
        excludeExtendedMetadata='true',
        excludeAllCust='true')
Executing operation: deleteMetadata.
"deleteMetadata" operation completed. Summary of "deleteMetadata" operation is:
List of documents successfully deleted:
/mypackage/jobs.xml
/mypackage/mo.xml
2 documents successfully deleted.

次の例では、サーバーserver1にデプロイされたアプリケーションapp1からパッケージmypackageのテナントtenant1に属しているメタデータ・ファイルを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadata(application='app1', server='server1',
    docs='/mypackage/**', tenantName='tenant1')
Executing operation: deleteMetadata.
deleteMetadata" operation completed. Summary of "deleteMetadata" operation is:
List of documents successfully deleted:
/mypackage/jobs.xml
/mypackage/mdssys/cust/site/site1/jobs.xml.xml
/mypackage/mdssys/cust/site/site2/mo.xml.xml
/mypackage/mdssys/cust/user/user1/mo.xml.xml

4.3.2 exportMetadata

コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ

WLSTでの使用: オンライン

説明

アプリケーション・メタデータをエクスポートします。このコマンドおよびimportMetadataコマンドを使用して、アプリケーション・メタデータを、あるサーバー位置(たとえばテスト・システム)から別のサーバー位置(たとえば本番システム)に転送します。

このコマンドは、カスタマイズも含めてアプリケーション・メタデータをエクスポートします。ただし、デフォルトでは、adf.config.xmlのcust-config要素で定義されているカスタマイズ・クラスのカスタマイズのみがエクスポートされます。宣言されていないカスタマイズ・クラスのカスタマイズをエクスポートするには、restrictCustToオプションを使用します。

構文

exportMetadata(application, server, toLocation  [, docs]
  [, restrictCustTo] [, excludeCustFor] [, excludeAllCust] [, excludeBaseDocs]
  [, excludeExtendedMetadata] [, excludeSeededDocs]
  [, fromLabel][, toLabel] [, applicationVersion] [, remote] [, tenantName])

引数 説明
application

メタデータのエクスポート元となるアプリケーションの名前。

server

このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。

toLocation

ソース・パーティションから選択されたドキュメントの転送先となるターゲット・ディレクトリまたはアーカイブ・ファイル(.jar、.JAR、.zipまたは.ZIP)。ディレクトリにエクスポートする場合、そのディレクトリは、アプリケーションが物理的にデプロイされているローカル・ディレクトリかネットワーク・ディレクトリまたはファイルである必要があります。アーカイブにエクスポートする場合、アプリケーションが物理的にデプロイされているローカル・ディレクトリかネットワーク・ディレクトリまたはファイルにあるアーカイブ、あるいはコマンドが実行されているシステムにあるアーカイブを指定できます。

その場所がファイル・システムに存在しない場合、ディレクトリが作成されます。ただし、名前が.jar、.JAR、.zipまたは.ZIPで終わっている場合は、アーカイブ・ファイルが作成されます。そのアーカイブ・ファイルがすでに存在する場合、exportMetadata操作によりファイルが上書きされます。

この引数は、1つのサーバーから別のサーバーにメタデータを転送するときに一時ファイル・システムとして使用できます。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のメタデータのテスト・システムから本番システムへの移動に関する項を参照してください。

docs

オプション。完全修飾ドキュメントまたはドキュメント名パターン、あるいはその両方のカンマ区切りのリスト。パターンには、ワイルドカード文字「*」および「**」を含めることができます。

この引数は、デフォルトで/**に設定されます。この設定では、リポジトリ内のすべてのメタデータがエクスポートされます。

アスタリスク(*)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表します。2つのアスタリスク(**)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表し、サブネームスペースのすべてのドキュメントも再帰的に含めます。

たとえば、「/oracle/*」は、「/oracle/」の中のすべてのドキュメントを含めますが、「/oracle/mds/」の中のドキュメントを含めません。

「/oracle/**」は、「/oracle/」の中のすべてのドキュメントを含め、「/oracle/mds/」の中のすべてのドキュメントおよびネームスペース・チェーンの連続のドキュメントも含めます。

restrictCustTo

オプション。有効な値は、パーセント(%)またはカスタマイズ・レイヤー名のカンマ区切りのリストです。後者は、指定したカスタマイズ・レイヤーに一致するカスタマイズ・ドキュメントのみをエクスポートするように、エクスポート操作を制限するために使用されます。各カスタマイズ・レイヤー名には、オプションのカスタマイズ・レイヤー値と値のパターン(カンマ区切り)を大カッコで囲んで含めることができます。

この引数で使用できるパターンの詳細は、「共通名のパターン形式」を参照してください。

例:

restrictCustTo="user[scott]"
restrictCustTo="site[site1],user[scott]"
restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]"

この引数を指定しない場合、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているカスタマイズ・クラスのみがエクスポートされます。adf-config.xmlでcust-config要素が宣言されていない場合、すべてのカスタマイズ・クラスがエクスポートされます。

この引数の値としてパーセント(%)を指定すると、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズがエクスポートされます。

すべてのカスタマイズまたは宣言されたカスタマイズのサブセットをエクスポートするには、このオプションを使用します。このオプションを使用して、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスのカスタマイズをエクスポートすることもできます。

excludeAllCust引数も指定すると、この引数は無視されます。

excludeCustFor

オプション。指定したカスタマイズ・レイヤーに一致するカスタマイズ・ドキュメントをエクスポートから除外するように、エクスポート操作を制限するために使用するカスタマイズ・レイヤー名のカンマ区切りのリスト。

excludeAllCust引数も指定すると、この引数は無視されます。

excludeAllCust

オプション。すべてのカスタマイズ・ドキュメントをエクスポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。この引数は、restrictCustToおよびexcludeCustFor引数をオーバーライドします。

excludeBaseDocs

オプション。ベース・ドキュメントをエクスポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。

excludeExtendedMetadata

オプション。拡張されたメタデータ・ドキュメントをエクスポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。

excludeSeededDocs

オプション。すべてのドキュメントをエクスポートするか、非シード・ドキュメントのみをエクスポートするかを指定するブール値(trueまたはfalse)。シード・ドキュメントとは、MARでパッケージ化されているドキュメントです。

シード・ドキュメントを除外するには、trueを指定します。

デフォルトはfalseです。

fromLabel

オプション。このラベルに関連付けられているソース・パーティションからドキュメントを転送します。

toLabel

オプション。ソース・パーティションからfromLabelとtoLabelの間にデータを転送するために、fromLabelと連携して動作します。

applicationVersion

オプション。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。

remote

オプション。アーカイブ・ファイルを、アプリケーションがデプロイされている場所に書き込むか(false)、コマンドが実行されているシステムに書き込むか(true)を指定するブール値(trueまたはfalse)。

デフォルトはfalseです。

tenantName

この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションでは、指定された値はいずれも無視されます。


次の例では、サーバーserver1にデプロイされたアプリケーションmdsappからすべてのメタデータ・ファイルをエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportMetadata(application='mdsapp', 
               server='server1',toLocation='/tmp/myrepos',docs='/**')
Location changed to domainRuntime tree. This is a read-only tree with DomainMBean as the root.
For more help, use help(domainRuntime)
Executing operation: exportMetadata.
"exportMetadata" operation completed. Summary of "exportMetadata" operation is:
List of documents successfully transferred:
/mypackage/write.xml
/mypackage/write1.xml
/sample1.jspx

次の例では、ラベルlabel1からラベルlabel2にレイヤーuserの中のベース・ドキュメントを除いてカスタマイズ・ドキュメントのみをエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportMetadata(application='mdsapp',
                       server='server1',toLocation='/tmp/myrepos',
                       restrictCustTo='user',
                       excludeBaseDocs='true',
                       fromLabel='label1',
                       toLabel='label2',
                       applicationVersion='11.1.1')
List of documents successfully transferred:
/mypackage/mdssys/cust/user/user1/write1.xml.xml
/mypackage/mdssys/cust/user/user2/write2.xml.xml
2 documents successfully transferred.

4.3.3 importMetadata

コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ

WLSTでの使用: オンライン

説明

アプリケーション・メタデータをインポートします。exportMetadataコマンドおよびこのコマンドを使用して、アプリケーション・メタデータを、あるサーバー位置(たとえばテスト・システム)から別のサーバー位置(たとえば本番・システム)に転送します。

構文

importMetadata(application, server, fromLocation  [, docs]
 [, restrictCustTo] [, excludeAllCust] [, excludeBaseDocs]
 [, excludeExtendedMetadata] [, excludeUnmodifiedDocs] 
  [, cancelOnException] [, applicationVersion] [, remote] [, tenantName])

引数 説明
application

メタデータをインポートするアプリケーションの名前。

server

このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。

fromLocation

転送するドキュメントの選択元となるソース・ディレクトリまたはアーカイブ・ファイル。ディレクトリにエクスポートした場合、そのディレクトリは、アプリケーションが物理的にデプロイされているローカル・ディレクトリかネットワーク・ディレクトリまたはファイルである必要があります。アーカイブにエクスポートした場合、アプリケーションが物理的にデプロイされているローカル・ディレクトリかネットワーク・ディレクトリまたはファイルにあるアーカイブ、あるいはコマンドが実行されているシステムにあるアーカイブを指定できます。

この引数は、1つのサーバーから別のサーバーにメタデータを転送するときに一時ファイル・システム場所として使用できます。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のメタデータのテスト・システムから本番システムへの移動に関する項を参照してください

docs

オプション。完全修飾ドキュメントまたはドキュメント名パターン、あるいはその両方のカンマ区切りのリスト。パターンには、ワイルドカード文字「*」および「**」を含めることができます。

この引数は、デフォルトで/**に設定されます。この設定では、リポジトリ内のすべてのドキュメントがインポートされます。

アスタリスク(*)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表します。2つのアスタリスク(**)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表し、サブネームスペースのすべてのドキュメントも再帰的に含めます。

たとえば、「/oracle/*」は、「/oracle/」の中のすべてのドキュメントを含めますが、「/oracle/mds/」の中のドキュメントを含めません。

「/oracle/**」は、「/oracle/」の中のすべてのドキュメントを含め、「/oracle/mds/」の中のすべてのドキュメントおよびネームスペース・チェーンの連続のドキュメントも含めます。

restrictCustTo

オプション。有効な値は、パーセント(%)またはカスタマイズ・レイヤー名のカンマ区切りのリストです。後者は、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスを含めて、指定したカスタマイズ・レイヤーに一致するカスタマイズ・ドキュメントのみをインポートするように、インポート操作を制限するために使用されます。各カスタマイズ・レイヤー名には、オプションのカスタマイズ・レイヤー値と値のパターン(カンマ区切り)を大カッコで囲んで含めることができます。

この引数で使用できるパターンの詳細は、「共通名のパターン形式」を参照してください。

例:

restrictCustTo="user[scott]"
restrictCustTo="site[site1],user[scott]"
restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]"

この引数を指定しない場合、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているカスタマイズ・クラスのみがインポートされます。adf-config.xmlでcust-config要素が宣言されていない場合、すべてのカスタマイズ・クラスがインポートされます。

この引数の値としてパーセント(%)を指定すると、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズがインポートされます。

すべてのカスタマイズまたは宣言されたカスタマイズのサブセットをインポートするには、このオプションを使用します。このオプションを使用して、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスのカスタマイズをエクスポートすることもできます。

excludeAllCust引数も指定すると、この引数は無視されます。

excludeAllCust

オプション。すべてのカスタマイズ・ドキュメントをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。この引数は、restrictCustTo引数をオーバーライドします。

excludeBaseDocs

オプション。ベース・ドキュメントをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。

excludeExtendedMetadata

オプション。拡張されたメタデータ・ドキュメントをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。

excludeUnmodifiedDocs

オプション。変更されたドキュメントのみをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。

trueを指定すると、変更されたドキュメントのみがインポートされます。

デフォルトはfalseです。

cancelOnException

オプション。例外が発生した場合インポート操作を中止するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。

デフォルトは、trueです。

applicationVersion

オプション。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。

remote

オプション。アーカイブ・ファイルが、アプリケーションがデプロイされている場所にあるか(false)、コマンドが実行されているシステム上にあるか(true)を指定するブール値(trueまたはfalse)。

デフォルトはfalseです。

tenantName

この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションでは、指定された値はいずれも無視されます。


次の例では、サーバーserver1にデプロイされたアプリケーションmdsappに、/tmp/myreposで使用可能なすべてのメタデータをインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importMetadata(application='mdsapp', server='server1',
                             fromLocation='/tmp/myrepos',docs="/**")
Executing operation: importMetadata.
"importMetadata" operation completed. Summary of "importMetadata" operation is:
List of documents successfully transferred:
/app1/jobs.xml
/app1/mo.xml
2 documents successfully transferred.

4.3.4 purgeMetadata

コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ

WLSTでの使用: オンライン

説明

アプリケーションのリポジトリから、ラベルのないドキュメントの古い(ヒント以外の)バージョンをパージします。存続期間(olderThan引数)に基づいて、ラベルのない期限切れのドキュメントはすべてパージされます。このコマンドは、バージョニングをサポートするリポジトリ(つまり、データベース・ベースのリポジトリ)にのみ適用できます。

構文

purgeMetadata(application, server, olderThan [, applicationVersion])

引数 説明
application

パージ 操作が実行されるリポジトリでのパーティションを識別するために使用されるアプリケーションの名前。

server

このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。

olderThan

この値(秒単位)よりも古いドキュメント・バージョンがパージされます。最大値は2147483647秒です。

applicationVersion

オプション。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。


次の例では、バージョンが10秒よりも古い場合、サーバーserver1にデプロイされたアプリケーションmdsappのドキュメント・バージョン履歴をパージします。

wls:/weblogic/serverConfig> purgeMetadata('mdsapp', 'server1', 10)
Executing operation: purgeMetadata.
Metadata purged: Total number of versions: 10.
Number of versions purged: 0.