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Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成
12c (12.2.1.1)
E77345-01
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4 インフラストラクチャ・ドメイン構成後の次の手順

このトピックでは、新規に作成したOracle Fusion Middleware Infrastructureドメインで実行する必要がある共通のタスクについて説明します。

この項には次のトピックが含まれます:

4.1 新規ドメインに対する基本的な管理タスク

新しく作成したドメインに対して実行できる、一連の共通の管理タスクがあります。


表4-1 新しいドメインの基本的な管理タスク

タスク 説明 詳細

Fusion Middleware管理ツールについての学習

環境の管理に使用できる各種ツールについて理解します。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middleware管理ツールの概要に関する項。

製品およびサーバーの起動と停止

Oracle Fusion Middleware(管理サーバー、管理対象サーバー、コンポーネントを含む)起動と停止の方法について学習します。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する項。

Secure Sockets Layer (SSL)の構成

Oracle Fusion Middlewareコンポーネント間のSSLを使用したセキュアな通信の設定方法について学習します。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion MiddlewareでのSSL構成に関する項。

Oracle Fusion Middlewareのモニタリング

Oracle Fusion Middlewareコンポーネントのステータスを追跡する方法を学習します。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middlewareの監視に関する項。

バックアップとリカバリの手順の理解

Oracle Fusion Middlewareのバックアップとリカバリの推奨手順について学習します。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』のバックアップとリカバリの概要に関する項。


4.2 新規ドメインに対するその他のドメイン構成タスク

次の表に、新しく作成したドメインに対して実行できる、追加の管理タスクを示します。


表4-2 追加のドメイン構成タスク

タスク 説明 詳細

アプリケーションのデプロイ

アプリケーションをOracle Fusion Middlewareにデプロイする方法を学習します。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』のアプリケーションのデプロイに関する項。

ドメインへのWeb層のフロントエンドの追加

OracleのWeb層でWebページ(静的と動的)をホストし、組込みのクラスタ、ロード・バランシングおよびフェイルオーバーの機能とともにセキュリティと高パフォーマンスを実現します。特にWeb層にはOracle HTTP Serverが含まれます。

『Oracle HTTP Serverのインストールと構成』のOracle HTTP ServerをWebLogic Serverドメインにインストールして構成する手順に従います。

また、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の同じドメインへの複数製品のインストールに関する項の重要な情報も参照してください。

トポロジに対するCoherenceのチューニングと構成

標準インストール・トポロジには、記憶域が有効な管理対象Coherenceサーバーが含まれるCoherenceクラスタがあります。この構成はCoherenceの使用には適切な出発点ですが、特定の要件によっては、本番環境でのパフォーマンスを向上させるためにCoherenceをチューニングして再構成することを検討してください。

Coherenceクラスタの詳細は、『Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』のCoherenceクラスタの構成および管理に関する項を参照してください。

Coherenceのチューニングの詳細は、『Oracle Coherenceの管理』を参照してください。

CoherenceにおけるHTTPセッション・データの格納の詳細は、『Oracle Coherence*WebでのHTTPセッション・マネージメントの管理』のWebLogicサーバーでのCoherence*Webの使用に関する項を参照してください。

Coherenceアプリケーションの作成とデプロイの詳細は、『Oracle WebLogic Server Oracle Coherenceアプリケーションの開発 』を参照してください。


4.3 高可用性の構成タスク

ご使用の標準的なインストール環境を可用性が高まるようにスケールアウトする場合に、実行するタスクの一覧が示されています。


表4-3 高可用性向けの環境の準備に必要なタスク

タスク 説明 詳細

ノード・マネージャの構成

ノード・マネージャを使用して、リモート位置から管理サーバー・インスタンスと管理対象サーバー・インスタンスを起動、シャットダウンおよび再起動できます。ノード・マネージャは、高可用性の環境のための主要なユーティリティです。

Oracle WebLogic Server ノード・マネージャの管理

複数のホスト・コンピュータへのスケール・アウト

高可用性を有効にするには、他のホストコンピュータへのフェイルオーバーの機能を実現することが重要です。あるコンピュータが停止しても、環境はデプロイ済アプリケーションのコンシューマに、サービス提供を続けることができます。

『高可用性ガイド』のトポロジのスケール・アウト(マシン・スケールアウト)に関する項。

Web層コンポーネントの高可用性の構成

Web層フロントエンドを追加した場合は、WebLogic Serverソフトウェアと同様にWeb層を高可用性構成にする必要があります。

『高可用性ガイド』のWeb層コンポーネントの高可用性の構成に関する項。

フロントエンドのロード・バランサの設定

ロード・バランサを使用して、リクエストを複数のサーバーでより均等に分散できます。

『高可用性ガイド』の高可用性環境におけるサーバーのロード・バランシングに関する項とロード・バランサの構成に関する項。