Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成 12c (12.2.1.1) E77345-01 |
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この項では、次の項目について説明します。
Fusion Middleware Infrastructureドメインを構成する前に、このOracle Fusion Middlewareリリースで使用する動作保証されたデータベースに、次のスキーマをインストールする必要があります。
メタデータ・サービス(MDS)
監査サービス(IAU)
監査サービスへの追加(IAU_APPEND)
監査サービス・ビューア(IAU_VIEWER)
OPSS (Oracle Platform Security Services)
ユーザー・メッセージング・サービス(UMS)
WebLogicサービス(WLS)
サービス表(STB)
データベース・スキーマを作成するには、この項で説明する手順を実行します。
/oracle_common/bin
ディレクトリからRCUを起動します。動作保証されたデータベースをインストールして構成し、稼働中であることを確認します。
詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の「データベースおよびデータベース・スキーマのインストール」を参照してください。
Oracle Fusion Middleware Infrastructureドメインにスキーマを作成するには、この一連の手順に従います。
データベースでDBAアクションを実行する権限を持っている場合は、「リポジトリの作成」画面で「システム・ロードおよび製品ロード」を選択します。
(このドキュメントの手順では、必要な権限があることを想定しています。)
DBAアクションを実行するために必要な権限を持っていない場合は、「システム・ロードに対するスクリプトの準備」を選択します。このオプションによってSQLスクリプトが生成され、それをデータベース管理者が使用します。リポジトリ作成ユーティリティを使用したスキーマの作成のシステム・ロードおよび製品ロードの理解に関する項を参照してください。
ヒント:
この画面の選択内容の詳細は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』でリポジトリの作成に関する項を参照してください。
「データベース接続の詳細」画面に、データベースに接続するためのRCUに関するデータベース接続の詳細を入力します。
ダイアログ・ウィンドウの「次へ」をクリックし、次に「OK」をクリックして、データベースの接続が成功したことを確認します。
この画面の選択内容の詳細は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』でデータベース接続の詳細に関する説明を参照してください。
「コンポーネントの選択」画面で、スキーマに使用するカスタム接頭辞を指定した後、「AS共通スキーマ」を選択します。
このセクションのすべてのスキーマが自動的に選択されます。カスタム接頭辞は、これらのスキーマをこのドメインで論理的にまとめてグループ化します。
ヒント:
カスタム接頭辞の詳細は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のカスタム接頭辞の理解に関する項を参照してください。
マルチドメイン環境のスキーマを構成する方法の詳細は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』でスキーマの作成計画に関する項を参照してください。
入力したカスタム接頭辞を書き留めてください。この接頭辞はドメインの作成時に必要になります。
ダイアログ・ウィンドウの「次へ」をクリックし、次に「OK」をクリックして、スキーマ作成の前提条件チェックが成功したことを確認します。
スキーマのパスワードをデータベースに設定する方法を指定してから、パスワードの指定と確認を行います。
この画面で設定するパスワードを書き留めてください。これはドメインの作成時に必要になります。
この項では、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成方法を説明します。
ドメイン作成のその他の方法の詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のWebLogicドメインの作成、拡張および管理のためのその他のツールに関する項を参照してください。
WebLogicドメインを構成するには、次の手順を実行します。
ORACLE_HOME
/oracle_common/common/bin
ディレクトリに移動し、WebLogic Server構成ウィザードを起動します。ドメインの構成を開始するには、ORACLE_HOME
/oracle_common/common/bin
ディレクトリに移動し、WebLogic Server構成ウィザードを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
./config.sh
Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合:
config.cmd
Windowsオペレーティング・システムでは、「スタート」から、「すべてのプログラム」→「Oracle」→「OracleHome」の順で選択して、構成ウィザードを起動することもできます。「WebLogic Server 12c (12.2.バージョン
)」→「ツール」→「構成ウィザード」を選択します。
ドメインの作成および構成に加え、この手順を使用して既存ドメインを拡張することができます。設定が手順の内容と異なる場合、必要に応じて選択を変更するか、サポートされているドキュメントで詳細を確認します。
複数の製品を単一のドメインで構成するには、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』で同じドメインにおける複数製品のインストールに関する項を参照してください。
ドメイン・ホーム・ディレクトリの場所(Oracleホーム・ディレクトリの外部が最適)を選択する必要があります。
ドメイン・タイプおよびドメインのホーム・ディレクトリを指定するには、次のようにします。
『Oracle Fusion Middlewareコンセプトの理解』のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリとはに関する項のディレクトリ構造に従って、ドメイン・ホームを配置することをお薦めします。ドメイン・ホームは、Oracleホーム・ディレクトリの外部にあります。このディレクトリ構造は、ソフトウェアをアップグレードまたは再インストールする場合に問題を回避するのに役立ちます。
ヒント:
ドメイン・ホーム・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のドメイン・ホームの選択に関する項を参照してください。
ソフトウェアの再インストールの詳細は、「ソフトウェアの再インストールについて」を参照してください。
この画面に示されるその他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の構成タイプに関する項を参照してください。
ドメイン・テンプレートでは、管理サーバー、クラスタ、サーバー、アプリケーション、サービス、セキュリティ・オプションおよびその他のオプションなど、WebLogicドメイン内のリソース一式が定義されます。
「テンプレート」画面では、「製品テンプレートを使用してドメインを作成」が選択されていることを確認し、次のテンプレートを選択します。
Oracle Enterprise Manager - 12.2.1.1.0 [em]]
このテンプレートを選択すると、次の依存性が自動的に選択されます。
Oracle JRF - 12.2.1.1.0 [oracle_common]
WebLogic Coherenceクラスタの拡張 - 12.2.1.1.0 [wlserver]
Oracle WSM Policy Manager - 12.2.1.1.0 [oracle_common]
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のテンプレートに関する項を参照してください。
「アプリケーションの場所」画面で、ドメインに関連付けられたアプリケーションを格納する場所を選択します。この場所は、アプリケーション・ホームディレクトリと呼ばれます。
『Oracle Fusion Middlewareコンセプトの理解』のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリとはに関する項のディレクトリ構造に従って、アプリケーション・ホームを配置することをお薦めします。Oracleホーム・ディレクトリの外部にアプリケーション・ホームを作成することをお薦めします。このディレクトリ構造は、ソフトウェアをアップグレードまたは再インストールする場合に問題を回避するのに役立ちます。
ヒント:
アプリケーション・ホーム・ディレクトリの詳細は、Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングのアプリケーション・ホームの選択に関する項を参照してください。
ソフトウェアの再インストールの詳細は、「ソフトウェアの再インストールについて」を参照してください。
この画面に示されるオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のアプリケーションの場所に関する項を参照してください。
「管理者アカウント」画面では、ドメインに対するデフォルトのWebLogic管理者アカウントのユーザー名とパスワードを指定します。
設定したユーザー名およびパスワードを書き留めておくことをお薦めします(これらの資格証明は、後でドメインの管理サーバーを起動して接続する際に必要になります)。
「ドメイン・モードおよびJDK」画面を使用して、ドメイン・モードおよびJava Development Kit (JDK)を指定します。
「ドメイン・モード」フィールドで、「本番」を選択します。
「JDK」フィールドで「Oracle Hotspot JDK」を選択します。
「本番モード」を選択して、環境に高いセキュリティを付与します。これを実行する場合、アプリケーションのデプロイおよび管理サーバーの起動にはユーザー名とパスワードが必要です。
ヒント:
開発モードと本番モードの違いなど、この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のドメイン・モードとJDKに関する項を参照してください。
本番モードでは、起動アイデンティティ・ファイルを作成して、管理サーバーの起動時に必要な資格証明の入力を省略できます。『Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』の管理サーバーの起動IDファイルの作成に関する項を参照してください。
「データベース構成タイプ」画面を使用して、データベースとデータベース・スキーマの詳細を指定します。
「RCUデータ」を選択して、この画面に示されるフィールドをアクティブ化します。「RCUデータ」オプションは、構成ウィザードにデータベースとサービス表(STB)スキーマに接続して、ドメインの構成に必要なスキーマに関するスキーマ情報を自動的に取得するように指示します。
注意:
この画面で「手動構成」を選択した場合、「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面で、スキーマのパラメータを手動で入力する必要があります。
フィールド | 説明 |
---|---|
DBMS/サービス |
データベースのDBMS名(サービス・タイプ・ドライバを選択している場合はサービス名)を入力します。 |
ホスト名 |
データベースをホストするサーバーの名前を入力します。 |
ポート |
データベースがリスニングするポート番号を入力します。 |
スキーマ所有者 スキーマ・パスワード |
データベースのサービス表スキーマに接続するためのユーザー名とパスワードを入力します。これはRCUの「スキーマ・パスワード」画面でサービス表コンポーネントに入力したスキーマ(「データベース・スキーマの作成」を参照)のユーザー名およびパスワードです。 デフォルトのユーザー名はprefix |
データベース接続情報の指定を完了したら、「RCU構成の取得」をクリックします。「接続結果ログ」の次の出力は、構成が成功したことを示しています。
Connecting to the database server...OK Retrieving schema data from database server...OK Binding local schema components with retrieved data...OK Successfully Done.
ヒント:
「RCUデータ」オプションの詳細は、リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のサービス表スキーマの理解に関する項を参照してください。
この画面のその他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のデータ・ソース・デフォルトに関する項を参照してください
「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面を使用して、データベース・スキーマの詳細を確認または指定します。
「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面に示される値が、すべてのスキーマに対して適切であることを確認します。前の画面で「RCUデータ」を選択した場合、スキーマ表はすでに適切に移入されている必要があります。
ヒント:
Oracle RACデータベースのデータ・ソースを高可用性環境で構成するには、『高可用性ガイド』の次のトピックを参照してください。
「Oracle RACを使用したGridLinkデータ・ソースの構成」
「マルチ・データ・ソースの構成」
この画面に示されるその他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のJDBCコンポーネント・スキーマに関する項を参照してください。
「JDBCコンポーネント・スキーマ・テスト」画面を使用して、構成したデータソース接続をテストします。
「ステータス」列に示される緑色のチェック・マークは、テストが成功したことを表します。問題が発生した場合は、この画面の「接続結果ログ」セクションに示されるエラー・メッセージを確認し、問題を修正してから接続テストを再試行してください。
ヒント:
この画面に示されるその他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のコンポーネント・スキーマのテストに関する項を参照してください。
「拡張構成」画面を使用して、ドメイン構成を完了します。
ドメイン構成を完了するには、次のオプションを選択します。
管理サーバー
ノード・マネージャ
トポロジ
管理対象サーバーとクラスタを構成し、マシンを構成して管理対象サーバーをマシンにターゲット設定するために必要です。
ヒント:
動的クラスタを構成するには、次を参照してください。
『Oracle WebLogic Serverの理解』の動的クラスタの概要に関する項。
『Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』の動的クラスタの作成に関する項。
次を選択する必要はありません。
ドメイン・フロントエンド・ホストのキャプチャ
デプロイメントとサービス
JMSファイル・ストア
「管理サーバー」画面を使用して、ホストのIPアドレスを選択します。
「リスニング・アドレス」の隣にあるドロップダウン・リストを選択し、管理サーバーが存在するホストのIPアドレスを選択します。「すべてのローカル・アドレス」を使用しないでください。
「ノード・マネージャ」画面を使用して、構成するノード・マネージャのタイプおよびノード・マネージャ資格証明を選択します。
「ノード・マネージャ・タイプ」に「ドメインごとのデフォルトの場所」を選択し、ノード・マネージャ資格証明を指定します。
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のノード・マネージャに関する項を参照してください。
ノード・マネージャのタイプの詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』のノード・マネージャの概要に関する項を参照してください。
この画面で、管理対象サーバーを作成します。
新しい管理対象サーバーを2つ作成するには、次のようにします。
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の管理対象サーバーに関する項を参照してください。
新しいクラスタを作成するには、次のようにします。
infra_cluster_1
を入力します。デフォルトでは、クラスタ内のサーバー・インスタンスは、ユニキャストを使用して相互に通信します。クラスタ通信を変更してマルチキャストを使用する場合は、『Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』のユニキャストまたはマルチキャストの選択についての考慮事項に関する項を参照してください。
Fusion Middleware Controlを使用して新しいクラスタを作成し、クラスタの作成手順の中でクラスタ通信(ユニキャストまたはマルチキャスト)を構成できます。詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのクラスタの作成と構成に関する項を参照してください
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のクラスタに関する項を参照してください。
infra_server_1
およびinfra_server_2
を新規クラスタinfra_cluster_1
に割り当てるには、「サーバーのクラスタへの割当」画面を使用します。
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のサーバーのクラスタへの割当に関する項を参照してください。
「Coherenceクラスタ」画面で、ドメインに自動的に追加されるCoherenceクラスタを構成します。Coherenceクラスタのリスニング・ポートとして、デフォルトのポート番号の0をそのまま使用します。
注意:
ユニキャストのリスニング・ポートを0に設定すると、管理対象サーバーの各ポート番号にオフセットが作成されます。このオフセットは5000です。つまり、管理対象サーバーのポート番号として割当て可能な最大許容値は、65535ではなく60535になります。
Coherenceの構成方法の詳細と、この後の手順は、表4-2を参照してください。Coherenceのライセンス情報については、のOracle Coherenceに関する項を参照してください。
「マシン」画面を使用して、ドメインに新しいマシンを作成します。次の画面で、このマシンにサーバーを割り当てます。
ヒント:
高可用性環境を作成する予定があり、ターゲット・トポロジで必要なマシンのリストを把握している場合、この項の指示に従って、すべてのマシンをこの時点で作成できます。詳細は、『高可用性ガイド』のオプションのスケール・アウト手順に関する項を参照してください。
ドメイン内に新しいマシンを作成するには、次のようにします。
注意:
既存のドメインを拡張する場合は、既存のマシンにサーバーを割り当てることもできます。特に必要がないかぎり、新しくマシンを作成する必要はありません。
ヒント:
これらのオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のマシンに関する項を参照してください。
この画面で、先ほど作成したマシンにドメイン・サーバーを割り当てます。
管理サーバーと管理対象サーバーを新しいマシンに割り当てるには、次のようにします。
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のサーバーのマシンへの割当てに関する項を参照してください。
WebLogic Server Multitenant (MT)環境がある場合は、「仮想ターゲット」画面を使用して、仮想ターゲットを追加または削除します。このインストール(WebLogic Server MT環境ではない)では、値を入力せずに、単に「次」を選択します。
仮想ターゲットの詳細は、構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のパーティションへの仮想ターゲットの割当を参照してください。
「パーティション」画面を使用して、WebLogic Server Multitenant (MT)環境の仮想ターゲットのパーティションを構成します。オプションを選択せずに、「次」を選択します。
「パーティション」画面の詳細は、構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のパーティションを参照してください。
「構成サマリー」画面には、これから作成するドメインの構成情報の詳細が示されます。アイテムを確認し、正しいかどうか確認します。
変更が必要な場合は、「戻る」ボタンを使用するか、ナビゲーション・ペインで画面を選択することで、任意の画面に戻れます。
ドメイン作成は、「作成」をクリックするまでは開始されません。
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の構成サマリーに関する項を参照してください。
サーバー・グループは、定義されたアプリケーション・サービス・グループをそれぞれに定義されたサーバー・グループにマッピングすることで、Fusion Middlewareアプリケーションおよびサービスを1つ以上のサーバーにターゲット設定します。
アプリケーションのサービスをサーバー・グループにマップすると、そのグループに割り当てられたすべてのサーバーが自動的にターゲットに設定されます。詳細は、『ドメイン・テンプレート・リファレンス』のアプリケーション・サービス・グループ、サーバー・グループおよびアプリケーション・サービス・マッピングに関する項を参照してください。
注意:
WSM-CACHE-SVRサーバー・グループは、Oracle Web ServicesのNonceキャッシュを自動的に構成し、ほとんどのアプリケーションに適しています。Nonceは、SOAPリクエストで1回のみ使用できる一意の番号で、リプレイ攻撃を防止します。Nonceキャッシュは、Webサービス・アプリケーションを実行する管理対象サーバーの追加された台数に合せて変化します。
高度なキャッシュ構成の詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のOracle CoherenceによるNonceのキャッシュに関する項を参照してください。
構成が完了したら、次の手順を実行して、ドメインを管理するツールにアクセスします。
注意:
ドメイン管理に使用するツールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middleware管理ツールの概要に関する項を参照してください。
構成が完了したら、次の手順を実行して、ノード・マネージャを起動します。
ドメインごとのノード・マネージャを起動するには、DOMAIN_HOME
/bin
ディレクトリに移動します。
UNIXオペレーティング・システムでは、次に示すようにnohup
とnm.out
をサンプル出力ファイルとして使用します。
nohup ./startNodeManager.sh > nm.out&
Windowsオペレーティング・システムの場合は、次のコマンドを実行します。
startNodeManager.cmd
Windowsオペレーティング・システムでは、ノード・マネージャをスタートアップ・サービスとして、ノード・マネージャを構成することをお薦めします。これによって、システムが再起動されるたびにノード・マネージャが自動的に起動します。詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』の起動サービスとしてのノード・マネージャの実行に関する項を参照してください。
ノード・マネージャの追加の構成オプションの詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』を参照してください。
構成を終了した後、管理サーバーを起動して、ドメインを管理する必要があります。
管理サーバーを起動するには、次の手順を実行します。
UNIXオペレーティング・システムでは、DOMAIN_HOME
/bin
ディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
./startWebLogic.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合は、次のコマンドを実行します。
startWebLogic.cmd
「本番モード」を「ドメイン・モードとJDKの指定」の「ドメイン・モードおよびJDK」画面で選択した場合、管理者のユーザー・ログインの資格証明を求められます。「管理者アカウントの構成」の「管理者アカウント」画面で、これらを指定しています。
ヒント:
管理サーバーの起動の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』で管理サーバーの起動と停止に関する項を参照してください。
本番モードでは、起動アイデンティティ・ファイルを作成して、管理サーバーの起動時に必要な資格証明の入力を省略できます。『Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』の管理サーバーの起動IDファイルの作成に関する項を参照してください。
管理サーバーが起動されて稼働中であることを確認するには、管理サーバー・コンソールを開いてください。URLは、「ドメイン名と管理サーバーURLの記録」の「構成に成功しました」画面に表示されたものです。
注意:
製品スキーマをホストしているデータベースが稼働中であり、管理サーバーからアクセスできることを確認してください。
http://administration_server_host:administration_server_port/console
デフォルトの管理サーバーのポート番号は7001
です。
管理コンソールの使用方法については、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle WebLogic Server管理コンソールの使用のスタート・ガイドに関する項を参照してください。
ドメインが正しく構成されたことを確認することをお薦めします。
構成を確認するには、新規ドメインに対する基本的な管理タスクを参照してください。この項で説明するタスクをよく理解して、実行してください。